Salut!るうちゃんの毎日

わんこ「るうちゃん」が語るわが家の日記です

ママたちのランチ

2012-05-28 10:05:14 | おにいちゃん
土曜日
おかあさんは久しぶりに ランチ会にお出かけした

高校へ進学してから 参観日や学級懇談会が激減
いつものランチ仲間が集まる回数も 激減だ

中学の時はなんだかんだと 月に一度からふた月に一度は 学校へ行った
授業参観 講演会 音楽会 体育祭 文化祭・・・・
そのたびに 集まっては情報交換してきた お仲間のママ友たち

A君はBさんとつきあってるらしいとか
C君は寮で問題起こして家に帰ってるらしいとか
DさんはEさんにいじめられてるらしいとか
F君は英検で準一級が取れたらしいとか・・・・
いろんな情報が交換されてたママ友ランチ会

高校になったら ほとんど学校に用はない
年度当初の学級懇談会と 大手予備校の講師が行う進学講演会
文化祭 個別懇談・・・・ぐらいだ


今日はPTA総会があって お仲間のうち二人が役員なので
ランチ会には来ないらしい

「K食堂のお弁当が出るんですって」
情報通のAさんが お寿司をぱくりと口に入れて 言う
「あらそうなの K食堂なら 豪華そうでいいわね」

「Kさんちは おねえちゃんがお茶の水行ったのよね・・・」
おかあさんが ちょっとため息混じりに口を挟む
「あ・・・そっか お宅のおねえちゃんと受験一緒よね」
「うん 第一志望も一緒・・・だったのよねえ」
みなさん ちょっと遠慮してしばし沈黙・・・・でも心で思ってる
(そうそう・・・・センターでほぼ決まるのよねえ・・うちは失敗させないようにしなきゃ・・・・)

「まあ お宅も無事進学したんだからいいじゃない 六大学だもの」
仲良しのK子さんが 助け船を出してくれる
「そうよ 浪人は大変よ 絶対もたないわよねえ」
「そうそう モチベーションもたせるのが大変らしいわよ」


みんな優秀な息子を持ってるママたちだ
クラス分けが超シビアな学校なので 成績の張り出しもいつもの光景
おねえちゃんの時は おかあさんも堂々と行ってたけど
おにいちゃんは ビリのクラスが定位置だから
おかあさんの頭の痛さは 並みではない

唯一の希望は 模試の3教科偏差値が まあまあになってきたことだけ
頼むよ おにいちゃん!!


「うちの子 178センチになったのよ」とYさん
「おお~伸びたわねえ ウラヤマシイわあ うちのは伸びなくてさ160ちょっとで止まったわ」
「いいじゃない 顔がジャニーズだもの」
「そうそう 山田くんだっけ 似てるのよね」
「え?ドラマの主役やってた山田くん?あの子 かわいいわよねえ」
「ああ見えて うちのは野球やってたでしょ 腹筋割れてムキムキなのよ
 シャツ脱いでさ ムキムキやってんの おかしいでしょ」
「ジャニーズでムキムキで医学部だったら 言うことないじゃん」(笑)


ママたちは和やかによくしゃべる
時間がないからと K子さんが頼んでおいてくれた和風のランチセットは
お寿司に 茶碗蒸しに 揚げたての天ぷら 季節のサラダ
フルーツとデザートがついて1200円
なかなかお得で ボリュームもあり 美味しいランチだ


「ひげそりどうしてる?うちの子 皮膚痛めちゃってね 
 皮膚科の先生に 電気カミソリ勧められたのよ」
「ああ うちもこのあいだ電気やさん行って買ってきたところ
 お兄さんにいろいろ教えてもらって いいの買ってきたら パパが羨ましがって使ってる」
「そうなんだあ~」

おかあさん ちょっと考えてお箸を止めた
「うちの子 まだひげそりしてないと思うなあ・・・・」
「身長伸びたよね?」
「うーん 173か4ぐらいだね・・・」
「細くてすんなりしてるもんね 足長いしね」
「そっかあ すね毛は?」
「ああ~そりゃもじゃもじゃしてるわよね 剛毛ですよ」
「あれって いつの間にかもじゃもじゃになったよねえ(笑)」
「お肌すべすべしてていいじゃない ニキビ無いしさ・・・そのうちイヤでも生えるって」
「そうねえ いやあ みんなもうひげそりするんだあ・・・」


すっかりおなかいっぱいになったママたちは 学校へ移動して 講演会を聞く
役員さんたちSさんとAさんが 合流

おかあさんとKさんは おねえちゃんたちの担任だった先生にごあいさつする
卒業しても仲の良いクラスで 東京で集まったり夏はこっちでバーベキューしたり
先生との交流はずっと続いている


「講演会も最後ね 6年間 良く通ったわよね」
おかあさんたちは ちょっと感慨深げだ
「来月の文化祭が終わったら もう ランチ食べること無いんじゃない?」
「そっか じゃあ 次回が最後で 次は卒業式か」
「うわあ・・・・」

小学校6年間 中高6年間 
おねえちゃんとの年の差2年足して 14年間
もう 学校に行くこともなくなる
あっという間の子育てだったように思う
小学校に入学したのが ついこの間のようなのに・・・・・


学級懇談会では 前回の河合塾の模試結果が渡された
おそるおそる確かめる・・・・

3教科はまあまあだ
国語と社会は良くできていて学年でもトップクラスだ
英語は超普通なので これが問題・・・・
数学は話にならない・・・・ああ・・・

でも
ほっと一息・・・・・
まだ 希望はある


保育園から毎朝の通園通学
母も子も 普通にがんばってきた
普通に学校へ行って 普通に遊んで勉強して
普通に楽しくて 普通に怒られて 普通に泣いて笑って

ラストスパートだね
夏 直前 乗り越えられるよ きっと大丈夫

おかあさんも 大丈夫 
しっかりね!!







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オカルト母さん

2012-05-24 22:17:57 | おかあさん
金環日蝕
世紀のイベントを おかあさんとおにいちゃんは 
コーヒー片手に テレビのライブを見ながら過ごした

前日の夕方 おにいちゃんが
「日蝕メガネ 買いに行こうかな」って言い出した
おかあさんは「日蝕や月蝕は見ない方がいいんだってよ」って言う

「またかよ かあさんはオカルトなんだから」
おにいちゃんは なかば呆れて苦笑いする
「世紀のイベントだからさ 一応見とくわ」

コンビニに行って ドラッグストアに行って
ホームセンターに行ったけど どこもみんな売り切れだった
そりゃそうだよ 明日の朝だもん

オカルト親子のゆえんか おにいちゃんは こうのたまう
「ま 日蝕メガネが手に入らないって事は まあ あれだな
見ちゃイケナイってことだ そう思おう ヨシ」

二人は焼きたてパンとヨーグルトとサラダを食べながら
テレビで日蝕をカウントダウン
あたりはちょっと薄暗くなってくる 
そして
画面がきれいな光の輪になる

「おお~すごいすごい きれいだねえ」
思わず歓声が・・・・・

あのさ おかあさんたち
オカルト的に「昔から忌むものとして見ちゃいけない」はずの日蝕
直に見なくても テレビで見たら同じなんじゃね??

お母さんたら思わず外に出て 実際に太陽を確認
メガネないくせに アブナイよねえ
「おお~まぶしい・・・・あ スゴイよ 眼の中に三日月型の影が残った!!
すごいすごい ホントに欠けてるんだわあ~・・・・」

おおはしゃぎじゃん

テレビ画面の金環は きれいに光って
その画面は何度も何度も流れる

「これさ・・・・」
おかあさん なにいうつもり?
「リング・・・・ロード・オブ・ザ・リングって映画あったじゃない
あれの指輪みたいだねえ
ほら あのカッコイイお兄さん 弓矢の名手の・・・」
「オーランド・ブルーム?」
「そうそう かっこよかったよねえ ハンサムでさ~」

ああ まったく
せっかくの世紀の日蝕ショーが
ハリウッド俳優の話で盛り上がっちゃうと言う・・・さすがおかあさん
まあ スターウオーズ見てても 内容より
「ユアン・マクレガーってカッコイイよねえ」って
そればっかりだもんね

たしかに オビワン かっこいいけどさ


気功の先生に 家族中の気の流れをよくしてもらったり
パワーストーンとか 時計や携帯や
いろんなものを浄化してきれいにしてもらったり
カラダと気を浄化したり
すっかり人生賭けてる感のアルおかあさん
いろいろ信じて 実践してるよね・・・・

おぼれる者は藁をもつかむってか
おにいちゃんの入試がおわるまでは このブームは去らないね・・・・


日蝕ショーとオカルトお母さんでした!!


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シュークリーム

2012-05-18 22:36:08 | おとうさん
夕食を食べおわって あたしをかまいながら
ソファで テレビを観ていたおとうさんが
「シュークリームが食べたい 明日買ってきておいて」って言った

おかあさんが 驚いてダイニングテーブルから 振り返る
食べかけのお箸とお茶碗を持ったまま
「シュークリーム?珍しいわね お疲れなの?」って心配そうに尋ねる

おとうさんは あたしを抱っこし直すと
あたしの顔をのぞき込んで「うん ちょっとクタビレきてるなあ」って言った

おとうさんは 日頃 
「アルコールが血管の中流れてるんじゃないの」って
おねえちゃんに心配されるほど お酒が好きだ

肝臓は立派な脂肪肝だし 一応 気にして晩酌は週末だけにしたり
努力はしてるけど・・・・・・
仕事のストレスが溜まると つい「ビール飲んじゃうか」って
週の半ばなのに アルコールに手が出てしまうこともある

4月から転勤で職場が変わり いろいろ忙しそうだったおとうさん
ゴールデンウイーク明けから 「ひと月飲まない」と宣言して
今 禁酒してる最中のおとうさんだ

甘いものはほとんど食べない人で
和菓子なんか食べるところ見たことナイくらいだけど
たま~にシュークリームを食べる
一年に一度か二度・・・・あるかないか

・・・・・・の おとうさんが甘いものを食べたいなんて
よっぽど疲れはピークに来てるのかもしれない

「禁酒してなかったら 持たなかったかもしれないなあ」って
さりげなく言う
「あらまあ・・・・」

新幹線通勤だったのが 自家用車で片道45分の通勤になった
それも 疲れのもとになってるのかな


翌日
おかあさんはさっそくケーキ屋さんで
シュークリームを五つ
レモンパイを二つ買ってきた

レモンパイはおにいちゃんとおかあさんの 夜のおやつらしい

早くお仕事がラクになって
疲れが取れるといいね

るうもナンカお手伝いしてあげるよ
癒して欲しかったら いつでもどうぞ
甘えてお手してあげる

ね 
おとうさん












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母の日

2012-05-15 22:42:08 | おかあさん
日曜日は 母の日だった

近所のYさんちは 
毎年 母の日は おとうさんと二人の子どもで
カレーライスを作ってくれる と言っていた
もちろん 後片付けもセットされているんだそうだ
上の子がおねえちゃんと同級生の幼なじみで 現役女子大生だから
かれこれ 15年ぐらいになるかも・・・・

彼女の所は 母の日じゃなくても ダンナさんが家事を手伝ってくれるし
おとうさんがキッチンに立つことは 全然 珍しくないようだ
お弁当も作ってくれるといっていたし・・・・


その裏のYさんちに行くと
リビングに リボンをつけた赤いカーネーションが 
大きな籐のかごに入って きれいに飾られている 
そうだろうな・・・・・もちろん お手紙つきだろうと思う
このうちの まん中の子もおねえちゃんの同級生 やはり 現役女子大生だ

昔からそう
もう20年も 三軒で仲良く おつきあいしてるけど
母の日の現実差は 20年越しだ


うちは・・・・
母の日って祝ったことがない

おとうさんが言い出さないからだろうけど
カーネーションをもらったことも お手伝いをしてくれたことも
お手紙つきの似顔絵をもらったことも

おかあさんの記憶の中で・・・・・・
何度思い出してみても・・・・ナイ


同居のおばあちゃんに 
おかあさんが ブラウスをプレゼントしたり
ケーキを買ってきたりして お祝いする立場だったから
おかあさんの存在が薄かったかな

まあ
おばあちゃんは敬老の日に移ってもらって
ここ何年か 母の日はおかあさんが主役・・・になったはずなのに
おとうさんも こどもたちも 一切触れることなく 今年も母の日になってしまった

おかあさんは むくれて怒ったこともある
「Yさんちはいいなあ・・・」って
おもむろに羨ましがってみたりしたけど 効果はなかった

おととしかな・・・・
おねえちゃんが かわいいばらの花がプリントされたグラスを
仲良しのお友達と お揃いで買ってきたことがある
お互いおかあさんにあげるんだ と言っていた

まあ 毎日だれでもそのグラスでジュースを飲んでいたから
正直 特別な感じはなかったけど それが 初めてのプレゼントかな


ことしは おねえちゃんが バイト代で稼いだお金で
かわいいティーポットとカップのセットを プレゼントしてくれた
ちゃんとリボンがかけられていて きれいなカードも添えられていた

カードを見ながら おかあさんが感激して泣いたのは 言うまでもないよね

・・・・・だから
おとうさんとおにいちゃんが 例年のごとく
母の日を ごく当たり前に あっさりスルーしても
今年は突っかからないで 一日働いたおかあさん

おねえちゃんサマサマだった

家を離れて
客観的に親を眺めて
かなり同じステージに立ってから

こうやって 感謝の気持を 表現するのかもしれないね
かなりぶきっちょに
無造作に
さりげなく・・・・・


まあ 
おにいちゃんの誕生日をかねて
手巻き寿司にステーキもプラス
ケーキを奮発して 楽しく過ごした日曜日

母になって 
今までで一番まあまあな・・・・母の日だった







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誕生日のきもち

2012-05-12 15:53:04 | おにいちゃん
18年前の今日 おにいちゃんが生まれたんだって

おかさんは大きくなった息子を見あげて ふっと息を吐く
「18才かあ・・・・」

昨日 宅急便でおねえちゃんが送ってくれたTシャツは 
生成りのざっくりした生地で 細身のデザイン

今風ってヤツだね
胸に 黒い英語と写真のプリントがついていて
なかなかカッコイイ
大学のお友達といっしょに選んだと言っていた

「弟どんな子?ってめっちゃ聞かれた」
って 電話の向こうで笑うおねえちゃん

まあいいよ 東京でいっしょに暮らすことになったら
彼氏の代わりに 連れて歩いたらいいじゃん
え?やだ?
見た目悪くないから
連れて歩くだけでよかったら 役に立つじゃん


おねえちゃんの誕プレには
お手紙がついていた
おにいちゃん 姉ちゃんからの手紙
・・・・きっと初めてじゃないかな

嬉しかったのかな
読み終わったら「読んでみ」っておとうさんに手渡す
一読して おとうさんは黙っておかあさんに

みるみるうちにおかあさんの目に泪が溜まる
おかあさん 感激屋さんだから

そこには 
誠実なおねえちゃんらしく
自分の18歳を振り返って感じたらしい
なかなか得難いことばが
短い中にぎゅっと詰まっていた

弟を思いやる 優しい気持にあふれた文面だった



18年前の今日は 産婦人科の予約日だったらしい
診察しながら先生が
「そろそろ出してもいいなあ・・・・もう予定日だものねえ」って
そして「午後 陣痛始まると思うよ」って

帰宅してしばらくしたら 本当に陣痛が来たんだって

おねえちゃんの時は 初産で陣痛が途中で遠のいてしまって 
おとうさんは控え室で さんざん待ったらしい

だから おかあさんはとっても呑気にしてて 
おとうさんには連絡したけど
「30分間隔になったらでいいんだ どうせまた時間かかるし」
ってゆっくり構えてんだって

そしたら 一気に30分間隔になってしまって
あわてて 病院へ・・・・
もう ついたらすぐに分娩室へ・・・って感じで
一気に生まれたおにいちゃん

「すごい元気な産声でねえ おねえちゃんは声が細くて高かったの
あんたはちょっと太くてね 低めの所で泣いてるの聞いて
ああ 赤ちゃんなのにちがうものだなって その時思ったわ」

あの赤ちゃんが18歳
感慨ひとしおダ・・・・


おにいちゃんが口を開く
「かあさんの手紙 オレ大事に持ってるよ」
「え?」
「アンタ覚えてないかもしれないけどさ
 小学校の時に 誕生日に手紙ついててさ 
 そうだな・・・・3回ぐらい あれに救われてんだ オレ」
「え・・・・・・なんて書いたの?アタシ?」
「へへ おしえな~い」
照れたようにさっさと二階へあがっていっちゃう

もう 勉強も運動も おにいちゃんにはかなわない
だけど 温かいごはんを食べさせて 清潔な服を着せて
カラダもココロも健康で・・・・・
学校では容赦なくがんがんやられてるから
うちに帰ってきたら30分でいいから 気持のゆとりを持たせてやりたい

将来の引き出しが ひとつでも増えるようにしてやりたい
かわいいお嫁さんをもたせてやりたい

だから 今頑張らせなければ・・・・・

願うことはそれだけ・・・・のおかあさん

とにかく 元気に大きく育ってくれた
そのことに ひたすら感謝するおかあさんだった

ハッピーバースデー
おにいちゃん!!
るなには 
ケーキのクリーム ちょっとちょうだい!!






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わが家の通販生活!

2012-05-10 22:58:34 | ファミリー
うちは宅急便がけっこう多い・・・・んじゃないかな
他のお宅のことわからないから 何とも言えないケド

ピンポーン
あ 宅急便だ おかあさーんダッシュだよ

「はい あアリガトウゴザイマス~ 
 はい・・・サインでいいですか?
 どうも お気をつけて」

ホラね
おとうさんか? おかあさんか?

「来た来た 早いわあ・・頼んだらすぐ来るんだものねえ 便利になったものよね」
バリバリと薄い段ボールのフタを開けながら おかあさんが戻ってくる

アマゾンで 本や雑誌やCDを頼むのは おかあさん
楽天で カバンや衣料品や電化製品を頼むのは おとうさん

一昨日注文した本がさっそく届いたらしい
おかあさんが買い物に行って 本屋に行くのは 習慣みたいなものだけど
欲しい本が決まってる時は ほぼネットで買ってるよね


お中元やお歳暮も ネットで注文
カードで支払い
クリスマスに友達に送る チョコレートやワインやチーズも
それぞれ好きなお店が決まってるから だいたいそこで送ってる
自然化粧品のせっけんやヘアサロンのトリートメントや
バイオリンの弦や輸入の楽譜やコーラスの楽譜まで・・・・・
ネットって ホントに便利


わが家の通販生活
たとえばこんな具合

ヤマダ電機にお使いに行ったおとうさんが
「あ~FAXの印字ロール忘れてた・・・ちょっと待ってろよ」
トントンと階段上がって自分の書斎へ

「ネットは安いよなあ 頼んどいたから 明日来るって」
「はあい」

こんな場合も・・・・
「このマフラーどうかな」
「いいじゃない うわあ 安いねえ」
「こっちの色とどっちがいい?」
「ん~キャメルのは持ってるじゃない 去年デパートで買ったヤツ」
「じゃあ こっちのブラウンか」
「そうだね バーバリーなら 品物いいと思うよ」
「いくらまで出してくれる?」
「え~ 好きに買ったらいいじゃん」

オークションで超安値ってのも けっこう楽しいらしい

 決めた金額を入札しておいて寝ちゃうおとうさん
 翌朝
「あれさあ 落札できちゃったんだけど」
「よかったじゃん」
「おう」

おとうさんの大好きな電化製品は
だいたい品物をお店で見ておいて ネットで探すのが楽しみらしい
あるいは ネットで値段を見ておいて お店で交渉する・・・・

洋服やカバンもよくやってる

おとうさんはカバンが大好きだよね
好きなブランドがあって よく買ってる


さすがに 靴は履いてみないとダメだから 買わないけどね

おねえちゃんも連休にブランドバッグ買ってもらった
白いエナメルのかわいいバッグ
アウトレットと同じくらいの値段だったけど
ちょっとだけ安く
おとうさんが見つけたサイトでお買い上げ


宅配のおにいちゃんと顔見知りなアタシ
だってえ
玄関にお迎えに行って
足もとクンクンしてると
みんなニッコリしてくれるんだもん

今のところ
佐川のおじさんよりクロネコのお兄さんの方が
あたしの好みかなあ
若いしカッコイイし
えへへ


・・・・って事で
アタシの洋服頼まなくてもいいから!!!



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タイフーンおねえちゃん

2012-05-07 15:36:58 | おねえちゃん
10時半の新幹線で おねえちゃんが東京に戻る
午後から授業があるらしい
駅に送って帰ってくると
おかあさんは ほ~・・・・っとため息をついた

「るうちゃん おねえちゃん帰っちゃった
 またさびしくなるねえ 
 るうちゃん ねえってば・・・」

だからって いい気持ちで寝てるあたしを
無理やりだっこしなくても いいじゃん・・・・んもう


おかあさんは あたしをぎゅうっとだっこすると
赤ちゃんを揺するみたいにして
あたしをあやす

「赤ちゃんみたいねえ あんた 犬なのにねえ」

おかしそうに笑うおかあさん
ちょっとさびしいのかな



連休後半は おねえちゃんの帰省から始まった

カレンダー通りに大学の授業を受けて
塾のバイトを片付けて
おねえちゃんは 帰ってきた

長い足をカラーストッキングで包み
超短いジーンズ生地の短パンに ゆったりした白いセーター
黒いボーダーのタンクトップを中に合わせている
靴は紐結びのハイヒール

化粧はまったく派手ではないが
手足が長くて なんとなく目立つので
印象は派手な感じだ


このところ バイトが忙しくて
「部屋には寝に帰るだけみたいになってる・・・・」といいながら
すこしクタビレタ様子で荷物を下ろし 
駅で買ってきたお菓子をおにいちゃんに渡す


お土産買ってくるだけ エライじゃん 


・・・・・・次はあたし
おねえちゃんは「るう~!!!」とあたしを呼ぶと
しばらく 抱いたりなでたり ひっくり返したり
もう 思いつく ありとあらゆる方法で
あたしを可愛がる


うわあ
かんべんしてくれえ
もういいかい?
え?
まだだめ?
はやくはなしてよう

じたばたするあたしを さんざんなで回して
「うわあ この匂い
 ほっとするよ 癒されるう~」
だって・・・

みんなそういうんだよね
あたしの匂い・・・
おかあさんも くんくんするよね

おにいちゃんは「くせえ」って邪険にするけど
シャンプーしたばかりだもん


おねえちゃんは よく食べ よく話し 良く笑い よく寝て
4日のうち2日は アウトレットにドライブがてらお買いものに行き
TSUTAYAで借りてきた 2本の映画を鑑賞
忙しくて見損ねていた嵐の番組や 溜めていたドラマをまとめて眺め
おとうさんと久々に寅さんを見てまったりした


おにいちゃんに英語の授業をし
おとうさんに自分の将来についてレクチャーされ
久しぶりに本気で悩む


大きな湯船で ゆっくりお風呂に浸かり
大好きな野菜サラダをたっぷり食べた


ついでに 欲しかったブランドバッグをゲット
ちゃっかり バースデープレゼントにしてもらう事に成功


おとうさんにも
おかあさんにも上手に甘え
弟には自分が使ったセンター対策のノートをプレゼントして
おばあちゃんからおこずかいをもらって
嵐のように帰って行った

 
いなくなると
ホントにさびしい


るうも
やっぱさびしいなあ

おねえちゃんにしつっこくひっくり返されて
可愛がられたいよう
・・・・・って

ちょっとだけ思ったけど
まあ半日あれば慣れるかな



次は夏休み????

おねえちゃんも
一人でよく頑張ってるね!!
シッカリね!!
るう おりこうで待ってるからね







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ストラディバリウスのオーラ

2012-05-02 11:29:21 | おにいちゃん
ゴールデンウイーク前半 おにいちゃんは模試だった

「受験生なんだから 今 勉強しなくていつ勉強するの!」と
このところ おかあさんから叱咤激励が飛ぶようになった
「夏までが勝負よ シッカリね」
 
ああ ウザいだろうな
「英語がすべての鍵を握ってるんだからね わかってるわよね」

わかってると思うよ
あたしでさえわかるもん
おかあさん ちょっとボケてる? そのセリフ毎日言ってるよ? どっかでさ
おにいちゃん よく口答えしないで 黙ってるよ・・・・エライ

「シッカリね 頑張って 気合い入れて!」


ああ ウザい
アンタの代わりに吠えてあげよっか おにいちゃん


今日も 帰ったら夜の10時回ってる
学校おわってから 塾の自習室を利用してるからだ
シカト決め込んで 携帯をのぞきつつ テレビの前にどっかり座り込む
耳にはイヤホン 目はニュース番組の画面 右手に文庫本


「サラダ食べる?」
おかあさんに 尋ねられて やっと声を出す
「おう 食べる」
「ローストビーフは?」
「食べるよ ごはんはいいや さっきパン食ったから」

おかあさんは おにいちゃんが好きなローストビーフを良く焼く
スチーム機能付きオーブンが 勝手に上手に焼いてくれるから 超助かってる


模試の判定に書き込む志望校の事で ちょっとおかあさんとやり合ったらしい
でも おにいちゃんはおにいちゃんの考えがあって
いつもだまってるおにいちゃんだけど
さすがに ちっと舌打ちして 声を荒げる場面もあった

受験するのはおにいちゃんだし おにいちゃんの人生なんだから・・・・・
わかってはいるけど 口出ししないではいられない悲しい母親業
おかあさん 修行が足りないヨ


「引き出しが少ないからねえ・・・・・」
あたしをだっこして ため息混じりにつぶやくおかあさん

しかたないじゃん
大学入試は偏差値で決まっちゃうんだからさ



やっとお休みになった日
おかあさんとおにいちゃんは コンサートに出掛けた
ずいぶん前に 買っておいたチケットだ

大枚はたいたのに おねえちゃんは授業があって帰ってこれず
おかあさんの友達が 一枚買ってくれた

「欲しかったのに すぐ完売になってしまったから 嬉しいわ」
っていってくれる 優しくて素敵なお友達だ


去年は 日フィル コバケンの指揮「モルダウ」と「新世界より」という
超メジャーなプログラムで おにいちゃんがとてもよろこんで 
CDまで購入して帰ったので おかあさんは すっかり気を良くした


今年は 一度聞いてみたいと思っていた 神尾真由子のヴァイオリンで
井上道義指揮 アンサンブル金沢の チャイコフスキープログラムだ
おかあさんは連日いくつもある演奏会で この日を即決だったが
ちょっと 玄人好みな地味なプログラム・・・・ おにいちゃん大丈夫だろうか


「どっちがいいかなあ」と 
おにいちゃんが お出かけの洋服を持ってきてアドバイスを求める
TPOにうるさめのおかあさんの機嫌を 理解してる さすが

紺と白のストライプのパーカーと チェックのオーバーシャツ

「ジャケット買ってあげないといけないわねえ 大学生になっても使うしね」
そう言いながら おかあさんは水色のチェックのシャツを指さす
さわやかで 春らしいきれいなシャツだ



会場は 避暑地の別荘族や ホテル宿泊の客層であふれていた
都会的な雰囲気の年配の夫婦や 一人できている男の人も多い
おかあさんんみたいな中年の着飾った女性が多いが 
高校生らしき男の子は さすがにそんなにいない


ロビーでコーヒーを飲みながら
二人で 人間ウオッチング



演奏が始まる
うわあ・・・・・

涙でる  なんてきれいな音なんだ・・・・

アンダンテカンタービレ
弦楽セレナーデ
ヴァイオリンコンチェルト


二時間のコンサートで
おかあさんの魂は シッカリ浄化され リセットされた










すべての演奏がおわった

席もヨカッタし
演奏もヨカッタ

おかあさんは 大満足だった
オケの響きはおかあさんの好みだったし
指揮はユーモアにあふれ 明快で 丁寧な曲作りだった

「おばあちゃんがファンだったのよ 昔 N響で良くテレビに出ていてね
お顔もアタマも(笑)全然変わらないわね もうかなりなお年なのに 若いわねえ!!
 日曜日の夜 テレビで良く聞いていたっけ」 
「ふうん おばあちゃんは クラシック好きだったのか」
「うん オペラとかバレエとか よく観てた」


神尾真由子ちゃんは きれいでかしこそうで ピンクのドレスがとても良く似合ってた
ふわっと 花が咲いたような 輝くような存在感 
素晴らしいテクニックと素晴らしい表現力を備えた 素晴らしいソリストだった

彼女がステージに出てきた瞬間 ぱっと目をうばわれる
彼女が音を発した瞬間 こころがぐっと持って行かれる

ほんとうに素晴らしかった


「どうだった?」
「すごくヨカッタよ」
「飽きなかった?」
「大丈夫だった・・・・・ソリストの人すごいねえ
天才ってああいう人のこというのかなあ
こうさ・・・なんて言ったらいいのか
神々しいというか・・・・・」

おっ・・・・いいとこ行ったな
「音がさ 全然違うんだね 弾きだした瞬間に こう空気がかわるっていうかね・・・」
おう・・・・なかなかな 感想じゃん

「ストラディバリだってよ」
「楽器がちがうだけじゃないでしょ」
「そう・・・・そうなんだよ その楽器にふさわしい弾き手かどうか
そこなんだよねえ すごく良く聞いてるじゃん 地味なサウンドだし 飽きたかと思ったわ」
「前半は ちょっと眠いとこもあったけど 神尾さんが出てきてからは バッチリ良く聴いてたよ」


ストラディバリのオーラか
神尾真由子のオーラか
指揮者とオケ全体の持つクオリティか

全部交わって生まれた コトバにできない音の世界に
おにいちゃんは ちゃんと入っていったようだった

おかあさん
満足・・・・・



模試とコンサート
充実したひとときを過ごした 連休前半だった





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