この映画、1度昨年の公開初旬の頃に観ていて今回は2度目の観賞です。
前編も未見だし、1回目の観賞時はほとんど予備知識がないままだったので、デスノートのルール、特に所有権の放棄によるすり替えのトリックがいまいち理解できずに「え?」と頭を悩ませているうちに話が進んでしまい、“L”の最後の手段についても、他に方法があったんじゃないのー?何もあそこまでやらなくてもー!(涙)とか、全体的には非常に面白かったものの疑問も残ったのでした。
それでどうしても原作コミックを読んで検証したくて、ようやく年末になってダーリンの会社の後輩の仲の良い仕事先の知り合いの友人という方から、もう又貸しの又貸しの又貸し状態でお借りすることができてようやく再度の観賞にいたったわけです。(←もっと早くに自分で買えよというツッコミはなしの方向で^^;)
このお話は、「デスノートに名前を書きこまれた人間は必ず死ぬ」という、一種オカルトチックで非現実的な前提に対して、完全なる論理で挑む、というところが最大の魅力。
死神だからといって人間が何の手立ても打てないわけではなくて、ルールを理解すれば“L”側にもキラの殺人の手段が解明できるという、非常にフェアな攻防が繰り広げられます。
デスノートにはどんなルールがあり、その緻密に設定されたルールをどのように利用してお互いに相手を欺き、倒すのか・・・その観客をも欺くようなトリックの応酬とそれを導く“夜神月”と“L”2人の天才の頭脳戦にカタルシスを感じられるのだと思うのです。
だからできればルールを完璧に押さえてから観賞した方が、より楽しめると思います。
はたして1回目の観賞に比べ、原作を読んでから再度観賞した2回目の方が、やはりより映画がうまく構成されていることに感動したし、原作とは異なる結末にも納得できました。
多少整合性に強引な展開もあったけれど、あくまで許容範囲だったし。
それに原作7巻での“夜神月”と“L”の決着にかなりのショックを受けたわたしにとっては、2人の闘いに的を絞った映画のラストシーンには非常に共感できて、むしろ映画の方が切なくも余韻の残る展開で断然好きでした。
原作はキャラクターのプロフィールや、特に人間ドラマを深く描かずただ事件を追っていくことで、謎めいた魅力もあったしなによりスピーディな展開となって面白かったのですが、映画はそれぞれの心中が察せられるシーンも多々あって、より感情移入もしやすかった気がします。
例えば、原作では月を疑いつつも最後には月を信じきることができたままに散った夜神総一郎が、映画では月の正体を知ったからこその苦悩があって、父として、人間として、最後の場面で月と対峙し「正義」について議論を交わすシーンの総一郎の言葉はとても印象的でした。
そしてLと交わした「父親」についてのやりとりのシーンには、本当にジーンときてしまった。。
総一郎のキャラクターは、映画の方が断然魅力的でしたね。
それになんといっても一番大好きな“L”が、やることやって活躍してから覚悟の上で最後を迎える、というのがよかった。。
ルールを理解した上で観たことで、あの最後に“L”が取った並々ならぬ決意の行動に鳥肌が立つ思いだったし、原作にはない切なさに心が震えました。。
ああしていなければ、結果的にその前にレムにヤラレちゃっていましたしね。。
わたしは最初から“L”が大好きで(京子ちゃんの気持ちわかるわ~)夜神月に共感したことはなかったのだけど、原作のL亡き後、ニアとメロが登場するまでの世界は、キラによって犯罪者が次々と裁かれ犯罪率が低下することで、キラの目指す「理想の社会」に近づいて行くあたり、キラの行ないが「正しい正義」と錯覚しそうな展開でした。
「正義とは何か?」
原作では答えを出さず読者に委ねられた正義についての問題意識も映画ではより強かったように思いますが、実際「正しい正義」なんて正確には定義できないし、結局は個々で考えること。
もちろんどんな大義名分があっても、手に感触を残すことなくゲームのように次々と人を殺すキラの正義は正しいとは思えないけれど、彼の描く「理想の社会」は誰もが望む世界だとも思う。。
そしてLが正義のために最後に取った行動・・・
2人の正義があまりにも哀しい結末で、なんともやりきれない切なさを感じたのでした。。
ところでこの映画はキャスティングも本当に素晴らしかったですね。
成功の大きな要因だと思います。
特に原作でも魅力的なキャラクターである“L”を演じた松山ケンイチくん。。
今後大注目の俳優さんとなりました。
月役の藤原竜也くんも渾身の演技だったし、2人の相手の心理を読みながら裏の裏の裏の裏をかくような天才同士の攻防は、本当に見応えがありました。
ミサミサこと弥海砂役の戸田恵梨香さんも、原作のキャピキャピ感は薄いもののかえってよかった気がするし。
あと松田も原作にそっくり!(笑)
「デスノート」としてはこの後編が最後の話となるわけですが、“L”はその前にも様々な事件を解決してきたわけで・・・と、もしかしたらスピンオフ企画があるとかないとかいう話もあるそうですが、松山ケンイチくんが演るなら観てみたいな~
ということで
ルールーのお気に入り度
★★★★★★★★(80点/100点満点)
※何度観ても面白い!あれだけ甘いものを食べても太らない身体が欲しい!(^^;;;
←ひっそりと参加中♪_(-_-)_ペコリ
当ブログの【映画レビューINDEX】
前編も未見だし、1回目の観賞時はほとんど予備知識がないままだったので、デスノートのルール、特に所有権の放棄によるすり替えのトリックがいまいち理解できずに「え?」と頭を悩ませているうちに話が進んでしまい、“L”の最後の手段についても、他に方法があったんじゃないのー?何もあそこまでやらなくてもー!(涙)とか、全体的には非常に面白かったものの疑問も残ったのでした。
それでどうしても原作コミックを読んで検証したくて、ようやく年末になってダーリンの会社の後輩の仲の良い仕事先の知り合いの友人という方から、もう又貸しの又貸しの又貸し状態でお借りすることができてようやく再度の観賞にいたったわけです。(←もっと早くに自分で買えよというツッコミはなしの方向で^^;)
このお話は、「デスノートに名前を書きこまれた人間は必ず死ぬ」という、一種オカルトチックで非現実的な前提に対して、完全なる論理で挑む、というところが最大の魅力。
死神だからといって人間が何の手立ても打てないわけではなくて、ルールを理解すれば“L”側にもキラの殺人の手段が解明できるという、非常にフェアな攻防が繰り広げられます。
デスノートにはどんなルールがあり、その緻密に設定されたルールをどのように利用してお互いに相手を欺き、倒すのか・・・その観客をも欺くようなトリックの応酬とそれを導く“夜神月”と“L”2人の天才の頭脳戦にカタルシスを感じられるのだと思うのです。
だからできればルールを完璧に押さえてから観賞した方が、より楽しめると思います。
はたして1回目の観賞に比べ、原作を読んでから再度観賞した2回目の方が、やはりより映画がうまく構成されていることに感動したし、原作とは異なる結末にも納得できました。
多少整合性に強引な展開もあったけれど、あくまで許容範囲だったし。
それに原作7巻での“夜神月”と“L”の決着にかなりのショックを受けたわたしにとっては、2人の闘いに的を絞った映画のラストシーンには非常に共感できて、むしろ映画の方が切なくも余韻の残る展開で断然好きでした。
原作はキャラクターのプロフィールや、特に人間ドラマを深く描かずただ事件を追っていくことで、謎めいた魅力もあったしなによりスピーディな展開となって面白かったのですが、映画はそれぞれの心中が察せられるシーンも多々あって、より感情移入もしやすかった気がします。
例えば、原作では月を疑いつつも最後には月を信じきることができたままに散った夜神総一郎が、映画では月の正体を知ったからこその苦悩があって、父として、人間として、最後の場面で月と対峙し「正義」について議論を交わすシーンの総一郎の言葉はとても印象的でした。
そしてLと交わした「父親」についてのやりとりのシーンには、本当にジーンときてしまった。。
総一郎のキャラクターは、映画の方が断然魅力的でしたね。
それになんといっても一番大好きな“L”が、やることやって活躍してから覚悟の上で最後を迎える、というのがよかった。。
ルールを理解した上で観たことで、あの最後に“L”が取った並々ならぬ決意の行動に鳥肌が立つ思いだったし、原作にはない切なさに心が震えました。。
ああしていなければ、結果的にその前にレムにヤラレちゃっていましたしね。。
わたしは最初から“L”が大好きで(京子ちゃんの気持ちわかるわ~)夜神月に共感したことはなかったのだけど、原作のL亡き後、ニアとメロが登場するまでの世界は、キラによって犯罪者が次々と裁かれ犯罪率が低下することで、キラの目指す「理想の社会」に近づいて行くあたり、キラの行ないが「正しい正義」と錯覚しそうな展開でした。
「正義とは何か?」
原作では答えを出さず読者に委ねられた正義についての問題意識も映画ではより強かったように思いますが、実際「正しい正義」なんて正確には定義できないし、結局は個々で考えること。
もちろんどんな大義名分があっても、手に感触を残すことなくゲームのように次々と人を殺すキラの正義は正しいとは思えないけれど、彼の描く「理想の社会」は誰もが望む世界だとも思う。。
そしてLが正義のために最後に取った行動・・・
2人の正義があまりにも哀しい結末で、なんともやりきれない切なさを感じたのでした。。
ところでこの映画はキャスティングも本当に素晴らしかったですね。
成功の大きな要因だと思います。
特に原作でも魅力的なキャラクターである“L”を演じた松山ケンイチくん。。
今後大注目の俳優さんとなりました。
月役の藤原竜也くんも渾身の演技だったし、2人の相手の心理を読みながら裏の裏の裏の裏をかくような天才同士の攻防は、本当に見応えがありました。
ミサミサこと弥海砂役の戸田恵梨香さんも、原作のキャピキャピ感は薄いもののかえってよかった気がするし。
あと松田も原作にそっくり!(笑)
「デスノート」としてはこの後編が最後の話となるわけですが、“L”はその前にも様々な事件を解決してきたわけで・・・と、もしかしたらスピンオフ企画があるとかないとかいう話もあるそうですが、松山ケンイチくんが演るなら観てみたいな~
ということで
ルールーのお気に入り度
★★★★★★★★(80点/100点満点)
※何度観ても面白い!あれだけ甘いものを食べても太らない身体が欲しい!(^^;;;
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松田には原作から注目しています。
大好きキャラなんです(笑)
映画ではイメージそっくりの俳優さんが使われていて大満足でした~。
本当に松田役の方はそっくりでしたよねー
最後にはカッコイイ?意外な腕前も見せてくれて、ムフフという感じでした。
この映画は何度見ても面白いと感じられそうです。
遊びに来るの遅くなっちゃってゴメンナサイ
2回目鑑賞ですか~!
でも1度目より楽しめたみたいで良かった☆
たしかに原作より映画のほうが良かったぁ
原作の後半ダラダラ感がとってもきれいにまとめられていましたよね!
また前半のテレビ放送くらい早く後半もテレビ放送してくれないかなぁ~ふふ
また遊びにきちゃいました!!
やはりコミック読破で、映画の面白さも倍増ですよね?!
原作と異なる展開や結末も十分に楽しめたし、
なんてったって、私的には≪L≫が最高でした
松山くんのスピンオフ作品なら、絶対観に行きます~~
ところで、Lが言ってた、”甘いもん食べても 頭使えば太らない"ってホントでしょうか...
TBさせていただきました
ロンドンは楽しかったようでなによりですわ。
それでデスノート、原作のノアとメロのキャラも好きではあるんだけど、やっぱりLとの攻防までの話が断然面白かったですよねー
それだけに原作のLの最期があまりにもショックで…(涙)
ホント、早くTVで見たい。。つーか後編はDVD買ってしまうかも。(^^;;;
その前に来月レンタルが始まったら早速前編を見ねば!(笑)
ワ~イ!とっても嬉しいにょー
そうなんです、コミック読破したことでよりこの映画が面白く思えました。
コミックも大好きなんだけど、映画はコンパクトにまとめた分、余計なエピソードがはしょられて、しかも登場人物それぞれにもドラマが感じられて楽しめましたね~
で、anyさんも“L”派なんですね!
わたしも断然“L”派
大学の入学式で皆が月にうっとりする中で、京子ちゃんがLに頬を赤らめた気持ちがよくわかります。(爆)
スピンオフはどうやら08年に公開だそうですね!
>ところで、Lが言ってた、”甘いもん食べても 頭使えば太らない"ってホントでしょうか...
脳を働かすエネルギー源となる栄養素は唯一ブドウ糖だけだそうで、よく砂糖など脳にいいというし、「甘いものは脳にいい」というのは本当らしいです。
当然のことながら合成甘味料はNGで、だからLが食べていた和菓子などはとってもいいのかも。
但し!あれだけ食べてもLが太らないのは、尋常じゃないほど頭使っているからであって、しかもあー見えてLは運動神経抜群ですし、筋肉質だから消費カロリーも高いんじゃないでしょーか。
一般ピーポーがあれだけ食べたら絶対肥満&糖尿病になりますよー(笑)
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