Addicted To U

ハンギョンとヒチョルを応援します!

Miss you vol.4

2009-07-12 | FanFiction(suju)
「就職内定、おめでとう!」

「お互いにね。これからもずっと一緒だね」

お互いの気持ちがようやく通じ合ったあの雨の日から一カ月が経とうとしていた8月初め。

彼のアパートでお祝いのビールに酔った振りをして、僕は彼の頬に軽くkissをした。

彼は驚いて振り向いたけど、笑って誤魔化している僕の唇に、そのやわらかな唇を乗せ、やがてそれは舌を絡めるほどのkissへと進んでいく。

お互いそういった展開になったことのない僕らは、たどたどしく、でもとっても必死だった。

彼の唇の感触を首筋に受ける頃、互いの甘い吐息だけが漏れる部屋に、けたたましい電話の音が鳴り響いた。

彼のママからの電話で、夢から一気に現実へと引き戻された僕らは、また夢の世界へと誘うなんてことも知らない純粋な学生だった。

体の中ではまだ沸々と火がついていたというのに。

次の日の朝、午前の講義が休講の僕を置いて彼が先にアパートを出た。


「じゃあ、行ってきます」

彼を見送ると、僕はもう一度ベッドへと入りなおした。

どれほど時が経ったのだろう…

ベッドの脇に置いてある携帯が鳴った。

「ハンギョン、どこに居る?」

慌てた友達の声。

言われるがまま行った病院の霊安室で、変わり果てた彼と対面した。

大学近くのビルの工事現場付近で、壁に立て掛けておいた鉄骨が登校途中の女の子の方に倒れてきた。

丁度その後ろを歩いていた彼はその子を突き飛ばし、自分を犠牲にした。

頭蓋骨骨折による死亡。

彼らしい行動が、残った僕らを一層悲しみの奥深くへと誘った。



ねぇ、どこにいるの?

僕の頭の中の時計は、あれからまるで時を刻むことを嫌がるかのように止まったまんま。

僕を置いてどこに行ったっていうの?

僕の心は、どこにも向かうこともできないまま、樹海を彷徨い続けている。



朝からどんよりした雲が、一面の空を覆っていた。

キュヒョンが旅立つ今日、まるで僕の心を描いたような天気に、落ち込んだ肩がさらに沈んでく。

「ハンギョン、外を見て」

足元まで延びる大きなガラス越しに、大勢の人々を乗せ、これから大空を舞う飛行機の群れが見える。

あの中の一機が、僕の元からキュヒョンを連れ去っていくんだね…

「ハンギョン、足元じゃなくて、上の方を見てよ。ほら、空が…」

今にも泣き出しそうな空の雲の隙間から、一筋の光が地上に向かって降りていた。

その光が、だんだんと雲を両方に押し分け、やがてそれは、澄みきったブルーの空を覗かせた。

「キレイだろ?こんなにハンギョンの周りは色を放っているというのに、なんで目を伏せようとするんだ?」

空がこんなにも青いことを、僕はあれから忘れてしまっていた。

…というよりも、心にブラインドをかけ、見て見ない振りをしていたんだ。

「もう、彼から解放されてもいいんじゃない?」

それまで、ガラスにしがみついて外を見ていた僕は、声の方向をに振り向いた。

キュヒョン…

たしかに、彼に似ているけど…

瞳の色も…

ほくろの位置も…

腕の組み方も違う。

(僕はキュヒョンのどこが好き?)


「おーい、待たせたな」

キュヒョンへの土産をいっぱい抱えたシウォンが、息を切らしながら帰ってきた。

いつも通り、僕の横に立つ彼の横顔を、僕はキュヒョンと出会ってから、初めてしっかりと見つめたように思えた。

「またね」

キュヒョンの夏は終わりを告げ、ソウル大学へと帰って行った。



僕はシウォンと一緒に小高い丘の墓地へと向かった。

何度となく足を運んだその場所に座り、手を合わせた

顔を上げ正面を向いた瞬間、それまで落ちてくる木の葉すら揺らすことのなかった風が、木々をざわめかせる程の勢いで一気に駆け抜けた。



そこに居たの?

今頃になってようやく気付くなんて呆れてる?


「眺めの良い場所だな」

シウォンが大きく腕を上げ、木々の香りを楽しむように深呼吸している。

「夏も終わりだね。今年はどこにも行けなかったからさ、来年は二人でどっかに行こう」

いつもの笑顔で振り向くシウォンを後ろから眺めた僕は、長い間の眠りから目覚めたかのようだった。

心ここにあらず。

そんな僕の傍にずっと居てくれたシウォン。

「そうだね…来年は…ううん、来年じゃなくてもその先でも、そのずーっと先でもさ」

過去の森を彷徨っていた僕も、自分の居場所をやっと探し当てることができたようだ。

シウォンにはこれからゆっくりあの頃のことを話していこう。


均整のよく取れたシウォンの腕に僕は自分の腕を絡ませると、過去から抜け出すように大きく一歩目を踏み出した。

-Fin-


Miss you

翻訳者:廿廿 庚明顶独家

恭喜。
也恭喜你啦。以后我们也能一直一起,真好。
相互确认感情是在8月初的时候,那天大树下躲雨的一个多月之后。
在他的公寓一起庆祝被公司录取,乘着微醉的势头,我轻轻亲吻了他的脸颊。
他惊异了片刻,便倾身吻上我的唇,彼此的舌尖互相缠绕,探索,深入。
这样的进展对2人来说都是那么不可思议,我们吻得异常认真,又忐忑不安。
当他把唇移向我的脖子,双方都开始有些把持不住的时候,尖锐的电话剩忽然不合时宜得响了。
那是他母亲的电话,像是忽然从梦境拉回现实,而还是学生单纯的我们根本不知该如何再次步入梦境的世界。
尽管,身体里的血液还沸腾不已。
第2天早上,因为我上午没课,所以他先出了公寓。
我去去就回。
目送他离开,我又躺回被窝睡了过去。

不知过了多久。。。
枕边的手机忽然响了起来。
韩庚,你在哪?
朋友慌乱的声音。
匆忙到医院的太平间,眼前的他,虚假的不像是我认识的那个人。
大学附近的建筑工地,墙上掉下的钢筋,差点砸到了路过的一个女生。
刚好走在后面的他,上前推开了女生,却牺牲了自己。
头盖骨骨折引起的死亡。
果然是他的作风。
只是,被留下的我们,该怎么办。。。


喂,现在,你在哪儿呢?
我脑海里的时针,似乎为了祭奠些什么,永远停在了那一天。
喂,扔下我,你到底去了哪里?
我的心,从那天开始迷失了方向,只是在树海里彷徨,永无止尽。


清晨的云,阴沉沉得混沌遮盖了整片天空。
这样的天气,让知道キュヒョン要离开的我的心情,更加感觉沉重。
韩庚,你看看窗外。
脚下是一列列排得整齐的飞机,像是蓄势待发迁徙的飞鸟。
那中间,会有一架,把キュヒョン从我身边带走吧。。。


不,韩庚,不是往下,你向上看。你看天空的样子。
刚刚还像是悲伤得乌云密布的天空,云层的缝隙里,有一束光穿越而来落在人间。
那束光,渐渐把云层向两边推散,直到终于展露出湛蓝的天空。
很美,对吧?韩庚,在你身边也有人用力绽放着光辉,为什么不看看自己的周围呢?
那之后我忘记了,天空原来是这么地蓝。
或许该说,自己在心里拉上了窗帘,然后假装什么都看不到。
现在,开始试着解放自己吧?
一直凝望着窗口的我,转过身,望向说话的人。
キュヒョン。。。
的确。和他非常相似。
但是毕竟不是同一个人。
眼眸的颜色。。。
痣的位置。。。
双手环抱的姿势。。。
其实都不相同。
(我。真的喜欢キュヒョン么?)


喂~我都买好了。
抱着给キュヒョン的一堆特产纪念品,始源气喘吁吁得跑了过来。
总是在我身边的始源的侧脸,自从遇到キュヒョン以后,我第一次仔细得看了看。
那我走了。
キュヒョン的假期终告结束,他登上了前往首尔的飞机。


我和始源一同登上了小山丘上的墓地。
不知来过多少次的地方。
我坐在墓前,合上了双手。
睁开双眼抬起头的瞬间,刚刚为止轻柔的微风忽然猛烈得刮了起来,震得树枝都沙沙作响。

你一直都在这里么?
但为什么直到今天才给我回应?


这里的风景很不错呢。
始源举起双臂,深深吸了口气,好像在感受树木的芬芳。
夏天也要结束了。今年一直待在北京哪也没去,明年我们一块儿是什么地方走走吧。
看着从来只会默默陪在我身边安静微笑的始源的背影,长久以来我沉睡的心似乎将要苏醒。
在一起的时间,我从未把心放在始源身上。
尽管如此,他依然陪在我的身边,不曾离开。
在回忆的森林中失去方向的我,似乎终于找到了出口。
是啊。明年。后年。然后以后的以后,我们想去哪儿的时候,都一起去吧。
我对始源说道。
至于他。以及我和他的过往。
也在将来的日子里,一点一点告诉始源吧。


主动拉起始源的手向山下走去。
这一步一步,也将带我从过去走向未来。



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