今から48年前の7月に「雨の日文庫」の誕生から、松原市の図書館文化が始まりました。「どこでも、だれでも利用できる図書館」として今では、情報ライブラリーを含め、松原図書館・天美西図書館・三宅図書館・新町図書館・天美図書館・恵我図書館・松原南図書館の8館が設置されています。8館のうち6館は公民館や老人センターなど完備されています。
「下駄履きで行ける図書館」を合い言葉に地域に根付いた図書館文化は、子どもたちから大人まで、読む楽しさ、想像する楽しさ、理解する楽しさを与え続けてくれてます。
この間、松原市は新図書館建設と分館廃止の方針を打ち出し、日本共産党以外の議員の賛成多数で整備基本計画も立てず、予算も、企画も、提案も全て業者に丸投げをして15億円のオール借金で推し進めようとしています。
まちがいその1 ニーズのちがい
大規模な新図書館の利用目的と地域に根付いている図書館分館のニーズは違います。
図書館分館に通う方に伺いますと、「本が好き」の次に「近いから」「気軽に来れるから」が多数でした。果たして新図書館に集約して利用者のニーズに応えられるのでしょうか?
まちがいその2 市民要求とちがう
15億円の借金までして大規模図書館が今、必要なのでしょうか?市民にも問いかけること無く事を進める松原市長+オール与党議員。「新図書館建設」が市民サービスというのなら、「幼稚園・小中学校普通教室にエアコン設置を」の方が市民が喜ぶとのでは?
図書館分館は、地域の宝です。市民の財産です。