Salut!るうちゃんの毎日

わんこ「るうちゃん」が語るわが家の日記です

タグホイヤー

2013-06-10 23:06:49 | おにいちゃん
先週 おにいちゃんは
両親に時計を買ってもらった
初めてのブランド品だ


晴れた土曜日 ひさしぶりに家族で出掛ける
おにいちゃんは 東京へ来てから 大学への往復と 
三軒茶屋に部屋を借りている 高校時代の友だちに会うほか
あまり遊びにも行かないらしい

おねえちゃんも べたべた世話をするタイプじゃないし
大学の友だちや サークルの知り合いとは
まだ そこそこのつきあいだから
上京して二ヶ月なら そんなものかもしれない




池袋行きの電車を待つホームで 
お父さんの着ているシャツと自分の選んだシャツが 
紺色の細いストライプ柄で
ばっちりカブってしまったことに気がつく

おにいちゃんは おかあさんをちらっと見た
「カブってんじゃん~ オレ脱ごうかな」
「Tシャツ一枚でもいいんじゃない もう夏みたいなものだし」
「梅雨に入ったけど 雨降らないね 今日も降らないのかな~」
そういいながら おにいちゃんは さっさとシャツを脱いで
Tシャツとジーンズになった

まあ 後々 
冷房の効いた時計屋さんで シャツをはおることになるけど(笑)






並行輸入の時計屋さんは 11時開店直後だというのに
けっこうな数のお客さんで 混みあっていた
みんな 真剣にガラスのショーケースを覗いている

おとうさんぐらいの年配のおじさんから 学生風の青年
外国人らしい家族連れ 東南アジア系のカップル
中学生ぐらいの男の子をつれたおじいちゃん
派手な身なりのおかあさんぐらいのオバサン
客層はさまざまだ


ネットで欲しい品物を決めだしてあったので
値段もネットで検索済みのおかあさんは
電話で 品物を取り置きしてもらってあった

さっそくその旨伝えると
きれいな応接ルームに案内される


おにいちゃんは 最終候補として決めだした
3つの時計を かわるがわる腕にはめてみて
重さや 雰囲気をくらべている

自動巻と電池式の違いを聞いたり
メンテのことや 手入れのことも確認して
時間かけて迷ったあげく 自分の一番気に入った時計を選んだ

スポーツタイプの時計だけど
スーツにも合うし 30代40代まで 充分に使える品物だ

日頃は 中学の時に買ってもらった黒いGショックで 
充分かっこよく対応できるし
「大切に使うように」と おかあさんからきっちり言い渡される




立派な箱に 保証書などブックレットがきっちり収められて
きれいに包装された品物を おにいちゃんはしっかり受け取った

「生意気だよな~」
おとうさんは 嬉しいような苦笑いのような 
なんともいえない顔で おにいちゃんを見ている

「しっかり勉強しろよ いいか?
 うかれてると とんでもないことになるんだからな」
「はい がんばります」
おにいちゃんは いつも通り 神妙な面持ちで頷いてみせる

彼はこういう場面を 乗り切るのがうまい
ころっと だまされちゃうんだな
おとうさんもおかあさんも 激甘だから・・・・・ったく






日曜日 おにいちゃんはいつになくオシャレして出掛けた
「どのシャツが合うと思う?」
「革の靴って こんなパンツでも合うの?スニーカー?」

立川に映画を 見に行くという
「なんで立川? わざわざ遠いんじゃない?」
とおかあさんがつっこむと
「聖おにいさんを 見に行くんだもん」
「・・・ん~まあそっか 立川に住んでたんだもんね イエスとブッダ」

すぐ納得するおかあさん(笑)
あほか

「誰と行くの O君?」
「ううん サークルの同期」
「ふうん 珍しいじゃない まあ楽しんでおいで」

おかあさんは 目ざとく左手にタグホイヤーがはまってるのを確認


今日はおねえちゃんと ペンダントを見に行く
銀座の田中貴金属店で ウィーン金貨を買う予定だ
コインペンダントがラッキーグッズなので(笑)
なんとか手に入れたいおかあさん


「あの子 めかし込んで映画だって?」
おねえちゃんが ハイヒールでコツコツ歩きながらおかあさんに聞く
「ん~ サークルの女の子と行くみたいよ?」
「え・・・・!」
「また先越されるわねえ~(笑)
 高校の時もそうだったもんね」
「ウルサイ 私はえらんでるのよ 誰でもいいわけじゃないの」
おかあさんは笑って しっかり無視する

「そう 男の子ってさ 女の子に寄ってこられて
 そこそこ可愛い子だったりすると 
 大体そのまま何となくくっついちゃうじゃない?」
「あ~あ むかつく 生意気なヤツ」

おにいちゃんは高校2年の初夏 初めて彼女ができて
その年のクリスマスまで かわいいお付き合いは続いていた

相手の彼女が 学校に来れなくなりそうなのを
おにいちゃんが支えてあげてた という形で・・・・

まあ 最終的には登校できなくなって
自然消滅したけど・・・・
まあ すったもんだも
受験に響かない時期で ヨカッタかもしれない


さて
さっそく女の子の影が ちらちらするけど
プラスにするように考えてくれたら いいんだよね

バカじゃないからのめり込まないとは思うけど・・・・


おかあさんも
おねえちゃんも
本当はすっごくすっごく
心配しつつ・・・・・・


タグホイヤーが
お守りになるといいんだけどな~


あ~青春の一コマだね~

週末の風景
まとめてみました(笑)



るながお留守番だったのは
いうまでもないよね ふん・・・・・

















一九歳

2013-06-05 23:08:56 | おにいちゃん

五月某日
おにいちゃんは19歳になった
青春だあ~・・・・・・


季節は初夏になっちゃったから
なんと 半年ぶりのブログ

記事が上がってこなかったのは
もっぱら お母さんが 軽い鬱になってたからかな(笑)

るなは 相変わらず元気いっぱいだったし
ブログネタは 山ほどあった

だって
おねえちゃんの引っ越しに始まって
おにいちゃんの受験があって
センター試験のこと
東京に行ってた受験の日々のこと
おにいちゃんのお友達と
ママ友のあれこれ

卒業式
合格発表 手続き 引っ越し


悲喜こもごもの事件が 結構いっぱい(笑)
むしろ書ききれないくらいあったんだもん

あれもこれも 書こうと思う気持ちはあったけど
おかあさんは 書けなかった

武道館の 立派な入学式のことだって
本当は書きたかったんだよね

でも
何にもする気が起きないくらい
おかあさんは 弱っちゃったんだ

認めたくない
認められない
おかあさんの 胸のぽっかり感・・・・・(笑)

ホントにさ
涙流して 泣いてるときがあるくらい
おにいちゃんがいなくなって
おかあさんは めげちゃった

子どもが自立して 嬉しいはずなのにね


だからさ
しばらくるなは忙しかったよ

やたらと抱っこされるし
しつこいくらい なで回されて
おかあさんの ひとりごとにつき合って
しっぽパタパタしながら 
神妙な顔して おかあさんを慰めてあげてさ

まあね
ペットのお仕事だからね
うん


うん・・・・時間が埋めるんだね
四月いっぱいは 鬱気味だった おかあさんだけど

連休からは メキメキと元気が出て
五月半ばには 主催するコンサートを成功させて
すっかり もとのおかあさんに戻った感じ


報告すると
おにいちゃんは まわりの心配をよそに
受けた大学のほぼほとんど・・・・を合格で飾り
第一志望の上をゆく 
記念受験の大学に なんと滑り込むことができた
国公立も 三教科数学なしで ちゃんと希望の法学部に合格できた(笑)
まあ 進学先は東京の私立にしたんだけどね・・・ 


おねえちゃんと一緒に暮らし始めて二ヶ月経過
なんとか ケンカせずにやってるらしい

郊外に引っ越したので
おにいちゃんの大学までは一時間ちょっとかかる

一限の授業に間に合うには けっこう早起きしないといけない
まあ・・・・頑張ってるから よくしたものだ


るなの写真を
おかあさんはよく送っている

「癒される~」って返事が来るらしい

「るうちゃん おにいちゃんがアンタの写真見て 癒されるってさ」
おかあさんが嬉しそうに言う

写真撮られるのは 正直好きじゃない
携帯向けられると だいたいカタマル
目線は じっとカメラ目線(笑)

「るうちゃん もっと自然にしてよ
はい かわいいお顔は??ほらほら」

・・・・・・ふん
うざったい

ローテーブルの下に入り込んで 伏せってると
引っ張り出されそうになる
うわあ うざったい・・・・

おかあさん 
鬱のままおとなしくしてたらよかったのに
元気になるのはいいけど
るなのこと 構い過ぎで 嬉しくないんですけど!


うわあ~
かまわないでくれよう~
お願いだよう~
うううう~


あたしの必死な形相に苦笑いしながら
なおもヒシと抱っこしたり 
ソファにひっくり返して
こちょこちょくすぐったりするママ

手足を突っ張って ちょぴっとあばれるあたし
しかたなく手を放すママ

へへへ
今日もアタシの勝ち~っと(笑)



さて 久しぶりの るなの近況でした





















甲子園

2012-07-22 15:24:39 | おにいちゃん

今日はおにいちゃんの学校は 野球の決勝戦だった


昨日の準決勝から 学校でバスを用意して
希望する生徒は みんなで応援に行ったらしい
・・・・・が おにいちゃんたちは 普段通り土曜の授業だった


この学校は 類で分かれていて
中高一貫の類と 高校から入学の類
その中でも 進学とスポーツって 全部で三つの類に分かれている

おにいちゃんは 中高一貫生なので
あまりスポーツのクラスとは交流がない
小学校の同級生は 何人かいるけど・・・・ね

文化祭で 例年 一貫生が盛り上がって大騒ぎするが
他類から ちらりとつめたい視線が送られたりするくらい
同じ学年なのに 微妙な温度差があるらしい


でも・・・・・
片や甲子園をねらい
都大路を走破し
強化指定のクラブは インターハイでよい成績を収めるべく
日々奮闘しているし


片や東大 京大 一橋を狙って
勉強に明け暮れ やはり 日々奮闘する姿は
同じ校内に生活していれば 互いにイヤでも感じ合うはずで


黙っていても 心の中で 応援しあっているのが実情だ


バスに乗って 会場には駆けつけなかったが
おにいちゃんは 試合の一部始終を すべてテレビで確認した
午前中は 英語の先生が来る予定だったのに
時間をずらしてもらって観戦してたんだから
力が入っていたというモノだ


おねえちゃんも 毎年応援していたけど
在籍中には 決勝で敗れること3度 甲子園は遠かった
今年が おにいちゃんの在籍最後のチャンス・・・・
おねえちゃんも卒業生として エール送っていた


ドキドキしながら見ていた試合だったが
一回の表で先制
しかし その後 相手校のピッチャーがなかなか打たせてくれず
僅差のまま 互いに いい試合運びだった
おにいちゃんの学校は 今ひとつ攻めきれずに残塁を重ねていたけど
中盤で爆発 点差を広げ 最後までだめ押しを得点して
大差で勝つことができた



甲子園出場 おめでとう
よかったね
10年ぶり5度目だって


今頃 学校は祝賀会の準備で大騒ぎだなあ


さて
甲子園に応援
お兄ちゃん行くのかな?


嬉しそうに「さてやるか」とお勉強はじめたけど
あんたも あと半年 
頑張らなくちゃね!!!







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わが家の日曜日

2012-06-12 16:15:03 | おにいちゃん
この頃 おにいちゃんは模試だらけだ
今週は 金曜土曜とマーク模試で 日曜は英検だった

風邪引いて 木曜日辺りから機嫌が悪く
金曜日は 半分もうろうとしてたけど 
ベッドから這うように出て来て なんとか登校していった

案の定 金曜日は「まともに問題を判読できなかった」と
ぼやきながら帰ってきた・・・(涙)
熱っぽい額を冷やしながら 参考書開いてたけど
晩ご飯以降の記憶は たぶんナイだろう


英検だって 
高3のこんな時期まで2級が取れないなんて
まったく予想外・・・・計画外だったんだよね
仕方がないなあ・・・って お母さんはため息だ

・・で 
「文法はまあよくできたけど リスニングで死んだ」
と 言いつつ あきらめが早いおにいちゃん(笑)


そして やっと休みらしい日曜日の午後が 久しぶりにやってきた


おにいちゃんは ちょっと前に買ってもらった
カッコイイポロシャツを引っ張り出してきて ジーンズに合わせ
これまた ちょっと前に買ってもらった
グレーのハイカットシューズを履いて
自転車に乗ってふらりとひとまわりお出かけ・・・・


よいお天気だし
このところずっと 陽の当たっている時に外に出ない生活なので
おかあさんは 内心ほっとしてる


最近 近所にできたローソンで
中学から別の学校になったからちょっと交流が薄くなったけど
弟みたいにつき合っていた 幼なじみがバイトしていて
ジャニーズ並みに すごくかっこよくなっていたことや
久しぶりにいろいろ話したこと

ローソンの向こうのセブンイレブンで
おかあさんに頼まれた「クイニーアマン」を買ってきたけど
そんなにうまいのか?ってことや

デロンギのコーヒーメーカーでエスプレッソを入れながら
おにいちゃんは 久しぶりによく話す

きっとほっとしたんだな


しばらくまったりしていると 高校の友達が 自転車で遊びに来た
えっと S君だ

先週来た子はNくんで 出身は吉祥寺の子で 寮に入ってるんだっけ

N君は おねえちゃん目当てに遊びに来てたけど
学校で「おねえちゃんがなかなかかわいい」と 
今でもはばからずに発言しているらしい(笑)

「物好きだよなあ」とは おにいちゃんのひと言
「ほっとけ」って スカイプの向こうで おねえちゃん
「・・・んまあ 黙ってニッコリしてたら かわいいんじゃね?」

あたしもそう思うよ
オヤジな部分(笑) もとい干物な部分(笑) いや 男前なとこ(笑)・・・・?
黙ってニッコリしてればわかんないよ 大丈夫


今日来たS君は 地元の子で カナダに行った時同室だった子だ
おとなしくて 絵がうまいおにいちゃん
わんこがいるから 匂いがする
くんくんしてると「カワイイナア」ってなでなでしてくれる

二人は別棟のレッスン室で 夕方遅くまで遊んでいた
あの部屋 防音効果はあるけどさ 物音一つせずにあそぶって・・・
ゲームだろうね きっと


あたしはいつも おにいちゃんとお友達にちょっと遊んでもらう
おやつも ちょっともらう
だから お客さんは基本好きだよね


おとうさんは あたしが庭の外に出ないように
(前の道路に出て遊ぶの 好きなんだもん)
柵を作る日曜大工をしてる

おかあさんは 庭の花をスマホに収めて ご満悦気味

二人とも まったりとした日曜日だ



のんびり うららかな 気持ちのよい日曜日だった

もういくつ寝るとセンター試験???
誰もはっきり確認したくない情報だね

まあ 仕方ないよ
がんばって!!としか 言いようがない




短い午後を満喫すると 
おにいちゃんはしっかりごはんを食べて
たっぷりお風呂に入り
たっぷり睡眠を取った・・・・



あーあ
こんなに睡眠取ったらダメでしょう(泣)






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ママたちのランチ

2012-05-28 10:05:14 | おにいちゃん
土曜日
おかあさんは久しぶりに ランチ会にお出かけした

高校へ進学してから 参観日や学級懇談会が激減
いつものランチ仲間が集まる回数も 激減だ

中学の時はなんだかんだと 月に一度からふた月に一度は 学校へ行った
授業参観 講演会 音楽会 体育祭 文化祭・・・・
そのたびに 集まっては情報交換してきた お仲間のママ友たち

A君はBさんとつきあってるらしいとか
C君は寮で問題起こして家に帰ってるらしいとか
DさんはEさんにいじめられてるらしいとか
F君は英検で準一級が取れたらしいとか・・・・
いろんな情報が交換されてたママ友ランチ会

高校になったら ほとんど学校に用はない
年度当初の学級懇談会と 大手予備校の講師が行う進学講演会
文化祭 個別懇談・・・・ぐらいだ


今日はPTA総会があって お仲間のうち二人が役員なので
ランチ会には来ないらしい

「K食堂のお弁当が出るんですって」
情報通のAさんが お寿司をぱくりと口に入れて 言う
「あらそうなの K食堂なら 豪華そうでいいわね」

「Kさんちは おねえちゃんがお茶の水行ったのよね・・・」
おかあさんが ちょっとため息混じりに口を挟む
「あ・・・そっか お宅のおねえちゃんと受験一緒よね」
「うん 第一志望も一緒・・・だったのよねえ」
みなさん ちょっと遠慮してしばし沈黙・・・・でも心で思ってる
(そうそう・・・・センターでほぼ決まるのよねえ・・うちは失敗させないようにしなきゃ・・・・)

「まあ お宅も無事進学したんだからいいじゃない 六大学だもの」
仲良しのK子さんが 助け船を出してくれる
「そうよ 浪人は大変よ 絶対もたないわよねえ」
「そうそう モチベーションもたせるのが大変らしいわよ」


みんな優秀な息子を持ってるママたちだ
クラス分けが超シビアな学校なので 成績の張り出しもいつもの光景
おねえちゃんの時は おかあさんも堂々と行ってたけど
おにいちゃんは ビリのクラスが定位置だから
おかあさんの頭の痛さは 並みではない

唯一の希望は 模試の3教科偏差値が まあまあになってきたことだけ
頼むよ おにいちゃん!!


「うちの子 178センチになったのよ」とYさん
「おお~伸びたわねえ ウラヤマシイわあ うちのは伸びなくてさ160ちょっとで止まったわ」
「いいじゃない 顔がジャニーズだもの」
「そうそう 山田くんだっけ 似てるのよね」
「え?ドラマの主役やってた山田くん?あの子 かわいいわよねえ」
「ああ見えて うちのは野球やってたでしょ 腹筋割れてムキムキなのよ
 シャツ脱いでさ ムキムキやってんの おかしいでしょ」
「ジャニーズでムキムキで医学部だったら 言うことないじゃん」(笑)


ママたちは和やかによくしゃべる
時間がないからと K子さんが頼んでおいてくれた和風のランチセットは
お寿司に 茶碗蒸しに 揚げたての天ぷら 季節のサラダ
フルーツとデザートがついて1200円
なかなかお得で ボリュームもあり 美味しいランチだ


「ひげそりどうしてる?うちの子 皮膚痛めちゃってね 
 皮膚科の先生に 電気カミソリ勧められたのよ」
「ああ うちもこのあいだ電気やさん行って買ってきたところ
 お兄さんにいろいろ教えてもらって いいの買ってきたら パパが羨ましがって使ってる」
「そうなんだあ~」

おかあさん ちょっと考えてお箸を止めた
「うちの子 まだひげそりしてないと思うなあ・・・・」
「身長伸びたよね?」
「うーん 173か4ぐらいだね・・・」
「細くてすんなりしてるもんね 足長いしね」
「そっかあ すね毛は?」
「ああ~そりゃもじゃもじゃしてるわよね 剛毛ですよ」
「あれって いつの間にかもじゃもじゃになったよねえ(笑)」
「お肌すべすべしてていいじゃない ニキビ無いしさ・・・そのうちイヤでも生えるって」
「そうねえ いやあ みんなもうひげそりするんだあ・・・」


すっかりおなかいっぱいになったママたちは 学校へ移動して 講演会を聞く
役員さんたちSさんとAさんが 合流

おかあさんとKさんは おねえちゃんたちの担任だった先生にごあいさつする
卒業しても仲の良いクラスで 東京で集まったり夏はこっちでバーベキューしたり
先生との交流はずっと続いている


「講演会も最後ね 6年間 良く通ったわよね」
おかあさんたちは ちょっと感慨深げだ
「来月の文化祭が終わったら もう ランチ食べること無いんじゃない?」
「そっか じゃあ 次回が最後で 次は卒業式か」
「うわあ・・・・」

小学校6年間 中高6年間 
おねえちゃんとの年の差2年足して 14年間
もう 学校に行くこともなくなる
あっという間の子育てだったように思う
小学校に入学したのが ついこの間のようなのに・・・・・


学級懇談会では 前回の河合塾の模試結果が渡された
おそるおそる確かめる・・・・

3教科はまあまあだ
国語と社会は良くできていて学年でもトップクラスだ
英語は超普通なので これが問題・・・・
数学は話にならない・・・・ああ・・・

でも
ほっと一息・・・・・
まだ 希望はある


保育園から毎朝の通園通学
母も子も 普通にがんばってきた
普通に学校へ行って 普通に遊んで勉強して
普通に楽しくて 普通に怒られて 普通に泣いて笑って

ラストスパートだね
夏 直前 乗り越えられるよ きっと大丈夫

おかあさんも 大丈夫 
しっかりね!!







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誕生日のきもち

2012-05-12 15:53:04 | おにいちゃん
18年前の今日 おにいちゃんが生まれたんだって

おかさんは大きくなった息子を見あげて ふっと息を吐く
「18才かあ・・・・」

昨日 宅急便でおねえちゃんが送ってくれたTシャツは 
生成りのざっくりした生地で 細身のデザイン

今風ってヤツだね
胸に 黒い英語と写真のプリントがついていて
なかなかカッコイイ
大学のお友達といっしょに選んだと言っていた

「弟どんな子?ってめっちゃ聞かれた」
って 電話の向こうで笑うおねえちゃん

まあいいよ 東京でいっしょに暮らすことになったら
彼氏の代わりに 連れて歩いたらいいじゃん
え?やだ?
見た目悪くないから
連れて歩くだけでよかったら 役に立つじゃん


おねえちゃんの誕プレには
お手紙がついていた
おにいちゃん 姉ちゃんからの手紙
・・・・きっと初めてじゃないかな

嬉しかったのかな
読み終わったら「読んでみ」っておとうさんに手渡す
一読して おとうさんは黙っておかあさんに

みるみるうちにおかあさんの目に泪が溜まる
おかあさん 感激屋さんだから

そこには 
誠実なおねえちゃんらしく
自分の18歳を振り返って感じたらしい
なかなか得難いことばが
短い中にぎゅっと詰まっていた

弟を思いやる 優しい気持にあふれた文面だった



18年前の今日は 産婦人科の予約日だったらしい
診察しながら先生が
「そろそろ出してもいいなあ・・・・もう予定日だものねえ」って
そして「午後 陣痛始まると思うよ」って

帰宅してしばらくしたら 本当に陣痛が来たんだって

おねえちゃんの時は 初産で陣痛が途中で遠のいてしまって 
おとうさんは控え室で さんざん待ったらしい

だから おかあさんはとっても呑気にしてて 
おとうさんには連絡したけど
「30分間隔になったらでいいんだ どうせまた時間かかるし」
ってゆっくり構えてんだって

そしたら 一気に30分間隔になってしまって
あわてて 病院へ・・・・
もう ついたらすぐに分娩室へ・・・って感じで
一気に生まれたおにいちゃん

「すごい元気な産声でねえ おねえちゃんは声が細くて高かったの
あんたはちょっと太くてね 低めの所で泣いてるの聞いて
ああ 赤ちゃんなのにちがうものだなって その時思ったわ」

あの赤ちゃんが18歳
感慨ひとしおダ・・・・


おにいちゃんが口を開く
「かあさんの手紙 オレ大事に持ってるよ」
「え?」
「アンタ覚えてないかもしれないけどさ
 小学校の時に 誕生日に手紙ついててさ 
 そうだな・・・・3回ぐらい あれに救われてんだ オレ」
「え・・・・・・なんて書いたの?アタシ?」
「へへ おしえな~い」
照れたようにさっさと二階へあがっていっちゃう

もう 勉強も運動も おにいちゃんにはかなわない
だけど 温かいごはんを食べさせて 清潔な服を着せて
カラダもココロも健康で・・・・・
学校では容赦なくがんがんやられてるから
うちに帰ってきたら30分でいいから 気持のゆとりを持たせてやりたい

将来の引き出しが ひとつでも増えるようにしてやりたい
かわいいお嫁さんをもたせてやりたい

だから 今頑張らせなければ・・・・・

願うことはそれだけ・・・・のおかあさん

とにかく 元気に大きく育ってくれた
そのことに ひたすら感謝するおかあさんだった

ハッピーバースデー
おにいちゃん!!
るなには 
ケーキのクリーム ちょっとちょうだい!!






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ストラディバリウスのオーラ

2012-05-02 11:29:21 | おにいちゃん
ゴールデンウイーク前半 おにいちゃんは模試だった

「受験生なんだから 今 勉強しなくていつ勉強するの!」と
このところ おかあさんから叱咤激励が飛ぶようになった
「夏までが勝負よ シッカリね」
 
ああ ウザいだろうな
「英語がすべての鍵を握ってるんだからね わかってるわよね」

わかってると思うよ
あたしでさえわかるもん
おかあさん ちょっとボケてる? そのセリフ毎日言ってるよ? どっかでさ
おにいちゃん よく口答えしないで 黙ってるよ・・・・エライ

「シッカリね 頑張って 気合い入れて!」


ああ ウザい
アンタの代わりに吠えてあげよっか おにいちゃん


今日も 帰ったら夜の10時回ってる
学校おわってから 塾の自習室を利用してるからだ
シカト決め込んで 携帯をのぞきつつ テレビの前にどっかり座り込む
耳にはイヤホン 目はニュース番組の画面 右手に文庫本


「サラダ食べる?」
おかあさんに 尋ねられて やっと声を出す
「おう 食べる」
「ローストビーフは?」
「食べるよ ごはんはいいや さっきパン食ったから」

おかあさんは おにいちゃんが好きなローストビーフを良く焼く
スチーム機能付きオーブンが 勝手に上手に焼いてくれるから 超助かってる


模試の判定に書き込む志望校の事で ちょっとおかあさんとやり合ったらしい
でも おにいちゃんはおにいちゃんの考えがあって
いつもだまってるおにいちゃんだけど
さすがに ちっと舌打ちして 声を荒げる場面もあった

受験するのはおにいちゃんだし おにいちゃんの人生なんだから・・・・・
わかってはいるけど 口出ししないではいられない悲しい母親業
おかあさん 修行が足りないヨ


「引き出しが少ないからねえ・・・・・」
あたしをだっこして ため息混じりにつぶやくおかあさん

しかたないじゃん
大学入試は偏差値で決まっちゃうんだからさ



やっとお休みになった日
おかあさんとおにいちゃんは コンサートに出掛けた
ずいぶん前に 買っておいたチケットだ

大枚はたいたのに おねえちゃんは授業があって帰ってこれず
おかあさんの友達が 一枚買ってくれた

「欲しかったのに すぐ完売になってしまったから 嬉しいわ」
っていってくれる 優しくて素敵なお友達だ


去年は 日フィル コバケンの指揮「モルダウ」と「新世界より」という
超メジャーなプログラムで おにいちゃんがとてもよろこんで 
CDまで購入して帰ったので おかあさんは すっかり気を良くした


今年は 一度聞いてみたいと思っていた 神尾真由子のヴァイオリンで
井上道義指揮 アンサンブル金沢の チャイコフスキープログラムだ
おかあさんは連日いくつもある演奏会で この日を即決だったが
ちょっと 玄人好みな地味なプログラム・・・・ おにいちゃん大丈夫だろうか


「どっちがいいかなあ」と 
おにいちゃんが お出かけの洋服を持ってきてアドバイスを求める
TPOにうるさめのおかあさんの機嫌を 理解してる さすが

紺と白のストライプのパーカーと チェックのオーバーシャツ

「ジャケット買ってあげないといけないわねえ 大学生になっても使うしね」
そう言いながら おかあさんは水色のチェックのシャツを指さす
さわやかで 春らしいきれいなシャツだ



会場は 避暑地の別荘族や ホテル宿泊の客層であふれていた
都会的な雰囲気の年配の夫婦や 一人できている男の人も多い
おかあさんんみたいな中年の着飾った女性が多いが 
高校生らしき男の子は さすがにそんなにいない


ロビーでコーヒーを飲みながら
二人で 人間ウオッチング



演奏が始まる
うわあ・・・・・

涙でる  なんてきれいな音なんだ・・・・

アンダンテカンタービレ
弦楽セレナーデ
ヴァイオリンコンチェルト


二時間のコンサートで
おかあさんの魂は シッカリ浄化され リセットされた










すべての演奏がおわった

席もヨカッタし
演奏もヨカッタ

おかあさんは 大満足だった
オケの響きはおかあさんの好みだったし
指揮はユーモアにあふれ 明快で 丁寧な曲作りだった

「おばあちゃんがファンだったのよ 昔 N響で良くテレビに出ていてね
お顔もアタマも(笑)全然変わらないわね もうかなりなお年なのに 若いわねえ!!
 日曜日の夜 テレビで良く聞いていたっけ」 
「ふうん おばあちゃんは クラシック好きだったのか」
「うん オペラとかバレエとか よく観てた」


神尾真由子ちゃんは きれいでかしこそうで ピンクのドレスがとても良く似合ってた
ふわっと 花が咲いたような 輝くような存在感 
素晴らしいテクニックと素晴らしい表現力を備えた 素晴らしいソリストだった

彼女がステージに出てきた瞬間 ぱっと目をうばわれる
彼女が音を発した瞬間 こころがぐっと持って行かれる

ほんとうに素晴らしかった


「どうだった?」
「すごくヨカッタよ」
「飽きなかった?」
「大丈夫だった・・・・・ソリストの人すごいねえ
天才ってああいう人のこというのかなあ
こうさ・・・なんて言ったらいいのか
神々しいというか・・・・・」

おっ・・・・いいとこ行ったな
「音がさ 全然違うんだね 弾きだした瞬間に こう空気がかわるっていうかね・・・」
おう・・・・なかなかな 感想じゃん

「ストラディバリだってよ」
「楽器がちがうだけじゃないでしょ」
「そう・・・・そうなんだよ その楽器にふさわしい弾き手かどうか
そこなんだよねえ すごく良く聞いてるじゃん 地味なサウンドだし 飽きたかと思ったわ」
「前半は ちょっと眠いとこもあったけど 神尾さんが出てきてからは バッチリ良く聴いてたよ」


ストラディバリのオーラか
神尾真由子のオーラか
指揮者とオケ全体の持つクオリティか

全部交わって生まれた コトバにできない音の世界に
おにいちゃんは ちゃんと入っていったようだった

おかあさん
満足・・・・・



模試とコンサート
充実したひとときを過ごした 連休前半だった





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ステルス

2012-04-21 22:01:26 | おにいちゃん

F117ナイトホーク
F22ラプター
アメリカの最新型の機能を備えた戦闘機

そう ステルス戦闘機はレーダーに映らない
ステルスは英語で「隠密」「こっそり行うこと」と訳される



おねえちゃんとおとうさんの会話が 盛り上がっている時
おにいちゃんは けっこう細かく配慮している

「ああ~まるで興味がない」という 
反抗的な態度をとるほど ガキじゃないことは自負しているし

「つぎ オレにふってもいいぜ」オーラは 
とんでもなく危険だし

「適当に合わせておこう」の空気は 
ウザがられるに決まっている


いかに 場をこわさず
話している当人たちが気分を害さず
盛り上がったまま 次へ移行できるか

彼の役割は けっこう大きな意味を持つのだ

たとえば二人のうちどちらかが
「話をふった」ら 
彼は 気の利いた 的の外れない返答を
瞬時に用意しないとならない

あるいは ウケウリでなく つっこみどころの少ない返答を
シッカリ自分で考えて 答えなければならない

そうでないと
彼らからの攻撃は けっこうすさまじい

だいたい普段から 容赦しない性格の二人だ
適当も 的外れも 気分外も 絶対見逃さないに決まっている

二人の会話は 結構広い範囲に及ぶ
おねえちゃんのバイトの話から 仕事や経済の話になり
インフレだの 金融だの 株価だの の話になる

そして そこから発展して
中国経済や 朝鮮半島の情勢になり
アメリカやロシアや 自衛隊の話になり

徴兵制度や 戦後の日本の話になり
尖閣諸島だの 民主党の政治だの 
リーダーとはどうあるべきか・・・なんて話になってしまう

おねえちゃんのアルバイトから 日本の外交力に話が発展するんだから
たいした飛躍ではあるが まあ 会話とはこう言うものだ

地雷は いくつも埋まっている

おかあさんなんか 会話に参加すれば 即地雷を踏んでアウトだ
つっこみどころ満載な発言するんだもん

さて 我らがおにいちゃんは・・・・・というと
これが 上手にかわしていく
でもまあ 
たまに ドカンと爆弾が落とされる


本人曰く「うわあ ステルスきかねえ・・・・!!」

二人は爆笑
「ステルスとか言ってるし コイツ」と言われて 格好の餌食になるワケだ

・・・・で かわしきることもあるけど
大概が自爆 席を外して あたしに慰めを求めにくる
おかあさんとおんなじパターン
さすが母と息子だよね 思考回路似てるヨ


さんざんなで回され
だっこされ
ひっくり返され
耳を触られ ひげを触られ
口をつかまれ しっぽをつかまれ

そうしているうちに 何となく回復するんだよね
うん・・・・で あたしは解放される


ステルスってさ
あたしが レーダーにかからないようにしたいくらいだよ
隠れても隠れても カンタンに見つかっちゃうんだもん

はああ

ステルスおにいちゃん
日々ステルス力は強くなってると思うよ
いつでもどこでも 必要な力だよね
確かに
 

ま 明日もガンバレヨ!!











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3Dスターウオーズ エピソード1

2012-03-27 21:23:08 | おにいちゃん

2週間前・・・
おにいちゃんの学校も やっと春休みに突入シタ

おかあさんは もともとおにいちゃんに甘いけど
「やっと休みになったんだから
ちょっと寝かしといてやろうかしら・・・・」
なんて思ってるらしい

起こさないもん


おかあさんたら まったく・・・ と思ってたら
おにいちゃん 8時頃さっさと起きてきて 
生意気にシャワーなんか 浴びはじめた

めずらしく朝食もしっかり取って
スッキリした顔で ニッコリおかあさんを見る
「今日さ 映画見てきていい?
帰ったらちゃんと課題やるからさ こづかいちょうだいよ」

「あまあま」のおかあさんから おこずかいせしめて
買ってもらった ブルーウィルスのブルゾンを羽織ると
さわやかに出掛けちゃった

自転車も快調らしい

スターウオーズが3D化されたから 行きたいって言ってたんだよね
・・・・・このあいだも 字幕消して 予習してたもん

午後
友達のSくんをつれて おにいちゃんは意気揚々と帰ってきた

Sくんは 中2のときに学校で行く カナダ体験留学で
ホストファミリーで一緒に寝泊まりしたペアの子だ

ファンさんというおとうさんが 大きなワンコ二匹を連れて一緒に散歩したり 
いろんなお店に連れて行ってくれたらしい

Sくんはおとなしめのいい子で うちにも何度も遊びに来ている
彼は画を描くのが得意
漫画家になりたいらしい すごくうまいよ 確かに

あと・・・Nくんがよく遊びに来てたけど
寮を出て 自宅から通い始めたので・・・(って吉祥寺の子なんだけど)
この頃は見ないなあ
るう お兄ちゃんたちが来ると よく遊んでもらう

二人は外が真っ暗になるまで ゲームして遊んでた

何が帰ったら課題・・・ダヨ

結局 ごはん食べて おふろ入って
疲れて寝ちゃった

スターウオーズの効果は いったいいつ現れることやら
「んまあ 次の英検 期待してるわよ~」って
おかあさん!
もう少し びしっと 言った方がいいんじゃないの!!??




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ベンジャミン・フランクリン

2012-03-08 17:55:57 | おにいちゃん
ソファに座っておにいちゃんがスマホをいじってる

「よう るう 元気か?」

うん 元気だよ 
おやつくれるの?

「オレさあ 昨日頑張っちゃったんだ 知ってたか?」

ううん おかあさんとぐっすり寝てたもん
だいたいさ おにいちゃんが頑張るのって 真夜中じゃん
もっと早く寝なよ 朝起きられないんだからさ

「12時過ぎたし もう寝ちゃおうかなあと思ってたらさ 
新しいアプリが 今日のメッセージよこしたんだよ
明日為すべき事は 今日為せ ベンジャミン・フランクリン ってさ
そっかあと思って 残りの課題やってから寝たんだぜ
すげーだろ な?」

ん~まあ アンタにしてはえらい
でも 課題残ってるのに 寝るんかい
おねえちゃんなら 絶対全部かたづけてから 寝てたぞ

「ベンジャミン・フランクリンって 知ってるか?」

知るわけないじゃん あたし犬だから

「ドル札に印刷されてる アメリカの有名な政治家だってさ
へへ ウィキで調べた」

まあ マメに調べるようにはなったよね
おねえちゃんは 電子辞書片時も離さなかったけど
アンタは スマホ持ってるんだもんね
まあ パソコンて 超絶楽しい分厚い雑誌みたいなモンらしいけど
その誘惑に打ち勝って ちゃんとお勉強してるのかどうか
おかあさん 言わないけど すごい我慢して
おにいちゃんを信用しようとしてんだから 
期待裏切るなよなあ

「まあ 今学期は追加課題出されずに単位とれたしさ
無事進級できるんだぞ マジメに課題出した甲斐があったと言うモンだ」

おいおい 成績会議にかかる方がおかしいの
そんなモンには 縁がないのが当たり前なのにさ
数学でひどい成績取るから こういうことになるんだろ

「数学の課題はさ 写経だよね もう作業してるだけ・・・
あ~あ センターで数学ナシの国公立ってないのかなあ」


おねえちゃん 第一志望はかなり高く希望してたけど
センターで失敗して レベル下げて地元の国立に合格
でも 結局本人の希望で東京の私立に行くことになって おかあさんは大誤算
学費の関係で おにいちゃんには 何が何でも田舎の国公立行けって
命令されたんだよね

おにいちゃんは 東京には行きたくないらしいから
田舎はいいらいしんだけど
いかんせん 数学無しじゃないと ダメみたいだ

おとうさん理系なのに なんでだ?
おねえちゃんが捨てた 地元の国立大におにいちゃんが受かったら
そりゃもう大喜びだって おかあさん言ってたもん 
ああ もったいない・・・って

うまくいかないモンだねえ

まあ ベンジャミン・フランクリンさんは
いいこと言ってくれたんだから
忘れずに毎日実行したら!

明日為すべき事は 今日為せ!!
・・・ダゾ





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アナキン・スカイウオーカー

2012-02-21 10:31:03 | おにいちゃん
おにいちゃんが 久しぶりにスターウオーズを見始めた
小さいときから大好きだった映画だ

ユニバーサルスタジオに行ったときも 
オビワンとアナキンといっしょに 写真を撮ったらしい
超幼い カワイイ顔で 
大真面目にライトセーバーを構えている写真がある
小学校の時は 剣道をやっていたらしいから 
あたしが見ても なかなかいい構えだと思うよ うん

画面は パダワンだったアナキンが
オビワンといっしょに 超スピードで危険人物を追いかけるシーンになった

「あ ここすごかったよね 大画面でさあ 
音もすごいし 3Dみたいなクラクラする感じがあったよねえ
なつかしいなあ アンタ 何年生だったっけ?」

おかあさんが ふきんでお皿を拭きながら 割り込んでくる

「うちってさ 映画館に行って映画見たのって 
スターウオーズとハリーポッターだけじゃね?」

「わはは そうだねえ まあ 映画館で見る醍醐味っていうの?
教えてあげなきゃいけないじゃない? 
まあ 音楽もきれいだしさ シリーズものでアンタたち楽しみにしてたし 
たまには・・・でいいかなって(笑)」

おかあさんのことだ  
本当はDVDでタダ同然に見せたかったんだろうナ
3人で行ったら 超高いって 良く言ってるモン
このあいだも5月の連休に公演されるオーケストラのチケットを取ってきたけど
3人分は高かった・・・って言ってた
おかあさん ケチくて ちょっとネチネチだよね


「字幕の方がいいって思うようになったかあ・・・」
おかあさん 感慨深げ

おねえちゃんはハリーが大好きで 
原作が出版される度に食い入るように読んでいたっけ
あたしは おねえちゃんがあの分厚い本を けっこう繰り返し読んでるのを
そばで寝そべって見てたから  知ってるよ

「それこそ 小学校低学年であの分厚い本を あっという間に読み切っちゃうと思わなかったわよねえ
 映画が公開される度にさ あのシーンがないとか 原作に戻って比較してたよね」



おにいちゃんは 夜遅くまで夜更かしして 一気にエピソード3つ分を観た

あたしもいっしょに見てたけど 途中で退散
おにいちゃんは アナキンがシスに誘惑されて葛藤するところが お気に入りらしい
何でダースベーダーになってしまうのか その心理描写を 彼なりに読み取って
おかあさんに話したり 一人ごと言って納得したりしてた

おにいちゃんて ああ見えて 感じやすいというか
純粋というか・・・ 単純というか・・・(笑)
傷ついたり 悲しみを背負ってるような部分に すなおに共鳴できる心を持ってるんだよね
このあいだは 平清盛見ながら マツケンに共鳴してたし
ん・・・関係ないか??

実は ルークが最後にダースベーダーに助けられるところが やっぱり気に入ってて
まあ あれがなかったら 正義が勝つという人類最後の悲願 みたいな
この世界観がひっくり返るわけで
見終わって気持ちのよい作品で 本当にヨカッタと思うわけだ



おにいちゃんは つかのまのお遊びに ツケがついて
毎日数学の補習に追われてる
まあ ガンバッテ