森政人的日々 ~石川県商工会青年部相談役・㈱森こん常務取締役・4児のパパな日々~

青年部も卒業し、blog休止中。7月からは、4児のパパとしても奮闘中です!!
blog再開の日は来るのか!?

この空の下

2011年03月19日 12時28分07秒 | 商工会青年部

被災地の為に、青年部の仲間達の為に、活動を続けてくれている石川県商工会青年部のみんな、

本当にありがとう。

時間が有る時でいいから、どうか最後まで読んで欲しいです。そして、仲間達に伝えて欲しいです。

 

この一週間を振り返ってみると、空を見上げることがとても多い。

 

新橋のSL広場で、全国の都道府県青連会長と一緒に避難していた。余震の度に上を見上げた。ビルや看板や、鉄塔や工事中のビルの屋上のクレーンが揺れていた。天気の良い日だったのに、いつの間にか灰色の雲が近付いてきて、にわか雨を降らせていた。コンビニに沢山の人が駆け込んでいた。

 

夜になった。公共交通機関が全て機能せず、同じバスを待っていた都内在住の方とホテルへ向かって歩き出した。地方出身者の自分がどれだけ心強かったか。人の温かさを感じた。歩き続けた2時間くらいの間、何度も何度も空を見上げた。三日月が狭い東京の空に浮かんでいた。月の光に慰められた。東京タワーの上の方は明かりが消えていた。

 

翌朝、なんとか羽田空港に到着し、飛び立つ飛行機を眺めながら見た空は薄いブルーだった。富山空港と小松駅のバス停で見上げた空は、なんとも穏やかな青空だった。どちらもいつもならタクシーに飛び乗るところだけど、バスを待っていた。このわずかな金額でも募金すると決めていた。

 

日曜日。早朝から、町内の神社の掃除とエザライ作業に汗を流した。寒い一日だったけど、すぐに汗が出てきた。ほとんど眠れていなかったから疲労はピークだったけど、地域コミュニティーと人との繋がりを考えずにはいられなかった。泥で汚れた軍手で汗を拭う度に空を見上げた。青空が眩しかった。

 

月曜日。出社して社員さんに無事を報告。心ここにあらず。ニュースやネットで情報収集を続けていた。テレビとモニター画面以外のものを見た記憶がない。

 

火曜日。単会事務局に出向いて義援金の協力依頼をした。事務局さんや単会部長からも力強い言葉を貰った。定例会懇親会の自粛の相談を受けたが、地域の経済を止めてはいけないと思ったし、自分達が満たされた分、幸せを感じた分を被災地の為に送り届けて欲しいとお願いした。

全青連臨時総会の資料を持って県連にも行った。県下青年部に向けての情報発信のお願いをした。

定例会が終わって空を見上げた。月も星も何も見えなかった。妻から緊急連絡が来ていた。平静を装いながら、心は慌てていた。

 

水曜日。ブログやSNSやメール等で、被災地の青年部員が体験したこと、見たこと、仲間の青年部員から聞いたことを発信してくれている。涙が止まるわけがない。自分も発信できる立場にあるのだから、少しでも責任を果たそうと思った。支援物資の発送や義援金の活動に動いた。動き続けている仲間達が心強かった。空を見上げると雪が舞っていた。

 

木曜日。ここ数年ずっと体調がよくなかった父。ここ数日、さらによくない状態が続いていたので病院に連れて行った。父を抱きかかえ、車に乗せ、車椅子を押しながら、母と二人不安な時間をすごした。夕方入院することが出来た。夜、病院を出て空を見上げた。丸いお月様がぽっかりと浮かんでいた。涙は流すまいと堪えた。

 

昨日。父を見舞ってから県連の理事会に出席した。商工会としての義援金の取り組みを確認した。組織とお金と人を動かす力を持った人たちが、伝える力と行動する力を発揮してくれることを祈りたい。青年部としての情報発信についても確認とお願いをした。

夜は単会の指導員さんのお祖母さんのお通夜にお参りした。

読経の間、色々な想いが溢れてきた。

 

東京新橋から全国に帰っていった各都道府県青連会長の仲間達。それぞれの地域で懸命に活動し続けている。宮城県青連会長からも、ようやく回線が繋がり、現状報告としてメールが届いた。

地元単会の副部長さんが、消防団で津波警報の巡回中に津波にのまれ、おととい遺体で発見されたと綴られていた。とても悔しいと書かれていた。ガソリンが無くて動きが取れないもどかしさが伝わった。

被災地で飢えと寒さに耐えて生きている多くのみなさんのこと。

突然の災害に命を奪われてしまったたくさんの人たちのこと。

災害復旧の為に命をかけている人たちのこと。

自分の出来ることを懸命に考えて、被災地の為に冷静に行動している人たちのこと。

少ない物資を分け合って、助け合っている人たちのこと。

不安に駆られ、行列やニュースに踊らされ、必要の無い買い溜めをしている人たちのこと。

これを機会に不正な利益を求めたり、思想や活動をひろめようとする人たちのこと。

父のこと。もっと早く病院に連れて行けばよかったのに。

介護の必要な祖母と身重の妻と、これからの生活のこと。

明るく励まし続けてくれている妻の気持ち。

元気なくテレビ画面を見続ける頼りない私に、不安を覚えたであろう子供達のこと。

この一週間、何度も見上げた空を思い返しながら、

その同じ空の下で、

どんなにか辛い思いをされたであろう被災者のみなさんのこと。

 

読経が続く間

地元単会の青年部担当の事務局さんと、歴代部長の先輩の間に座り

お経を聞きながら

涙が止まらなくなった

拭っても拭っても涙が溢れて止まらなくなった

頼もしい仲間に囲まれて、張り詰めていた気持ちが緩んだのかもしれない。

 

このブログを読んでくれている青年部の仲間達へ。

この同じ空の下、今も懸命に生きている仲間達がいます。

被災者の為に、復旧作業に、汗を流している仲間達がいます。

義援金の募金活動や支援物資の調達に動いている仲間達がいます。

 

石川県商工会青年部20単会の取り組みや、

青年部員それぞれの活動や思いを

被災地や全国の青年部の仲間達へ届けたいのです。

このブログへのコメントでも

メーリングリストでも

メールでも電話でも

何でもいいです。

皆さんの具体的な活動を教えて下さい。

それは、きっと、被災地で懸命に生きる仲間達の

勇気になります。

希望になります。

必ず届きます。届けます。

この空は、つながっているのだから。

 

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石川県商工会青年部の仲間達へ 動き出そう!

2011年03月16日 09時59分25秒 | 商工会青年部

県下青年部の仲間達が、被災地への支援に向けて、既に多くの仲間達が動き始めてくれています。

義援金の募金活動や、物資発送の準備、献血や情報の発信共有などなど……。

本当に、本当に有り難う!!

 

昨日は地元鶴来の単会の年度最後の定例会でした。

話し出したら止まらなくて、たくさんの時間を貰いました。自分の体験や青年部の仲間達のこと。そして被災地で懸命に生きる仲間たちのことを必死で語りかけました。

少ない情報の中いろんな不安を抱えながらも、そして冷たい雨や雪が降る中、家族の為に、地域の為に、懸命に生きようとしている仲間達がいることを。

大切な家族や仲間達を失いながらも、それでも懸命に生きている仲間達がいることを。

怪我をしながら、自らも被災しながら、家業を継続して復旧作業に尽力している仲間がいることを。

地域を守る青年経済人として、自警団や消防団として、復旧活動に汗を流している仲間達がいることを。

 

商工会青年部は、仲間達を見捨てない。家族を、家業を、地域を守り抜く。助け合う。

この国難をなんとしても乗り越えて生きていく。

 

 

待っていないで行動しよう。

誰かが何かを指示してくれるのを待っていないで

公式の文書が無いと動けないなんてことは無い

情報は与えられるものではなくて、自分から掴みに行くものだ

ネットでもテレビでも新聞でも、情報は溢れている

あとは、情報の信憑性を確認して

自分に出来ることを

継続して

行動し続けよう

一回募金したから終わりなんてことは無い

息の長い継続こそが求められている

関心を失うことなく、何ヶ月でも何年でも

 

 

定例会の終わりに廻された募金箱には、青年部の仲間達の10万4千円を超える気持ちが詰まっていた。

商工会という公の組織の力と地域に根ざした活動の継続は、地域の信頼を得ているはずだ。地域の皆さんの信頼を得ているはずだ。

 

県下青年部のみんな

共有と連携

今こそ動き出そう!

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大震災 お願いとご報告

2011年03月14日 08時41分43秒 | 商工会青年部

何から書けばよいのか……。

まだ心の整理が付かず、ニュース映像を見ては涙で目を潤ませる数日です。乱文長文になることと思いますが、お付き合い下さい。

 

型どおりのお見舞いの言葉も思いつかず、お亡くなりになられた方々に手を合わせお祈りすると共に、これ以上の命が奪われることの無いように願うばかりです。

全国各地で被災された多くの方に、心よりお見舞いを申し上げます。ニュースで流されていない地域でも、大変な被害があります。一日も早い復旧が為されることを祈りながら、自分に出来ることをするのみです。

 

【お願い】

石川県の商工会青年部関係の皆様には、関心を持って、個々にできる取り組みをお願いします。部長の皆さんには、義援金の募金活動についてのお願いをメーリングリストにてお願いを致しました。ご協力をお願い致します。

チェーンメール等が報告されています。冷静な対応お願いします。

石川県は能登での震災を経験しています。被災住民の方々が、次に困ることは何か?経験を活かした取り組みが出来るのであれば、動き出して欲しいです。県青連のネットワークや連携を活かしての取り組みにも期待します。

 

【ご報告】

全青連臨時総会出席の為、全国連の会議室にて全国の都道府県青連会長と一緒にあの大きな揺れを感じました。長い横揺れが続く間、色んな考えが脳裏を過ぎりました。揺れが収まってから宮本会長の指示の下、階段にて避難しました。

ご心配のメールや電話を頂いた皆さんには、本当にありがとうございました。発信規制もあり、携帯やインターネットもほとんど繋がらず、ご心配をおかけいたしました。

各都道府県青連会長の皆さんには、今日現在なんとか帰路につかれているとの情報を全青連宮本会長から頂いています。

 

【当日~翌日のこと】 以下私個人の体験ですので、読み飛ばしてください。

新橋のSL広場にて、都道府県青連会長の皆さんと一緒に、頻発する余震に恐怖しながら情報収集と今後について話していました。

その後、連絡を取り合いながらブロックごとや各自で行動することになり、私は情報を足で集めることにしました。

JR・地下鉄は復旧の見込み立たずとのこと。(結局は、夜になってJRは運転再開を断念、地下鉄は夜遅くに少しずつ運転再開することに)

バスとタクシー乗り場は長蛇の列。ホテルにもタクシー待ちの長蛇の列。どれもほとんど動いていない。この間も頻繁に余震が続く。

帰宅困難者の多くの人が、ホテルや店舗や避難所に。道路は動かない渋滞の列と歩行者が車道にも溢れていた。

地方から来た自分はJR・地下鉄が動かない、タクシーもダメという時点で、体力温存の為近くのホテルに宿泊していた会長さんの部屋に退避。宿泊予定のホテルまでは相当な距離があるので、電車の復旧に期待してました。ここで携帯の充電が出来たことと、体力の回復温存ができて助かった。

夜になって、バス亭に並ぶことに。バス停を見つけるまでに一時間ほど彷徨い歩く。地下にてエリアメールを受信して地上に駆け出すこともあった。エリアメール緊急地震速報を受信したのはたったの2回だった。余震は何回も何回も続いていた。

バス停の行列にて前後の方と情報交換。後ろの人は2・3時間かかるけど歩くといって列を離れた。前のバスは目的地まで2時間半かかったという情報を貰ったところで、前に並んでいた方とご一緒して歩くことに。地方から来た者にとって、本当に助かる思いだった。

二時間ほど歩いたところで復旧した地下鉄から一駅分乗車。たどり着いたホテルには、多くの帰宅困難者がロビーや階段に座り込んでいた。

翌日の朝一小松便の予約をしていたので、羽田までの移動の為に情報収集と体力回復。1時間ほどウトウト出来た。目が覚めて、モノレール復旧の情報があったが、予約していた小松便の欠航情報が……。

空港行かなきゃ仕方ないとのことで空港に向かう。JRは8時過ぎ運転開始と言う事で、地下鉄に乗って移動。地元青年部の旅行社の仲間にアドバイスと富山便の手配をもらう。

タクシーの行列は相変わらず。ホテルにも疲れきった帰宅困難者の方々が座り込んでいた。

モノレールは余震で緊急停車しながらも空港へ到着。羽田空港もダンボールと毛布に包まった人たちで溢れていた。

富山からJRで小松へ戻りお昼過ぎには帰宅できた。

コメント (3)
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石川県商工会青年部県大会開催 ありがとうございました!

2011年02月07日 09時05分52秒 | 商工会青年部

共有と連携 ~後継者として学び考え熱く議論し行動しよう~

 

あと数ヶ月で県青連会長としての任期も終わろうというこの時期に、最高の仲間達と記憶に残る県大会を開催することが出来ました。

理事会、実行委員会、調査研究委員会、IT委員会などのいくつものチームが最高の仕事を成し遂げてくれました。事務局さんにも本当にお世話になりました。

そして、志賀町青年部の皆さんには本当に感謝しております。一緒に入った風呂での言葉にウソ偽りはございません!^-^/

 

挨拶やグループワークや懇親会の席などで、青年部の仲間達に多くのことをお伝えすることが出来ました。一生の思い出になることでしょう。

○来たくても来ることができなかった青年部の仲間達に!

○仕事を預けて留守を守ってくれたご家族や社員スタッフの皆さんに!

○いつも寂しい思いをさせてしまっている奥様やお子さん達に!

学んだこと、気付いたこと、そして最高の出会いを

言葉を尽くしてお伝えしていただければ嬉しいです!

そしてみなさんに私からも心よりの感謝の気持ちを・・・・・・。

 

ありがとうございました。

コメント (2)
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調査研究委員会企画セミナー第1弾

2011年01月20日 08時38分32秒 | 商工会青年部

お久しぶりのブログ更新でございます。

ブログ以外は精力的に動いておりましたが、色々あって書けなかったんです~。

 

さて、タイトルの石川県青連事業が開催されます。

調査研究委員会企画セミナー第1弾

・うまく伝える力、宣伝力を磨くセミナーの第1弾。「情報発信型の企業になる!集客力アップのマスコミ&口コミ対策セミナー~」です。

 

石川県内各地から集まった青年部員で構成する調査研究委員会が、力いっぱい県下の青年部員の為に企画立案したセミナーです。

最高の学びと気付き、そして出会いの場になることでしょう! 期待大ですよ~!!

というわけで、参加者の皆さん、会場にてお待ちいたしております。今回残念ながら参加できなかった人も、空いた時間に会場を見学されたり、参加者から内容についてお聞きいただければと思います。

 

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