おはようございます、デザインカットソー【Luxtock】リュックストックです。
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バカの壁という本をご存知でしょうか?
結構前にベストセラーになった本で、東大名誉教授で医師の養老孟司さんという方が書いた本です。
調べてみたところ、著書は2003年で400万部も売れたそうな。
現在は代ゼミの顧問や、ソニー教育財団の理事をやっているとか・・・。
そのバカの壁の内容を要約すると、理解出来ない相手を、人は互いにバカだと思うというもので、どれだけ話し合おうが、人と人は根本的に理解し合えないというもの。
確かに熱心なキリスト教徒に、どれだけイスラム教やヒンズー教の素晴らしさを教えても、分かってくれる訳ないですもんね。
フラットな位置から右側や左側に人を動かすことは出来ても、右にいる人を左に動かそうとしたりすることは難しい。
その逆もまた然りで。
別に右左というのは右翼左翼的なものの見方ではなく、あくまで価値観の違いの話です。
その価値観、考え方に至るまでに、様々な経験があったんでしょうから・・・。
例えば民主党。
自民党一党独裁体制から、アメリカの様な二大政党制を目指して、自民党を倒すために集まって出来たのが民主党です。
ところがその組織の中には社会党出身者から自民党出身者まで様々な考えの人たちが沢山いて、国民の後押しで自民党から政権を奪ってはみたものの、話がまとまらず首相3人すら考えていることがバラバラ。
今思えば、何で同じ政党でやっていたんだろ?と思うくらいですね。
同じ政党内にもこのバカの壁が存在していた訳です。
今の日本は大いに不景気です。
この景気を上げるには、お金を回すしかありません。
その為にはみんながお金を使う、使うお金が無いなら刷ればいい、あるいは公共投資をして国から民間にお金を流せばいいと思います。
でもなかなかそれは出来ない。
やっぱりそこにもバカの壁があって、力ある人が反対している訳ですから。

Covent Garden
世の中何でもメリットとデメリットがあって、明らかにメリットが多い様なものはとっくに採用されている訳で。
デメリットの方が大きいという考えの人に、どれだけプレゼンをしても理解してもらうことは難しい・・・。
今後TPPや原発、消費税も震災復興も景気も領土問題も、様々な問題が議論されていくと思いますが、どちらかに舵を切ってみないとわからないことは舵を切るしかないですよね。
ただ少なくとも、次回政権を担う人たちは時間的に、そして国民の目もあることから、何かしらの方向に舵を切るしかないですからね。
世の中が動くのは確実。
楽しくなって来ましたね~(笑)
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