2009-11-9
第2回目の渋川小学校との交流授業を行いました。
テーマは、1回目と同じく、「競馬場」「学校」「水辺」「街道」「草津駅」の5つのテーマでした。
授業を終えてから、反省の意味も含めてのお話は以下です。
・競馬場グループ
競馬の話なので、子どもたちは「儲ける」とか「儲かる」という情報をもっている。でも昔の競馬はそういった話ではなく、農業優先の生活であり、りっぱな農耕馬を育てることを一番の目的とした競馬だった。そのことを子どもたちに伝えた。
・学校グループ
渋川小学校はまだなく、地域の人たちは遠い治田小学校へ通った。戦後物がなく、習字の練習は、古新聞紙を20枚ぐらい家の人に束ねてもらい、黒い新聞紙の上に何度も書く練習をした。
教科書は兄から弟妹へ、上級生から下級生へと大切に回していった。「物を大切にする」という話を少し感情的になりながらも子どもたちに伝えることができた。
・水辺グループ
蚊帳」や「番傘」は実物の物を用意してホタルの話、自然の話を行った。魚とりの話をすると「自分たちも手づかみで魚を取りたい」と目を輝かせていた。
昔の人は、今のように便利な生活ではなかったが、知恵を絞り、工夫をし、一生懸命がんばって生活していたということが分かったようだった。
・街道グループ
昔の商店街の地図を前に、「何で今は、ほとんどのお店が閉店してしまったの?」「何で個人の商店が以前のように流行らないの?」というようなことを話題にした。子どもたちが街道のイメージをシルクロードといったことから、街道は、人・物・情報・文化が行き交う所であることを納得して貰った。目を瞑って、今日の学習の内容を、家族に伝えることができるよう整理する時間も作った。
・草津駅グループ
「なぜ、渋川に草津駅ができたのか?」「なぜ、渋川の人口が増えたのか?」「草津駅がどのように変わっていったのか?」短い時間の間に説明をした。
実際に、国鉄職員だった方のお話や、車掌の腕章、そのころのマッチなどを見せてもらった。
画像は熱心にメモをとる子どもたちです。