兼六園は、17世紀中期、加賀藩によって金沢城の外郭に造営された「大名庭園」を起源とする江戸時代を代表する池泉回遊式庭園。岡山市の後楽園と水戸市の偕楽園と並んで日本三名園の1つに数えられる。園名は、松平定信が『洛陽名園記』を引用し、宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の6つの景観を兼ね備えていることから命名した。雪に備えて行われる雪吊は冬の風物詩。

兼六園を訪れたのは、20年以上前。不思議なくらい、何も覚えていない。雪吊を知らなかった。金沢は雪国なのだ。。。

随身坂料金所から兼六園へ。

12月初旬まで、もみじを堪能しきったので、冬のこの光景が、少し寂しく感じる。でも、堂々とした松は圧巻。

根上がりの松。40本以上の根が土から盛り上がったように見える松。松の根は地表近くに成長するという性質を用いて、盛り土をしてその上に松を植え、 後で土を取り除いて根上にしたと言われている。約2メートル、松の根が地上部分にせり出している。


日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の像。富山県高岡で造られた日本最古の銅像で、身長は5.5メートル。西南戦争で戦死した郷土軍人を祀るために、明治13(1880)年に建てられた。


可憐なピンクの花の木。

真弓。

氷の花!



並べられた11枚の石が、雁の列が飛んでいく様に見えることから名付けられた。昭和44年から、石の保護のために通行が禁止されているが、昔はこの橋を渡ると長生きすると言われていたそうだ。


底にある石がとてもきれい。


霞ヶ池 兼六園の中心部にある、約5800平方メートルの池。園内で一番大きい池。池の中には蓬莱島という亀の形をした島が浮かんでいる。









虎石 虎がほえている姿に見えることから名付けられた石。龍石・獅子巌とともに兼六園三名石。

枯れた松の葉の絨毯。味わい深い。

これは山査子の実! サンザシ、という言葉からは、失われた時を求めて、を思い浮かべる。白い花とその香り。その花からは想像しがたい、ぷっくりとした赤い実。






時雨亭跡。

瓢池(ひさごいけ) 瓢箪の形をした池。中州にあるのは、加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰ったと言われる「海石塔」と枝垂桜。


赤い実。



