先日行われた「ブラット君の話しを聴く会」のつづきです。
実は今回ブラット君が南相馬市にきて頂くにあたっては心配毎がなかったわけではありません。
それは原発事故による放射性物資による汚染に対し敏感になっているこの地域にベラルーシ出身の
方が来られるという事は本人が思っている以上に放射能汚染に関する質問が殺到するのではないか
という危惧でした。そのため、ちらしには「学者でも医者でもないけれど…」の言葉をあえてつけさせて
頂きました。事故当時の情報の多くは公表されていない上に、彼が生まれたのはチェルノブイリ事故
が起きてから2年ほどたってからなのです。何故でしょう。落ち着かないほど心が騒ぐ…胸騒ぎ。
それでも彼は自分の立場を理解し情報を提供し、説明し、質問に答えてくれました。
パネルで展示されている情報を真剣にみる参加者。
ブラット君はこのようなデーターを見せながらすらすらと日本語で説明していきました。
「国際放射線標準では1.2までは大丈夫だと言われていますがそれ以上は危ないと言われています。
ちなみにベラルーシの法律で容認されている1年当たりの放射線量は普通の国民で1000uSv。核工業の
職員で2000uSvだそうです。」という感じ。時々「事実!…○○」なんて事をおっしゃるので本当に驚きま
した。「ジジツ!」なんて言葉使うなんてすごくありませんか!
だからでしょうか?時々「学者でも医者でもないけれど…」のフレーズを忘れたような質問もとびだしたのは?
食品に関してもとても興味深いデーターを教えてくれました。
食品に関する情報も説明してくれた。
東京でも質問されたそうですが、この地域では農林水産業への影響どころか
食品汚染に関しては本当に非常に厳しい状況を強いられているのでやはり
質問はそこにも集中しました。
ベラルーシでは北側と南側では少々状況が違うようですが、学校などに食糧
品の線量を計る機械が設置していある所が多いそうです。
ブラット君が通っていた学校には無かったそうです。
興味深かったのが「肉は茹でて食べます。炒めません。」ゆで汁は捨ててしまうそうです。
現在ブラット君は「ふくかんねっと」さんにお世話になりながら福島市郊外に住んでいるそうですが・食事に
ついて聞かれると「普通に食事しています。さしみは危ないと言われていますが、大好きだから食べてしま
います!」と笑いながら教えてくれました。これには会場からも笑いが起こりました。一挙に和やかムードへ。
ところが次の質問でまた緊張します。それは子供達の病気に関して聞かれたブラット君が答えた時です。
「ベラルーシの南地域を中心に子供たちの甲状腺の肥大が増え、多くの子供たちは診断をうけました。
私も小学生の時と中学生の時にお母さんに病院に連れていってもらいました。お母さんが決めました。
そして薬やビタミンなどでよくなりました。ただ、ベラルーシの北と南では子供たちの健康管理はちがいます。
厳しいです。」
「ブラット君はあんまり気にしては生きてません」ふくかんねっとの高橋さんが笑顔でいうとうなづくブラット君。
その言葉で呪文が解けた!
何を恐れ、何が心配だったのか本当はうすうすわかっていたはずなのだ!
ブラット君は、未来の福島の子供たち。
問われる多くの質問は、将来福島の子供たちも同じように聞かれるに違いない。
そのとき、福島の子供たちはいった何と答えるのだろう?
あんまり気にしないで生きてましたよ!
そう、笑顔で話せるようになればいいな
>>南相馬市ふるさと回帰支/援センターHPへ
実は今回ブラット君が南相馬市にきて頂くにあたっては心配毎がなかったわけではありません。
それは原発事故による放射性物資による汚染に対し敏感になっているこの地域にベラルーシ出身の
方が来られるという事は本人が思っている以上に放射能汚染に関する質問が殺到するのではないか
という危惧でした。そのため、ちらしには「学者でも医者でもないけれど…」の言葉をあえてつけさせて
頂きました。事故当時の情報の多くは公表されていない上に、彼が生まれたのはチェルノブイリ事故
が起きてから2年ほどたってからなのです。何故でしょう。落ち着かないほど心が騒ぐ…胸騒ぎ。
それでも彼は自分の立場を理解し情報を提供し、説明し、質問に答えてくれました。
パネルで展示されている情報を真剣にみる参加者。
ブラット君はこのようなデーターを見せながらすらすらと日本語で説明していきました。
「国際放射線標準では1.2までは大丈夫だと言われていますがそれ以上は危ないと言われています。
ちなみにベラルーシの法律で容認されている1年当たりの放射線量は普通の国民で1000uSv。核工業の
職員で2000uSvだそうです。」という感じ。時々「事実!…○○」なんて事をおっしゃるので本当に驚きま
した。「ジジツ!」なんて言葉使うなんてすごくありませんか!
だからでしょうか?時々「学者でも医者でもないけれど…」のフレーズを忘れたような質問もとびだしたのは?
食品に関してもとても興味深いデーターを教えてくれました。
食品に関する情報も説明してくれた。
東京でも質問されたそうですが、この地域では農林水産業への影響どころか
食品汚染に関しては本当に非常に厳しい状況を強いられているのでやはり
質問はそこにも集中しました。
ベラルーシでは北側と南側では少々状況が違うようですが、学校などに食糧
品の線量を計る機械が設置していある所が多いそうです。
ブラット君が通っていた学校には無かったそうです。
興味深かったのが「肉は茹でて食べます。炒めません。」ゆで汁は捨ててしまうそうです。
現在ブラット君は「ふくかんねっと」さんにお世話になりながら福島市郊外に住んでいるそうですが・食事に
ついて聞かれると「普通に食事しています。さしみは危ないと言われていますが、大好きだから食べてしま
います!」と笑いながら教えてくれました。これには会場からも笑いが起こりました。一挙に和やかムードへ。
ところが次の質問でまた緊張します。それは子供達の病気に関して聞かれたブラット君が答えた時です。
「ベラルーシの南地域を中心に子供たちの甲状腺の肥大が増え、多くの子供たちは診断をうけました。
私も小学生の時と中学生の時にお母さんに病院に連れていってもらいました。お母さんが決めました。
そして薬やビタミンなどでよくなりました。ただ、ベラルーシの北と南では子供たちの健康管理はちがいます。
厳しいです。」
「ブラット君はあんまり気にしては生きてません」ふくかんねっとの高橋さんが笑顔でいうとうなづくブラット君。
その言葉で呪文が解けた!
何を恐れ、何が心配だったのか本当はうすうすわかっていたはずなのだ!
ブラット君は、未来の福島の子供たち。
問われる多くの質問は、将来福島の子供たちも同じように聞かれるに違いない。
そのとき、福島の子供たちはいった何と答えるのだろう?
あんまり気にしないで生きてましたよ!
そう、笑顔で話せるようになればいいな
>>南相馬市ふるさと回帰支/援センターHPへ