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ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

オレゴン・ワシントンの会

2011年06月30日 | ワイン
覚王山ワインサロンの「オレゴン・ワシントンの会」

アメリカのワイン生産量NO.1はカリフォルニア。アメリカ全体の約90%を占めていて、カリフォルニア・ワインはどこでも見かけます。

一方、オレゴン州、ワシントン州のワインは全くといっていいほど見かけません。ワシントン州は2位、オレゴンは4位ですが、どちらも上質のワインが生まれるようになり注目を集めているところです。

この産地のワインもなかなかいただけませんので、とても楽しみにしてきました。



Columbia Winery Riesling コロンビア・ワイナリー リースリング
【生産地域】アメリカ、ワシントン州、コロンビア・ヴァレー
【生産者】Columbia Winery コロンビア・ワイナリー
【品種】リースリング100%
【収穫年】2007年

コロンビア・ワイナリーはワシントンで1、2を争う老舗ワイナリーで、ワシントン州で最も人気があるブランドの1つ。全米でもトップクラスの人気。
やや緑色を帯びたレモンイエロー、甘いフルーツの香り、蜂蜜レモンのような、カビネット・クラスの程よい甘さがありますが、なかなか美味しいリースリングでした。

Benson Vineyards Pinot Gris ベンソン・ヴィンヤーズ ピノ・グリ
【生産地域】アメリカ、ワシントン州 AVA Lake Chelan
【生産者】Benson Vineyards ベンソン・ヴィンヤーズ
【品種】ピノ・グリ100%
【収穫年】2008年

最新のAVAであるLake Chelanにあるワイナリー。淡いレモンイエロー、柑橘系の香り、樽香もあります。後味に少し苦味を感じるのがピノ・グリの特徴です。



Coeur d'Alene Cellars Chardonny コーダレーン セラーズ シャルドネ
【生産地域】アメリカ、ワシントン州
【生産者】Coeur d'Alene Cellars コーダレーン セラーズ
【品種】シャルドネ100%
【収穫年】2008年

樽香、火打石というシャルドネ特有の香りがして、フレッシュで果実味があるのでシャルドネであることはわかるのですが、カリフォルニアとは全くスタイルが違います。ブルゴーニュの南の方のシャルドネの感じ。生産者はボーヌで修業した女性の方です。香りが華やかなのはワシントンの葡萄を使っているからだそうです。

Whispering Tree Syrah ウィスパリング・ツリー シラー
【生産地域】アメリカ、ワシントン州、コロンヴィア・ヴァレー
【生産者】Millbrandt Vinyards ミルブラント・ヴィンヤーズ
【品種】シラー100%
【収穫年】2007年

紫を帯びた濃いガーネット色、スパイス、ビターチョコといったシラーの香りがしました。獣っぽい香りはしません。果実味がしっかり感じられました。



Columbia Winery Merlot コロンビア・ワイナリー メルロ
【生産地域】アメリカ、ワシントン州、コロンビア・ヴァレー
【生産者】Columbia Winery コロンビア・ワイナリー
【品種】メルロ76%、マルベック12.8%、カベルネ・フラン11.2%
【収穫年】2007年

このメルロは青っぽい、野菜の香りがしたので、メルロ主体なのに11%しか入っていないかペルネ・フランの香りが表に出てしまったような感じです。 これはメルロとはわかりません。

Boudreaux Cellars Cabernet Sauvignon ブードロー・セラーズ カベルネ・ソーヴィニヨン
【生産地域】アメリカ、ワシントン州
【生産者】Boudreux Cellars ブードロー・セラーズ
【品種】カベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロ6%、カベルネ・フラン4%、マルベック3%、プティ・ヴェルド3%、シラー2%、サンジョヴェーゼ2%
【収穫年】2005年

よくもまあ、こんなに微妙にブレンドしたものだって感じですが、濃いガーネット色、カシスやブルーベリー、ミント香、これぞカベルネ・ソーヴィニヨン!ただ、決してパワフル、骨太ではなく、繊細なカベルネという感じ。バランスはよかったと思います。サンジョヴェーゼはイタリア、トスカーナ州で造られる有名な品種ですが、アメリカ、カリフォルニア、ワシントンでも造られているようです。

Domaine Serene Pinot Noir Evenstad Reserve ドメーヌ・セリーヌ ピノ・ノワール エヴァンスタッド・リザーヴ


【生産地域】アメリカ、オレゴン州、ウィラメット・ヴァレー
【生産者】Domaine Serene ドメーヌ・セリーヌ
【品種】ピノ・ノワール100%
【収穫年】2006年

最後にオレゴンのピノ・ノワール。
明るいルビー色、チェリー、すみれ、いちごの香り、しなやかな口当たり、繊細なピノ・ノワールです。溶けたタンニンがもう少し感じられ、土の香りがするともっといいのにと思いました。

ワシントン・オレゴンのワイン、初めていただきました。同じアメリカでも、カリフォルニアのような日をいっぱい浴びたイメージやふくよかさとボリューム感はなく、とても繊細な感じのするワインでした。

色々なワインがあって面白いです。今夜も楽しくいただきました。皆さま、有難うございました!

これから夏本番。

美味しいワインを楽しく飲んで夏を乗り切りましょう!

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