傾山(1605m) 8月11日(日) 晴れ
九折登山口~観音滝コース~三尾~坊主尾根コース~傾山頂~後傾~センゲン尾根~九折越~九折登山口 周回12時間
九折登山口 [6:00]
夏休み期間中は、祖母傾完全縦走を目指して登山者は多いと思いきや
先行者は、島根ナンバー1台のみ
登山口の休憩所
きれいなトイレと水場が完備され いい感じだ
最近 環境省から九州のツキノワグマは完全に絶滅、生存しないと発表があった
熊との遭遇は、望むところで、X4はいつでもスタンバイしてるぜ
出発
しばらく、清流に沿って苦手のコンクリの路を進む [6:30]
昔の癖でヤマメのライズを探しながらゆっくりと進む
何せ、ザックが重い
片手で持ち上げることができない程、過去最高の重さだ
中身のほとんどが飲料水 途中水場はあるが、テン泊のザックに比べれば軽い方だとおもう
予定通り三ツ尾方面へ 帰りは九折越を経てここへ下りてくる
標識に健脚向きコースとある これは、社交辞令ではない
このコース マッチェは健脚ではないことをこの後に思い知らされる
青い鉄橋をを三つくらい渡って観音滝コースへ分け入っていく
観音滝 [7:30]
落差70mで滝坪まで行けるが今回は滝坪はスルー
覗き込みなんてとんでもない
この先が滝かいな
絶対、覗いたりしません
じぇ、じぇ!ここでお気に入りのスワンのゴーグルを落としたことに気づいて少し探しに戻ってみるが
当然見つからない
いつか、まり先輩が拾ってくれるだろう
林道を横切って、さらに深い森の急登が続く
サルの腰掛かな
今日は、ピンクちらし?じゃなかったピンクのリボンが道案内をしてくれる
ツガ、ブナ、ミズナラの見事な原生林
登りはきつく 単独での歩行は瞑想、修行僧モード
三ツ尾分岐 [9:30]
ここまで休憩3回 思うように足が上がらず標準タイムより30分以上遅れている
地図で位置確認
まだまだ先は長い
坊主尾根コースと水場コースの分岐 [10:00]
全身汗でぐしょ濡れ
行っちゃだめとは書いてないしチャレンジ
ようやく、景色も見れるようになって気分も晴れてきたがやっぱし足取りは重い
頼りない道標に従って、絶壁の尾根道をびびり気味に進む
難所が続く中、垂直壁を降りたところで、ひぇー2m滑落
まあ、滑って転んだだけだけど
ここは下だと思いきや、ピンクのテープが見当たらない
もしやと思って見上げると崖のはるか上にピンクがひらひら
ここでもロスタイムしながら登り返し、三つ坊主の二つ目を越え絶景スポットで一息
振り返って、三つ坊主の一つ目
あの真上の尾根を越えて来たわけではなく、裏側をまいてくるのでそんなに怖くない
祖母山の稜線
いつかは行かねばならない
足元は下の渓流まで一気の断崖絶壁
この岩も登ってはいけません
岩の向こう側を覗き込めば身もすくむ断崖絶壁!登ったことを後悔
ここも難所
二つ坊主を越えてきて
ようやく、傾山の頂上が見えてきた
さらにここも絶壁 五葉塚
勇気を出して、一歩前へ
笠松山から古祖母山まで続く縦走尾根
さあ、もう少しで山頂と思いきや、そう簡単に坊主コースは行かせてくれない
崖を登ってブナの原生林にちょっと開けたいい感じの場所があったので 昼飯カロリー補給 [13:00]
今日のリアルおままごとのメニューは塩ラーメンに乾燥野菜
まり先輩の受け売りで、ノンアルにそのまり先輩から頂いた幸水梨
夏バテ、熱中症対策に梅干しをトッピングして、今回も うま うま
ガソリン補給して仕切り直し ここまで予定より大分遅れている
山頂までの最後の登りに取りつくために梯子を登ると。。。その先は崩落して前へ進めない
「どうすべ?魚紳さん」
辺りを見回すと下の方にピンクのひらひらが。。。 戻って下ってう回路を登り返す
山頂まであと一息
ここまで山ガールどころか人っ子一人出会っていない
傾山頂到達 [14:30]
予定では、11:30分に到着予定が3時間遅れ
写真を撮ったり、昼食休憩を挟んだとしても遅すぎる、多分軽い脱水症状を起こしてたみたいで
体が重く足が上がらなかったのだろう
現に帰って体重を測ってみると、61㎏台(10代の頃の体重)になってたし
後傾を真横に見る
越えてきた坊主尾根
絶景が広がるが、水蒸気が多いのか霞んでいて九重山群は見えないし祖母山や古祖母山、大障子も絵にならない
勇気を出して一歩踏み出した、五葉塚の絶壁
さて、どうやって高所絶景ポーズを決めようかと思案してたら
この日、最初の人類遭遇は、かわいい山ガールさん
こんにちはと一言二言言葉を交わすと、トントンと崖上まで下りていく
後ろ姿撮りますよと声掛けて高所写真を代理してもらった
あらあら、そんなとこで脱いじゃうの
おじさんそこまで足がすくんで行けません
後からもう一人、紳士がやってきて挨拶して後傾へ
後傾から見た傾山頂
山ガールと紳士はまだ山頂の景色を堪能してるようだ
傾山本峰の断崖絶壁
時間がかなりおしてる [15:30]
傾山の双頭を写真に収めカメラをザックに仕舞い
九折山小屋を目指して、ゆるい下りの縦走路を足早に下る
九折越えの広場
テントは一つも張ってない
このまま、さっと登山口目指して下りればいいものを50m先の九折小屋を物色に
中には、二人の方が仮眠をされてた
ノックもせずにいきなりドアを開けてごめんなさい
下山 [16:00]
ここから登山口まで1時間と読んでたのが大誤算
林道に出て 急勾配の森の中を慎重に下る [16:40]
渓流に出会ったところでもうすぐ登山口だと思っていたが。。。
なんか、薄暗いし道路があるような気配が感じられない
地図を見ようとしたら、暗くて見えない、コンタクトをはずしてよく見てみるとここはカンカケ谷
ここからまだ、登山口駐車場まで1時間20分かかる ミスト
ここに来て口にしたアクエリ500mlが最後の一本だ
ちょっとショックだったが、気を取り直して冷静に沢を渡り、ピンクのテープを確認しながら登山口を目指す
もう一回でも、路を誤ると危ない
18時前だけど、森の中は暗い、ライトや非常食、一泊くらいの装備は持っているが
ワープ
最初から最後までピンクのテープに導かれ、青い鉄橋が見えてきた
無事ゴール [18:30]
汗だくのへろへろで駐車場に着くと、5人の若者がアスコンにマット引いて弁当を食べている
みんな礼儀正しい
ここで一泊して朝からカンカケ経由で登るらしい
坊主コースから九折越え経由で縦走したといったら感心してた
「ちょっと無謀だったよ」 と苦笑いのマッチェ
温泉は時間がないし、この汗どうしよう
ええーい、休憩舎の横の渓流水シャワーをパンツ一丁で全身に浴びてさっぱり
5人の若者が野郎ばっかりだからできたんだけど、奇人を見る視線が。。。
九折からのコースはこりごりと思って帰路についたが、一夜明けて心地よい足の張りを感じながら写真を眺めてると
また、春はあけぼのの時期に行ってみたいと思ってしまう
山登りってどSな趣味やね
それにしてもサングラスは勿体無かったね
汗で頻回に帽子を着脱するので、いつの間にか落としてしまう。 輪廻だねぇ~} 次は、下向いて歩いていこう。リカバリーのチャンスがあり、確率が
夏至の頃の13時間の山歩きは体験しましたが、日が少しずつ短くなるので10時間までにしてね
豪華なお食事にビックリしてます。 ご一緒する時、ナビゲートお願いします。
それだけの装備を身にまといアドベンチャー
恐れ入りました
五葉塚の絶壁の山ガールさん、なんとも絵になりますなぁ
山ガールさんって、もっと浮ついたものかと思ってたけど
登山力(?)も凄いけど、本当に山を楽しんでいるよね
お疲れっ
その節はご心配をおかけしましてm(__)m
木の枝が顔に当たったり、眼に虫が特攻してくるのでやっぱり、グラサンないと不便です
当日は8時間の行程計画でしたが、4時間オーバー見通しが甘いですね
ご忠告、謙虚に心得ました
冒険と言うほどのことではないですが未知のお山はワクワクしますね
あの山ガールさんと紳士は、短距離ルートから来たようです
傾もいろんなコースがあるようですし
秋磯までもうしばらく山歩きが続きそうです
勝手に登山部、石鎚山ツアーでも企画しましょうか