日記 片翅の蝶々さん
実のところ、飼い始めたころはそれはそれは元気な蝶々さんで、お世話がそれなりに大変なものだったから、万が一越冬したら大変だなと思っておりました。
それが3日4日も過ぎると、見る見る衰弱してゆくのが、手に取るようにわかりました。
まず、あまり蜜を飲みたがらなくなりました。栄養ドリンクを薄めたものを混ぜたり、新鮮な蜜を与えたりしましたが、食欲は回復しませんでした。
他の♀の蝶々を観察していて思ったのは、メスは卵を産みつけることが、一番の希望なんではなかろうかと、見ていて思いました。
片翅蝶々さんが、お尻をしきりに丸めるので、先を見てみると卵のような丸いものがくっついておりました。
蝶々にも無精卵があるんですね。
片翅蝶々さんは飛べないから、卵を産みつける姿勢がとれないのでした。
それ一つを思い出してみても、
涙が止まらない。
可哀想過ぎて、
不憫過ぎて…。
もう、絶対、蝶々は飼育しない。
したくない。
辛過ぎる。