このエントリーは、キリスト教的終末観がなければ理解できないかもしれないので、ご興味がなければ飛ばしていただきたい。
また、私はファチマ等について特別に調べているわけではない。
私が過去(主に1970年代)に見聞し、感じてきたことと現在公表されているものとが違うということを述べているだけである。
私は、日頃は仕事について考え、時々政治や社会について考えている程度の普通の人間であり、
たまたま靖国訴訟やバウネットにカトリックの組織がからんでいることから、カトリックの左傾化はファチマの秘密の内容に関連しているのでは?と憂慮したまでのことである。
だから、カルト的なもののようにみられるのは本意ではなく、そのようなものをこのブログに期待されても無意味である。
さて、
ファチマ第3の秘密について、現在公表されている「教皇の暗殺がその核」というようなものは、
http://www.d-b.ne.jp/mikami/fn021505.htm
において主張されているように、真の秘密が依然隠されているものであると感じる。
どう違うかは、詳しくは参照先のサイトの中をいろいろ参考にしてください。(*1)
私が過去に見聞したこととはあまりにもその主旨が違うのである。
終末に関する予言や預言がいろいろなされてきたが、その根幹となるのは、やはり2千年前の黙示録であろう。
それ以降、諸々のキリスト教的な預言や予言なども、終末観はほぼ一致している。(*2)
黙示録以前のダニエル書、エゼキエル書などにも終末預言ととれるものがある。
特に最近は、聖母のご出現によるものである。
ファチマ、ベイサイド、ラサレット、ガラバンダル、秋田など。(*3)
いずれも、カトリックへの(ひいては人類への)警告というべきもので、
単なる教皇の暗殺が核というようなものでは、最近のその他の聖母のご出現メッセージとは釣り合いがとれない。(*4)
思うに、第3の秘密にはカトリックの中枢(もしかして、教皇に及ぶかもしれない)のサタン支配化というものが含まれている(*5)
ので、核心部分についてはこれを全て公表できない。ということかもしれない。
警告というのは、カトリックの(ひいては人類への)堕落に対するもの(*6)で、教会としてはエキュメニズムに代表されるような反カトリック的教義に対するものであろう。
共産主義の浸透に対しての害悪というのも、政治や国家体制に関してというよりも、その思想的な害悪や教会に対しての(今でも中国に見られるような)迫害等に関するものと思われる。
子供の時は世界の終わりの予言は恐ろしいものであったが、
今では、人類が滅亡するのが神の意志であるならば、それも否定はせずに受け入れるものかもしれないと思える。
現在の人類はその約80%がそのまま地獄へ落ちるということらしい。私も罪深い不信心者ゆえその1人かもしれない。
人にとってそのことが最も恐ろしいことだと感じるのは、やはりカトリックの教徒だからか。
最後に、神による懲罰は改心により避けられることもありえないことではないとも聞く。
*1 私が過去に見聞したことはリンク先のサイトが近いのだが、その全文を私が肯定しているというわけではない。
*2 ノストラダムス、マラキ等の予言もキリスト教の終末観に深く関わるものと思う。なおこれ以降、予言と預言の区別をつけられずに使用している部分もある。
*3 終末の前に、いにしえの女性が世界のいたるところに現れる、というような予言がどこかにあったような。
*4 教皇もいつかは召されるのだから、それが病死ではなく暗殺だとしても、人類へのメッセージとしては重いものではないのかも。
*5 教皇はヨハネスパウロ2世の代で計算上終わりとなる予言もある。反キリストが教皇に立つという予言もある。
*6 カトリックでは中絶は殺人だとされている。アメリカにおいて中絶問題がいつも政権選択の争点になっているのはこのためか。