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Drinking Again

OYAZI DIARY Ⅱ 断崖絶壁編

異常な気象

2004-10-21 | et cetera
うへえ、また台風ですぜ、ダンナ。
というわけで九州には今年で12個目か13個目かの台風接近だあ。あした山形県に行くのに飛行機飛ぶんだろうか。

台風情報はここがお勧め。動画を見ると、台風のエキサイティングな動きがバッチリ。

テレビの台風情報は、あれは絶対みんな嬉しがってるんで、アブないのがキタキタキター!ってはしゃいでますよね。わざわざ危ない場所に行かせて、こんなに風雨が強いですとやっているのは、子供が高い橋の欄干にのぼって、どうだ危ないだろうスゴイだろうとやってるのと同じ精神構造だな。
人の悪口は言えないんで、こっちもやっぱり荒れ狂う風や波の映像を見てスゴイナーと思いたいし、台風っていうのは昔から妙に気分を高揚させてくれる。でも今年の台風でわざわざ港に波を見に行ってさらわれた人がいたけど、それはあなた自業自得ですって。同情の余地なし。まあ一度女性アナあたりが波にさわられたり、飛んで来た看板が頭にぶっつかるなんてところを見てみたいものです。
実際に亡くなったり行方不明になったり、被害にあった人から言わせればとんでもない話だけど。

最近の怪獣映画は見てないからわからないけど、昔の怪獣映画で、ゴジラとかモスラのイメージ、あれは絶対台風のイメージが強く影響していましたね。
特に日本に接近するときの描き方はそのまんまで、南の海で産まれた巨大で凶暴なものが進路をどうやら日本の方向にとり、沖縄を通り過ぎ、今博多湾に上陸しました、大阪城を破壊しました、東海方面を混乱に陥れつつ徐々に北上を続けてますとか、映画の中のテレビでアナウンサーが言ってました。
毎年毎年、日本にばっかり怪獣が来るわけないだろと、怪獣映画を馬鹿にする年頃になってから思ったけど、モデルになる台風は毎年来ていたわけですね。

それにしてもこんなにも多いのは、やっぱり異常気象としかいいようがない。
昔の物話では、よく政治が乱れたとき天変地異が起こったり、逆に政治が乱れる前兆として天変地異が起こったりって書いてありますね。たとえば三国志の最初の方とか、日本でもそんな物語がけっこうあったかと思います。
爆弾予告といい、台風の異常発生といい、なんだか私はそういうことを思い起します。
もちろんなんの合理的理由もないんですが、そういう現象が人心を不安にさせ、時の権力基盤を動揺させるということは過去実際にあったでしょうね。
いずれにしろ、こういう現象が続くのはいやな感じです。

異常な事件

2004-10-20 | et cetera
中国大明火鍋城のある早良区藤崎駅というのは、福岡市営の地下鉄の駅。
この店に行った次の日の日曜日の夕方、仕事からの帰りでこの駅に着いたとたん、「姪浜駅で爆弾予告がありました。現在警察が調べていますので、しばらく停車します」というアナウンス。

姪浜駅というのは藤崎駅から2つ隣の駅。
福岡ではここ最近、銀行や学校への爆弾予告事件が続いていて、たぶんイタズラだと思うけど、万が一ということがあるから、駅や警察が放置するわけにはいかないのは当然である。

まさか自分が乗っている地下鉄でそんなことが起こるとは思っていなかったので、意外な気はしたけれど、あまりびっくりはしなかった。他の乗客も「おいおい、いい加減にしてくれよ~」という雰囲気。

考えてみれば、これは異常なことなのかもしれない。
爆弾予告はもちろん異常な行為だけど、それよりも、それにあまり驚かない自分たちというのもなんだかおかしい。

10年前ならこんな事件が身の回りで起こることは考えられなかった。
それが、「迷惑だな~」と思いながらも、そういうことも起こりうるかなとなんとなく受け容れてしまっているのは、地下鉄サリン事件(1995)もあったけど、やっぱりニューヨークの911を見たり、またその後のアメリカのイラク侵攻で、日本もテロの潜在的標的になっているのをどこかで意識していて、漠然と危険を感じているせいなのかもしれないな、などと考えてしまった。

翌日から地下鉄全線のゴミ箱は全部シールで封されて不便になったけど、そういうことも危険が身近にあるんだということを意識させ、陳腐な言い方だけど「物騒な世の中になったもんだ」なんて感じてしまう。

結局この日の犯人はつかまって、地下鉄は30分ほどで動きだした。
犯人は32歳の作業員で、女性にフラれた腹いせやったということである。イタズラにしてもほどがある。こんな奴は見せしめに極刑にしてしまえと思わないでもないが、「爆弾予告」をネットで検索してみたら、全国のあちこちで同じような事件が起こっているようである。
う~ん。こんな事件が頻発する社会というのは、どっかがかなりヤバイことになっているんじゃないかと思う。

中華料理など

2004-10-19 | et cetera
土曜日は、福岡市総合図書館に行く。
前から子供と約束していたので、やむおえない。ダマくらかして札幌戦と思ったけど、時間が合わないので断念。
ティム・パークスの「狂熱のシーズン~ヴェローナFCを追いかけて」と「中村修二の反乱」を借りる。
「狂熱のシーズン」は「三ツ沢子連れ日記」のつのだまさんの感想を読んでずっと読みたかったもの。この本、やっぱり高くて買えません(2,835円)。
「中村修二の反乱」は、読もうと思ってメモしておいたものだが、なにを見てそう思ったのか不明。だから中身も全然知らない。
ついでに幸田露伴もと思ったけど、意外なことに全集が出ないんですね。

そうするうちに子供が「オナカヘッタ」を連発しはじめたので、早良区藤崎駅の近くの「中国大明火鍋城」へ。ここは小さな店だけど四川料理で有名。以前麻婆豆腐を頼んだらビンビンに辛くて往生しました。それは避けて、チャーハンと肉まんと水ギョーザと杏仁豆腐など。
チャーハンに新鮮なんていったらおかしいけど、ここのチャーハンはなぜか香ばしくて新鮮です。隙を見つけて生ビールを2杯飲んでしまいました。

ここもいいけど、私の一番のオススメは、中央区六本松の「月珍さんのキッチン」
家庭料理ですが、悪魔的なおいしさで、一度行くとやみつきになります。なにを食べても異常においしい。
私は絶対に麻薬かなんか入ってると思う(もちろん誉め言葉です)。いつも満員。一時期毎週通ってました。

この2軒、私が紹介するまでもなく、福岡でもかなり有名です。

レコードプレーヤー再生(その後)

2004-10-12 | et cetera
やっぱりレコードはいいなあ。
CDに較べ、音が深くて優しい。
聴いていてほっとします。
とくにクラシックには良いです。

子供達がレコードとレコードプレーヤーを見てびっくりしています。
グルグル回るレコードに興味津々。
その反応には正直こちらがびっくりしました。
考えてみれば当然。はじめて見たんだから。
彼女たちにしてみれば、手回し蓄音機を見るようなもんだ。
その反応を見ただけでも、レコードプレーヤーを再生してよかったですね。

この子たちが大人になったとき、そういえば家にはレコードプレーヤーという古い機械があったなんて思い出すかもしれないなあ。黒い円盤を大事そうに置き、ぐるぐる周りだしたら、細長い棒の先についた針を降ろすと音が出る不思議な機械。なんだかいやに手間暇がかかって、注意深く扱わないといけない機械。まわりで音楽にあわせてはしゃいでいたら、針が飛ぶといって怒られた、なんてね。
ひょっとしたら小学校で、もうそんなことを話しているのかも知れない。
時代の流れを感じますね。

屋台で豚足の夜

2004-10-10 | et cetera
博多の街はダイエー西武戦一色。
きのうは屋台に行ったことがないという女の子のたっての頼みで(笑)、残業後、いきつけの屋台に行ってきました。
屋台の大将は目を点にしてたけど、おいおい、別にアヤシイ関係じゃないですぜ。シタゴコロないわけじゃないけどさあ。

この子は歳より若く見えるんで、20歳かそこらにみえたかもしらん。でも最初の注文が豚足とはなあ。最近の女の子は豚足が好きで、そういえば、会社の飲み会でも、酒を飲めない女性2人がウーロン茶と豚足を食べててビックリしたことがある。私なんか、学生時代、はじめてこの食べ物をみてショックを受けてたのになあ。コラーゲンたっぷりといっても、所詮はアナタ豚の足ですよ、豚の足。

雨が少し降っているので、客は私たちと市外から来たらしいもう一組だけ。
彼女の豚足を見て、そちらの客も豚足を注文。
たしかにここの豚足はマシュマロみたいでとても美味。じつは私も最近よく食べてます。

ビールを飲みながら、あとオデンとか焼き鳥とか食べている間、話題はやっぱりダイエー戦。
1-3から鳥越のヒットで4-3に逆転。たちまち追いつかれて4-4。
大将がラジオの音を大きくしてくれて、みんなで一喜一憂しているうち、おなか一杯になりました。

彼女のバイトまで時間があるんで、天神西通りにあるショット・バーホリーウォーターに行ってみました。ユナイテッドアローズビルの6階にある店で、今年はじめて。シックな店です。以前はわりと静かで、客がまばらでしたが、今日はほぼ満員。ううむカップルとか女性2人連れが多い。
前にいた店長が独立して別の店を出したとかで、スタッフは全員変わっていて、バーテンダーが女性になっていました。

いつもは焼酎しか飲まないという彼女にロングのカクテルを作ってもらい、私は一つ覚えのギムレットでした。でもこのギムレット、ちょっと酸っぱすぎだった。ギムレットがもっともおいしい店は、私の意見では、中洲の古いバー「街」ですが、もう何年もいってませんなあ。
夏にはビールと皆いってますが、それよりも細かい氷が浮かんだおいしいギムレット、暑い夏の最初の一杯はこれに勝るものはありません。
ショット・バーというのは、オヤジが一人で行くのも良いけど、こうやって若い娘と2人で、ちょっとドキドキしながら飲むのも最高ですな。屋台→バーのコースならたいした金額でもないし。

彼女を送り出して、恒例の「乙姫の館」で一人で飲んで、ラーメンを食べて帰りましたが、ダイエーは結局5-6の負け。
夜中にコテコテの豚骨ラーメンを食べたせいで、今日は朝からおなかの調子が悪い。夜遊びする歳ではもうないんだと自覚。


オヤジの夏の楽しみ

2004-10-02 | et cetera
もうすぐ夏が終わりますねえ。
朝晩はさすがに過ごしやすくなりました。今年は台風が多かったですねえ。

ところで私はオヤジです。
オヤジだから、スケベです。
したがってノースリーブの女の子が大好きです。
タンクトップはもっと好きです。
一度ノースリーブの女の子3人と飲んだことがあって、これは楽しかったなあ。夏が終わるとそういった格好の女の子がいなくなるのが寂しいなあ(ああ、タイトルを「オヤジの秋の悲しみ」に替えた方がよかったかも)。

ノースリーブだったら誰でもいいというわけではなくて、まあ若ければ若いほどいいけど、40代までは許す(笑)。タンクトップはやっぱり20代までかなあ。一歩譲ったとしても30代前半まで。
ただ肩や腕が日焼けや虫喰いでマダラになってるのはダメです。白でも黒でも茶色でも肌は美しくなければね。

ただひとつヒジョーに疑問なのが、あの透明のブラヒモ(っていうの?)。あれが分からない。というかあれはイカン。あれを見るとなんか興ざめだなあ。なんていうか、潔くない。見せないなら見せないで、思い切ってナシですますべきだと思う。強く思う。そのほうがセクシーでカッコいいのになあと思う。

それにビニールって汗でベトベトしてくると臭くなるじゃないですか。ビニール傘でもそうでしょ。ビタッとくっついてなんか気持ち悪い。それを連想するんで、不潔感があるんです。あれはそういうことないのかな。

映画サンダーバードでもアランの彼女のティンティンが、サンダーバード2号から川の中に飛び込むシーンがあって、彼女の肩に透明なブラヒモが一瞬だけど見えてガッカリしてしまいた(どこを見てるんだ)。

行きつけの飲み屋「乙姫」の常連客(洋服店の店長でこれもオヤジ)に言わせると、あれはしょうがない、必要なんだそうだけど、詳しい根拠を聞くのを忘れた。残念なことをした。きちんと聞いておくべきでした。突然電話で聞いたらビックリするだろうなあ。また店で会うだろうけど、いまさらこの話題ももちだしにくいし。

ということで謎がひとつ増えたオヤジの夏でした。



帰宅

2004-09-27 | et cetera
やっと帰ってきました。
8泊9日の中国出張。
ああくたびれた。

ネットもニュースも全然見れませんでした。
機内で新聞を見たらアビスパが……。

う~む。

9/27 23:56


蜘蛛の糸

2004-09-11 | et cetera
やや、こうきましたか。
一連の騒動におけるオーナー連への評言としても、これ以上痛烈なものはありませんねえ。

お釈迦様は極楽の蓮池のふちに立って、この一部始終をじっと見ていらっしゃいましたが、やがてカンダタが血の池の底へ石のように沈んでしまいますと、悲しそうなお顔をなさりながら、またぶらぶらお歩きになり始めました。自分ばかり地獄からぬけ出そうとする、カンダタの無慈悲な心が、そうしてその心相当な罰をうけて、元の地獄へ落ちてしまったのが、お釈迦様のお目から見ると、あさましく思し召されたのでございましょう。

intermission

2004-09-10 | et cetera
しばらくブログが空きましたが……

2泊3日の東京出張で、3日目の8日に体調を崩してしまった。
8日の夜に帰宅し、9日の早朝、点滴のため病院へ。

いや持病の喘息の発作なんですが、この状態で東京の街を歩くとつらかった。
この病気、気管支が炎症を起こして腫れ上がり、気道を狭めるので、呼吸が苦しくなるんですね。
いってみれば長距離走で息ができなくなる状態、あれがずっと続くわけで、深呼吸しようとしても気道が詰まってできず、酸欠の金魚状態。歩いただけでも息が苦しくなるんで、まあこうなるとじっとしているのが一番いいんだけど、仕事中でもあるし、目上の同行者もいるんで、吸入薬をガンガン吸ってごまかして動き回っていましたが、最後の訪問先が終わって駅の階段を上るとき、膝に手をついて屈み込んでしまいました。ま、自分ではよく最後までもったと思いますが、かなり情けない。前の夜カニを食べ過ぎたせいかなあ。いまでも両手の小指がしびれているのは、これはたぶん薬を飲み過ぎたせいです。

東京は街中は、若者と会社員のためにできているんで、病人は歩けないですね。当然、年寄りや幼児を抱えた母親も難しい。
昔に比べれば、地下鉄にもエスカレータ-も増えたけど、やはり階段をどんどん登っていける人間でないと無理。
東京の地下鉄ではヨボヨボしたお年寄りなんてあまり見かけないですもんね。車椅子の障害者を見た記憶もないなあ。

あと数年したら日本の人口の半数以上は50歳以上になるんだけど、これから東京の基盤整備はたいへんだろうなあ、などと余計なことを考えてしまいました。

それに比べれば、福岡の街は優しい。地下鉄全駅にエレベーターとエスカレーターがついているし、いろんな人たちが天神地下街に来て歩いてますからね。まあその点はよその都市の方がもっと充実しているかもしれないけど、よく知らないんで。

発作中でも仕事ができたということは、実はまだ症状が軽かったおかげなんだけど、帰宅した翌早朝にだいぶひどくなったんで(通常明け方に悪化する)、ハアハアいいながら近くの病院まで歩いていき、点滴を受ける。
おかげで体調はだいぶ回復。
午後から仕事。
その夜さっそく飲みに行き、帰宅は午前4時頃。
いくらなんでも無茶しすぎだあ。


コンビニ

2004-09-06 | et cetera
東京で朝10時からの会議に出るためには、7時10分の飛行機に乗らなければならず、そのためには家を5時半に出なければならず、そのためには朝4時半に起きなければならず、寝過ごさないようにするためには、なんだ、寝れないじゃないかあ。

というわけで昨日から徹夜のまま東京に来てます(笑)。
仕事は午後7時にやっと終了。
ああ疲れた。

台風が九州に接近中らしい。
家に帰れるのは明後日。帰りの飛行機飛ぶかなあ。

東京のコンビニや駅の売店には、サッカーマガジン、サッカー・ダイジェストが売ってあるんですよね。福岡は一般書店だけです。それだけ買う人が多いんでしょうね。大阪はどうだっけ。

それとコンビニの店員は中国の若い人が多いですよね。これも福岡では見かけない。留学生でしょうかね。

いや、ただそれだけのことですけど。

Drinking Again

2004-09-04 | et cetera
2曲目がDrinking Again。
同じく、ベット・ミドラーの声とピアノだけの曲。
気合で、これもやってしまえ。

Drinkin' again.
Thinking of when you loved me.
Having a few.
Wishing that you were here.

  また飲んでるわ
  あなたがいたころを思い出しながらね
  だいぶ飲んだわよ
  なぜあなたはここにいないの

Making the rounds.
Buying a round for total strangers.
Just being a fool,
'cause I keep hoping, hoping, hoping you'll appear.

  店の中をウロウロして
  ぜんぜん知らない人におごってやるのよ
  バカみたいなことやってるわ
  だって突然あなたが現れるかもしれないじゃない   

Sure I can borrow a smoke.
I can sit here all night and tell these jokers some jokes,
but who wants to laugh, who's gonna laugh
at a broken heart?
Oh, my heart is aching, I swear it's breaking.

  タバコを吸いながらここに一晩中座って
  みんなに冗談ばっかり言っててもいいわよ
  でも誰が笑うの、誰が笑いたいっていうのよ
  心のつぶれた女の話を
  ああ胸が痛い 胸がつぶれそう

And I'm drinking again.
Thinking of when you loved me.
And I'm tryin' to get home
with nothing, nothing but a memory.

  また飲んでるわ
  あなたがいた頃を思い出しながらね
  そう、もう帰らなくちゃ
  思い出しか残ってないものね

Yes, I'm dying to get home,
dying to get home.
And I got nothin' but a bottle of beer,
and just my memory.
 
  ああ、もう帰りたい
  おうちに帰らなくちゃ
  でもわたしが持って帰るものといったら
  このビールとあなたとの思い出だけなんだわ

レコードプレーヤー再生(続々)

2004-09-03 | et cetera
6日目
ヘッドシェルを取り付け、針圧を調整し、いよいよレコードをかけてみる。
レコードはもちろんベット・ミドラーの2枚目のアルバム、「BETTE MIDLER」(1973)。

ちゃんと鳴りました。復活 !
店員さんありがとう。

一曲目の"Skylark"。スローテンポのスタンダードナンバー。
伴奏なしで、彼女の歌が始まる。
わずかにハスキーが入った深みのある声。
そこにピアノだけが加わる。
ああこんなにすごい曲を忘れていたなんて。
これだけでも、もうもとをとったようなもんだなあ。

あんまりすごいんで、えい、無謀だけど、自分で訳しちゃえ。

Skylark, have you anything to say to me?
Can you tell me where my love may be?
Is there a meadow in the mist
where he's just waiting to be kissed?

  ねえひばり、教えてよ
  私の恋はどこにあるの
  霧につつまれた草原で
  彼は私のキスを待っているのかしら

Skylark, have you seen a valley green with spring
where my heart can go a journeying
over the shadows and the rain
to a blossom covered lane?
 
  ねえひばり、春の緑の谷を見たことがあるかしら
  その谷に咲く花のもとまで
  山陰を越え雨を忍んで
  私の心は旅するの
 
And in your lonely flight have you heard the music?
In the night, wonderful music.
Faint as a will-o'-the-wisp, crazy as a loon,
sad as a gypsy serenading the moon.
 
  ひとりで翔んでいるときに、音楽をきいたことがあるかしら
  夜の不思議な音楽を
  ほのかな鬼火のような、気違いじみて騒がしく
  月夜に歌うジプシーのように寂しげな音楽を
 
Oh, skylark, I don't know, I don't know
if you can find these things,
but my heart, my heart is riding on your wings.
So if you see them anywhere
won't you lead me there?
 
  ねえひばりよ、
  おまえはこういったものを見つけられるの
  私の心はいつもおまえの翼といっしょだから
  もしどこかで見つけたら
  そこに連れて行って

Oh, won't you lead me there?
Lead me there, lead me there.
Lead me there, skylark, skylark, skylark, there!

  ねえ連れていって、ひばりよ





レコードプレーヤー再生(続)

2004-09-03 | et cetera
でもよく考えると、針がすべっていくのは、イコライザーアンプのせいじゃないのかも。
これ、針がダメになっているんでは。
そういえば、昔使ってたいた頃、最後の方で、針が壊れたなあと思ったような気がする。
古い話なので、気がするだけなのかも知れないが。

どっちみち、このままではダメ。カートリッジ交換しか方法はない。
いろいろやってみると、カートリッジが装着されているヘッドシェルをアームからはずせたので、そのまま電気店に持っていくことにした。

4日目
最初の中年の店員
「若い店員は、今日はお休みです」
「ええ~」
「なにかご用ですか」
「いや、いいです」
「明日はまいります」
「そうですか。では明日きます」

なかなか先に進みません。

5日目
若い店員がいた。
「やっぱりダメなので、高出力MCカートリッジを買います。交換可能かどうか、ヘッドシェルを持ってきたんですが、どうですか」
「ああ、イケるみたいですね」
「そうですか。これ、針は別売りなんですか」
「いや、カートリッジについています」
「古い方は、針がいかれてるんですかね。レコード盤をすべっていくんですが」
「たぶん」
「そうですか。それでは付け替えてもらっていいですか」
「はい」
しばらく付け替え作業。
「できました」
「では、最初に買ったMC用イコライザーアンプを持ってきました」
「交換ですね。10000円でしたので、この高出力MCカートリッジ12000円との差額、2000円が追加になります」
「これで大丈夫ですか」
「大丈夫です」
「ついでにクリーナーも下さい」

というわけで、結局かかった費用は、
MM用イコライザーアンプ 4000円(5000円を2割引)
高出力MCカートリッジ 12000円
クリーナー 1000円
合計 17000円になりました。
でかい出費だなあ。

これで鳴らないと困るなあ。
はやく家に持って帰りたい。

ええと、その夜は屋台にちょっと寄ったら、アビスパの話で盛り上がり、結局新しいカートリッジを試すことが出来ませんでした。
なかなか先に進みません。

レコードプレーヤー再生

2004-09-03 | et cetera
このところレコードプレーヤーを使えるようにするために、ずっと電気店に通っている。

昔、CDプレーヤー付きのステレオに買い換えたとき、アンプの関係で聴けなくなっていた。聴くためにはイコライザーアンプが必要なのだが、まあCDがあるし、これからレコードを聞くことはないだろうと思ってそのままにしておいた。もう10年以上も前じゃないかな。

レコードを聴きたいと思ったのは、このブログのタイトルに、ベット・ミドラーのDRINKING AGAINを選んだせいである。曲の冒頭の"DRINKING AGAIN~♪"という歌詞が、なにかにつけて浮かんできてしょうがない。
プレーヤーもレコードも、ホコリはかぶっているけどそのまま残っているので、さっそく職場の近くの電気店に行ってみました。
イコライザーアンプ、たぶん3000円ぐらいで売っているんじゃないの(どんなものか知らないけど)。

1日目
中年の店員が相手。
「レコードプレーヤ-を使おうと思うんですが、説明書(これも残っていた!)にイコライザーアンプが必要と書いてあったんで、イコライザーアンプを下さい」
「レコードの針がMMタイプの場合は5000円、MCタイプの場合は10000円です」
「???」
「説明」(よく理解できない)
「とにかく、針の種類が問題なわけですね。では、家に帰って針の種類を調べてきます」
「それがいいです」

安い方でも5000円。思ったより高い。製品はリモコンぐらいの大きさ。

2日目
きのうより若い店員。
「針はMCタイプでした。では、この10000円のを下さい」
「えーと、MC用のイコライザーアンプだけでは音は出ないでしょうね。MM用のイコライザーアンプも一緒につながないと」
「ええ!」
「MCタイプは出力電圧が低いので、たぶんシャリシャリした音になるでしょう」
「そうですかあ。どうしようかなあ」
「いっそカートリッジを交換してしまう方が簡単かもしれません。MCタイプからMMに替えてしまえば、MM用のイコライザーアンプだけで大丈夫」
「カートリッジ交換はどれぐらいかかりますか」
「ピンキリです。安いのは3000円から」
「古いプレーヤーなんで、カートリッジ交換できるのかなあ」
「さあ、そこに問題があるかも知れません」
「それでは今日はMC用のアンプだけを買って試してみます。もし音がヒドかったら、追加でMM用のアンプも買ってみます」
「そうですか。わかりました」

帰って早速接続。全然鳴らない。

3日目
店員は昨日と同じ。
「やっぱりだめでした」
「そうですか」
「ではMM用のイコライザーアンプを下さい」
「わかりました。ただ、2つをつなぐと雑音が出る可能性があります」
「それは止むおえません」
「あるいは、MCタイプのカートリッジで高出力のものがあります。これはMM用のイコライザーアンプで使えます」
「ええ?いくらですか」
「12000円です」
「古いプレーヤーなんで、カートリッジ交換できるのかなあ」
「さあ、そこに問題があるかも知れません」
「うーむ。二つのアンプを買うと15000円。高出力MCカートリッジ+MM用アンプで17000円か。高い上に、カートリッジ交換ができない可能性もある。
では、今日はMM用のアンプを買い足して、2つのアンプで試してみます。音がキレイに出ればOK。駄目な場合は高出力MCカートリッジを買います。その代わり、最初に買ったMC用アンプは返品するということでどうですか」
「わかりました。ダメなときは私を呼んでください。なお、今日お買いあげのMM用アンプは2割引しときましょう」
うむ、この若い店員はなかなかだ。

家に帰ってMC用、MM用をつなげて聴く。
全然ダメ。ショック。
針がレコード盤上をさーっとすべっていってしまうので、音が全然鳴らない。
あ~あ。

これならもう、新しいプレーヤーを買った方が簡単かなあ。10000円で売ってたし。