播州清水寺に行く。西国第25番札所。御嶽山頂にあり、境内から遠く瀬戸内海まで見渡すことができる、とあるが、御嶽山(552m)は国土地理院地図に山名が表記されていないそうだ。「清水寺」とのみ記されているらしい。今日は、残念ながら、霞みがかかっていた。
高速道路の料金所のようなものがお寺の入り口?にあり、車に乗ったまま、拝観料を払う。お門まで3キロです、と言われる。坂道をどんどん登っていく。広い駐車場に着くと、大きな仁王門がそびえたっている。
推古・聖武 両帝勅願所 本尊 大講堂(千手観音)・根本中堂(十一面観音)奉安
ホームページによると、・・・御開山法道仙人は印度の僧で、今より1800年前、人皇十二代景行天皇が治められていた時に、中国、朝鮮を経て御嶽山に住まわれ鎮護国家豊作を祈願されました。推古35年(627年)推古天皇勅願により、根本中堂が建立され、仙人一刀三礼の秘仏「十一面観音」、「脇士毘沙門天王」、「吉祥天女」の聖像が安置されました。もともとこの地は水に乏しく、仙人、水神に祈ったところ、霊泉が湧水し、その事に感謝して「清水寺」と名付けられました。神亀2年(725年)聖武天皇は行基菩薩に勅願して大講堂を建立、永く経典の講義をする道場として、法灯を国中に輝かされました。
仁王門をくぐると、境内が広がる。蝉の声が、響きわたっている。石垣の道。
根本中堂に行く。
中に入ると、お前立の十一面観音が見られる。本尊十一面観音立像と両脇仏の毘沙門天立像・吉祥天立像は30年に一度の開帳の秘仏。
根本中堂の少し上を歩くと、おかげの井戸がある。井戸の水面に顔を映すと寿命が三年延びると伝えられている。
階段を下ると、大講堂。
鐘楼。
中央にあるのは、薬師如来。壁には十二神将がかかっている。
孤島にあるお寺のよう。ほとんど人がいない。なんとなく、すべてが淡白。・・・そうだ! 眠りの魔法をかけられた国のようなのだ。
本坊。
階段を上り、多宝塔跡を見て、
帰り道につく。