Matildaのタンゴな日々

アルゼンチンタンゴに魅せられたMatilda の徒然フォト日記

ひとり春の宴

2021年04月15日 | 日々の扉
最近、日本酒の美味しさにめざめた
友人から白磁の盃を二つプレゼントしていただいたので、ひとり春の宴
お酒は、地元で大正15年から創業している老舗地酒店のおかみさん推奨の「純米 雪中梅」
甘さがすっきり、ダンサーがタンゴを流麗に踊るような華やかさもまとわせている
広めの白磁盃に雪中梅
酒盗は、小さな白磁盃に茗荷と青紫蘇の和え物、大好きな源右衛門の古伊万里風小鉢に鶏もも肉のチャーシュ仕立て小口葱とポアプレローゼを散らしてみた
 

ナンテンの挿し木

2018年11月08日 | 日々の扉

小さな挿し木から育てたナンテン(南天)が、2年目の秋がめぐって、葉が少し紅葉し、赤い実をつけ始めた。

ナンテンは「難転=難を転ずる」ことにも通じるため、縁起の良い木として知られている。

赤い実が我が家に福をもたらしてくれそう。


岡本太郎氏大壁画「明日の神話」

2018年10月23日 | 日々の扉

先日、友人と渋谷で待ち合わせをすることになり、
「渋谷駅構内の岡本太郎の壁画前で......ピカソの”ゲルニカ”に匹敵するくらい、強いメッセージを発信しているから観てごらん」と。

JR山手線と井之頭線を繋ぐマークシティ内連結通路にその壁画はあった。
「明日の神話」と題された縦5.5メートル、横30メートルの巨大な壁画は一瞬身体が硬直してしまうほど鋭く迫ってくる。

 

 

描かれているテーマは、1954年、米国の水爆実験により日本のマグロ漁船が被爆した「第五福竜丸事件」。
原爆が炸裂するその瞬間を骸骨と炎をモチーフにして描かれていた。

パートナーであった岡本敏子さんは語っている。
「この駅画は原爆図のように、ただ惨めな、酷い、被害者の絵ではない。
外に向かって激しく放射する構図。
強烈な原色。
画面全体が哄笑している。
悲劇に負けていない。
あの凶々しい破壊の力が炸裂した瞬間に、
それと拮抗する激しさ、力強さで人間の誇り、純粋な憤りが燃えあがる。
こういう時代に、この絵が発するメッセージは強く、鋭い。
負けないぞ。
残酷な悲劇を内包しながら、その瞬間、
誇らかに『明日の神話』が生まれるのだ。
岡本太郎はそう信じた。
この絵は彼の痛切なメッセージだ。」と。

3.11の悲劇があったからこそ、たくさんの方にじっくりと壁画に対峙して観てもらいたい。