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1日のつぶやきのまとめで~す。

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でつぶやいてます。

交響曲 第28番 イ長調

2010年06月10日 06時01分35秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 6:02 アレグロ ディ モルト

ハイドンの特徴はその独特のリズム感にあるんですが、この曲もよく分からないメロディをすごく難しいリズムでタッタカタッタカ進んでいくんです。
メロディがはっきりしない分、印象に残らないままあっという間に終わってしまった、と言う感じですね。

第2楽章 6:10 ポコ アダージョ

レガートの弦楽器の主題に対してかすかなピチカートの応答があり、
それを繰り返していくスタイル。
あいかわらずよく分からないメロディです。
この楽章では管楽器は登場しないようです。
この局は実験的な作曲じゃないかと推測します。
面白くありませんから。

第3楽章 2:25 メヌエット & トリオ

ファンキーな弦の切り裂くような音が特異です。
トリオも喪家の犬みたいで元気がなく面白くない。
あっという間に終わります。

第4楽章 3:13 フィナーレ プレスト アッサイ

この4楽章は1楽章と同じようなリズムですが柔らかい感じがします。
あいかわらず、よく分からないメロディ。

この曲は全く面白くなく、こうしたらこうなるという研究のための作曲じゃないかと思えました。


交響曲第27番 ト長調

2010年06月09日 04時25分39秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 5:58 アレグロモルト

分かりやすい主題。それが忙しく活発に進行していきます。
2:13から第2主題。これは短くあっという間に展開していきます。
分かりやすいんですが何となく心が沸き立つ感じが少ないんです。
ぜいたくなことをいっているのでしょうか?

第2楽章 4:37 アンダンテ シチリアーノ

弦のみで静かな主題を演奏していきます。
いかにもハイドンといった展開でゆっくり進行していきます。
途中短調になったりしていきますが
すぐに元に戻るのはお約束ですね。

第3楽章 3:10 フィナーレ プレスト

弦の四連音で始まります。
おそらく続きで聞いていると急に大きい音がするのでびっくりということになるのでは。。。

ハイドンらしい主題と展開で、あっという間に終了します。

この曲は1757年のモルツィン伯爵家に仕えていた頃の作品だそうで
初期の作品ですね。

後だしじゃんけんみたいですが、中の下としておきます。




交響曲第26番ニ短調『ラメンタチオーネ』

2010年06月07日 20時53分29秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 3:54 アレグロアッサイ コン スピリト

すごく耳になじむ、すごく急いだ短調の主題がいきなり提示されます。
一度聞いたら忘れられないメロディ。
やればできるじゃん。
と言う感じですね。
1:18からの第2主題も短調でスピーディにせわしなく進行します。

それにしても時折出てくるホルンの使い方がすごくうまい。
緩急の使い方がうまいなあと感心していたらあっという間に終わってしまいました。

第2楽章 5:24 アダージョ

アダージョですがけっこうアップテンポな曲です。
低音楽器が2拍子でリズムを刻みながらですので、ずんずん進む感じ。
静かなテーマをオーボエが演奏していますが、
不思議と暗くならず、そうオルガンの音みたいに乾いた感じで進行します。
「インチピト・ラメンタチオ(哀歌が始まる)」という教会音楽の旋律だそうです。
1768年の作曲でエステルハージ侯のもとで楽長に昇進したころのものだそうです。ちょっと前の曲とはえらい違いだなあ。。。と感心しているうちに終わりです。

第3楽章 4:03 メヌエット & トリオ

メヌエットいいながら、これは踊ることの想定されていない音楽だということがわかりますね。トリオも昔ながらのトリオだと思ったら、3拍子の最後にクレッシェンドがあって、特異な曲だという感じです。そして尻切れとんぼのように終わってしまいます。

初期の3楽章交響曲は、第2楽章がメヌエット、最終楽章がプレストとなっているのですが、この曲は、最終楽章がメヌエットで奇異な感じがします。
第4楽章を考えていたんではないかと思われます。

とは言え、なかなか魅力的な曲だと思いました。

交響曲第25番ハ長調

2010年06月06日 05時55分52秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 7:23 アダージョ アレグロ モルト

弦楽器による静かなゆっくりした導入。
こんなお通夜みたいなでだしの交響曲は、ハイドンでしかないですね。
0:51で弦楽器だけだけどフォルテで音量だけは大きくなり、
管楽器も加わり、日の出前という感じです。
その後、またじらすように弦だけでゆっくり、、、
みんなあとの快走を知っているからここでじらされるんですが
それがまたいいんですね。

快走がはじまるのが3:01からです。
久しぶりに明快な主題です。
バッハの管弦楽組曲みたいにゆっくり始まって快走するというパターン、
これすごく好きなんです。
1760年の作曲だそうですごく初期の作品ですが、このころにだいたいのパターンができてきたのでしょうねえ。


第2楽章 3:16 メヌエット & トリオ

田舎風の素朴なメヌエットです。
主題のメロディが明快なのがいいですねえ。
トリオの部分はホルンとオーボエとの掛け合いです。
なんかのどかな感じです。再び主題を提示して終了。
意外といいぞ。

第3楽章 3:05 フィナーレ プレスト

主題というべきか、ジュピターのように4連音を示して展開していくんですが
その展開にはこの4連音をバイオリンが繰り返し演奏しています。
そして展開部の進行はまさしくハイドンそのものです。
この曲はハイドンらしい明るく爽快なかんじで終わります。




交響曲 第24番 ニ長調

2010年06月05日 19時51分13秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 5:11 アレグロ

ホルンとオーボエで演奏される勇ましい主題。
フィガロの結婚の序曲を聴いているようなスピード感がいいですねえ。
本当にハイドンは管楽器の使い方がうまい。
そして南国のからっとした太陽のような明るさが真骨頂ですね。
短調で密やかに演奏される第2主題が2:47から提示されますが、短いながらも山椒のようにぴりっと効いています。もう一度第1主題と第2主題を演奏して終わります。オペラの序曲みたいですねえ。

第2楽章 5:00 アダージョ
一転してフルートがゆったりしたメロディを奏でますが
いつもの様によく分からない主題です。
適当に吹き鳴らしている感じで、弦が密やかに伴奏を付けているところが
アクセントになっているんですね。
でもBGMとするにはあんまりメロディがでしゃばらない方がいいんです。
ハイドンの交響曲は、仕事の能率も良くはかどります。
フルート協奏曲の様と、言われておりフルートの独奏部いわゆるカデンツァもあるんですね。4:06からです。
この曲は1760年エステルハージ侯のもとでの作曲で、フルートの名手でもいたんでしょうか。簡単だからフルート好きの貴族のためか。

第3楽章 3:58 、メヌエット & トリオ

一転、形式の整ったメヌエットですね。
でもこれは踊りにくそうです。
聞くためのメヌエットですね。
トリオは2:05から。
単純なメロディです。可もなく不可もなし。

第4楽章 4:57 フィナーレ アレグロ 

弦を中心とする控えめな静かな導入、その後テンポのいい主題がホルン、オーボエ、弦を伴って駆け回ります。あいかわらずよく分からない主題ですが息籍つかずタッタカと進行するのでいい感じです。2:22でいったんゆっくりとした部分にさしかかります。そして段々忙しくなって、もとのテーマに戻ります。
このあたりのフィナーレの面白さはハイドンならではとしか言えません。
モーツアルトの41番の4楽章の主題にもにた部分がありますがやっぱりちっと違いますね。面白く聞くことができた曲でした。







交響曲 第23番 ト長調

2010年06月02日 15時42分19秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 5:36 アレグロ

よく分からない主題がタッタカタッタカ進行するなので興ざめです。
よく分からないまま終了。

第2楽章 6:34 アンダンテ

またまたよく分からない主題を弦が提示してはじまります。
何とも言えない駄作ですね。
面白くなく陳腐。

第3楽章 2:26 メヌエット & トリオ

またまたよく分からない主題です。 
陳腐でありよく分からないままで面白くない。

第4楽章 2:05 フィナーレ プレスト

申し訳ないが面白くなさ過ぎの主題。ダダダダ、と言う弦の提示。
これを作曲したのがどういう意図かわからないが、これは面白くない。




交響曲 第22番 変ホ長調『哲学者』

2010年06月01日 05時47分11秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 6:28 アダージョ

今までにない出だしです。ホルンが、ボーボーブォーボーと鳴るとオーボエではない管楽器がビービービィービビーと答える不思議な主題です。コーラングレというそうです。それに弦楽器がチャチャチャチャと刻みを入れている。ユニゾンというそうですね。

それをゆっくり2回展開もいれて繰り返します。
この特異な曲調から哲学者と言う副題が付けられたとか。
3:10ごろから第2主題に入ります。これは弦楽器で提示されます。
それをコーラングレで受けるところは同じですね。
展開部でコーラングレの変わりにホルンで受けてもとの第1主題に戻ります。
ずっとチャチャチャチャというユニゾンが刻まれた上で、
弦やら管やらがはじめの主題の断片を刻んでは、、、と言う感じで最後にホルンで〆て終わります。


第2楽章 4:02 プレスト

ホルンとバイオリンで 快活な主題を提示します。
このメロディはいい感じです。
この主題を転調したりいろいろ手を変え品を変えて展開していき
最後までせわしなくも緊張感を続けてもっていけるのは
ハイドンならではと言えるでしょう。
皮肉ではなく。

第3楽章 3:10 メヌエット & トリオ

これも分かりやすい主題のメヌエットですねえ。
弦楽器のみで提示されあとから管楽器が合いの手で加わるという感じ。
トリオ部分は、逆に管楽器で提示されます。
ホルンとコーラングレが同じメロディを鳴らしていますが面白い音色です。
そしてもとの主題に戻って予定調和的に終了。

第4楽章 3:18 フィナーレ プレスト

弦とホルンとコーラングレが非常に素早い4連音を提示する第1主題。
ハイドンらしい快活で爽快なプレストです。
ハイドンは主題のメロディよりもリズム感、全体の音色で聞かせる作曲家であることがよく分かります。
よく分からない主題ですがすごく心地よい。
この曲もお勧めの曲といえます。
あっという間に聞き終えた21番でした。








交響曲 第21番 イ長調

2010年05月31日 00時51分55秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 4:25 アダージョ

えらい静かにゆっくりと始まります。
でもどことなく落ち着きのないのがハイドン流。
オーボエがなんとなくその原因か。
一度盛り上がり念を押すように主題を繰り返して終わります。
相変わらず主題のテーマがよくわかりません。

第2楽章 4:34 プレスト

今度ははじめから駆け抜けていきます。
いつものようによくわからない主題ですが、展開して2回繰り返して
1:51で第2主題へ。でもあっという間に元の主題に戻ってしまいます。
第2主題ではないのかも。
小気味のいい曲ですがあまり好きではありません。

第3楽章 2:48 メヌエット & トリオ

なんとなくモーツアルトの小夜曲によく似た主題です。
なんかちぐはぐな感じ。
1:10からトリオ。
このトリオもちぐはぐ。
少しくどい感じがします。

第4楽章 4:16 アレグロモルト

なんか品のない第4楽章。
独奏バイオリンが短いフレーズを奏でると、すぐにオーケストラがかぶせるように演奏。目まぐるしく、変わりながらいろんな楽器が出てくるのはいつものハイドン流ですが、何となく楽しめません。
あざといかんじ。

1764年のどちらかというと中期の作品ですが、
実験的作品といえるのではないでしょうか?


交響曲第20番ハ長調

2010年05月29日 21時02分40秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 3:24 アレグロ モルト

トランペットが冒頭から加わる快活な主題です。
なんとも魅力的で分かりやすい音楽です。
ハイドンのいいところが存分に出ているといえましょう。
ホルンもなんとも魅力的に加わっています。
うきうきとした気分が感じられてこっちまでうれしくなってきます。
そのうれしいような気分のまま終わります。

第2楽章 4:35 アンダンテカンタービレ

バイオリンとピチカートで提示される第1主題。
前楽章の祝祭的気分を引きずったまま伸びやかに気分よく進行します。
2:22ごろから第2主題。こちらも相変わらずよくわからないメロディながら
浮き立つような高揚感がある不思議感がハイドンらしいです。
弦だけでここまでうきうきとした気分を表現できるのはさすがですね。

第3楽章 3:05 メヌエット & トリオ

ここでもトランペットが吹き鳴らされティンパニがリズム感を出して
踊る用のメヌエットとは違った、華やかさを出しています。
1:17からトリオです。
バイオリンが提示するメロディはこれまた気分の良い感じを出しており
弦だけで進行していきます。
2:24でまた管が入って元のメヌエットの主題を演奏して終わります。

第4楽章 3:23 プレスト

トランペットとホルンが初めから加わって、弦が第1主題を提示します。
華やかなリズミカルな爽快感がいい感じです。
独奏バイオリンや合奏が次から次と入れ替わって面白い。
バロックのスタイルなのかもしれませんね。
1:06頃に第2主題。短調です。少しゆっくり。
弦だけで展開していきます。
尻切れトンボで終わって2:00ごろにまたもとの主題に戻ります。

この曲はハイドンのよさが盛り込まれたお勧め曲といえましょう。



交響曲第19番ニ長調

2010年05月29日 05時51分34秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 4:15 アレグロ モルト

ハイドンらしい、快活な主題です。
ホルンがいい味を加えています。
よく聞くと通奏低音もあるんですね。
ハイドンはホルンの使い方がすごくうまいというか、
奥行き感がでるというか、
1楽章としてはなかなかの出来ですね。久々に。

第2楽章 3:11 アンダンテ

短調の主題ですが、いい感じ。
ぼそぼそしゃべるような短いフレーズ。
第2主題はなくはじめの主題を転調したりして展開してもとの主題に戻って終わります。

第3楽章 3:13 プレスト

再びホルンが吹き鳴らされる軽快な曲です。
爽快感がうれしいですね。
あっという間に終わりました。

炭酸飲料のような曲でした。





交響曲第18番ト長調

2010年05月28日 06時00分31秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 4:21 アンダンテ モデレート

バイオリンの静かな旋律ではじめるのに、突如、トゥッティでビックリします。
あいかわらずメロディが記憶に残らない第1主題。この展開を含めて展開の形を変えて3回繰り返し、終わりです。印象に薄い曲です。


第2楽章 5:03 アレグロ モルト

ハイドンらしい威勢の良い爽快な出だし、でもなんだか、ちょっと違う感じ。
面白みが少ない。筆が乗っていないというか、本人が楽しんでいない感じがしますねえ。

第3楽章 4:28 テンポ ディ メヌエット

終楽章がメヌエットというのは禁じ手ではないでしょうか。
そして陳腐な第1主題。
この18番は申し訳ないが駄作ですね。

トリオのメロディも陳腐。
早く終わってくれという感じ

ネットで見ると
1757から59年にかかれた初期の作品であるということがわかります。習作なんですね。しかたがない感じです。

交響曲第17番ヘ長調

2010年05月27日 04時29分29秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 5:13 アレグロ

わりと明快な主題ではじまります。ホルンがいい味を出しています。タッタカと展開して、もう一度主題展開して、第2主題に行のかと思ったら、再び第1主題、そして展開。やっと3:10ぐらいで第2主題みたいな短い主題が出てきます。それを短調で展開して3:55に元の第1主題に戻ります。
ハイドンらしく軽快な第1楽章で嫌いではありません。

第2楽章 6:18 アンダンテ マ ノン トロッポ

この第2楽章の主題は分かりやすい。バイオリンが旋律を奏で弦だけで進行するところは、第16番とそっくりです。やはり舞台のモノローグのような感じで進行している印象ですね。3:18から第2主題。やはりバイオリンで提示です。5:00ごろから再び第1主題が現われますが出だしの感じとは違ってちょっとはっきりした感じ。そのまま終わります。

第3楽章 3:21 フィナーレ アレグロ モルト

3拍子で進行していきます。
ハイドンらしい主題で、ハイドンらしく軽快にタッタカと進行していきます。
時折短調になる展開のフレーズがワサビ代わりになり
小気味よくさっと終わります。

この時期の3楽章制の交響曲はどれも秀作ですね。
なかなか楽しめます。

交響曲第16番変ロ長調

2010年05月26日 05時23分58秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 3:54 アレグロ

タンタンタンタータ、タンタンタンタータ、タンタンタンタータ、タタタンタンタンター という軽快なバイオリンのみの分かりやすい主題でスタートします。それを受けてホルンもまじえて規模を大きくして繰り返します。途中ちょっと展開したりしますが元に戻って終了。これは久しぶりに覚えやすい主題でした。

第2楽章 4:57 アンダンテ マ ノン トロッポ

チェロが静によく分かりにくい主題を演奏してスタートです。常にバイオリンが同じメロディを弾いています。展開はまさにハイドンらしいもの。もしかしたらよく分かりにくいのは、人間のしゃべるのを模しているからか。そう考えるとこの楽章は、舞台ののモノローグみたいな、そんなものなのかもしれません。3分ぐらいからチェロやバイオリンがなんとく活発になってくるのですが、その裏で更に低音のコントラバスが対位法的な動きを見せているのに気づきます。

第3楽章 3:19 フィナーレ プレスト

ハイドンらしいちょこちょこ動き回るフィナーレです。
主題も分かりやすい。展開してを2回繰り返します。
その後の第2主題も1:29あたりで出来ますがこれも分かりやすい。
再び第1主題に戻って終わります。

この曲は3楽章構成ですがなかなかの名曲ではないかと思いました。
よくできています。

交響曲第15番ニ長調

2010年05月25日 05時54分51秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 6:37 アダージョ プレスト アダージョ

ゆっくりした2拍子で弦とホルンで優雅にはじまるのであれっと思っていたら、
2:20から急にプレストになって快走がはじまります。
ゆっくりの時の主題とプレストの時の主題が何となく違う感じ。
これは、後期作品でもよく見られるパターンですが、バッハの管弦楽組曲などでもゆっくり始まって途中から急に快走するパターンがあり、
バロック的なんではないかなと思ってしまいますね。
と思ったら、5:00からはじめのゆっくりした主題に戻ってしまいました。
ただし、この曲は面白いので一気に聴くことが出来ました。

第2楽章 5:00 メヌエット & トリオ

このメヌエットは踊る用というよりも聞くためのメヌエットじゃないかと思います。ただし分かりやすい主題で伸びやかに優雅です。
トリオは1:52から。コントラバスとバイオリンの掛け合いで進行するのが斬新といえば斬新です。あいかわらず頭に残らないメロディなんですが
それが気にならないほどスムーズに流れていきます。
これは貴族の宴会で食事などの時に演奏されたのではないかと思えるほどのスムーズさでスーッと終わります。

第3楽章 4:37 アンダンテ

この曲はよく分からないまま弦楽器のみの主題を演奏展開しを繰り返してよく分からないまま終わります。やっぱり食事用の曲でしょうか。

第4楽章 3:42 フィナーレ プレスト

3拍子の軽快な主題。2回繰り返されます。短調の第2主題、これも3拍子。そして展開。2:17で再びはじめの主題。すごくハイドンらしく爽快な曲ですね。楽しめて終了です。古典オペラの最後の大団円のように予定調和で終わったということもしれません。第3楽章が面白くありませんでしたが、実験的作品として買えるのではないかと思いました。


交響曲第14番イ長調

2010年05月22日 20時09分05秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 4:15 アレグロモルト

3拍子というのが1楽章としては珍しいのではないでしょうか。

そして、わりとメロディアスな耳障りのいい軽快な第1主題がアップテンポで演奏され、転調したり、ホルンの合いの手がはいったりしますが、3分ごろ第2主題みたいなものがさっと演奏され、ホルンで展開され、あっというまにもとの第1主題に戻っていくのが不思議です。

あくまで軽快に終了します。爽快でした。

第2楽章 3:39 アンダンテ

弦楽器が今までのこま切れではなくよく分かるゆったりとしたメロディアスな主題を提示します。そして展開。これを2回繰り返します。2:02ごろから第2主題が提示されます。転調したりしてやはり2回繰り返しているように聞こえました。そして最後は第2主題を全員で演奏して終わります。

第3楽章 3:40 メヌエット & トリオ

古典音楽というべき優雅なメヌエットです。予定調和の世界で安心して聞くことが出来る、それでいて退屈ではないハイドンの面目躍如というヤツですね。
これで踊ることが出来るんじゃないでしょうか?
トリオは短調になってまたオーボエがマイナーの旋律を歌います。
そして展開。オーボエが引っ張ります。
最後に元の主題が演奏されて終わります。

第4楽章 3:29 フィナーレ アレグレット

バイオリンだけで不思議な旋律が演奏され、それを追いかけるようにその主題を全員が奏でるという、合唱曲みたいなスタイルですね。
2回目からは普通に演奏されていますが転調があり、休む暇もなく演奏が続いていきます。段々クレッシェンドになって
あっけなく終わります。

この14番は13番と違ってなんというかハイドンのノリを感じてしまいます。
13番はスランプだったのでしょう。
14番は楽しめました。
爽快なお勧め曲です。