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hiromi_88_33@yahoo.co.jpさんから、2010年9月22日付の私のブログ「2009年度決算 反対討論(一般会計)」にコメントが寄せられました。
寄せられたコメントは以下のとおりです。
【以下:寄せられたコメント】
hiromi_88_33@yahoo.co.jp
2010年12月9日
群馬の内陸の水田については適地適作という観点から温暖化の影響で品質のよい米がとれるといい難い地域です。
全国の米主産地で価格下落が続く以上、全国的産地で見たときに切り落とす内陸部の水田がでてもやむを得ない事情かと思います。
農業の高齢化で耕作を継続できない先細りの農業の中ですが、それでも群馬県は減反を達成できた県ではありません。
他自治体から見ると減反の達成率に関しては群馬は低い評価もあります。その中で農地を減らすことはニーズからすると財源を抜きにした議論であれば間違った政治判断ではない。
水田は戸別補償の対象であり、穀物の栽培を継続する限り、税金を投入が続けられることもまた考慮すべき点です。
農業の後継者が高齢化する流れの中でやむを得ない決断ではないでしょうか?
耕作放棄地が多いのも事実。商業観光へ転地することにより代買などで他の農地が生き返ればそれも良し。水田を転地したところで自然環境への弊害もなさそうな地域でしょうか。
自治体の予算だけのせまい視野で判断する事項ではないと察します。
【以上・寄せられたコメント】
寄せられたコメントにたいする私の考えを述べたいと思います。
hiromi_88_33@yahoo.co.jpさんへ。
コメントありがとうございます。
今年の猛暑でも
ゴロピカリはうまいコメ
群馬のゴロピカリはけっこうおいしいコメなんですよ。
今年のゴロピカリはたしかにほとんどが規格外ですが、その規格外米も食べてみると、市場で売られているコメと比べても遜色はないのです。
食料自給率向上のために
また日本の食料自給率がカロリーベースで40%、穀物ベースで26%であることを考えても、つくれるところで切り落とす(農地を宅地などに転用する)必要はないと私は考えています。
輸入しながら減反
ですから、ミニマムアクセス米という輸入“機会”米の規定を、いまだに捻じ曲げて輸入“義務”米であるかのようにコメを輸入しながら国内で減反する国策についても私は反対です。
したがって群馬でも、農地は可能な限り転用・減らすべきではないと考えています。
高齢化が進み耕作放棄地が拡大する傾向もありますが、だからといって、農地の転用を加速するような政策転換を行えば、食料自給率は低下するばかりで、食の安全・安心から、ますますかけ離れてしまいます。
コメの戸別所得補償も生産費を補償することができない制度であり、最低でも1俵1万8千円の価格補償が必要になります。
同時にミニマムアクセス米の輸入を直ちに中止することも必要です。
そうすることで、生産者の作付意欲も向上し耕作放棄地の拡大にも歯止めをかけることができると私は考えます。
農地の商業観光向用途への転用は、食料自給率の向上、食の安全・安心という観点からも、私は可能な限り避けるべきと考えます。
したがって、仮に農地転用によって他の農地が生き返るとしても、結局、耕作農地が減少するなら、やはりそれは避けるべきと考えます。
自然のダム
また、たとえ耕作放棄地であっても、雑草の刈払いなど管理さえしていれば、自然のダムとしての機能も果たし、将来、再生産可能な価格補償政策を実現し食料自給率を向上させる農政に転換すれば、やがては有効な農地によみがえらせることも可能と考えます。
ゲリラ豪雨
太田市を含む東毛地域や前橋など中毛地域、高崎など西毛地域もゲリラ豪雨の被害が少なくない地域ですから、なおさらです。
中島知久平記念
地域交流センター
取得した中島邸周辺は宅地
「自治体の予算だけのせまい視野で判断する事項」というのは、中島知久平記念・地域交流センター用地として取得した中島邸周辺の宅地のことを言われているのかもしれませんが、取得した用地はあくまで宅地です。
どうぞ、ご理解いただきたいと思います。