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阪神競馬場の

2006-11-07 09:55:25 | Weblog
昨年4月から行われていた阪神競馬場の改修工事が終了した。6日に馬場試走会が行われ、武豊ら現役ジョッキー9人が参加した。
芝の外回りコースなどリニューアルされた仁川では、芝のマイル(1600メートル)などが以前よりも実力をフルに発揮できるコースに“変身”。来月2日からの3回開催から熱い戦いが始まる事となる。

 長年親しんできたコースの大きな変ぼうぶりに、ジョッキーたちも目を丸くしたようだ。
「やっぱり大きいですね。内回りと外回りでは感覚を変えて乗らないといけない。特に1600メートルなんかはガラッと変わりそう」と武豊が振り返れば、「乗ってる方としては乗りやすくなったし、以前よりはタフなレースになるが、ずっと面白くなると思う」と福永。試走会に参加した騎手の満足げな表情からは、はっきりと好感触が伝わってきた。

 昨年4月から着工し、これまでのコースを大きく拡張する形で作られた外回り
コース。395メートル増の1周2089メートルは新潟(外回りコース)に次いで国内2番目で、右回りでは国内最長となる。
さらに最後の直線も以前より121メートルも長い474メートルとなり、これも右回りでは国内最長となった。

 これによって特に大きく変わるのが、桜花賞や阪神JFなどが行われているマイルコース。
これまでは1コーナー奥のポケットからスタートで、最初のコーナーまでの距離が短く、思うような位置取りができない外枠が不利というのが定説になっていた。
しかしこの外回りコースの完成で、スタート地点は向こう正面となり、3コーナーまで444メートルの直線があり、じっくりと隊列が固まりながら、最後は長い直線での叩き合いという、紛れの少ない実力勝負へと変貌(へんぼう)を遂げそうだ。

 3回開催の初日(12月2日)1Rには、外回りマイルコースでの未勝利戦が“こけら落としレース”として行われる予定。
「外回りマイルコースでの桜花賞馬第1号に乗れたらいいですね。タイムも伸びるんじゃないかな」と桜花賞5勝を誇る武豊も来春が今から楽しみな様子だった。
また他に外回り1800メートル、2400メートルも新設され、9日の鳴尾記念
1800メートルで行われる。
騎手同士の駆け引き、ゴール前での激しい叩き合い。競馬の醍醐味のたっぷり
詰まった戦いが、仁川の舞台でもうすぐ繰り広げられるだろう。

 ダートコースにも新たな目玉もある。ダート2000メートルの設置だ。
海外ではブリーダーズCクラシックケンタッキーダービー(ともに米国)、
ドバイWC(UAE)など大レースの行われている距離だが、JRAでは1989年の札幌競馬場以来17年ぶりとなる
4コーナーのポケットの芝からスタートし、ダートコースに入る形態になって
いる。
「芝とダートの切れ目も京都の1400メートルと同じような感じ。3コーナーがものすごく緩やかになっているような感じでしたね」とダートの試走会に騎乗した渡辺は話していた。