マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

シャーロック・ホームズ アンダーソン家の秘密

2014年02月03日 | ミュージカル
池袋の東京芸術劇場プレイハウスで観てまいりましたよ~韓国発のミュージカル「シャーロック・ホームズ」。



劇評でも褒められてたし、すでに観劇した友人からも面白かった~というメールを頂いてたので楽しみにしていたのですが・・・

期待以上の面白さでした完成度高いです

ストーリーはまあまあ(ちょっと納得出来ないところもありましたので)でしたが、キャストが何と言っても皆さんはまり役。

特に橋本さとしさんのホームズは、見た目はホームズそのものなのにジャべり始めると大阪のお兄さん調なところがちょっと可笑しかったし、一路さんのワトソンはいかにも頭の切れそうな助手なのにお金が大好きというのも人間らしくて好き。

このコミカルなコンビとレストレード警部の三人で事件を解決していくのが愉快でした。

警部や劇場の人達、殺し屋も芸達者でとても間が良くて面白くアドリブかな??と思うシーンもあったりして。

コング桑田さんは、オトボケの癒し系な感じ。

石井一彰さんはクールビューティー

大澄賢也さんは渋~い大人の男。カッコイイです。でもこいつが諸悪の根源なのよね

でも特に素晴らしかったのは、浦井健治くんのアダムとエリックの二役。

一瞬にして表情も声色も180度変え、まるで違う兄と弟を見事に演じ分けていました。

エリックは優しく穏やかで、アダムは荒々しく高飛車な感じ。

椅子にふんぞり返り机に足を乗っけて命令口調で話すアダムの浦井くんが新鮮でした。

今日は最前列で観たので細かい表情に至るまでよく見えましたが、ホントに凄くて目は釘付けでした。

さとしさんは横顔が特に素敵でまさにホームズそのもの、カッコイイ

一休さんみたいに考えこむところが可愛かったです。

曲もノリが良くて素敵な曲ばかり。

浦井くんの切ない歌声も、さとしさんや一路さんの力強い歌声も

兄弟二人が争って、エリックが自分が罪を被ってでも守ろうとするほどの魅力がルーシーにあるとは私には思えなかったのですが、私が女だからでしょうかね?

カテコでさとしさんの挨拶があり、さとしさんに促されて昆さんが芦田愛菜ちゃんのモノマネをして会場を沸かせてました。

このお二人、アダムスファミリーでは親子の役なのだそうです。

二度目のカテコでは、カップル同士(ホームズ・ワトソン、エリック・ルーシー)手を繋いで出てきたと思ったら、殺し屋と劇場の人も手を繋いでて顔を見合わせて慌てて手を離したりして見ていて可笑しかったです。

劇中、さとしさんのツッコミに(エリックがアダムはボクシングも強いし~とボクシングの真似をするところ)浦井くんは素で笑ってました。可愛い

この作品、さとしファン、浦井ファンは必見ですよ

韓国では続編が作られているとか。ジャック・ザ・リッパーかしら

日本でも是非続編やって欲しいな~

勿論このキャストでお願いします。

宝塚雪組 「Shall we dance?」

2014年02月02日 | 宝塚
周防監督の映画「シャル・ウィー・ダンス」を舞台化したミュージカルですが、原作の味わいを損ねること無く宝塚らしい華やかな舞台になっていました。

役所広司さんが演じた主人公の冴えないサラリーマンを壮一帆さんは、自然に普通のサラリーマンとして演じてらっしゃいましたが、やっぱり目立ち方はピカイチでした。そのオーラはハンパじゃありません。

大勢の男役さんがいる中でも、2階席からオペラグラスなしでもすぐに見分けが付くというのが凄い。

草刈民代さんが演じたダンス教師役には、男役の早霧せいなさん。

女っぽくなくしゅっとして人を寄せ付けないような浮世離れした雰囲気が、良かったです。

竹中直人さんが演じた、ラテンダンスをクネクネ踊るちょっと気持ち悪い同僚を演じてらした方がとても面白くて、歩く度に会場の笑いを誘っていました。

スターさんたちの客席降りなどもあり1階席も楽しそうでしたが、2階席からは全体が良く見渡せてとても見やすかったです。

コングラッチュレーション・タカラズカのショーでは壮さんのドレス姿もあったのですが、それまでの凛々しい男らしさが強烈だったので、女装しているような違和感がありました。 それだけ男役が板についてらっしゃるということなのでしょうね。

映画のラストは忘れましたが、最後に主人公がダンス教師と踊ったあとパートナーが妻に代わってハッピーエンドというのは、いかにも宝塚らしいなぁ・・・と思いました。

何も考えなくていい、ハッピーなミュージカルで楽しかったです。

ショーはちょっと単調で長く感じてしまいました。

次回は「ナポレオン 眠らない男」です。