風景の記憶絵

「まちの風景の記憶」を絵にしましょう。みんなが語り部、そして絵描き・・これは、まちのカタチメモリアル事業の記録です。

絵カード13 かいどり

2009-12-28 09:38:27 | 絵カード
2009-12-28

かいどりというのは、掻いて採るという語源だそうです。池の水を抜いてかいどりを行うのと、川をせき止めて行うのとがありました。この絵は、童子川のかいどりのつもりだったのですが、川幅はもっとせまく、もっと浅いというお話で、実際の絵図はそう修正しました。

●かいどり

11月終わりから12月にかけて田んぼの水がいらなくなると、大きい川の堰(せき)が一斉にあけられ、その下で網やバケツで受けて魚をとる光景がみられました。また、堰では川の水が全部かき出されるので、コイ・フナ・ナマズ・ウナギなどがはねました。今の草津郵便局の前は大きな堰き止めの水たまりがあって、オイルと呼ばれていました。その辺りでは、大人も子どもも手づかみで魚をとりました。土の中に手をつっこんでとったドジョウは、その日の晩ご飯になりました。水をかい出して魚をとるので、「かいどり」と言います。
また童子川という浅い川があって、子どもたちはそこでも「かいどり」をしました。みんなで水路に土を盛って川をせき止め、網や手づかみで魚をとりました。たくさんとれて、これはもう楽しくてしかたがありませんでした。


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