高岳(1592m)中岳(1506m) 4月14日(土)
仙酔峡登山口~仙酔峡尾根ルート~高岳~中岳 往復 5時間30分
仙酔峡登山口出発 [10:15]
仙酔峡尾根ルートは花酔い橋を渡ってスタート
ここは、ミヤマキリシマで有名な公園になっている
その遊歩道を通りぬけ、登山届に記帳して溶岩帯のゴロタ登りに取り付いて行く
ターゲットは霧の中、予報は午後から晴れるらしいからそれを信じてアタック
仙酔峡から高岳、中岳を経て火口東展望台からロープウェイの下を下山する周回コースを行きたかったが、
火山ガスの影響で中岳から東展望台のコースは通行禁止になっている
ロープウエイも運行していない
初っ端からきつい登りが続き、霧に包まれていく
上から若い女の子の二人連れが下りてきた。
簡易なリュックとスニーカーで試しにちょっと途中まで登ってみたらしい
その後、中年の男性二人に先を譲り、黄色いマーカーを頼りに一人寂しく登って行く
赤の止まれバッテンの先はどうなってるのか、危うしに近づかずべからず
ロープ場
由布の障子戸にも負けない垂直壁
五里霧中、暗中模索
高度を上げるにつれ、霧は濃くなるばかりで巨大な溶岩が不気味だ
瞑想!
視界10m、前も後ろも何も見えない!これが良いのか悪いのか自分がどこにいるのか
分からず、延々赤茶けた火山岩をジグザグを切って登って行く
もう飽きたなぁと思った頃に、ふっと火口縁?に出た [12:00]
避難用の月見小屋と言うのがあるらしいが辺り一面真っ白でため息しかでない
天気は一向に回復の兆しはなく、おまけに北からの風が爆風化してきた
ここで再度、レインウエアを着こみグローブの上から軍手をはめる
霧で湿った衣服から急激に体温を奪われ凍えてきた
かじかむ手で勝手に登山部にメールすると下界は良い天気なそうな
やはり、山の天気は怖いな
高岳東峰へ行けば根子や祖母傾山系が望めるらしいがこの天気では絶望!
とっとと、山頂を目指す
高岳到達 [12:10]
先程、先を譲った中年の二人が霧の中から現れた
東峰に行ってたのかな?
写真を撮ってもらい風裏で昼飯タイム
この辺りは絶景のはずだが、今日はX4の出番はない
取り敢えず、中岳へ [13:00]
中岳到達 [13:15]
火口縁を回って火口東展望台へ行きたい衝動に駆られたが、ここは恐怖心が勝って折り返す
そう言えば、あの二人先に中岳方面に向かったがすれ違わなかったな
高岳山頂を再度通過して歩きにくい溶岩帯を黄色いマーカーを頼りに慎重に下りて行く
展望ゼロにフラストレーションマックスで不満たらたらだ
ロープ場の上辺りまで来たところで、風が止みふわっと空気が暖かくなり霧が上昇し始めた
みるみる眼下の視界が開けて
瞑想コースが絶景コースに変わっていく
現金なものでめちゃくちゃ機嫌がよくなって爽快な気分になった
調子こいて赤マークの先を除けば、断崖絶壁!
しばらく足がすくんで動けなくなった
仙酔峡尾根コースのシンボル 鷲が峰と虎が峰も現れ、思わず記念撮影
ミヤマキリシマの遊歩道まで下りてきたところで、世界に誇る外輪山の向こうに久住連山も見えてきた
無事帰着 [15:45]
帰りの車中、後ろ髪を引かれるように晴れて全容を現した山肌を撮影
まさに尾根ルート!あそこを登って行ったんだと感慨にひたる
根子岳
ここも行ってみたい
帰りはお決まりの立ち寄り湯
内牧温泉 夢の湯!
奇麗な露天風呂とサウナもあって@400円は
今日一!鷲が峰と虎が峰
火口縁の縦走は、また晴れてる日にリベンジしよう
I’ll be back!