他の舞踊家さんの公演

Nataraniの舞踊祭が始まっても、私は実際に足を運ぶ暇がなく
あぁ今夜も誰かが踊っているのだろうなと思いつつ稽古をしておりました。

Kadambから誰かが観に行くと様子を教えて貰ってへぇそうだったんだ、とか思うばかり。

初日のカタックダンサーは「まるでスーパーマンみたいな衣装だったわよ。
だって青色のコスチュームに赤いドパタがまるでマントみたい！」とけなされていて
表面上笑っていた私ですが、お腹の中では「こんな風にあれこれ言われるんだね、怖い・・・」と
震える感じでした。

それでも２日前にKumibenの生徒であるIshira&Morickという夫婦でカタックを教えている
方がいて、その生徒さんのパフォーマンスを観に行く事ができました。

ステージや舞踊祭の雰囲気を感じる為でもあります。

彼女は６人もライヴミュージシャンを使って、ゴージャス！
タブラ，サーランギー、サロード，ヴォーカル，後は何だったか忘れちゃったけれど
それでサウンドトラブルもあって、ずるずる予定時間を伸びたので、私達ライヴ組の公演は
この日を境に最初のひとりから最後のひとりへと変更したのでした。

彼女は伸びやかで優しく美しいタイプの舞踊家で、衣装も私と同じデザイナーが作っており
すごくきれいでした。それでも評価は「つまらない。」・・・。
怖いなぁ。

だからちょっと私もナーバスな気持ちが生まれちゃって、緊張しました。
こんなとき、信じられるパートナーSanjuktaがいる事はすごく心強くて
彼女の視点を信じればきっと上手く行く。私は踊るだけ！って呪文みたいに言い聞かせるようでした。

私が公演を終わってしまってからいくつか拝見しましたが、
キュートなバラタナティヤムの男の子やルーパンシーのカタック、
極めつけはお写真のカタカリ。
赤い目をギョロギョロさせ、眉毛でタタカール踏んじゃう感じとか、
なかなか見所多き演目でした。
歌舞伎の原型ともいわれ
化粧舞踊ともいわれます。

Ahmedabadで上演される事は珍しく、これは最終日だった事もあり
会場は超満員で盛り上がっておりました。