乳ガンを患ってからの私

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会社の女の子2

2020-02-11 21:31:53 | 乳ガン患ってからの日々
先週の金曜日に、昼休みは自宅に帰って昼食とるんだけど、会社に戻って更衣室の前で25才の女の子に、声かけられた。
「今、ちょっとお話いいですか?実は今月の初めに、私の母親に大腸がんが見つかって、検査したら、肝臓とリンパに転移があって、ステージ4て言われたんです。大腸の腫瘍は大きくて今は手術出来ないって。抗がん剤を先にやることになったんですけど、抗がん剤を、1日やるんです。すごく大変みたいで、私も母親も初めてだし、あたふたして心配で…」って、泣きそうになって話してくれました。
「入院して点滴ですか?」
「入院させてもらえなくて、通院でやるんです。今日1泊入院してますが」
「ポートですか?」
「あ、確かCVポートって言ってました。ずっと刺しっぱなしみたいなんです」
「私も、やってましたよ。静脈確保のために埋めるんですよ。血管細くなってくると、何回も失敗されたりするでしょ?なので、大きな静脈があるところに埋めるって、私は右側なので、左の鎖骨下の辺りにしました。12回の抗がん剤をして、先生に抗がん剤卒業って言われたので、ポートの中の血液が、固まったりしたらいけないのでって、外しましたけどね、今は」
「一番に、思い出しました。仕事も来てて…。普通の生活出来るもんなんですか?」
「私を思い出してくれたんですか?(笑)しんどい時もありました。熱が出たり、吐き気あったり、口内炎出来たり、虫歯になったり、変な発疹出来たり、倦怠感すごかったり…。でも、普通の時もありますよ。お母さんとは、部位も違うしステージも違うし、同じ病気でも個人差は、あるので、一概に言えないけど、脱毛だけは必ずなるので、しかも早い段階で抜けてくるので、ショックだと思います。家族には、知ってて欲しいけど、腫れ物に触るみたいに扱われたくないって感じですかね?うちは、子供たち小さいので、安静といっても、ゆっくり出来なかったのが、私には良かったのかもしれないですけど。」
「ありがとうございます。何かわからないことあったら、聞いていいですか?」
「私で良ければ、聞いて下さい。少しでもいい状態になればいいですね。あまり看病無理しないで下さいね」
なんか、嬉しかったです。
今までは、休んでばかりで、仕事任せられない私の事は視界にも入らなかったであろう彼女に、人として認めてもらえた、というかなんて言えばいいのかわからないけど、役にたてたことが、嬉しかったです。
本当は、周りにガンの人なんていない方がいいんだけど、2人に1人がガンになる世の中と言うけど、そんなにガンの人は、周りにはいないし、冊子で読むより、ナマの声のがいいと思うので、彼女に話せて良かったと思った。

会社の女の子

2020-02-11 18:16:59 | 乳ガン患ってからの日々
私の今の職場は、ありがたいぐらい人間関係の悩みとかないんだけど、なんとなく雰囲気で、苦手な人ぐらいは、いるって感じ。
研究の補助としてパートで働いてるけど、周りの研究者たちは、理系の博士号とか頭のいい人がたくさんいる。
みんながみんな、そうではないと思うけど、私の病気の後からの途中入社の若い人たちは、休みがちな私に冷たい感じがしてた。
親睦会があって、隣の席になった25才の仕事よくできるけど、私に冷たい女の子と、世間話とかしてたんだけど、私は「いつも休んでばかりで、迷惑かけてすみません。少し私の話をさせてもらっていいですか?」私の結婚早ければ娘でも、全然おかしくないけど、社員だしいつも敬語で話す。
「実は私、2018年の3月に乳ガンになりまして、通院があるので、お休みいただいてます。ちょうど入社された頃に、手術をうけて、放射線して今は、ホルモン錠を飲んでたまに通院になりました。でも、副作用の更年期で起き上がれない時があって、相変わらず休んでしまって、ご迷惑おかけしてますが」
「えー。そうやったんですか?全然知らなかったです。あまり無理しないようにして下さいね」興味なかったのか、それで話は終わった(笑)
それからも、特に変わらず冷たい感じで、半年以上をすごしてた。