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1日のつぶやきのまとめで~す。

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でつぶやいてます。

交響曲第43番変ホ長調 「マーキュリー」

2010年07月08日 23時44分44秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 7:20 アレグロ

42番と同様にドン、とテゥッティで一音なってから、短くも分かりやすい主題が弦で演奏されます。そして長ーい展開。再び、ドンと第1主題に戻ってきます。それをも一回繰り返します。曲調は、でも優雅でいて適度なスピードがあり飽きがきません。4:03から第2主題?あるいは短調に転調でしょうか?やはりこれも短い。
そしてその後の展開が短調風になっています。そしていろんな感じで展開が盛り込まれていき、6:27あたりからもとの主題に戻っていままでの総括の様な感じで終わります。


第2楽章 8:47 アダージョ

分かりやすいゆったりとした主題が弦だけで提示されます。
展開部からホルンが加わります。
でもなんかどこかで聞いたことがありそうな主題ですねえ。
42番まで聞いているわけですから。。。
ハイドンの緩徐楽章は不思議なことに、短調でも暗くならず、
ゆったりしていてもわりと眠くならないのが不思議な特徴ですね。
印象は限りなく薄いですが。。。


第3楽章 3:15 メヌエット

このメヌエットもあっさりしてやっぱりどっかで聴いたような主題です。
さくっと進行してさくっと終わります。


第4楽章 4:26 アレグロ

ちょっとだけゆっくりとしたでだしの主題ですが、あの後すぐに展開で快走しだします。ゆっくりと主題、忙しく展開、と言う風に繰り返していきます。
この曲がなぜマーキュリー水銀というのか理由は分からないそうです。
ボクの印象では、この曲はいろんな方法をためすための実験だったんじゃなかったのか、と言う印象です。
始めから終わりまで印象が薄いんです。





交響曲第42番ニ長調

2010年07月03日 06時57分06秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 8:18 モデレート エ マエストーソ

とん、と鳴らしてから第1主題の提示。なんかフィガロの結婚序曲みたいなうきうきする展開です。ただハイドンの交響曲としては非常に長い楽章で、途中でちょっと中だるみかなと思うところもありますが、そうするとまたどん、となってからはじまる第1主題が出てくるのです。そしてそのたびごとに展開が違うのでけっこう楽しめます。でもやっぱり長過ぎの感は否めません。


第2楽章 9:37 アンダンティーノ エ カンタービレ

第1楽章がちょっと長めのオペラの序曲であるとすれば、第2楽章はオペラの中で主人公がモノローグを淡々と語る、と言った風情があります。

何となくドイツ国歌のメロディにも似た弦によるゆったりとした主題が、とろとろと流れていく、そんな感じで展開していきます。管楽器は要所要所でオーボエが。ハイドンは、オペラの作曲家としても知られていますが、こういうところにもその一端が表われているのではないかと勝手に想像してしまいます。

非常に長い展開を2回繰り返して、5:38から短調による第2主題に。
これも弦楽器によって提示されます。こっちでは要所要所にホルンが参加します。展開のしかたがまさにハイドンのそれで、
ボクのようなハイドンファンにはたまりません。いいなあと単純に思います。
ハイドンの短調の曲はじめじめと暗くないので安心して聞いてられるのもいいところです。モーツアルトは暗くなってしまいますから。。。。

第1主題に戻ることはなく、終了します。


第3楽章 4:05 メヌエット & トリオ

分かりやすい、メヌエットです。
でもなんかうきうきする感じが少ないですね。
何ででしょうか?
もしかしたらテンポがいつもよりやや遅めだからでしょうか?
トリオの部分はバイオリンがカデンツァのように展開して、
でも全体にテンポが遅いのでやっぱりうきうきする感じがないです。


第4楽章 4:07 フィナーレ スケルツァンド エ プレスト

第1主題は弦による提示。
それをオーボエ、が受けてホルンが支えます。
ビオラでしょうかが、変奏して、
1:35に唐突に第2主題。トルコ風というのでしょうか短調のメロディです。これはバイオリンよる提示。
2:22に第1主題が提示されすぐさま第2主題。
それらが入り乱れて終了します。

この曲は、すごく実験的要素が多く感じます。
ハイドンという人は俗にいうマニアックな人だったんですね。
モーツアルトはやっぱり天才ですが
ハイドンは凡俗にちょっと近いのではと思いました。

敢えて難解な曲と言っておきましょうか。

交響曲第41番ハ長調

2010年07月02日 06時40分33秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 6:01 アレグロ コン スピリト

どんとティンパニが鳴ってホルンがブォーとなりながらその影で弦が短いフレーズのテーマを演奏するという形式です。トランペットが弦と同じメロディを演じ、展開に入っていく、よくある構成ですね。ティンパニが鳴り響くわけではありませんが、要所要所でどん、と〆ています。
この時代のハイドンの曲は分かりやすい、なじみやすい、点がうれしいです。
3分の後半ごろから急にそれまで快走して展開していたのに、短調になったり、詰まるようにスピードを緩めたりしてあれッと思っていたら通常の展開とは違う方向にどんどん流れていきますが最後はもとの主題を演奏して終わりです。


第2楽章 5:47 ウン ポコ アンダンテ

緩徐楽章で、弦とオーボエの掛け合いで静に進んでいきます。
あい変わらす主題が分かりにくいです。
いま気づいたのですが、その原因として装飾音が多いんじゃないでしょうか?
よく分かりませんが。第2主題がなんかふわふわした甘い綿菓子のような面白い感じのメロディで気に入りました。もとの第1主題に戻って
静かに終わります。


第3楽章 3:24 メヌエット

再びティンパニがはいってかっちりしたメヌエットです。
この急な変化がハイドンの面白さでもあるわけです。
このメヌエットは、分かりにくいメロディではありませんが記憶には残らないタイプのものですね。
田舎風の古典的な感じが横溢しています。


第4楽章 3:34 フィナーレ プレスト

久しぶりのプレストです。
ティンパニとトランペットがパパパパパパパパパパパパと忙しく小刻みに音を刻んでいきます。爽快感がたまりません。
こういう音楽を書かせたらハイドンの方がモーツアルトより優れている気がします。
演奏もいかにもフィナーレという感じで少しずつ速くなっているのではないでしょうか?

最後は、パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパと威勢よく終わります。

面白い、この時期のハイドンはどれも外れがありませんね。


交響曲第40番ヘ長調

2010年06月30日 05時27分55秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 4:47 アレグロ

わりとさわやかな主題です。
朝のさわやかさ、みたいなかんじで展開していきます。
2:33から短調で展開がはじまります。
ツボを押さえた、感じでこれもスムーズ。
さすがハイドンですね。
最後ももとの主題に戻ってさわやかに終わります。


第2楽章 5:01 アンダンテ ピゥ トスト アレグレット

弦だけではじまります。
初期のころの作品と違って、主題が分かりやすいのがうれしい。
わりと単調なメロディが静に進行するだけなのに
聞き飽きません。
ハイドンの曲ってそう言うところが面白いですねえ。
やっぱり上手い作曲家です。


第3楽章 4:27 メヌエット

まさに古典音楽のメヌエットです。
非常に安定感があります。
でもかなり古い形式じゃないんでしょうか?
この曲ならば踊ることも可能でしょう。
1:55からトリオの部分です。
ここで伸びやかにホルンが吹き鳴らされます。
それにオーボエが答えるという形式。
最後にもとの主題を演奏して終了です。


第4楽章 3:09 フィナーレ アレグロ

弦による主題提示です。
わりと軽めの分かりやすい主題です。
聞いているとおっ!これはフーガではないんでしょうか?!
畳みかけるような展開に、モーツアルトのとは違った、
良さを感じるのはボクだけでしょうか?

この曲は何となく、ハイドンさん、肩の力を抜いたんじゃないか
そう言う感じがするんです。
面白いお勧めの曲ですね。


交響曲第39番 ト短調

2010年06月27日 02時11分52秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 5:29 アレグロ アッサイ

副題にFist(拳:こぶし)と言う名前がついているようです。
タ、タタタタタタタタ タタタタタ という弦のせわしない主題ではじまります。
短調のどちらかといえば情熱的な主題でしょうか。
それをドラマティックに展開していき、大きな響きで鳴らしていく様は、
まさにロマン派に通じるものがあります。
まさに疾風怒涛の勢いで駆け抜けていきます。


第2楽章 3:30 アンダンテ

この第2楽章の主題も非常に分かりやすいもの。
主題を提示して展開して主題を提示、と言うのを2回繰り返します。
そして3回目の主題演奏はちょっとつまった感じがあり、
2:16からもったいぶったように第2主題の提示です。
しかし、それは提示されるだけで第1主題の展開の中に溶け込んでいきます。
そしてあっけなく終了。


第3楽章 2:41 メヌエット

こういう短調のメヌエットがあるのでしょうか。
これでは踊れませんね。
でも観賞用には面白いものです。
この時期のハイドンの主題はメロディが分かりやすく楽しいです。
1:17からトリオの部分にはいります。
トリオの方が長調になりホルンが加わり大音量になるのが面白いですね。
再び短調の主題を演奏して終わります。


第4楽章 5:13 フィナーレ アレグロ ディ モルト

劇的な音楽です。
主題も堂々として、展開も素晴らしい。
最後期の作品を思わせる素晴らしい出来栄えです。
モーツアルトの交響曲もかくやと思わせる主題と展開。
1:58から第2主題が提示されます。
ちょっと暑くなったのを冷ますような感じですぐに第1主題へ。
しかしどんどんヒートアップしていきます。
そしてもう一度冷静さを保つためかのように第2主題。
そして激しい展開へなだれ込んでいきます。
4:16から再び第1主題が演奏され劇的に終わります。

ハイドンは裏切られることも多いのですが
こういう曲をたくさん書いているのがハイドンファンをやめられない理由ですね。

素晴らしい。
ただそれだけです。

交響曲第38番 ハ長調

2010年06月26日 05時32分35秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 5:27 アレグロモルト

非常に分かりやすい、快活なテーマです。
メロディが頭に残るのもこの曲が好きな理由の一つでしょうか。
トランペット、ティンパニが華やかさを出し、ホルンが奥行きを出しています。
展開を繰り返し、テーマ、展開してから、
2:02から第2主題の提示。いや、第2主題といえるほどのものでしょうか。
さっと第1主題に戻ってしまいますから。
そして再びテーマ、展開で終わります。


第2楽章 3:13 アンダンテ モルト

この楽章も中休みの休憩みたいな感じで、幕間の音楽ですね。
弦だけで進行していきます。
第1バイオリンが主題を提示し、第2バイオリンがリズムを刻んでいるという感じです。
静かに終わります。


第3楽章 2:42 メヌエット

非常に分かりやすくのりのりのメヌエットです。
弦でテーマを出して最後にティンパニとトランペットが答えるという感じがいい。トリオはオーボエがこれまた軽快なメロディを演奏しています。
元に戻っておわり。


第4楽章 4:41 フィナーレ アレグロ ディ モルト

弦が静かな刻むような主題を演奏すると全楽器でそれに答えるという
そんな感じの曲です。
非常に分かりやすく、面白い、オーボエが縦横無尽に活躍するのもいいですねえ。

オーボエ協奏曲として作られたのでは、と思えるほど。
短いながらカデンツァもありますし。。。

ハイドンはこの曲を作曲したときのりのりだったんでしょうねえ。

私の一押しの交響曲38番でした。






交響曲第37番 ハ長調

2010年06月23日 20時49分51秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 4:25 プレスト

ティンパニがドンドンとなって、タッタカタッタカ進んでいくんです。

ハイドンらしい展開ですが、なんとも爽快で気持ちがいい。

相変わらずメロディはよくわからないんですが爽快感であっという間に終わる不思議な曲ですね。


第2楽章 2:53 メヌエット & トリオ

メヌエットでもティンパニを多用しています。
第1楽章の場合はうまくいったのですが、メヌエットででのティンパニの多用は逆効果のような気がするのですが、、、田舎芝居のような気がして鼻につきますね。それに合わせるようにトリオはちょっと陳腐なん感じ。トリオではティンパニは登場しません。


第3楽章 3:33 アンダンテ

第3楽章は一転して短調で弦が主題を提示します。
よくわからないのには違いありませんが。。。
この楽章ははっきり言って面白くないですね。
この曲は、1757年とエステルハージ侯に仕える前のモルツィン伯爵家に仕えていたときで、こんなよくわからない作風が受けていたんでしょうか。。。


第4楽章 2:19 プレスト

これを祝祭的感じと呼んだ人がいるんですが、本当でしょうか。。。
リズムもちょっと変わっているし、
メロディもはっきり言って変。
ハイドンはティンパニをうまく取り込みたいと考えていたんでしょうが
この頃はまだ、鳴らしているだけという感じですね。
面白くありません。

これはティンパニをどう使えばいいか取り組んだ習作といえるんじゃないかと思います。

交響曲第36番変ホ長調

2010年06月23日 04時50分41秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 5:13 ヴィヴァーチェ

タッタカと速いリズムを刻みながら提示される第1主題は分かりやすい、なじみやすいものでホット安心します。タッタカ、タッタカとちがう展開を繰り返していきます。わりと爽快感がある感じ。ホルンがいい感じで使われています。奥行き感がでますねえ。第2主題はあったのか?


第2楽章 3:58 アダージョ

低弦により提示される主題。ぶつ切りの短いものですが、それをヴァイオリンやチェロが掛け合いで進んでいくものです。ハイドンのよさがあると思うのですが、人によっては眠たい感じと評する人も。。。ぼくはこの曲に関してはすきなんですが。。。。


第3楽章 3:06 メヌエット & トリオ

快活なメヌエットです。弦がキュッと滑っていくのが気持ちが良い。
メロディも分かりやすいものです。
ただこれで踊ることはできないでしょう。
トリオの部分はなんとなく短調になります。
そしてもとの主題に戻って予定調和的に終了します。


第4楽章 4:00 フィナーレ アレグロ

弦が提示する第1楽章はころころと転がるボールのような感じで、それこそ転がるように展開していきます。
ハイドンらしい展開のしかたで最後はヅンチャッチャッチャと〆ますね。
そしていろんな異なる展開を繰り返し、進行していきます。
プレストではないのでスピードはやや速い程度ですが
楽器が上滑りすることなくよくメロディも分かっていい感じです。
そしてハイドンらしく、さっと終わります。

この曲は第2楽章も含めボクには違和感はありませんね。
面白いといってもいいです。

ハイドンファンには楽しめる1曲ではないでしょうか?


交響曲第35番 変ロ長調

2010年06月20日 20時57分07秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 5:03 アレグロ ディ モルト

分かりやすい主題で始まります。ハイドン一流の展開で耳を楽しませてくれますが、なんかこう、心が浮き立つものがありません。なぜでしょうか?


第2楽章 4:05 アンダンテ

分かりにくいのではないのですが、面白くない主題です。
ハイドンにはたまにこういう力の入ってないような感じの曲があるといえば
怒られそうですねえ。

第3楽章 3:03 メヌエット & トリオ

陳腐な、陳腐なメロディです。
ハイドンが作曲したんでしょうけど、
それはそれということですね。
なんか心を打つものがないんです。


第4楽章 3:29 プレスト

三連音の主題。なぜかこの楽章も耳を素通りか。。。
やっぱり心を打つということが大事なんですね。 
展開部はあっという間に耳に残ることなく終了でした。

交響曲第34番ニ短調

2010年06月19日 06時21分22秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 6:25 アダージョ 

荘重に弦が序奏を開始します。
1:20あたりで管が混じって荘重なメロディを展開してきます。
しかしあいかわらず主題がよく分かりにくい。
でも段々メロディの輪郭が見えてきました。
それにしてもハイドンの短調のメロディは荘重な感じがしても悲愴な感じというのはあんまり感じられませんねえ。モーツアルトの方が悲愴な感じがしますものねえ。

根っから明るい人なんでしょうねえ。

何となく短調だけど音がはっきりして終わります。


第2楽章 5:15 アレグロ

一転、浮き立つようなハイドンらしい快活な曲です。
主題もオーボエとチェロの掛け合いみたいなうきうきするもの。
これはオペラの序曲と言ってもいけるんじゃないでしょうか?
ボクはこういうハイドンが大好きなんです。
ハイドンらしい展開で、明らかにモーツアルトの曲とは違います。
ハイドンにはモーツアルトのような光の中の影が無いんです。


第3楽章 2:55 メヌエット & トリオ

これも調子のよいメヌエットですねえ。
なんか、うきうきして作曲しているハイドンの顔が浮かびそうです。
ハイドンの良いところが全部でた感じ。
トリオも田舎風ののびやかな感じでオーボエとホルンがいいアジを出していますね。


第4楽章 2:33 プレスト アッサイ

これも目まぐるしく動くうきうきしたハイドンらしい面白い曲です。
ノリノリですね。
こういう忙しい曲の方がハイドンのよさが出てきます。
テーマも分かりやすいなじみやすいものです。


この曲は面白いですねえ。お勧めです。





第3楽章


交響曲第33番ハ長調

2010年06月18日 00時45分00秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 3:58 ヴィヴァーチェ 

ティンパニとトランペット、ホルンがいきなりはじめから加わるというのは32番と同じですが、テーマが陳腐で面白くありません。
全くよく分からない主題が何度も展開されているという感じで、なじめません。
ドンドコドンドコ威勢が良かったら良いわけではありません。


第2楽章 5:34 アンダンテ

ハイドンならではの曲ですが、
氷で薄まったそうめん汁のようなもので、
なんかぴりっとしたものを感じにくい。
よく分からないままに、だらだら進行していつのまにか終わります。


第3楽章 2:25 メヌエット & トリオ

無理やりティンパニを導入するため全体的に変な感じになってしまっています。
これでは面白くない。
ハイドンらしさはありますが、それだけのこと。
トリオもよく分からない面白みの無いもの。


第4楽章 3:43 フィナーレ アレグロ

この曲もティンパニを無理やり取り入れて変な感じになっています。
まとまりの悪い主題。
面白みのない展開。
ティンパニを入れたらどうなるかという意味での練習作と考えるべきではないでしょうか?

交響曲第32番 ハ長調

2010年06月16日 23時03分27秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 4:48 アレグロモルト

ティンパニーとトランペットが威勢よく鳴り響く小気味のいい楽章ですね。
主題もわかりやすいです。
ハイドンのよさがよく出ています。
ボク、こんな威勢のいいからっとした陽性のハイドンのよさがよくでた曲が大好きなんです。
第2主題ははっきりしないのかよくわからないまま威勢よく終わります。


第2楽章 3:04 メヌエット&トリオ

第2楽章も引き続いてトランペットとティンパニが効果的に使われています。
でもこのメヌエットではちょっと踊ることはできないでしょう。
1:01からトリオです。バイオリンが短調のメロディを奏でます。
さすがに弦のみでさらっと終了。再び威勢のいいメヌエットの主題へ。


第3楽章 4:55 アダージョ マノントロッポ

弦楽器だけで第1主題が奏されます。
またよくわからない主題です。
弦だけでとりあえず展開して一巡。
再び主題に戻って展開していきます。
2:42から第2主題。
でも第1主題の変形のような感じです。
まあこの楽章はお口直しのようなものなんでしょうか。
静かに弦だけで進行して終了します。


第4楽章 2:29 フィナーレ プレスト

フィナーレらしい、トランペット、ティンパニ、ホルン、華やかなそしてリズミカルなハイドンらしい主題です。いつもハイドンのホルンの使い方がうまいなあと感心してしまいます。
奥行き感が出るんですよね。
そしてさらっと終わります。

この曲はハイドンらしさが出たいい曲だと思います。



交響曲第31番 ニ長調 "ホルン信号"

2010年06月13日 05時28分38秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 4:56 アレグロ

いきなりホルンの威勢のいいファンファーレでスタートです。
4本のホルンが吹きまくるので迫力があります。
ヴィバルディにおなじような出だしの曲がありましたねえ。
相変わらず主題が印象に残りにくいんですが、全然飽きずに聞かせてしまうところはさすがハイドンです。
面白い曲ですね。

第2楽章 6:25 アダージョ

チェロが優雅な主題を提示します。ハイドンらしい主題です。
それを1本のホルンが受け、1本が伴奏みたいな感じで展開させます。
この曲は、いわばホルンとチェロの協奏曲の第2楽章といった雰囲気ですね。
いつの間にかチェロとホルンの掛け合いにバイオリンも加わり、
いい感じで終了。
このアダムフィッシャーの録音はホルンの感じをすごくよく収録していてお勧めですね。

第3楽章 3:53 メヌエット & トリオ

これも分かりやすい主題です。
そしてこれは実際に踊れそうな雰囲気を持っています。
1:34からのトリオはオーボエが主題を提示します。
このトリオもすごくいい感じです。
これはのりのりで作曲している感じですね。

第4楽章 10:09 フィナーレ モデレート モルト プレスト

バイオリンがゆったりと主題を提示します。
なんか田舎風ののんびりしたものですが、だまされてはいけません。
ハイドンはゆっくり始まって、だんだん早くなるんですよ。。。
バイオリンによる主題提示と展開が終わると、
今度はオーボエとホルンが主題を変奏して提示。
次はチェロが主題をやっぱり変奏して提示します。
なんとなく意図が見えてきました。
次はフルートです。
そして今度はオーボエなしのホルンのみで、
バイオリンに戻って主題を提示します。
これは協奏交響曲とでもいうべきものですね。
実際モーツアルトの協奏交響曲と似た主題ですね。
次は合奏です。
おや、7:42からコントラバスによる変奏が登場します。

そして9:14から合奏によるプレストです。
素晴らしい!!!神懸かりな勢いでざーっと終了します。
これはいい。
渾身の三塁打という感じですね。
お勧めです。

交響曲第30番ハ長調『アレルヤ』

2010年06月12日 03時18分11秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 4:35 アレグロ

トランペットのファンファーレではじまるこれも変わった曲。
そしてハイドンらしく目まぐるしく展開をしていく。
グレゴリオ聖歌の旋律を使っているというんですが、よく分かりません。
トランペットではなくホルンでやっている版もあるとか。
爽快なシャワーという感じで耳に心地よい曲ですね。

第2楽章 3:43 アンダンテ 

スキップを踏むような主題。
のんびり森の小道を歩くようなのどかな感じがしていいですねえ。
そのまま行進しながらちょこちょこ展開していきます。
途中からフルートが割り込むように入ってきます。
最後はもとの主題に戻って終了。

第3楽章 5:03 テンポ ディ メヌエット ピウ トスト アレグレット

分かりやすい主題ですね。
でも終楽章という感じがしません。
トリオも分かりやすいんですが、あれっトリオって2つあるんですけど、こういうの珍しいなあ。
最後をどうまとめるんでしょうか。
案の定あんまりだあという終わり方でしたよ。。。



交響曲第29番 ホ長調

2010年06月11日 05時00分03秒 | ハイドンの楽しみ 交響曲全曲を聴く
第1楽章 4:58 アレグロ ディ モルト

何だかのどかな主題です。
のどかなのに結構てきぱきとしたスピードで進行していきます。
この楽章では、キモになっているのはオーボエと低音弦楽器でしょう。
ハイドンのいいところが出た楽章です。

第2楽章 4:22 アンダンテ

弦だけで進行します。
第1楽章の面白さはどこへ行ったのかというぐらいよく訳のわからない主題。
ただそこはかとなく諧謔味がある不思議な楽章です。

第3楽章 3:14 メヌエット & トリオ アレグレット

一転、軽やかなメヌエットらしい主題のメヌエットです。伴奏のホルンがいい味を出しています。1:27からトリオが始まりますが、ホルンの短調の長いメロディがすごく特徴的です。ただ唐突に終わるのがよくわかりません。
そして元のメヌエットにも通って終わります。

第4楽章 5:01 フィナーレ プレスト

オペラの序曲みたいな出だしで華やかにスタートします。
でも相変わらずよくわからない主題なんです。
ハイドンの多用される展開が多種類現れますが、肝心の主題はよくわからない。
そしてたったか、たったか、華麗に展開してあっさり終わります。

何となくこの後の円熟期への脱皮の苦しみの中なんでしょうか?