
この度のインド、珍しくあちこち移動したのですが
(基本的に出不精...)
最初は北インドウッタルプラデーシュ州のラクナウでした。

ラクナウはUP州の州都であり,
昔々はムガール文化でおおいに栄えた街でありました。
今は特にコレといって魅力も無いように思える
田舎の街です。が,
カタック的には我々のルーツとなる”ラクナウガラナ”源流の地であり
カタックケンドラという舞踊学校があったり,魅力的な場所でもあります。
私は'04年頃にこちらに少し住んでおりましたが,当時の私の感覚では
外国人女子が一人で住むにはちょっとハードルが高い気がしました。
当時私はグルクル(徒弟制度)的な時間を過ごしており,
朝,師匠のベッドサイドで稽古が始まり,食事を作ったり,いろいろやってました。
右も左も分からず息抜きとか上手にできなかったし,
ネズミちゃんの毎晩出てくる窓の無いお部屋にネをあげて
あまり続きませんでしたけれど。
ズボッとインドの深みを体験したディープな時間でありました。
この期間が無ければ、今の私は無いといつもそう思う原点です。
...と、個人的に思うところのいろいろある地でして
なかなか行くのに勇気が居る訳です。
今回はクンダンジュエリーが欲しくて,そのお買い物の為だけに
ここまで飛んでしまったのでした(笑)
舞踊関係者以外からしてみたらこれはただのガラクタの領域でして
ほぼ誰も必要ではないでしょう。
超古典的なデザインで,実際何百年もまったく基本のデザインは変わっていないんだよ。
とショップのおやじが言っていた程。
正直わざわざクンダンを買う為にはるばるラクナウ迄飛んでしまう
外国人のカタックティーチャーは他にいらっしゃらないのでは?
もう、十中八九、私の趣味の世界です。
「カダムジャパンみんな、お揃いのクンダンジュエリーで踊りたい♪」
たったそれだけなんです。ほほほ。
朝5時にデリーのホテルを出発し、7時の飛行機でラクナウへ。
マーケットの名前は知っていたけれど、それ以上の詳細な情報は無し。
当時アテンドしてくれる筈だった方とスケジュールが合わず自力で探す事に。
今や有能なドライバーが必要!!という事で,空港で丸一日タクシーをチャーターする。
(今回はインドで物騒なレイプ事件がいっぱい起きていたのでプリペイドタクシーには
随分お世話になりました。安全料と考えればかなりお安い必要経費です。)
このおじさんにお世話になりました。

私の中では「安全そう」なおじさんにカテゴライズされた彼。
大変親切で(チップの要求と,チップをくれる店へ連れて行く事は忘れなかったけど)
ミッション成功のキーマンでした!!感謝。
マーケットは11時頃からなのでまずは腹ごしらえ(笑)
日曜朝に開いている店は多くないらしく,ラクナウ駅前迄車を走らせ
地元人でにぎわう食堂へ。
プリがオススメだと言うので,朝っぱらからどうかとは思ったけれど
こちらを頂きました。熱々、ほっかほか。ヤッミ~♪

お腹を落ち着かせていざ出陣!
バザールまで行ってみます。バザールの駐車場に見覚えがあり
あぁココだよねと確信。
そして歩き回る事...なんと1時間。
バザールの「ジュエラリーマルケット」はどこ?と言う,
シンプルな質問をぶつける事,数十人。
迷路の様なマルケットを歩きまわるのに文句も言わず
ドライバー氏はきちんと私の道案内人になってくれたのでした。
この「道」というのが最悪で,
牛は行き交うわ、ぬかるみだらけだわ、店の大半は閉まっているわ。
既に私のラクダちゃんチャッパルはぐちゃぐちゃ。
右へ行けば左に行けと言う、左に行けば右へ行けと言う...
すてきなインド人の地元男子諸君に助けられ?!
最終的に「ジュエラリーマルケット」は見つかったのでした!!!奇跡♪
そこに着いてみればあぁこの一角だと見覚えがあり数年前の光景が甦ります。
ところがさっさと店を開けた髪飾りの店主は,クンダンを買うなら
他の店へ行けと言います。(多分目的のクンダン店主と仲が悪いのだろう。)
そうだね,また後でね!と言ってまずは車に戻る事に。
場所を確認してみればそれは駐車場から5分の場所であり,
まだ店が開く迄に1時間あるのでドライバーおやじオススメの
ラクナウで生産されている有名なチカン刺繍の店へ足を運ぶ。
驚く程古風な10年も20年も前のスタイルのパンジャビドレスを勧められ
さっさと男性のコーナーへ。
インド古典音楽家には大人気の白いクルタを選びはじめた。
値段の善し悪しは全然分からないけれど,質の善し悪しは学び済み。
希望を述べて可愛い刺繍を選び抜く。
30枚目か40枚目に出てきた一着でダン!

ひとつ目のミッション無事に終了したのでした。
つづく。
(基本的に出不精...)
最初は北インドウッタルプラデーシュ州のラクナウでした。

ラクナウはUP州の州都であり,
昔々はムガール文化でおおいに栄えた街でありました。
今は特にコレといって魅力も無いように思える
田舎の街です。が,
カタック的には我々のルーツとなる”ラクナウガラナ”源流の地であり
カタックケンドラという舞踊学校があったり,魅力的な場所でもあります。
私は'04年頃にこちらに少し住んでおりましたが,当時の私の感覚では
外国人女子が一人で住むにはちょっとハードルが高い気がしました。
当時私はグルクル(徒弟制度)的な時間を過ごしており,
朝,師匠のベッドサイドで稽古が始まり,食事を作ったり,いろいろやってました。
右も左も分からず息抜きとか上手にできなかったし,
ネズミちゃんの毎晩出てくる窓の無いお部屋にネをあげて
あまり続きませんでしたけれど。
ズボッとインドの深みを体験したディープな時間でありました。
この期間が無ければ、今の私は無いといつもそう思う原点です。
...と、個人的に思うところのいろいろある地でして
なかなか行くのに勇気が居る訳です。
今回はクンダンジュエリーが欲しくて,そのお買い物の為だけに
ここまで飛んでしまったのでした(笑)
舞踊関係者以外からしてみたらこれはただのガラクタの領域でして
ほぼ誰も必要ではないでしょう。
超古典的なデザインで,実際何百年もまったく基本のデザインは変わっていないんだよ。
とショップのおやじが言っていた程。
正直わざわざクンダンを買う為にはるばるラクナウ迄飛んでしまう
外国人のカタックティーチャーは他にいらっしゃらないのでは?
もう、十中八九、私の趣味の世界です。
「カダムジャパンみんな、お揃いのクンダンジュエリーで踊りたい♪」
たったそれだけなんです。ほほほ。
朝5時にデリーのホテルを出発し、7時の飛行機でラクナウへ。
マーケットの名前は知っていたけれど、それ以上の詳細な情報は無し。
当時アテンドしてくれる筈だった方とスケジュールが合わず自力で探す事に。
今や有能なドライバーが必要!!という事で,空港で丸一日タクシーをチャーターする。
(今回はインドで物騒なレイプ事件がいっぱい起きていたのでプリペイドタクシーには
随分お世話になりました。安全料と考えればかなりお安い必要経費です。)
このおじさんにお世話になりました。

私の中では「安全そう」なおじさんにカテゴライズされた彼。
大変親切で(チップの要求と,チップをくれる店へ連れて行く事は忘れなかったけど)
ミッション成功のキーマンでした!!感謝。
マーケットは11時頃からなのでまずは腹ごしらえ(笑)
日曜朝に開いている店は多くないらしく,ラクナウ駅前迄車を走らせ
地元人でにぎわう食堂へ。
プリがオススメだと言うので,朝っぱらからどうかとは思ったけれど
こちらを頂きました。熱々、ほっかほか。ヤッミ~♪

お腹を落ち着かせていざ出陣!
バザールまで行ってみます。バザールの駐車場に見覚えがあり
あぁココだよねと確信。
そして歩き回る事...なんと1時間。
バザールの「ジュエラリーマルケット」はどこ?と言う,
シンプルな質問をぶつける事,数十人。
迷路の様なマルケットを歩きまわるのに文句も言わず
ドライバー氏はきちんと私の道案内人になってくれたのでした。
この「道」というのが最悪で,
牛は行き交うわ、ぬかるみだらけだわ、店の大半は閉まっているわ。
既に私のラクダちゃんチャッパルはぐちゃぐちゃ。
右へ行けば左に行けと言う、左に行けば右へ行けと言う...
すてきなインド人の地元男子諸君に助けられ?!
最終的に「ジュエラリーマルケット」は見つかったのでした!!!奇跡♪
そこに着いてみればあぁこの一角だと見覚えがあり数年前の光景が甦ります。
ところがさっさと店を開けた髪飾りの店主は,クンダンを買うなら
他の店へ行けと言います。(多分目的のクンダン店主と仲が悪いのだろう。)
そうだね,また後でね!と言ってまずは車に戻る事に。
場所を確認してみればそれは駐車場から5分の場所であり,
まだ店が開く迄に1時間あるのでドライバーおやじオススメの
ラクナウで生産されている有名なチカン刺繍の店へ足を運ぶ。
驚く程古風な10年も20年も前のスタイルのパンジャビドレスを勧められ
さっさと男性のコーナーへ。
インド古典音楽家には大人気の白いクルタを選びはじめた。
値段の善し悪しは全然分からないけれど,質の善し悪しは学び済み。
希望を述べて可愛い刺繍を選び抜く。
30枚目か40枚目に出てきた一着でダン!

ひとつ目のミッション無事に終了したのでした。
つづく。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます