山とパンと中山道

岐阜市近郊の山歩きとパン作りの記録です。最近は中山道をぼつぼつ歩いています。

御嶽山(摩利支天)

2005年08月10日 | 
 8月7日
 前日、高山市高根町(旧大野郡高根村)のかがり火祭りを見て、そのまま七峰館に泊まり、今日は御岳に登る。
 今回は御岳ロープウェイを使い、摩利支天(2959m)に登るのがメイン。
 8時45分 御岳ロープウェイの鹿ノ瀬駅(1570m)に着。田の原ほどではないが、20~30台ほどの車がとめてある。ただし田の原と違い、普通の登山者ばかりだ。
 9時20分 山頂側の飯森駅(2159m)に到着。結構乗車時間の長いロープウェイだ。
 木の間をテクテク登る。駐車場では目立たなかったが、登り始めるとやっぱり御嶽教の信者さんが多い。みなさん山登りの装備も持たず、ふぅふぅひぃひぃ言いながらひたすら信仰心だけで登られる。御岳独特の雰囲気だ。
 10時30分 女人堂(8合目 約2515m)着。
 三ノ池を目指そうと歩き始めたら、おばさんに声をかけられた。携帯用の酸素ボンベを持ってきたが使わなかったのでよかったら使ってくれとのこと。特に必要は感じなかったがせっかくのお言葉なのでありがたく頂戴した。
 ここからは人がぐっと減り、普通の登山道の風情になる。しばらくは横移動が続き、快適なハイキングコースといった感じだ。
 11時20分 雪渓を横断。ここらあたりから登りがきつくなり、もう一つ雪渓を横切って、

 12時10分 三ノ池到着。
 三ノ池は、荒涼とした池のほとりに鳥居や鐘やなんだか分からないオブジェがあり、さながら金田一君の世界だ。池のほとりで小休止し、白竜教会をめざす。白竜教会のある尾根までは結構急で、ぜぇぜぇいいながら何とかたどり着く。

 12時55分 尾根到着(約2880m)。10人位の信者さんの団体がお昼を食べていた。私も、摩利支天に行く前に荷物を軽くしたいこともあり、少し離れて、三ノ池を見下ろしながら昨夜仕入れた朴葉寿司を食べる。遠景はきかないが快晴で気持ちがいい。コマクサの群落があった。

 ここからいよいよ摩利支天を目指すのだが、ロープウェイの終了が5時なので間に合うのかが気になりだしたが、とりあえず行けるところまで行くことにした。

 13時20分 尾根発。摩利支天の祠まで行くと山頂まで20分と標識にある。
 往復40分 2時に戻ってこれればなんとかロープウェイに間に合うだろうと計算し、山頂を目指すことにした。標識に従ったらもとの道に戻ってしまい、あわててもう一度道を探すと横に行く道があった。しかしここは分かりにくい。
 山頂までは尾根のすぐ下を横移動する感じできつくない。突然、目の前を何かが

横切ったので驚いて立ち止まると、雷鳥の雛だった。と、後ろで大きな

鳴き声がするので振り返ると親鳥がこちらをじっと見ている。急いで

カメラを向けても逃げる気配はない。初めて雷鳥を見れて大感激しかし時間が気になり先を急ぐ。

 尾根下から道はやがて尾根に出た。その先は道らしいものはないし、だんだん低くなっている。ん?山頂はどこ?ネットの情報でも山頂は小さく分かりにくいとあったので、注意深く見てみると、酒の小瓶やローソクが置いてある。その上を見たら、あった!三角点の石の標識。たぶんここなんだろう。今ひとつ自信はもてないがほかにそれらしいところはないので、ここが山頂だと決めて記念撮影。買ったばかりのカシオのプロトレックで標高を測ったら2955mをさしている。おおむね正確だ。

 13時55分 摩利支天山頂着。標識どおり20分でこれた。

 剣が峰の横の継母岳の姿が目に飛び込んでくる。帰りにも行きと同じ場所で雷鳥の親子に遭遇。サイノ河原をショートカットしたい誘惑に駆られるが、ここは急がば回れでもと来た道を帰ることにした。
 サイノ河原を横切り二ノ池までの登りを最後の頑張りで登る

 14時35分 二ノ池着。
 後はひたすら下る。女人堂15時40分着。アクエリアス400円を補給。
 16時35分 飯森駅着。 なんとかロープウェイの営業時間に間に合った。
 2万3305歩

 帰りは、木曽温泉で汗を流した。 

 
 
  

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1 コメント

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こんばんわ (通りすがり)
2008-07-26 00:33:06
かなり昔の記事にコメントさせていただきます。
今夏に二度目となる御嶽登山をもくろんでいる者です。

マリシテンへ登ろうと考えていたので
参考になりました。
テレビでしか観られないような別世界を、お手軽に体験できるのは嬉しいですよね。

突然の噴火で立ち入り禁止にならないように
いまは祈るばかりです(笑)
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