マダムジュリーの場合

脱・筆不精&不デブ症

パリでニセ警官に、あわや!

2011-10-22 | ヨーロッパ
それは、凱旋門よりホテルに戻る途中のことでした。

男①が近づいてきて、私達に道を尋ねました。
「私達も今日来たばかりなので、わからないわ。」
と答えたところ、
「地図持ってないか?」
と聞くので、親切な私達はバッグから地図を取り出して
調べてあげようとしていたのです。

そしたら、どこからか男②が現れました。
 「きみたち、そこで何をしているんだ!
 私は警察官だが、両替をしていたんじゃないだろうな!」

とIDを見せながら言うんです。

 「いえいえ、違います。道を教えてあげようとしていて・・・」
と、説明するんですが、とりつく島がない。
このあたりから、怪しい度がアップしていくのですよ。
だいたい、私服だし。

 「本当かどうか財布を見せろ!」
と言いだしました。
男①は、財布を見せ、男②はお札をチェックしています。
ありゃりゃりゃりゃ、素直に財布渡しちゃったよ、この人!
ってことはだよ・・・

男②は今度はナビパパに
 「おまえも見せろ!」と言いました。

ピンチーーー!

私は日本語で「グルっぽいよ!」
とナビパパにささやきました。ナビパパもそう思ったらしく、
男②の財布をいじる手元を2人でガン見!

男②はいよいよ私に
 「今度はおまえの番だ!」と手を差し出しました。

私、思わず、バッグを後ろに隠して拒否のポーズ。
そして「本当に警察官なの?」と疑いの言葉を!(日本語で言ったかも)

そしたら、男②は怒って
 「何を言ってるんだ、そんなら連行するぞ!これを見ろ!」
と再び、IDを見せます。
そんなもの見せられたって、本物かどうかわからないよねぇ。

こんな時の駆け引きって難しいです。
だって、あんまり大騒ぎして拒否すると、豹変して危害を加えられるかもしれない!
まわりに他の人はいませんでした。

仕方なく、財布を出しました。
そして再び、男の手元をガン見!

男②は、無造作に財布をみて
 「わかった。この辺で不正な両替や偽札のトラブルがおきてるから気をつけなさい!」
と言い残して、去って行きました。

男①も、
 「じゃぁ、もう道はいいや、災難だったね。」
みたいな感じで、去って行きました。

ナビパパと立ち去る男2人の後ろ姿を目で追いながら、
急いで、お札とクレジットカードの枚数を確認。

 「無くなってるもんない? ちゃんとあるよねぇー!!」

幸いなことに被害はありませんでした。
でも絶対おかしい! 怪しい!!
なんで、何も盗らなかったんだろう。。。

私の財布はバッグと紐でしっかりと繋がっています。
警戒心の強い私達の様子に、かなり怪しまれていると感じたからでしょうか。

お財布をあけさせてみたけれど、たいしたお金が入っていなかったからでしょうか。

どこかに人の気配を感じたからでしょうか。


とにかく、油断大敵! 気を許してはいけないということですね。
旅先で人との触れ合いを楽しみにしているのに、ちょっと悲しいなぁ。




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