
うちの飼い猫マメには人に話すとちょっとした自慢になる特技(?)がある。
それは何かというと人間と同じトイレで用をたせるという事。
数年前にアメリカで猫に人間のトイレを使わせるHow to本が出版されて翻訳本やビデオなども出て一部で人気だったが、検索するとネット上にもその方法を細かく指導しているサイトがいくつもあって、マメがうちに来てから半年くらいたった頃、試しにやって見たら出来ちゃったのである。
簡単にその方法を説明すると、まず最初は猫トイレを便器のすぐ隣りに置き、徐々に台などをひいて便器と同じ高さにしてゆく。それと同時にどんどん猫砂を少なくしてゆき、最終的にはまったく猫砂なしでもトイレができるよう慣れさせる。次の段階では子供用便座を便器にセットし中に落ちないようにして、猫の匂いをつけた食器用水切りカゴなどを取り付け徐々に人間の使っている便器の方に移行させてゆき、最後は完全に人間と同じトイレで出来るようになるというもの。
マメの場合、私が旅行に行っている間に途中をすっとばして自分から人間のトイレの方にするようになっていた。いつもトイレのドアを開けておいて人間のするのを見せていたせいか自然に真似するようになったようなのだ。今では猫トイレの取り替えなどをまったくしなくていいので、とっても楽だ。水を流す所までやって欲しいくらいだが、ここまでしてくれればもう孝行猫って事で、ほめている。
マメは他にも行動が妙に人間ぽい。朝いつまでも寝ていてごはんをあげないと、爪をひっかけてカーテンを開けてしまい、眩しくて寝ていられないようにしたりする知能犯なのだ。寒い夜には寝ている人の肩をたたいて、布団に入れてと合図してくるし。
後は肩を揉んでくれたら、言うことなしなんだがなぁ…。

いつも食べてるドライフードがなくなったので店に買いに行ったところ商品が一新されていて、しかし同じメーカーだから平気だろうと買って与えたところ、パッケージだけでなく味も変わったらしく、匂いを嗅ぐなり一口も食べようとしない。うちの猫はいつもカ○カンのドライしか食べようとせず、他メーカーの高級な物も安い物も試したがいっさいダメで、舌が肥えてるのか何なのか解らないがとにかくカ○カン一筋だったのに、ちょっと味が変わったくらいでまったく食べなくなるとは…。
まぁお腹が空けばそのうち食べるだろうと放っておいたが、それから3日経っても絶食状態でさすがに少し心配になり、奮発して分包されて箱に入ったモ○プチのスペシャルバージョンを買ってみた。高いだけあって袋を開けるなりカツオ節のいい匂いが漂い、試しに自分で食べてみようかと思った程なのに、マメに与えると少し匂いを嗅いで表面をペロッとなめただけで皿のまわりを足で拭きだした。これは気に入らないごはんの時やごちそうさまの合図にうちの猫がよくやる『もう下げてよろしい』の動作なのだ。これを見てカーッと頭に血が上り、ウチみたいな一般庶民の家に居候してる分際でナニ贅沢いっとるんじゃボケ!だいたい他に何食べるって言うんじゃい!とかなり腹が立ち睨みあいの持久戦に突入。
その日の夜中、ふと目が覚めると台所の方からカリカリカリ…と何かを囓る音が。そーっと覗くとマメがこっそりモ○プチを食べているではないか。見られているのに気づいて振り返るとバツが悪そうに急いで隠れた。
猫って本当にプライドの高い生き物だ…。
ひょんな事からボランティアでノラ猫の避妊去勢手術の活動をしているおば様と知り合った。
ウチの近所には猫屋敷のような家があり、そこの猫婆さんは常時7、8匹の猫に餌を与え放し飼いのような状態なのだが、この年代の方によく見受けられるように避妊去勢手術の類はいっさいしないし、する気もないらしいので毎年どんどん猫が増えている。
近隣の家の庭を荒らすなど苦情も出ているのだが、この猫婆さんかなりの奇人変人らしく郵便屋さんや宅配の人が配達に来てもインターホン越しに怒鳴りちらし出てこない。唯一気を許せるのは猫だけらしいのだが、自分がウチの猫と認定した以外のノラは敷地にいるだけで怒鳴りながら追いまわし追っぱらう始末。毎朝夜明けと共にキエぇぇーーッ!とノラを追いはらう奇声が聞こえるのだからうるさいったらない…。こういう人を猫好きというのか常々疑問だったのだが、このまま猫が増えてゆくのを放っておいてはいけないと立ち上がった人がいた。それがボランティアおば様である。
この猫屋敷をどうにかしなければ…と偵察に来たおば様は偶然わたしの部屋の窓から外を眺めていたマメ(うちの愛猫)の姿を目撃し、近所だし猫飼ってるから何か情報を得られるかもとウチのドアをノックしたのだった。見ず知らずの人が突然、猫の事でお話が、などとやって来たので最初はかなりビビッたが話を聞くとすごい熱意だなーと感心したので、出来ることは協力する事にした。
そして今日、仕事帰りに近所の家をふと見ると玄関先に捕獲器が…。もしかしてボランティアおば様が来ているのかな、と思ったらその後ウチにもやって来て、婆さんちの猫を何としても捕獲して手術すると言う。区の方では今、先着60匹を無料で手術するキャンペーンをやっていて申し込んだそう。ウチ意外の近所にも協力者がいるらしく、私には猫婆さんが早朝何時頃、猫たちに餌をやっているのか偵察して教えて欲しいという事だった。承諾すると報酬(?)に貰い物だという高級そうな「紅ばな卵」を置いていった。
このおば様よく見ると外見はハイソなマダーム風。そんな人がノラ猫のボランティア活動に情熱を傾けているとは、エライなーとグッとくる。
おば様は婆さんちの子猫のお腹がもう大きくなっている!と憤り、これ以上かわいそうなノラ猫を増やしてはいけない!と今日も熱く語ると絶対連絡してよっ!と言ってママチャリで去って行った。
ウチの近所には猫屋敷のような家があり、そこの猫婆さんは常時7、8匹の猫に餌を与え放し飼いのような状態なのだが、この年代の方によく見受けられるように避妊去勢手術の類はいっさいしないし、する気もないらしいので毎年どんどん猫が増えている。
近隣の家の庭を荒らすなど苦情も出ているのだが、この猫婆さんかなりの奇人変人らしく郵便屋さんや宅配の人が配達に来てもインターホン越しに怒鳴りちらし出てこない。唯一気を許せるのは猫だけらしいのだが、自分がウチの猫と認定した以外のノラは敷地にいるだけで怒鳴りながら追いまわし追っぱらう始末。毎朝夜明けと共にキエぇぇーーッ!とノラを追いはらう奇声が聞こえるのだからうるさいったらない…。こういう人を猫好きというのか常々疑問だったのだが、このまま猫が増えてゆくのを放っておいてはいけないと立ち上がった人がいた。それがボランティアおば様である。
この猫屋敷をどうにかしなければ…と偵察に来たおば様は偶然わたしの部屋の窓から外を眺めていたマメ(うちの愛猫)の姿を目撃し、近所だし猫飼ってるから何か情報を得られるかもとウチのドアをノックしたのだった。見ず知らずの人が突然、猫の事でお話が、などとやって来たので最初はかなりビビッたが話を聞くとすごい熱意だなーと感心したので、出来ることは協力する事にした。
そして今日、仕事帰りに近所の家をふと見ると玄関先に捕獲器が…。もしかしてボランティアおば様が来ているのかな、と思ったらその後ウチにもやって来て、婆さんちの猫を何としても捕獲して手術すると言う。区の方では今、先着60匹を無料で手術するキャンペーンをやっていて申し込んだそう。ウチ意外の近所にも協力者がいるらしく、私には猫婆さんが早朝何時頃、猫たちに餌をやっているのか偵察して教えて欲しいという事だった。承諾すると報酬(?)に貰い物だという高級そうな「紅ばな卵」を置いていった。
このおば様よく見ると外見はハイソなマダーム風。そんな人がノラ猫のボランティア活動に情熱を傾けているとは、エライなーとグッとくる。
おば様は婆さんちの子猫のお腹がもう大きくなっている!と憤り、これ以上かわいそうなノラ猫を増やしてはいけない!と今日も熱く語ると絶対連絡してよっ!と言ってママチャリで去って行った。
今日は何となくまめの元気がない。朝ごはんの後吐いたし、珍しくごはんも残した。毛玉がたまってるだけかもしれない。猫はよく吐く。
もしかして昨夜テーブルから転げ落ちた時打ちどころが悪かったとか?
まめは私がパソコンに向かうといつも腹いせに禁止されているテーブルにのるクセがある。何とかして私の気をひこうとしてるようなのだが、何度注意してもやるので頭にきてチョイと押したら簡単によろけてテーブルの角に腹を打ち付けて転げ落ちた…。まめは猫のくせに動作がトロい。動態視力など私の方がいいくらいだ。部屋の中を飛んでいる虫を見つけると野生の本能が目覚めるらしいのだが、ニャーニャー鳴いて騒ぐわりに一度も捕まえられた試しがない。私が捕まえてた事にすら気づいてなくていつまでも探していたりする鈍くささなのだ。
まぁそこが可愛いといえなくもないのだけれど…。

まめは私がパソコンに向かうといつも腹いせに禁止されているテーブルにのるクセがある。何とかして私の気をひこうとしてるようなのだが、何度注意してもやるので頭にきてチョイと押したら簡単によろけてテーブルの角に腹を打ち付けて転げ落ちた…。まめは猫のくせに動作がトロい。動態視力など私の方がいいくらいだ。部屋の中を飛んでいる虫を見つけると野生の本能が目覚めるらしいのだが、ニャーニャー鳴いて騒ぐわりに一度も捕まえられた試しがない。私が捕まえてた事にすら気づいてなくていつまでも探していたりする鈍くささなのだ。
まぁそこが可愛いといえなくもないのだけれど…。