
最近バタバタで落ち着かず更新をサボっております。
でも今日ばかりは、何か書きとめておかなければなりません。
60歳の誕生日を迎えました。
やっと本来の定年の年齢に達したという感があります。
私は過去を振り返ることが嫌いな性格なのですが、今日は少しだけ振り返ってみようかと・・・。
55歳の三月、思うところがあって会社を早期退職しました。
当時、まだ独身だった息子たちや大学生の末っ子を抱えていてまだまだ物要りが続くというのに、退職を許してくれた妻を感謝しています。
会社では例が少ない早期退職でしたので、会社の人たちは私が何かを始めるのだろうと思って「これから何をするのですか?」とよく訊ねられました。
しかし当時の私は何の予定も無く、この先長いのだから、ゆっくりとやりたいことを探して行こうと考えていました。
実際、新聞社が主催するシニアの団体に加入してボランティアみたいなことをやったこともありました。しかし、気分的にしっくりせず、一度だけ活動に参加したきりご無沙汰となりました。先輩からも言われたのですが、まだその時期ではなかったのだと思います。
その後、妻と旅行したり家のリフォームや息子たちの結婚などがあって、あっという間に時間が過ぎて行きました。2年余りのリフレッシュ期間でした。いま振り返っても充実した時間でした。
妻は、勝手なことを言ってと思うかもしれませんが、私の人生にはそういう時間が必要だったのです。
縁があって今の会社に再就職し、サラリーマン生活を繰り返すことになりました。結局、働こうという意欲がまだ消えてはいなかったのです。
そして今日、60歳の誕生日を迎えました。
本来の定年の年齢に達しました。元の会社の同期の人たちにやっと追い着いた気がします。
かつて、まだその時期ではないと思った時期が来たような気がします。
元の同僚たちのほとんどは、65歳まで何らかの形で会社に残って仕事を続けられるはずです。私も再就職したこの会社でもう少しサラリーマンを続けたいと思っています。
この会社の定年は68歳です。あと8年もありますが、今度はちゃんと定年を迎えられたらいいなと思います。もしそうなったら、やっと追いついた元の同僚たちを今度は追い越すことができるかも知れないと思ったりもします。早期退職を後悔するどころか、今の自分を見てあの時は良い決断をしたと思っていますが、自分の心の中に何となくある早く辞めてしまったという負い目みたいな、もやっとしたものが払拭されるでしょう。
いよいよ還暦でしたか。
なんのなんの、まだまだお若い。
東京や宇都宮を往復する元気があるのだし、
規則正しい生活を心がけておられることもあるし、まだまだこれからですわ。
ただ、今の仕事を続けられるのなら、年金生活が遠のくのが残念ですな。
幸い、今の仕事は自分に合っていて会社も長く雇ってくれそうなので、健康上に大きな問題が起こらない限り仕事を続けようと思っています。
在職老齢年金となるわけですが、計算してみるとかなりの額がカットされてしまいます(泣)。
定年後の再就職がほとんどの会社の先輩方も、年金の減額通知がまた来たとよくぼやいておられます。それでも働けるのならずっとこの会社で働きたいともおっしゃっています。
私も年金生活に憧れてはいますが、仕事をもう少し続けます。
ところで爺っさま、その後どうされておられますか?
メールでお知らせください。
お元気そうでなによりです。ボクは一足先
に60になったけど、その後もなにも考えず
フラフラ生きてます。
> 在職老齢年金・・かなりの額カット・・・。
・それ、きついですね! ボクは、その基準を
クリーしてしまう下層労働者(低所得者)で、
週4日しか働いてないけど、そこの年金だけ
はチャンともらってます。スイマセン。
・「能力に応じて働く」(Kマルクス)みたい
な変な(社会主義みたいな)制度ですね。
楽しく働くというのは大事なことですね。
若い頃はキツイことが多かったですが辛抱して働くしかなかったです。(いま子供たちがそういう時期です)
今は、しょってた荷物が少なくなって仕事を楽しめます。
>年金カット
働く意欲を削ぐということで見直しも検討されているようですが変な制度です。
第二の勤めを終えたあと第三の職を求めて雇用保険の失業給付を受けたら年金はストップですよね。結局第三はなし。これも変。
それやったら始めっから保険料取るなとぼやきたくなります。
一方では生活保護費の不適切受給の問題もありますしね。