ゾウを妄想するダイエット

またまた、定期更新日より、一日お待たせしてしまいました……毎度、すみません。
今回は、ちょこっとまじめな内容でございます。

じつは、うちの旦那が、９月の連休にお友達とボルネオ島に遊びに行くことになったので、山と渓谷社刊行の『ボルネオ・ネイチャーブック』というガイドブックを買ってきました。
そこに載っていた「ポテチとゾウの遠くて近い関係」という記事が、なかなか衝撃的でしたので、内容のほんの一部ではありますが、紹介したいと思います。


その記事の内容を、ものすごく短く要約するなら、
日本の子どもがポテトチップスを食べて満腹になると……

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ボルネオの子象がお腹をすかせて「パォ～ン」と鳴く
というような感じでしょうか……。


なんだか、「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいですねぇ。

自分がお菓子を食べることが、回りまわって、よその国のいたいけな小象をいじめる結果になるなんて、あまりいい気持ちはしないのですが……。
市販のお菓子やファーストフードをよく考えずに買うのはやめようと、反省するいいきっかけになりました。



<ポテトチップスを食べると、ゾウが空腹になるのはなぜ？！>
①植物油として日本中に出回っている油のうち、じつに２２．５％が輸入物のパーム油（＝アブラヤシの果肉から採れる油）

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②このパーム油、安価なので、ポテトチップスの揚げ油をはじめ、たくさんの食品に使われているそうです。
（参考サイト→「パーム油のはなし」　※開発教育協会さんのサイトより）

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③このパーム油の２大産地は、『マレーシア』『インドネシア』のふたつの国で、いずれも世界のパーム油生産量の４割強を占めています。（２国あわせて８６％）
そしてどちらの国も、ボルネオ島の森林をどんどん伐採して、ヤシ農園を作り、そこでアブラヤシを栽培しています。
（ボルネオ島の自然とその保護活動については、ＢＢＥＣ Ｊａｐａｎｅｓｅさんのサイトを参考にしてくださいね）

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④そしてそして、ボルネオ島の一地方、サバ州というところでは、ヤシ農園の面積が、この２０年間で約８倍に増えているそうです。
かわりに、森林の面積は、１９７０年代に比べて半分に激減しました……。

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⑤農園を作るために森林が伐採されてしまうと、そこで暮らしていた象やオランウータンなどの野生動物は、住みかを追われてしまい、十分なエサを食べることができないのだそうです。



私はスナック菓子けっこう好きなのですが、これからは、ボリボリとお菓子を食べるたびに、象がお腹をすかせて「キュルルル～」とお腹が鳴ってる様子を、リアルに想像してしまいそうです……。
ちょうどダイエットしなきゃと思ってたところなので、市販のお菓子はあまり買わないようにしなくちゃ！
これからお菓子が食べたくなったときには、空腹のゾウを妄想することにいたします。

この夏、「絶対に痩せるぞ！」と意気込んでいるあなた！
スナック菓子や、チョコレートや、カップラーメンが食べたくてムズムズしてしまうときには、空腹のゾウを想像してみてはいかがでしょうか？