インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

プラティバサンガム2022(14) Indor

2023-01-29 | インド日和~旅日記~

チェンナイから1~2時間のフライト、遅れてインドールに到着したのは夜更けだった。
でも空港はキラキラとしていて、到着するゲストにティッカでおもてなし、花輪をつけて記念撮影をする、
生演奏のバーンスリーがどこからともなく聞こえ、空港中にお花を配し(ている途中)、あちこちにモディのパネルが設置(している途中)、インドールを創ったというマハラニの姿が印象的でした。

やっとPBDに出演することを理解して、ちょっと国家イベント的なノリが怖くもあったのですが
こうして盛り上げて巨大なインドを動かしているんだなぁと政権のパワーを見た気もしました。
日本の政治家とは全く違います。規模も違うし、裏がゴタゴタなのは一緒でしょうが、表向きよく仕事されています。

若い学生バイトらしき子たちが目をキラキラさせて、ようこそインドールへと迎えてくれる。
この子たちも日常は地味に暮らしているのだろう。丁寧に頑張ってねと伝えると、満面の笑顔が可愛い。
PMも来訪するイベントでオリンピックが来るかの様なノリなのだろう。重いスーツケースを次々にバスの天井に持ち上げてロープで縛ってくれて、出発。

***

市内のホテルは満員とのことで、我々は1時間離れたリゾートホテルにステイ。とは聞いていたが…

キラッキラでビビる。
お、落ち着かない。
ディナーを済ませおやすみなさい。
翌朝、朝食であった仲間は「なんでバスルームはベッドルームから透け透けなん?
どんな用途でガラス張りやの?」と笑 ラージャスターンに新婚旅行で行ったホテルも同じ造りだったなと遠い想い出。

ずっと8人だった私たちはインドール滞在中は100人に膨れ上がった。

プラティバサンガムの選考に携わったバラタナティヤムのレジェンドが率いるローカルアーティスト70名を擁するチームと同じ舞台に立つことが判明。圧倒的な数字の差が気になる。レジェンドマムにご挨拶。

カタックはAmit氏を中心としたラジェンドラガンガニ生徒男子4人組。絶対にカタック上手い。絶対にかっこいいと、こちらもすっかり萎縮。こんなシンプルなボルでなくて、もうちょっと仕込もうようとジタバタするが上手くいかない。

***


ステージリハーサルに向かうため、また1時間のバス旅、そしてゲートから先は。
工事中。作り中のオンパレード。さすがです。手作りです。本番当日にはできている事でしょう。


巨大なステージで70人グループと交互に場当たりとサウンドチェックをして終了。

***
翌日もまた同じ様なリハーサルだったのですが、パスが支給され、それが数人分で、入れたり、入れなかったり。
やっと入れたら今度は音響マンのパスが無くて、ステージの音が出ない。5回か6回のセキュリティーチェックをくぐり抜けてやっとステージに到達したのでした。

日本には海外に住む邦人のための集会などあるでしょうか。

彼らを表彰したりして、どんどん頑張ってねと盛り立てる。上手いですね、インド政府。

ランチはディナーは中庭のビュッフェです。
青いカクテルもどきのレモンソーダとか美味しかったです。

ホテルに帰ると一つ問題発生。
70人グループの背景にはアニメーターが作る映像がババ〜んと配されることが判明。
ホテルのシネマルームで上映会をしてチェックしていたのです。
うちは?
即席外国人グループにそんな準備はありません。。。
そこで急遽私のPCで作る?という話に。無いよりマシだろう?
Wifiが微弱でなかなか動かないアプリを起動して、
マレーシアの見どころは?スリランカの象はこれであったる?モーリシャスは...ドードってどんな鳥?
と、
仲間にヒアリングしながら素材をかき集め、15分のムービーを作っていく作業。
これ、翌朝もかかって結構がんばって作ったのでした。

ちなみにダウンロードが完了したのは、もう会場入りしてラストリハーサルの後。
ぶっつけ本番を決め込んだのでしたっ汗


https://www.youtube.com/live/151rLKNAK6M?feature=share
52分過ぎからはじまります。



兎に角出来ることはやり切って、70人の仲間たちとも仲良くなって、
みんなでお写真撮りまくり大会になったりして、
ICCRの偉い人たちもみんな現地入りされていましたが
満足そうだったので本当に良かったなと思いました。

この庭では通常のビュッフェの他に、ラージャスターンのマダムたちが手作りする面白いチャツネや、
チャーイワーラーが配され、おしゃれにお食事タイムを盛り上げていました。

華やかなこの度のハイライトとなりました。

とにかくインドのパワーに驚かされっぱなしの数日間でした。



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