マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

オペラ ドン・カルロ

2014年12月09日 | オペラ
ヴェルディーのオペラ「ドン・カルロ」。

面白かったです。

来日キャストの声の良さ・歌の巧さヴェルディーのメロディーの美しさににうっとり。

わかりやすく共感できるストーリーで観て良かったと思いました。

オペラって感情移入できないとホントに辛い時ありますもんね。

そんなわけでオペラ初心者にはお勧め。


劇場ロビーのツリー

十二月大歌舞伎

2014年12月09日 | 歌舞伎
歌舞伎座夜の部に行ってきました。

演目は通し狂言「雷神不動北山櫻」(なるかみふどうきたやまざくら)

海老蔵さんが、鳴神上人、粂寺弾正、早雲王子、安倍清行、不動明王の五役を務める奮闘公演。

それぞれの役がメリハリがありとてもユーモラスなところもあり楽しめます。

雨を降らせるために鳴神を籠絡しようとする玉三郎さんの雲の絶間姫の美しく妖艶なことため息モノ。

愛之助さん、獅童さん、松也さんなど若手人気役者さん中心の舞台なのでとてもフレッシュで熱量が高かったです。

舞台装置も衣装も絢爛豪華。眼福眼福。綺麗なものが大好きな私にはピッタリの演目でした。

「毛抜」は団十郎さんで観たことありますが、お父様の大らかな明るさとはまた違った海老蔵さんらしい弾正でした。

あっという間の4時間。本当に面白かった~

歌舞伎初心者にもわかりやすいのでお勧めです。

そうそう金髪にハットを被ったカッコイイ方が横を通られたのでタレントさんかな?と思ったら星条海斗さんでした。かなめちゃんやキタロウさんと同期ですよね。

来週「PUCK」観に行きます。
 

本屋さんのダイアナ

2014年12月08日 | 


柚木麻子さんの「本屋さんのダイアナ」。

凄く面白くて一気に読了。

ダイアナ(大穴)と彩子という外見も家庭環境も対照的な二人。

大好きな「本」を通して赤毛のアンのアンとダイアナのように腹心の友となっていく。

小学生時代の二人がとっても微笑ましい。

女性だったら共感できるところがいっぱい、思春期のあの頃を思い出して甘酸っぱい気持ちになること請け合い。

中学進学目前につまらないことで仲違いをし別々の道を歩み始める二人。

その後の二人に襲いかかる試練。

再会は10年後。

自分のことを肯定できなかったダイアナが、そして自分の心を偽って生きてきた彩子が自分の心を縛りつけていた呪いを解くのは自分自身だと気づいた時、二人は本来の自分を取り戻し和解する。

今まで読んだ柚木作品の中で一番好きかも。「その手を握りたい」も面白かったけど。直木賞にノミネートされた「伊藤くんA to Z」は全然いいと思わなかった。登場人物に感情移入できなかったからだと思う。

ブエノスアイレス午前零時

2014年12月04日 | 舞台・映画
初台の新国立劇場中劇場に行ってきました。

今日の席は1階の18列上手側。

1階の後方でしたが舞台が近く感じました。

現代の新潟の温泉旅館と過去のブエノスアイレスの娼館を行ったり来たりする、現実的なんだけどどこか幻想的な雰囲気の漂う舞台でした。

ブエノスアイレスのシーンで流れる、哀愁を帯びたアルゼンチンタンゴのリズムのせいかも。

森田剛君、ちょっと声がかすれ気味でした。

橋本じゅんさんのボスと宿の主人がちょっと面白かった。

千葉哲也さんのNo.2とカザマの兄は穏やかそうに見えるのが却って不気味。

瀧本美織さんがテレビで見るのと全然違って凄く大人っぽくクールで妖艶。

原田美枝子さんの老嬢が、とっても美しくて品があって素敵でした。

でも1幕は難解だったので、時々うつらうつらしてしまいました

私の後方には行定勲さんと若い俳優さんが観てらっしゃいました。

ミュージカル モーツアルト

2014年12月03日 | ミュージカル
久々の帝劇です。

「モーツアルト」観てきましたよ。

井上芳雄くんの最後のモーツアルト公演。

やっぱりいいですね~楽曲も詩も素晴らしい クンツェ×リーバイは天才だわ~

井上くんは初演の時と比べるとグッと大人になリましたね。声も若干低くなってるし顔つきも精悍でシャープな印象に。

35になったから(モーツアルトも35で亡くなってるので)モーツアルト役からは引退、というのも分かる気がします。

抜群の安定感と歌唱力故に初々しさが感じられないのがちょっと残念。

でもラストシーンの虚ろな目の表情とか苦痛から解き放たれた悦楽の表情が素晴らしかったです。

胃がんで休養されていた市村正親さんの復帰第一作でしたが、微塵もそんなことを感じさせない今までどおりのパパでした。実生活でもお父さんになったせいか、より一層息子への愛情を感じましたね。

声も張りがあってよく出ていたし、元気でお茶目な市村さんが健在で安心しました。

今日のキャストは、男爵夫人が香寿さん、コンスが平野文さんでしたが、どちらも演技も歌も素晴らしかった

でも一番感心したのは、ナンネール役の花總まりさんでした。

少女時代のナンネールの可愛らしいこと全然違和感なし。

「レディベス」の時とは全く違った雰囲気で上手い女優さんだなあ・・・と。

小池修一郎さんのお気に入りみたいだし、来年の「エリザベート」は花總さんで決まりかもね。

次はイクティーモーツアルトを観てきます。

大劇場レポ「白夜の誓い」

2014年12月02日 | 凰稀かなめ様


本日の席は2階席最前列。


大劇場はひろ~いです。東宝よりも前の席との間隔もゆったりしてるように思えました。

劇場建物の入口から劇場迄の間にはお土産などを売っている売店やレストランが軒を連ねています。

通路の天井には豪華なシャンデリア。綺羅びやかです。

なかなか劇場にたどり着きません。


こういうのは東京では見たことないな~




キャトルのかなめ様特集

「白夜の誓い」は、暗転が多くワンシーンづつブツブツ切れてる感じは否めません。初めは1本もの位の長さだったのを、カットカットで短くしたらしいです。

だから心情を深く掘り下げて描く・・というところまでは行ってないのが残念です。

でもグスタフ(凰稀かなめさん)とヤコブ(緒月遠麻さん)の心がすれ違ってしまう瞬間の二人の迫真の演技に胸が締め付けられるようでした。

脚本は突っ込みどころ満載ですが、舞台背景や衣装は美しいし、何より宙組の皆さんがかっこよくて眼福です。

意外にもエカテリーナとソフィアのシーンに感動してしまいました。

幽閉されたグスタフが祈るとチャリーンと鍵が落ちてきて伝説の剣を見つける・・・ところは夢なのかと思ったら、どうやら現実だったようで、これはファンタジー???と一瞬思いましたよ。

あの鍵どこから来たんだろう?

どうやらグスタフが母から貰った十字架のペンダントに隠してあったらしいのですが、私にはわからなかった。

皆は気づいてるのだろうか?疑問。

そんなぶつ切り暗転の多い舞台ですが、かなめちゃんはじめ宙組の皆さん頑張ってます。

「フェニックス」は、とにかく華やか~

三人の神様?をはじめ大階段のかなめ様、カッコイイとしか言い様がない。

怪盗カナメールの七変化では「泣く子も黙るキタロール」とそっくりな「泣く子がもっと泣くキタロール」の場面が私にはツボでした。このシーンは結構日替わりのアドリブみたいですね。リトルチェリーの桜木みなと君も可愛かった。
(同じ横浜出身なので密かに応援しております。)

フェニックスのシーンは本当に感動的でウルウルしちゃいました。かなめちゃんの思いが痛いほど伝わってきて・・・

そういえばみりおんちゃん達が「てる」って指で書いてるのを見損なったので今度は見逃さないようにしなくちゃ。

東京公演はいったい何回観ることになるやら。自分が恐ろしい。

でもやっぱり千秋楽外れた・・・












宝塚大劇場

2014年12月01日 | 凰稀かなめ様
大劇場遠征から帰ってまいりました。





















劇場周辺は、いたるところがメルヘンチックで浮世離れした雰囲気。ちょっとディズニーランドの街みたい。

駅前の和菓子屋さんには、










あっちこっちにかなめ様

案内してくれた友人のお陰で、とても充実した二日間で大満足の旅でした

ありがとう、Iさん

詳しいレポは後日。

でも・・・初日映像やかなめちゃんとすっしーさんのトークを聞いて大いに期待していた私でしたが、想像以上の綺羅びやかさと美しいステージにクラクラ

白夜~も美しいだけではなくお芝居がしっかりしていて感動でしたし、フェニックスのショーは笑いあり涙ありため息ありのテルキタ退団公演にふさわしい内容でした。

これは何度も観て心に焼き付けなくては