■骨折した日 2012年11月17日
一番したくなかった足を骨折してしまいました。
それも右足かかと。
アルゼンチンタンゴは来年の春くらいまでは踊れなくなりました。
なんて悲しい......
この日は朝から冷たい雨が降っていて、気分も暗い日だった気がします。
今、家を建て替える計画があり、この日の夕方測量士さんがいらして、隣地との境界線についていろいろお話しを伺った日でした。
設計士さんがお帰りになって、天袋から我が家の測量図や設計図等が入っている手提げ金庫を取り出そうと思い、約1メートルの高さの踏み台に乗りました...が、金庫を取り出した時にいつもは何でもなかったのに、何故か金庫本体の重みでバランスをくずし、落下してしまいました。
あまりの痛さに1ミリも動けません。
幸い土曜日の雨の日で、いつも出かけてしまっている息子が在宅だったので、大声で呼んでとりあえず、抱きかかえられてベットの上に。
「どこを打ったのか、ズボンを脱いでみなよ」と言われ、こわごわ脱いでみると両足膝はなんなく曲げることができたので、骨折ではないかも....なんてお気軽に思った私ですが、右足首のまわりがすごく痛い.....息子に「捻挫かもね」と言ってみましたが、とりあえず土曜日の6時過ぎにやっている杉並区の救急病院を調べてもらい、息子に付き添ってもらい診察を受けることに。
レントゲンを撮り、その病院の院長先生が診察。
「右足かかとにひびが入ってますね~」と言いながら書棚から本を取出し、「まあ、手術とかしないでいいですが、ここに書いてあるように完治までに4カ月くらいかかりますよ~痛み止めを飲んでくつっくのを待つんですね。松葉杖をお貸しするので、それを家でずっと使用下さい」と言われ、診察は終了。
なんか心配...
本を見るくらいだから外科が専門でないのかも....という思いが強くなり、日曜午前中も開業しているいつもお世話になっている整形外科に翌日行くことに。
翌日の朝、痛み止めは飲んだものの、まだすごい痛い。
息子に付き添われ、タクシーで整形外科へ。
幸いすいていて、すぐ診てもらえました。
レントゲンを撮って、おなじみの先生が診察。
左手の捻挫や肋骨の骨折等でだいぶお世話になっています。
「あら...やっちゃったね。かかとが骨折しているよ。すぐギブスをしよう」
ということでやはり 骨折!!
右足指を残して膝までギブスとなりました。
ギブスが外れるのが、約3週間後、完治するのが約3カ月位とのこと。
この日より、右足かかとをつけないで、松葉杖を頼りにする生活となりました。
長い間勤務していた会社を退職していて良かった。
9月25日に定年退職したばかり。
仕事をしていたら、歩けないので長期の休暇は必至...多大なご迷惑をかけるところでした。
正式な病名は「右足踵骨骨折(しょうこつ骨折)」というそうです。
■骨折から10日目 2012年11月27日
痛み止めをきちんと飲んでいるせいかだいぶ痛みが和らぐようになってきました。
10日目のレントゲンと検診をしたところ、経過は順調とのこと。
足の指を動かすようにとのアドバイス。
やってみましたが、引きつる感じがしてなかなかうまく動かせないでいます。
家の中では骨折前は外反母趾予防のため、冬でも指が分かれるビーチサンダルを履いていましたが、さすがにそれは危険。11月の終わりになり、寒くなったので、室内履きのいいのはないかとPCで検索してみました。
あったのですね~
アマゾンで購入したのですか、外側は黒く、中側は鮮やかなエンジ。
気分も明るくなります。
価格は1680円。とても軽くて暖かい。履き心地もソフト。
23センチの私はMを注文したのですが、ギブスをして太ってしまった右足も入り、大満足。今はかかせない必需品になっています。
家のリビングではキャスター付きのイスを駆使して移動し、トイレや寝室に行くときは松葉杖を利用する日々です。
買い物は息子と生協を頼りにしています。
お料理は1本足で流し台に寄りかかり、何とかできます。キッチンでは左足でぴょんぴよん飛び跳ねて移動しています。ただ独立型キッチンなので、お茶碗ひとつでも松葉杖を使っていたら持てず、お料理をテーブルに運ぶのが一苦労です。
私は、キッチンのソバにある電話台の上を中継地点にそこにピョン足で一度置いてからイスに移動して運んでいます。
入浴はシャワーのみ。ギブスのところにゴミ袋を巻き、ゴムバンドで固定してシャワーを浴びています。
階段のひとつひとつに座りながら下りたり、登ったりしています。座った状態から立つのが一番の苦労です。掴むものがないと絶対立てません。
2階で過ごしているため、ピンポーンと鳴っても、出ないことにしています。
1階は両親の介護のために手摺をたくさん取り付けていたので、移動がとても楽です。
手摺のありがたさを身をもって体験しました。
家を建て替える時は、骨折の経験生かさなくてはと思っています。
お見舞いに頂いたお花のアレンジ