山とパンと中山道

岐阜市近郊の山歩きとパン作りの記録です。最近は中山道をぼつぼつ歩いています。

焼岳

2007年08月15日 | 
8月5日(日)

 8月第一土曜日は高根の火祭りだ。

 ここ数年は、火祭りを見て翌日御岳に登っていたが、長野・岐阜のルートともほぼ登ったので、今年は、宿泊を高山にしたことから、北アルプスの中で日帰り登山ができるということで近年人気の焼岳へ行くことにした。

 ちなみに、高山は、時期が時期だけに、3週間前にネットで探したにもかかわらずビジネスはどこも満室で、唯一手ごろな価格であったのが、高山グリーンホテルの、観光バスの運転手さんなどのための部屋(一泊朝食つき8500円)。
 部屋は大変狭いと断ってあったが、どうせ夜遅く着いて寝るだけだし、グリーンホテルの大浴場は前にも利用したことがあるがとても立派なので(そもそも選択の余地もないし)予約した。

 ところが、当日行ってみたら、ツインの部屋のシングルユースだったのでむしろ普通のビジネスホテルのシングルより広かった。予約の時こちらが間違えたのかとも思ったが、まあそれならそれでもいいやと思いそのままにしておいたが、朝精算したら8500円のままだった。どうやらツインの部屋が空いていたので利用させてくれたらしい。

 部屋は確かにシングルのままだとビジネスでも狭い方だろう。また、若干古さも否めない(少し臭いが気になった)。でも、こんな大浴場はビジネスホテルでは利用できないし、朝食のバイキングの充実度はシティーホテルとしてもかなりのものだと思う。

 たとえば、魚はその場であぶってくれるし、飛騨の隠れた郷土料理の「にたくもじ」(漬物を煮たもの)なんてものもある。また、コーヒーは一杯ずついれたものが飲めるし、従業員の応対も丁寧だし。一人で高山で泊まるのならここは穴場だと思う。

 ということで、本当は朝早く出発したかったのだがご飯のお代わりなんかをしてしまって、ホテルを出たのは8時になってしまった。途中コンビニでおにぎりや飲み物を仕入れて、いざ安房トンネルへ。

 安房トンネルの長野県側を出てすぐ左手に旧158号の入口があり「中の湯温泉」の案内があった。ここを左折し、山道に入りつづら折れの道を行くと、「中の湯温泉」がある。ここを通り過ぎて10号カーブの先で道が広場のように広くなっているところが焼岳の登山口だ。

 すでに車は道の両側に一杯で、30台ぐらい止まっている。登山口の真ん前に何とか駐車スペースを確保した。
 登山時間としては遅い方だと思うが、まだ後から来て駐車スペースを探してうろうろしている車も何台かあった。

 焼岳登山の皆さん、ここは道幅は十分広いので、車を止めるときは縦列駐車でなく斜め駐車にしましょう。そうすれば少しでも多くの人が停められるし、自分も帰るとき車を出すのに楽だと思います。

 無理やり停めた自分の車が隣の車が帰るとき迷惑にならないか気にしつつ、9時に登山開始。


 
 登り始めは横移動といった感じの道が続く。5分ぐらい歩いたところで古い車の残骸横を通過。
 ずっと林の中の道が続く。

 この道は、中の湯温泉のご主人たちが新たに開いた道で「新 中の湯ルート」という。もともとのルート(中の湯ルート)は釜トンネル入り口の中の湯のバス停からだが、近年車で来る人が増えたのとこちらの方が時間が若干短いため今はこちらがメインになっている。

 ただし、まだ新しいせいか前日の台風6号の雨で湿った道はぬかるみだらけで大変歩きにくい。結局ぬかるみはバス停からの道と合流するあたりまで延々と続いた。

 1時間半ほど登ると熊笹のなかの広場のようなところに出で、前方彼方に焼岳が見えた。



 ここからしばらくすると中の湯ルートと合流する。新しい小さな看板が木に掛けてあった。
 このあたりはダテカンバの間にナナカマドが多い。

 ここからは大きなカール状の谷の縁を登る。
 だんだん木が低くなり焼岳も大きくなってきて硫黄の匂いもしてくる。



 やがて木がなくなり岩場を登って、12時に稜線に到着。
 稜線は風が強く汗がいっぺんにひく。
 左に南峰、右に北峰が間近に見える。尾根のすぐ下には火口湖がある。


南峰


北峰



 南峰は登山禁止とかで、北峰をめざす。
 途中に蒸気を盛んに出しているところがあり、少し寄り道をして岩を登ってみたが、蒸気の穴まではいけなかった。



 北峰を巻くようにして反対側に出ると、眼下に上高地がよく見えた。


 
 ここから岩をよじ登ると山頂だ。



 山頂手前の岩の間からは蒸気が出ており岩が温かい。
 まさに活火山、マグマの上にいることを実感する。

 山頂からは、ところどころ雲に隠れているが、笠が岳、新穂高ロープウェイ、穂高連峰、霞沢などが見える。



 山頂には10組ぐらいの人がいた。

 山頂でおにぎりを食べ、雲の切れ間をまっていたが結局きれいに見渡すことはできず、1時前に下山開始。

 途中沢沿いに下りている時に穂高連峰がきれいに見えた。



 半分ぐらい降りたところで、後ろから来た人に、中の湯への道はこれで良いのかと聞かれたが、事前の勉強不足で答えられないまま先に行かれた。

 帰りは、行きの反省から、途中からスパッツをはじめて着けてみた。裾がばたつかないし、汚れも気にならない。これなら登るときからつければよかった。

 ぬかるんだ道に苦労しながら3時20分駐車場着。

 残っている車は数台しかない。隣の車は無事出られたようだ。

 荷物を整理して山道を下りていくと、先ほど山の中で道を尋ねた人が歩いていた。
 結局、新道ではなく、旧道でバス停に行きたかったということで、旧国道の出口まで同乗させてあげた。健脚で標準時間より早く歩いたため、新道と旧道との分岐を見落としたようだ。

 帰りは、日帰り温泉「ひらゆの森」で汗を流した。ひらゆの森は評判がいいようだがイメージしていたより規模は小さく、ものすごく混んでいたので、こんなものかというのが素直な感想。

 平湯は旅館は多いが日帰り温泉は少ない。旅館が日帰り客にもお風呂を開放してくれると嬉しいのだが。

 ひらゆの森のロビーで地元のご婦人がたが作っているというトマト饅頭なるものを売っていたので思わず買ってしまった。



 家で食べると確かにトマトの味がしたが、これはうまいというほどではなかった。更なる工夫を期待します。

 東海北陸自動車道はあいかわらず美並付近で混んでおり家に着いたのは8時半頃になったが、車から出てあまりの暑さにびっくり。いっぺんに現実に戻った感じだった。 
 

各務野自然遺産の森

2007年02月17日 | 
07年1月21日(日)

たまたまネットで各務原に新しい公園ができたことを知り、午後から久しぶりにお出かけ。
同行 妻、犬

場所は、各務原市の鵜沼から北に行ったところ、関の迫間不動の手前の山間だ。
鵜沼の団地から山の裏へ回る感じだが、車折神社があり点々とイノシシ料理などの店があり、各務原にもこんなところがあったのかという感じだ。
県営各務原交通公園を過ぎ、登ってきた道を若干下ったところに公園はあった。

谷あいを利用し、池と芝生広場にしてある。一角には江戸時代の庄屋の家が移築してある。
そして、山際には遊歩道が尾根までつけてある。
「出会いの森」から山腹を斜めに横切る道を行き尾根に出て展望台まで行ってみた。のんびり歩いて1時間弱といったところ。展望台からは犬山方面がわずかに望める。



途中数組の人達と出会った。
最高点はもう少し先らしいが、眺望は望めないとのことだったので、引き返し、帰りは、まっすぐに管理棟を目指して降りた。
芝生広場ではラジコン飛行機を飛ばしている人やのんびり散歩している人などこの季節の割には人がいた。
季節がよくなったらのんびりするにはいいところだろう。

伊吹山山頂(ドライブウェイ)

2006年10月01日 | 
9月24日(日) 

8月に御岳山に登ってから、左の膝に軽い痛みを感じるようになった。こんなところから人は老いを感じるんだろうなどと気取ってみる。

そこで今回は、楽をして、車で伊吹山頂へ行ってきた。

伊吹山頂へ行くのは、実に25年ぶりぐらいになる。

同行 妻 愛犬ゴン太

家から約1時間でドライブウェイ入り口に到着。途中コンビニでおにぎりとお茶を調達。
伊吹山ドライブウェイは今年から日本自動車道株式会社が経営している、全国でも珍しい形態のドライブウェイだ。

約30分で山頂に到着(12時)。楽チン楽チン。

山頂駐車場は、近畿、東海、両方の車でほぼ満杯状態。

中央遊歩道コースで山頂を目指す。きちんとした階段が整備されており、老いも若きもペットもみんな登る。
約20分で山頂広場到着。
あちこちでみんなお昼を食べている。
我々も、北西斜面の芝草で昼食。
登ってきた直後は暑かったが、西風があり、しばらく座っているとだんだん寒くなってきた。
北には、国見峠からの伊吹北尾根がよく見える。



西には琵琶湖が見える。

昼食後、山小屋でソフトクリームを食べ(濃厚でおいしかった)、日本武尊の像の前で記念写真。
「三角点はあちら」の看板に従い、広場の南東の端に行ったら、看板と三角点があった。
日本武尊の像ではみんな写真をとっているが、ここまで来る人はほとんどいない。
料金所でくれたリーフレットにも記載していないのは少々寂しい。
三角点の写真を撮っていたら横にいた人が、「ここの標高は覚えやすいでしょう。」と言われ、はじめ何のことかわからなかったが、よく見ると、伊吹山の標高は、
1377.31
メートル
つまり、前からも後ろからも一緒というわけ。
覚えやすいとは思わないけど、面白いとは思う。



帰りは、東遊歩道(下り専用)を帰った。
ここには秋の草花がたくさん咲いていた。







天気がよく、快適なドライブだった。


御嶽山

2006年08月12日 | 
8月6日(日) 晴れ

 ここ数年の恒例により、前日に高根の火祭りに行き、翌日は御嶽登山に行った。
 高根の火祭りは何回見ても飽きない。今年も大勢の人でにぎわった。

 御嶽へは、これまであちこちから登り、あとは主要なルートとしては濁河からの登山道が残ったので、今年は濁河温泉に泊まり飛騨頂上を目指すことにした。
 濁河からの登山道は濁河温泉の一番奥から始まる。
 登り口に市の駐車場があり十数台停められるが、8時に着いたときはすでに埋まっていた。一番端の急斜面にかろうじて1台分駐車スペースを確保した。

 8時4分 出発
 谷川を渡る橋を越え、御嶽神社の横を通る。長野側ほどではないが御嶽教の信者さんも登る。


 4月以降急激に太り、5kgほど体重が増えたのと、久しぶりの登山なので、ゆっくりとしたペースを心がけ、15分から20分ごとに休息を取ることにした。
 仙人滝を少し離れて見ながら通り過ぎ、


 8時27分 仙人橋着。
 広い河原に立派な鉄製のつり橋が架かっており、上流には大きな堰堤が整備されている。御嶽のこんな奥にこんな河原があることと、それがこんなに整備されていることに意外な感じを受けた。


 ここまでは、一般の観光客向けの遊歩道という感じだ。
 御嶽教の信者さんたちがおにぎりを食べている横で休憩。
 ここから谷川と別れ、山道に入る。
 この後の休憩でペットボトルを落としたことに気付く。
 多めに持っては来たが痛い。

 9時10分 湯の花峠着
 峠という感じはしないが、どうしてこんな名前なのだろう。

 9時40分 胡桃島キャンプ場からの登山道との合流地点着

 9時45分 のぞき岩着
 きっと深い谷底がのぞけるのだろう。ただし、今は、立ち入り禁止

 10時20分 お助け水着

 
 ようやくこのあたりから木々が低くなる。虫は思ったほどいないが、途中一回だけ防虫スプレーを使用した。
 南側に魔利支天の尾根が見える。双眼鏡で覗くと尾根に人影が見える。


 この後は、ハイマツの中を行くことになる。
 途中一か所道の横に少し広い場所があり、そこから下を見下ろすと、濁河温泉がよく見える。また、北の方には高根の千町牧場も見ることができる。
 遠くは残念ながら雲に隠れている。それでも、眼の下に雲があるのは、なんとなく気分がいい。


 やがて、ハイマツもなくなり、斜めに前方に五の池小屋が見えてくる。小屋のすぐ下は高山植物を保護するために小屋主により立ち入り禁止になっている。

 11時30分 五の池小屋到着
 三の池を望む尾根で昼食にする。ここ数年の登山の記憶をつなげて、やっと御嶽の山頂の全体のイメージがつかめた。
 それにしても三の池は美しい。


 剣ヶ峰は残念ながら雲に隠れているが、あとは魔利支天から継子岳まで見ることができる。
(魔利支天方面)

(剣ヶ峰方面)

(継子岳方面)


 昼食後、飛騨頂上に行き、尾根を少しうろうろし、






 13時 下山開始
 五の池小屋の少し下で、仙人橋で休憩していた信者さんたちの一行とすれ違い、橋にペットボトルがあることを教えてもらう。

 下りは、20分から30分に1回程度休息し、
 15時30分 登山口着
 下りで結構膝にきた。

 帰りは、前日お世話になった濁河温泉ロッジのお風呂に入らせてもらいリフレッシュ。さわやかで帰りたくなくなる。
 ご主人とはたまたま以前お会いしていたことが判明し、風呂上りにお話を伺った。
 今年は梅雨時の豪雨で小坂からの県道が通行止めになり、濁河温泉が孤立したように思われ一番のかきいれどきにキャンセルが相次いだとのこと。
 本当は、高根、開田方面からチャオ経由で来れるし、その方がアクセスも楽なのだが、なかなか浸透しないようだ。
 一日も早く客足が戻ることをお祈りしています。
 お世話になりました。

御望山

2006年03月05日 | 
3月5日(日)  御望山 225.2m

 ようやく春らしくなってきたので、近くの手ごろな山として、御望山へ愛犬ゴン太、妻と行ってきた。
 自宅をゆっくり出て、岐北中学隣の神社へ着いたのはちょうど正午。
 ネット情報のとおり付近には手ごろな駐車場はない。
 神社前の小さなスペースにかろうじて駐車する。
 神社のお社の横の階段を登る。
 少し先に金毘羅さんがあった。
 その先は自然な山道になる。
 結構急な道だ。
 枯葉が積もって感じのいい道になっているが、滑って歩きにくい。
 少し汗ばんだところで大きな岩があり、南側がよく見える。
 かすんで遠くは見えないが、県庁方面が正面に見える。

 小休止して少し歩いたところで、初老の男性が休憩するところに出会う。
 挨拶して登り続けると、尾根に出た。尾根道をほんの数分歩くと三角点があった。ここが山頂のようだ。12時30分着。

 山頂は木に囲まれ見通しはきかない。写真だけとってすぐ引き返す。
 帰りも大岩で休憩し下りた。枯れ葉に滑るので結構時間がかかる。1時00分神社着。
 岐阜市近郊の低山のわりに、自然な山道で気軽に親しめる山だ。
 あまり名前を聞かないのは、山頂の見晴らしがよくないためだろうか。
 
 

古城山(美濃市)

2005年10月11日 | 
10月10日(月)

 連休を利用して近場の古城山(437m)に行ってきた。

 同行 妻 ゴン太(我が家の飼い犬) 

 古城山はその名のとおり昔お城があった山なので、あちこちにある。
 岐阜市の近くでは、山県市(旧高富町)にも古城山がある。
 ここは昨年の4月に行っている。なかなか見晴らしのいい山だった。
 山県市の古城山は、斉藤道三に滅ぼされた土岐氏のお城だったが、ここ美濃市の方は、戦国時代末期に、織田信長、豊臣秀吉に仕えた佐藤氏三代の城跡だ。
 三代城主の才次郎方政は関ヶ原の役で西軍についたため合戦後改易され、その後この一帯を支配した金森長近は小倉山に城を築いたため、ここは廃城となった。
 ただし、今でも当時の遺構が若干残っている。

 家を出たのはいつものように遅く、現地の美濃市運動公園に着いたときはすでに12時になっていた。
 運動公園内を行けるところまで車で行き、一番奥の体育館の横の駐車場に車を止めたら、山への取り付きに、古城山遊歩道の看板があった。
 案内看板を見ると遊歩道が南と北からあり、山頂へいけるようになっている。
 ここは北の登り口にあたる。
 ネット情報によると南のほうが楽らしいが、南の登り口が分からない(というより探すのが面倒)のでそのまま登る。
 植林してある林の中なので暗く、それに湿気も結構ある。
 ほんの少し登ったら林道に出た。
 案内看板では、この林道を南に歩いていけば南からの遊歩道に出会うはずである。
 そこでまた方針を変え、やっぱり南の遊歩道から登ることにした。
 広い林道を下にグラウンドを見ながらテクテク10分ぐらい歩くと、下からの道と出会い、山頂への標識があった。ところが上へ行く道が、階段になっている登山道風の道と谷沿いの林道よりは狭いが車でも入っていけそうな道と二つある。
 はて、どちらを行ったものかと迷ったが、登山道風の方は狭いし急だし山頂から離れているため、広い楽そうな道を選んだ。
 しばらく歩くと階段もあり整備されているので安心して登る。
 湿気が多く汗が出る。
 道はフラットになったり階段があったりだが自然な登りでつらさはない。

 12時45分 東屋着

 ここからは南東側が見え、下には東海北陸自動車道、遠くには東海環状自動車道の一部が見える。しかし曇りで遠くははっきりしない。
 尾根なので風がとおりさわやかだ。
 時間が時間なので、ここでお昼にする。
 ゴン太も水をよく飲む。
 歩いているときは汗ばんだが休んでいると肌寒さを感じる。

 13時10分 東屋発
 東屋からは尾根を歩くことになり、西側も見えるようになる。
 時々階段を登ったりして進んでいくと、石塁、三の曲輪と城の遺構があり、
 13時30分 山頂に到着。
 山頂はお城があったというだけあって平らで、東屋がある。
 看板があり城跡の説明がしてある。そのほか三角点や避雷針や石柱などがある。


 しかし不思議なのは、運動公園への標識はあるのだが、山頂の標識がない。

 (もの思いにふけるヨン様ならぬゴン様)

 したがって写真を撮るところがない。
 山頂からは南西方面がわずかに見え、美濃市街や天王山、誕生山などを見ることができる。

 東屋にはノートが備え付けてあり、先週草刈をしたことが記してあった。

 道を整備してくださる方に感謝。

 13時40分 山頂発
 帰りは北側の道を帰る。
 こちらは急な階段が続く。こちらからの登りは相当きつそう。
 こちらにも東屋がある。14時着。
 こちらは山から張り出した感じで西側の眺めがいい。下には駐車場の自分の車が見える。

 階段が急でゴン太が大変そう。人間も大変。
 林道への出会いで、数段のハシゴがあり、嫌がるゴン太をむりやり引きずりおろす。
 14時15分駐車場着。

 事前のイメージではもっと整備された明るい道をイメージしていたが思ったより山っぽかった。
 遊歩道が林道と出会ったり、遊歩道自体も横に延びていたりしているが、分岐のところにはきちんとした標識や全体図があるとありがたいと思った。
 草刈はきちんとされているが、道の整備や標識はあまりフォローされていない感じがする。もっとみんなに利用されて手を入れられることを願う。(今回はちょっとまじめで辛口評論家)
 

水後山・鎌ヶ峰・大日ヶ岳縦走

2005年09月30日 | 
9月25日(日)

 連休の最後。台風が関東に行き快晴になったので、かねてから行きたかった大日ヶ岳に行った。
 コースは、一番楽と思われるウイングヒルズ白鳥リゾートからの縦走だ。
 例によって家を出るのが遅く、スキー場についたのは11時過ぎ。
 ここに来たのは初めてだが、国道から県道への入り口がちょっとわかりづらい。また、県道を登り続け、桧峠で白鳥高原C.C、満天の湯との分かれ道になる。スキー場は直進なのだが、下りになるしゲレンデも見えないのでいささか躊躇する。後から来た2台の車もまごついていた。
 駐車場とセンターハウスの位置関係も分かりにくく、どこに車を停めて良いのかまごついた。施設はだいぶ傷んだ様子で苦闘ぶりがうかがえる。
 ここは夏はゲレンデをマウンテンバイクに開放していることもあり20台位の車が駐車していた。
 センターハウスで登山届けに記帳し、今日が夏営業の最終日になるゴンドラに乗って山頂駅に着いたのは11時30分だった。登山届けには10組ぐらい記帳してあった。

 ゲレンデではマウンテンバイクを楽しんでいる。
 山頂駅のすぐ横で桧峠からの登山道に合流する。
 道は自然林の中の尾根をまっすぐに登る感じだが、勾配はきつくなく散策道という感じで快適だ。
 息が切れることもなく30分歩いたらあっけなく水後山(1558.5m)に着いた。
 12時、水後山着。

 初老のご夫婦がお見えになり、ご主人と雑談をする。恵那からお見えになったそうで足元を見ると革靴だった。ここまでこれたので満足とおっしゃっていた。
 水後山から鎌ヶ峰までは見晴らしのいい尾根歩きだ。
 
 アップダウンを繰り返しながら最後は急登し、12時35分、鎌ヶ峰(1669m)着。

 台風の余波で風は強いが快晴だ。ただし雲は低く流れ山の頂は見えない。
 鎌ヶ峰からの眺望はすばらしい。大日ヶ岳まで行かなくてもここに来るだけでも十分価値はある。


 帰りのゴンドラの時間が気になり、ここでゆっくりして帰るか、大日ヶ岳まで行くか迷うが、結局、欲が出て大日ヶ岳を目指すことにする。
 のんびりした山行を目指しながら、いざとなると目標に向けてひたすら頑張って


しまう悲しいサガ‥。
 鎌ヶ峰から大日ヶ岳へは、一度下り再び大きく登り返す感じになる。尾根は風が強く帽子を飛ばされそうになる。また、両側は急斜面で、眺めを楽しんでいると足を踏み外しかねない。


 前方に20人近いパーティが先行しており追いかける形になる。
 結局、ほぼ同時に大日ヶ岳(1708m)に到着。13時20分。
 狭い山頂に人がひしめいているため、ひとまず、ダイナランド方面に避難し、鷲ヶ岳を眺めながら遅めの昼食にする。湿度も低く汗もすぐ乾くさわやかな晴天だ。
 しばらくすると団体さんが横を通ってダイナランド方面へ降りていった。
 昼食を済ませ誰もいない山頂へ戻った。

 山頂には石柱や阿弥陀如来などがある。静かな山頂をしばらく楽しんでから、ゴンドラの運転時間(16時終了)を気にしながら来た道を引き返した。

 15時35分 ゴンドラ山頂駅到着(間に合った
 帰りはスキー場併設の温泉「満天の湯」で汗を流した。湯船は広くお客もそれほどいなくて、いい湯だった。

 鎌ヶ峰は、眺望がよく、ゴンドラ山頂駅からの道も快適で楽に行ける。もっと知られてもいい山だと思う。

御嶽山(摩利支天)

2005年08月10日 | 
 8月7日
 前日、高山市高根町(旧大野郡高根村)のかがり火祭りを見て、そのまま七峰館に泊まり、今日は御岳に登る。
 今回は御岳ロープウェイを使い、摩利支天(2959m)に登るのがメイン。
 8時45分 御岳ロープウェイの鹿ノ瀬駅(1570m)に着。田の原ほどではないが、20~30台ほどの車がとめてある。ただし田の原と違い、普通の登山者ばかりだ。
 9時20分 山頂側の飯森駅(2159m)に到着。結構乗車時間の長いロープウェイだ。
 木の間をテクテク登る。駐車場では目立たなかったが、登り始めるとやっぱり御嶽教の信者さんが多い。みなさん山登りの装備も持たず、ふぅふぅひぃひぃ言いながらひたすら信仰心だけで登られる。御岳独特の雰囲気だ。
 10時30分 女人堂(8合目 約2515m)着。
 三ノ池を目指そうと歩き始めたら、おばさんに声をかけられた。携帯用の酸素ボンベを持ってきたが使わなかったのでよかったら使ってくれとのこと。特に必要は感じなかったがせっかくのお言葉なのでありがたく頂戴した。
 ここからは人がぐっと減り、普通の登山道の風情になる。しばらくは横移動が続き、快適なハイキングコースといった感じだ。
 11時20分 雪渓を横断。ここらあたりから登りがきつくなり、もう一つ雪渓を横切って、

 12時10分 三ノ池到着。
 三ノ池は、荒涼とした池のほとりに鳥居や鐘やなんだか分からないオブジェがあり、さながら金田一君の世界だ。池のほとりで小休止し、白竜教会をめざす。白竜教会のある尾根までは結構急で、ぜぇぜぇいいながら何とかたどり着く。

 12時55分 尾根到着(約2880m)。10人位の信者さんの団体がお昼を食べていた。私も、摩利支天に行く前に荷物を軽くしたいこともあり、少し離れて、三ノ池を見下ろしながら昨夜仕入れた朴葉寿司を食べる。遠景はきかないが快晴で気持ちがいい。コマクサの群落があった。

 ここからいよいよ摩利支天を目指すのだが、ロープウェイの終了が5時なので間に合うのかが気になりだしたが、とりあえず行けるところまで行くことにした。

 13時20分 尾根発。摩利支天の祠まで行くと山頂まで20分と標識にある。
 往復40分 2時に戻ってこれればなんとかロープウェイに間に合うだろうと計算し、山頂を目指すことにした。標識に従ったらもとの道に戻ってしまい、あわててもう一度道を探すと横に行く道があった。しかしここは分かりにくい。
 山頂までは尾根のすぐ下を横移動する感じできつくない。突然、目の前を何かが

横切ったので驚いて立ち止まると、雷鳥の雛だった。と、後ろで大きな

鳴き声がするので振り返ると親鳥がこちらをじっと見ている。急いで

カメラを向けても逃げる気配はない。初めて雷鳥を見れて大感激しかし時間が気になり先を急ぐ。

 尾根下から道はやがて尾根に出た。その先は道らしいものはないし、だんだん低くなっている。ん?山頂はどこ?ネットの情報でも山頂は小さく分かりにくいとあったので、注意深く見てみると、酒の小瓶やローソクが置いてある。その上を見たら、あった!三角点の石の標識。たぶんここなんだろう。今ひとつ自信はもてないがほかにそれらしいところはないので、ここが山頂だと決めて記念撮影。買ったばかりのカシオのプロトレックで標高を測ったら2955mをさしている。おおむね正確だ。

 13時55分 摩利支天山頂着。標識どおり20分でこれた。

 剣が峰の横の継母岳の姿が目に飛び込んでくる。帰りにも行きと同じ場所で雷鳥の親子に遭遇。サイノ河原をショートカットしたい誘惑に駆られるが、ここは急がば回れでもと来た道を帰ることにした。
 サイノ河原を横切り二ノ池までの登りを最後の頑張りで登る

 14時35分 二ノ池着。
 後はひたすら下る。女人堂15時40分着。アクエリアス400円を補給。
 16時35分 飯森駅着。 なんとかロープウェイの営業時間に間に合った。
 2万3305歩

 帰りは、木曽温泉で汗を流した。 

 
 
  

国見岳

2005年08月03日 | 
 今までWordで書いていた山歩きとパン作りの記録をブログで残そうと思います。

 第1回は伊吹山の北に位置する国見岳です。

 国見岳には2003年7月26日にも登っている。
 このときは本当は伊吹北尾根を伊吹山へ向かって真ん中ぐらいまで縦走するつもりだったが、同行した妻がはじめての登山でもありギブアップし、国見岳で引き返した。
 今回はそのリベンジのつもりだったのだが‥

 7月31日(日) 単独
 4月に舟伏山へ行って以来休みがなんやかんやでつぶれ、山とはご無沙汰だったのでそろそろどこかへ行こうと考え、この時期に行く近場はということで思いついたのが以前断念し心残りになっていた伊吹北尾根縦走。
 前日の土曜日も計画したのだが、天気がはっきりせず断念。日曜日に延ばしたのだが結局日曜日もスッキリしない天気ながら決行。

 コンビニで飲み物、おにぎりを買い、買ったばかりの愛車プレマシーでいざ国見峠へ。
 一度行ったことがあるので道は分かっていいるが、初めてのナビがうれしくて、ナビに目的地の設定をして性能を確かめながら快適なドライブ。

 11時に国見峠に到着。ほかに1台も車はなし。少々心細い。天気が気がかり。
 
11時10分 おニューのトレッキングシューズをはきいざ出発
 11時30分 鉈ヶ岩屋との分岐に到着。ここに真新しいKDDIの私道の看板が設置してある。私道を通っては山頂へいけませんよという看板だ。
 以前来たときあった山頂手前の鍋助平の巨大なパラボナアンテナの施設とそこへの鉄の階段は撤去されているということはネットで調査済みだが、KDDIの施設だったことがこれで判明。

 ここから本来の登山道とKDDIの私道が平行して続く。私道の方が道が広く明るいので私道を歩きたくなる。
 だんだん勾配がきつくなり、私道の方が歩きやすいように思えてくる。(隣の道は良く見えるものだ)最後はあえぎながら登り、
 12時 鍋助平着。オミナエシが一面に花をつけていた。こんな群生ははじめてみる。
 そして、たしかにアンテナはなくなっていた。しかしどうやって撤去
したのだろう。
 
 天気はますますあやしくなって今にも降り出しそう。とりあえずここで大休憩する。
 蒸し暑くて汗びっしょりになったが、休んでいるとさすがに気温は低く汗もひいてくる。
 しかしそれより天気が気になる。遠くから低く聞こえてくるのが飛行機の音なのか雷なのかがはっきりしない。そのうちガスがかかってきたので、ここで撤退することにした。うぅ~む残念

 12時20分発 12時35分鉈ヶ岩屋との分岐に着。ここでとうとう雨になる。しかしそんなにたいした降りではない。
 12時55分 峠着。
 雨も降っていないし、人っ子一人いないので、空き地で滋賀県の山を眺めながらおにぎりを食べる。
 
 帰りは、春日もりもり村の薬草湯に入る。
 駐車場が一杯で大変な賑わい。400円は確かにお安いがそれにしてもたいしたもんだ。
 湯船はそれほど大きくはない。
 小さい子を入れていたおじいさんらしき人が、子供が泣きやまないのでだんだん怒り出し、子供がますます泣くという騒々しさに少し閉口。
 柿ラガービールとコンニャク玉をお土産に帰る。