Matildaのタンゴな日々

アルゼンチンタンゴに魅せられたMatilda の徒然フォト日記

国分寺散策

2021年11月28日 | 旅の扉

コロナ禍も沈静化しつつある11月下旬。
雲ひとつないピカピカの秋晴れの日、スポーツクラブの仲間と国分寺周辺を散策することに。
JR国分寺駅で降り、JR西国分寺駅までの散歩コースを歩きながら、盛りの紅葉を楽しんできた。

◆散策コース

1.殿ヶ谷戸庭園(随宜園)
国分寺駅から徒歩2分と駅からすぐの武蔵野の高低さを生かした回遊式別荘庭園。
池に写る紅葉が真っ赤に彩って美しい。
他に孟宗竹の竹林が続く小径や、長い萩のトンネルがあったりで、変化に富んで、ゆったりと散策できる。


 

2.お鷹の道(尾張徳川家のお鷹場から由来)を通って西国分寺へ
殿ヶ谷戸庭園から散策路のお鷹の道を通って、西国分寺に向かう。
小径沿いに透き通った湧き水がたくさん見ることが出来、武蔵野の珍しい草花が通る人を和ませる。



途中には、史跡の国分寺やその楼門、資料館等歴史的な建造物が続く。

元豪農だったのか?長い黒塀が続く広いお宅の前は湧き水の用水になっていて、
夏は、小さな子供たちが、透き通った用水で水遊びをするとのこと。



農家の採りたて新鮮な地野菜売り場が小径沿いにたくさんあり、何度も足を止めることに。

3.ランチ処
ご一緒した方があらかじめ調べてくれた西国分寺駅から2分ほどの「KURUMED COFFEE」へ。
お店の外観が、もうここはパリのカフェ~?のようなオシャレな雰囲気のお店。

私達4人は地下の大きなテーブルがある席に案内された。
内装も、とても素敵。
棚にいくつものサイフォンでコーヒー豆を絞り、それがインテリアに溶け込んでいる。



秋の味覚満載のごぼうを練り込んだマフィンに5種類のキノコと柿と鶏肉がサンドのクルミド・サンド、クリームケーキと紅茶セットをいただく。
初めての触感で美味。

最高の散策日和で、大いにリフレッシュできた一日となった。。

 


秋田旅行記 2018.5.20~22

2018年05月26日 | 旅の扉

5月20日~22日まで秋田市内からこれからの人生で一番行きたかった乳頭温泉の鶴の湯本陣、田沢湖、角館をめぐってきました。
5月の爽やかな青空と新緑にめぐまれ、私にとって最高ランクの国内旅行旅となりました。
何しろ新幹線からガラガラでどこに行っても人はあまりいず、ゆったり旅ができたことが嬉しかったです。

1日目は、秋田中南米音楽同好会主催の合宿レココンに参加。
普段聴くことがないラテンの名曲等も併せて聴くことができて、楽しい時間を過ごすことに。
総勢38名の方が秋田に集結。
今年で53回目という長い期間合宿コンサートを続けてこられとのこと。
すごい!!
以前、プクリエーセが来日公演した時に同行されたボリビアのルイス・カルロスさんも参加し、ギターとチャランゴによる歌の披露があり、初めてのジャンルを聴かせていただきとても新鮮でした。

私の出番は2日目の朝。
「今、踊りたい曲」と題して2曲紹介。
1曲目 La vi llegar  やってきた人      演奏  Miguel Caló
2曲目 Vuelve amor 愛しい人、帰ってきて 演奏 Fulvio Salamanca 

 

 

合宿後の2日目からの旅は、佐藤氏がレンタカーを借りてくださり、佐藤氏、関西のお二人、東京組の3人のタンコ仲間と同行。

何年も前から訪ねてみたかった秋田県立美術館の藤田嗣治の大壁画「秋田の行事」(昭和12年の秋田を描く)は思った以上に圧巻で、おもわず歓声をあげたくなるほど。
藤田が400年後に再び立つことを願った壁画は、秋田が持つ風土の力強さを感じました。


撮影禁止なので、大人の休日倶楽部のパンフレットから「秋田の行事」

美術館パンフレット表紙にに大きく掲載されていた奥様のマドレーヌの抜ける様な白い肌の裸婦画にも魅了。
背景の黒の対比として際立たせ、猫と共に描いた「眠れる女」は遠目で見たときからドキッとし、強く引き付けられました。



秋田県立美術館のパンフレットから「眠れる女」

安藤忠雄氏設計の県立美術館のラウンジ空間は、広い窓越しに水庭が広がり、千秋公園の新緑が眩しく輝く素敵なスペースとなっています。
ずっと座って四季を感じたい気持ちになってきました。


 
私の憧れの秘境「鶴の湯温泉本陣」は、思い描いた通りの囲炉裏とランプのお部屋でした。
「日本で一番とれない宿の本陣のそれも1号室にようこそ…ラッキーでしたね.」とご主人から声掛けがあり、この宿を手配してくれた佐藤氏に改めて感謝しました。
予約電話をしようとしてもなかなか繋がらない大人気な宿だそう。

 

夕食は、ご一緒したタンゴ仲間と囲炉裏を囲み、焼きたての岩魚にかぶりつき、山菜を肴にビールがとても進む..進む。
仕上げは山芋とごはんをすりつぶしたお団子ときのこたっぷりの熱々のお団子汁。
旅番組を拝見していつかは食べてみたいと夢見た団子汁。
実に美味しかったです。



乳白色のお湯は、ほとんど私達3人だけで独占状態で足元からの湧出泉を感じながらゆったりと楽むことができ。
まさに贅沢三昧。
昼間は日帰り客で芋煮状態のこともあるよう。

翌日は、朝6時に起きて、はるばる憧れの地に来たのだから、源泉の一番大きく風情のある混浴に入らねば…と
先客の女性お二人の応援もあり、心地よい温度で乳白色に染ままることができ、長年の想いが叶った幸せをかみしめました。。


混浴の入口
乳頭温泉のその名の通り、乳白色が身体に吸い付くような鶴の湯温泉の源泉

3日目は鶴の湯温泉本陣から山道を抜けて田沢湖へ。
快晴の空の青さと湖の透き通るような蒼さ、そして新緑の美しさ
生きている素晴らしさを心から感じます。
何しろ空気が澄んで美味しい。
たつこ像は、昨年感銘を受けた本「巨岩と花びら」の著者・船越保武氏の作品。
なぜ金色なのか理解できなかった私でしたが、実際見ているとそんなことはどうでもいい気がしてきました。。
田沢湖にたつこ像があるだけで、何回訪ねても遠くからお姿が見えて存在することに意味があるのかもしれません。


透明な湖に吸い込まれそう

田沢湖からは角館へ。
桜の季節は大賑わいのメイン通りにはあまり人もいず、新緑のトンネルを抜けるように散策できました。
角館は、江戸時代から続く6軒の武家屋敷が連なります。
石黒家・青柳家・岩橋家・河原田家・小田野家・松本家。
重厚な黒板塀と新緑が続く街並みをガイドさん付で散策し、想い出をたくさん刻んだ旅を終え、帰途につきました。




鎌倉の紫陽花めぐり

2017年06月28日 | 旅の扉

 

昨日の6月27日、鎌倉に紫陽花散策へ。

長谷寺、東慶寺、明月院と3つのお寺に的を絞り、ゆっくりめぐることに

紫陽花ハイシーズンのこともあり、平日でも待ち時間が大分あると覚悟しましたが、3寺ともスムーズに入場でき、最高の紫陽花日和となりました。

長谷寺は全山がすべて色とりどりの紫陽花に染まり、見ている私もその清楚な佇まいに染まってゆく様な気持ちになります。

 境内の竹林と紫陽花...風情一番。

境内にはこんなほっこりとした良縁地蔵が...

私のお気に入りの品種

 

東慶寺は、山門までの階段の紫陽花と境内の湿地帯に咲く葉が一部分白くなり、それが遠目には花のように見える半夏生が見頃。

境内の奥は、樹齢を感じる高い木々が....
一面緑の世界です。
木々のそよぎがオゾンを放つのでしょうね。
6月特有のジメッとした湿気は一瞬に消え去り、空気が澄んで、木々を吹き抜ける清らかな風がとても心地良かったです。


明月院までの疎水に沿ったアプローチは、葉 祥明美術館、甘未処等通るたびにワクワクします。

期待を裏切らず、階段沿いの紫陽花は満開。


 

 

境内の紫陽花は、朝方の雨の滴をまとい青一色の濃淡がとても神秘的でした。



 

人はたくさんいましたが、薄曇りという絶好の紫陽花日和にめぐまれ、満たされた1日でした。

 


八十八夜の新茶の会に参加

2017年06月04日 | 旅の扉

先月の5月4日、静岡市在住のタンゴの友人テイコさんからのお誘いで里山のお茶農家「山水園」にて開催されたお茶会に参加。

「山水園」は、静岡に流れる安倍川の支流、蕎科川を下って1時間あまり、静岡茶のふるさと栃沢という集落の一番奥にあります。
毎年、5月4日と5日にお庭を解放して山のおもてなしでお茶会を20年開いているそう。

当日は見事な五月晴れ
標高400メートルの山々の新緑が青々としてとても美しく、さらさらと水の流れる音が聞こえてきます。
静かな集落に佇むと心身ともに癒されます。


新茶の会はすべてが新鮮な体験でした。

湯飲み茶わんではなく、ワイングラスで新茶を3回たしなみ
最後は、葉をすべてお箸で頂きます。



1回目は甘く、2回目は渋く、3回目は苦く

人生も「甘渋苦」…蘊蓄あるご主人のお言葉にはとても重みがありました。