赤ちゃんの時は、親に限らずみ~んなが
笑えば喜び
赤ちゃん語に対応し
ハイハイを始めたら手をたたき
たっちができたら撫で
歩き始めたら抱き誉めて
「○○ちゃん、すごいねー よくできたねー えらいねー」
と、至極当然な風景ですが、
少し大きくなり、一人で行動できるような頃になると、
いたずらが過ぎたり日常の忙しさから、
あれしなさい! これはどうしたの! と怒る一方になりがち。
それでも子供は
喜ぶ顔を見たくて、
ちょっと誉めてもらいたくて、
途中途中 小さなアクションをみせてきます。
テスト、頑張ったんだ
学校で褒められたの
今日はさかあがりができたんだよ
兄弟姉妹が多くなると そりゃお母さんはたいへん大忙しです。
2番めの子が産まれるとその子に付きっきりになります。
3番めの子が産まれると2番めの子は上の子同様手を離されてしまいがちです。
お母さんは常に一所懸命ですがスーパーマンではありません。時として余裕がないこともあります。
そんなときに、上の子がちょっと誉めて欲しい、少しだけこっちを向いて欲しいシグナルを出しても、
気づかなかったり、「あとにして」とつっけんどんになることもあります。
いたしかたないとだと思います。
でもちょっと待って。
上の子の「ちょっぴり誉めて欲しい、少しでいいからこっちを向いて欲しい」親子間の愛情・スキンシップの欲求は
満たされないままどこへ行っちゃうんでしょう?
それは意外なところで顔を出してきたりします。
さっき食器を洗っていて「お、そういうことか」と腑に落ちて今これを書いています。
私はやらなくていいならそれはそれで有り難いのですが、家事はそんなに嫌いじゃなく
自ら進んで掃除、洗濯なんかはちゃっちゃとやります。
そのうち半分くらいは「ありがとう」と言ってもらえます。
しかし、自分のその行いに天井があるのか、「感謝が足りない」「こんなにしてるんだからもっと認めて欲しい」
という気持ちになる決まったパターンがあります。
で、さっき
お これは親に誉められたかったインナーチャイルドかって気づいたんです。
考えてみれば、母はあまり誉める事はしないどころか、甘やかしたりもせず厳しいタイプで、
父はそのさらに上を行くと云っても過言ではないでしょう。
「よくやったね」なんて言葉は聞き覚えがありませんもの。
いや、「よくやった」ことがないからかも。
また、母とはマヤ占いでみるところの反対キン。
私の生涯を通じての成長のキーワードは「軋轢/プレッシャー」。
すべて成るように成っているのかもしれません
にしても、誰だって誉められて嬉しいのです。
ましてや子供ですもの親に誉められたいと思って当然です。
「甘やかさず、しっかりと誉める」のは親の責任とも言えるのではないでしょうか。
気づいていないだけで、満たされていない感情は誰にでもあります。
世のお父さん、お母さん、
あなたのお子さんが大人になっていても、どれだけ歳をとっていても、
あの時の想いは消えずに残っているものです。
もし、「あぁ、そういえば...」と思い当たるところがありましたら、
お子さんのとらわれをほどいてあげてください。
誉めてなかったら、「おまえのことちっとも誉めてあげなかったね」
優しくしてなかったら、「いつも優しくしてやれなかったね」
そんなひと言でもいいんです。
ぜひ、伝えてあげてください。
ご自身の心も軽くなるはずです。
親子間のことは親子間で解消するのが一番です。
<(__)>