Matildaのタンゴな日々

アルゼンチンタンゴに魅せられたMatilda の徒然フォト日記

スエニョス楽団「エル・チョクロ」にてタンゴライブ開催

2015年10月11日 | タンゴの扉

今や日本におけるタンゴ専門のライブスポットとしてタンゴファンのみならず
一般の方にもその名を知らしめるようになった
「雑司が谷 タンゴバー エル・チョクロ」。

オーナーの伊藤修作氏がオープンしたのは5年前の2010年10月。
丁度今年で、開店5年目となる。

伊藤氏とはレココンで知り合い、古民家であった自宅をタンゴバーに造作のために
古い材木がたくさん積み上げられた時から何度か伺っていた。
この5年間を思い起こすと感慨が溢れてくる。

和洋折衷の建物は今も住宅街の中に溶け込み、ひっそりと佇む。

その「エル・チョクロ」の5年目の節目に「スエニョス楽団」が初めて
10月9日の爽やかな秋の宵にコンサート形式のタンゴライブを開催した。


会場は超満員。
たくさんのお客様の熱気に包まれ
日頃、ミロンガやレココンでお世話になっている皆様の
愛をたくさん感じたライブとなった。

ライブは総合司会の日本タンゴアカデミー会長の飯塚久夫氏の楽団紹介から始まり
古典タンゴを中心に珠玉の作品を
1部は9曲、2部はアンコール曲を含めて11曲を演奏。
2部の終番では参加者の皆様全員と「水色のワルツ」を
歌手のユリ・アスセナさんのリードで歌い
スエニョス楽団と一体となって楽しむ企画も演出された。

月1回、スエニョス楽団は「TANGOスエニョス」のミロンガで
「踊る」方のバックで定期的に生演奏を続けている。
が、タンゴ音楽を聴くだけ、それもすぐ目の前で聴くことは
誰もが新鮮に感じたようで、感激で涙腺が止まらなかった方も。 

かぐわしく味わい深い音色は、スエニョス楽団だからこそが出せる
古き佳き時代の雰囲気が漂う。
とくに1部ラスト演奏の「Quejas de bandneón」の
終盤のバンドネオンのバリエーションは
哀愁に彩られ、大いに酔わしてくれた。

 

参加下さった皆様、ありがとうございました。

◆出演者

スエニョス楽団  バンドネオン 黒木皆夫(マエストロ)   鳥飼 覚
            バイオリン    村井正宏   澤崎祥子
            ピアノ      薬師丸淳治
            コントラバス   山口勝規

歌手        ユリ・アスセナ

総合司会     飯塚久夫(日本タンゴアカデミー会長)

進行        橋本真知子(TANGOスエニョス)