雨模様の日々から一転して晴天に恵まれた5月21日(土曜日)、ブルックリン・ハーフマラソンに参加。
午前7時という早朝スタートなので、NJ州の自宅からTAXIを手配してスタート地点のプロスペクトパークに向かう。スタート1時間前には会場に到着。道中は濃霧が立ちこめていたが、レースが始まる頃には見通しのいい天気になった。
コースの前半は緑の美しいプロスペクトパークを2周。パークを出てからの後半は平坦なハイウェイを風光明媚なコニーアイランド・ビーチに向かってひたすら真っ直ぐ走るという、いかにも初夏にふさわしいコース。ニューヨーク5地区のハーフの中では最も記録を狙いやすいこともあり、エントリー開始から、わずか2日足らずでSold Outになった人気もうなづける。
さて、まずは前半戦。
-01mile 7分58秒 (下り勾配。飛ばしすぎないようにリラックス。想定通り、ほぼ8分)
-02mile 8分28秒 (下りと長い上り。まだ体が目覚めきれていないせいか、脚が重い。ここは体感で予測する以上に時間がかかってしまう)
-03mile 8分03秒 (上りと下り。一気に挽回するのではなく、徐々に盛り返すイメージで走る)
-04mile 7分46秒 (下り基調。パーク2周目に入り、少しスピードが出てきた)
-05mile 7分59秒 (再び長い上り坂。8分を超えないように踏ん張る)
-06mile 8分09秒 (最後の上り。やや時間がかかったが「これで難所はおしまい」という安堵感)
-07mile 7分33秒 (下り基調。ここからエネルギー全開)
というわけで、最初の2~3マイルこそ脚が重く、気持ちが折れそうになるギリギリの展開だったが、パーク2周目から徐々に調子が出て、最後の上りが終わってからの7マイル目から本格的なレースモードに突入することができた。
後半戦は、コニーアイランド・ビーチにひたすら向かっていくハイウェイ。
直線勝負なので、ほとんど何も考えることなく、マイル7分30分~40分台で突き進んでいった。
-08mile 7分34秒 (7分30秒台を維持。このあたりでまっくさんの声援を受ける)
-09mile 7分29秒 (最速ラップ)
-10mile 7分46秒 (終盤の正念場。やや暑くなってきたが、必死に7分40秒台を維持)
-11mile 7分43秒 (このあたりではるぱぱの声援!? びっくり)
-12mile 7分49秒 (これを過ぎるとビーチが見えてくる)
-13mile 7分42秒 (ボードウォークの直線コースを激走!)
Finish Time 1時間42分44秒。
自己ベスト(1:41:59)には45秒及ばなかったものの、後半の追い上げが功を奏し、歴代4位の好タイムでフィニッシュした。
前半7マイルの時点で44分台は堅いだろうと思い、10マイルの時点で43分台も行けるという確信を得たが、42分台まで届くかどうかは最後までわからなかったので、予想外の収穫と考えていいだろう。
この調子を維持すれば、秋のディズニーランド・ハーフとロックンロール・フィリーでは4年ぶりの自己ベスト更新もあり得る、と思えてきた。
レース後はいつもの仲間とビールで乾杯。
★コニーアイランド・ボードウォーク(1) 初夏の日差しが眩しい晴天の中、リンゴ、ベーグルなどレース後のリフレッシュメントが配られる。
★コニーアイランド・ボードウォーク(2) 星条旗のネクタイをした大巨人や、あやしげなメークをした野球選手も闊歩する。
★レース後、いつもの仲間たちと1枚。
★コニーアイランドのビアガーデンにて。
★毎年、独立記念日(7月4日)に開催される世界的に有名なイベント「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い競争」の電光掲示板の前にて。
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5月14日(土曜日)、セントラルパークで開催された恒例の「健康なる腎臓」10kmレースに参加。
5週間前の10kmレース(スコットランド・ラン)の47分08秒を上回る3年ぶりの46分台を目指して最初の1マイルから突っ込んでみたが…
0-1mile 7分38秒 (体感では7分30秒を切っているつもりだったが、意外にラップが伸びず)
1-2mile 7分52秒 (7分30秒台を維持したつもりだったが、想定よりもだいぶ遅れる)
2-3mile 8分00秒 (どうも脚が重い。全力で走っているつもりなのだが)
3-4mile 8分25秒 (この区間は明らかに遅れた。周囲のランナーにどんどん抜かれていく)
4-5mile 7分46秒 (下り勾配に差しかかって、ようやく反撃開始)
5-6mile 7分45秒 (下り基調。最後の力を振り絞る)
Finish Time 48分58秒(7:53/mile)。
ということで、目標の46分台に遠く及ばず、47分台も逃し、どうにか最低許容範囲の48分台を確保するという形になった。
前回の10kmと全く同じセントラルパークの時計回りコース。
ともにフルマラソン2週間後の週末ということで、疲労の抜け具合に変わりはないはずだが、結果は大きく違った。
一番の違いは湿度。前回は50%だったが今回は78%で、発汗量が半端ではなかった。
もうひとつの違いはスタート時間。前回は9時だったが今回は8時。起床から3時間しかたっていなかったので、今ひとつ体が目覚めきれていなかった気がしないでもない。フルならば早朝スタートで徐々に目覚めていく感覚でもいいけれど、短距離の場合は最初から覚醒していないと勝負にならない。
翌週のブルックリン・ハーフでは、この日よりもさらに早い「7時スタート」というのが鍵になる。
★表彰式の写真。セントラルパークのコースレコード(27分35秒)で優勝し、1位の賞金25000ドル+コースレコードの特別ボーナス20000ドル(合計45000ドル)を獲得したLeonard Patrick Komon選手を筆頭として、ケニアの若手選手が上位を占める。石油で潤っているアラブ首長国連邦が協賛しているだけあって、他のレースでは考えられない大盤振る舞いだ。
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★「頑張れニッポン、エイエイオー」の練習をする陽子ちゃんと礼子ちゃん。
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5月8日(「母の日」の日曜日)、セントラルパークで開催された「Japan Day Run For Hope」という4マイルレースに参加する。
「Japan Run」というレースそのものは、ここ数年来ニューヨークの在米日本人コミュニティの協力のもと、NYRRの恒例となっているものだが、今年が例年と違うのは「For Hope」という名称が語尾に付いていること。つまり、震災募金チャリティ・イベントとして開催されることになったのである。
しかも今年は渋井陽子選手、土佐礼子選手の2大スーパースターがダブルで登場。
これまで単独でのゲスト出場はあったが、2人そろってというのはおそらく最初で最後なので、バンクーバーマラソン直後で疲れが残っているのにもかかわらず、ミーハー根性丸出しで参加することにした。
1時間くらい早目に会場につくと、なんとサイン用色紙まで用意しているマラソン中毒患者のけに~さんと落ち合う。2人でVIPテントの近くでシャッターチャンスを狙っているうちにスタート開始時刻が近づき、定位置の赤コラルに移動した。
さてレース(もちろんこちらがメインのつもり)。
フル1週間後でどれだけ回復しているかを確認する意味で、とにかく全力で走ってみる。
最初の1マイルは7分30秒。体感速度よりやや遅い感じだが、まぁこんなものか。
2マイル目は若干ペースを上げて7分22秒。早くもいっぱいいっぱい。息が上がってきた。5月に入って、日差しもやや強くなっている感じ。
3マイル目は長い起伏が3回繰り返される山場。さすがにペースが落ち7分53秒。
最後の4マイル目は下り基調。ここでは最後の踏ん張りを発揮し7分19秒。
Finish Time 30分05秒(7:29/mile)でゴールした。
4マイルのタイムとしてはまずまず。
来週の10kmレースに向けての予行演習としてはちょうどいい感じだろう。
レース後はまたまた2大ランナーの追いかけ、というか、気が付くとすぐ目の前にふつうに立っていたりするので、もはや珍しくもなくなってきた。
それにしても、この行事の為だけにわざわざ日本から飛んで来るのがすごい。
★渋井陽子選手から直筆のサインをもらい、ご満悦のけに~さん。後ろには土佐礼子選手の姿も。
★2大スーパースターのサイン入り色紙。代々家宝になりそう。
★両手に花*花の3ショット。一生に二度とないであろうチャンスをものにする。
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2007年トロントを皮切りに始まったカナダ遠征シリーズ。その後、2008年ケベックシティ、2009年モントリオール、2010年ナイアガラフォールズ、と年に1度の遠征を重ね、今年2011年は初のカナダ西海岸に進出。日本でも人気のあるバンクーバーマラソンに参加することになった。
バンクーバーには、北米最大級の日本人ランニング・コミュニティ「ランスマ(Running Smile)」がある。すでに過去のレースでその何人かと交流を持っていたが、今回はその本拠地に乗り込むとあって、いつにない大歓迎を受けた。前日行なわれた前夜祭では「ランスマ」のメンバーと、日本と北米各地からの遠征部隊を加えた約25名が集まって、にぎやかに盛り上がった。クリールの編集長である樋口さんなど、メディア関係の人たちも集まる本格的な決起集会となった。
そして、雨の多いバンクーバーとしては珍しいほどの晴天に恵まれた5月1日(日曜日)の朝、NHLのバンクーバー・カナックスの本拠地G.M.プレイス近くのスタート地点に、前日知り合った新しい仲間たちが集まる。ミシガンJランナーズのYoshiさんやいっちいさん、アトランタから遠征のらっきさんなど、米国内のお馴染みのメンバーも顔を揃え、カナダ国家斉唱の後、午前7時30分にレースがスタートした。
今回は調子も良かったため、強気な「攻めのマラソン」に徹してみることにした。3時間40分をギリギリで切れるペース設定、5:12/km前後をできるだけ守って自己ベストを狙うという作戦だ。スタート直後はフォールスクリークの南側(五輪村のあったところ)の住宅地を折り返すコース。最初は同じく3時間40分切りを狙うmikaさん、かめさん、ひ。さんのすぐ後ろをついていったが、ややペースが速すぎると思ったので、1km過ぎからは自分の設定タイムに合わせることにした。
05km 25分55秒
10km 25分35秒(51分30秒)
10km地点を過ぎるとチャイナタウンに突入。ここからは長い橋のゆるやかな上り下りもあり、少しづつ起伏が増えてくる感じで、一時的にペースを落とす。
15km 26分11秒(1時間17分41秒)
15km地点を過ぎて、19世紀の古い建物が残るバンクーバー発祥の地ガスタウンを通過。続いて近代的な高層ビルが林立する中心街に突入する。そして右手に広がる入江の向こう、頂上に雪の残る北部バンクーバーの美しい山並みが見えてくると気分は徐々に盛り上がってきた。18kmの表示を過ぎ、新緑が美しいスタンレーパークに突入。このあたりが一番のランナーズ・ハイだったかもしれない。
20km 25分42秒(1時間43分23秒)
名物のトーテムポールが立つ付近が20km地点。ここから入江越しに見えるダウンタウンの街並みの眺めは素晴らしい。やがて灯台の立つブロークンポイントを過ぎると中間地点のゲート。手元の時計では1時間49分08秒。まずは想定通りの前半戦だ。
入江沿いのコースをさらに北に向かい、風光明媚なライオンズ・ゲートブリッジの手前で南に折れ、トレイルのような森の中のコースとなる。小刻みな起伏はあるものの、気持ち良さは最高。好天に恵まれた時のバンクーバーのコースは間違いなく北米屈指と言えるだろう。
25km 26分10秒(2時間09分33秒)
25kmを過ぎるとスタンレーパークを出て、イングリッシュベイの沿岸を走るコースとなる。27kmまではPRペース。さてここからが…運命のバラードブリッジに向かうPacific Streetの長い上り坂となる。
レースの山場だけあって応援も多い。まだまだ脚は元気だったので、上り勾配を強気一本で上って行く。そして右折してバラードブリッジへ。さらに勾配を上り、28kmあたりから、今度は長ーい下り坂となる。上り下りの合計距離では、おそらくニューヨークのクイーンズボロブリッジより長い。しかもバラードブリッジは最後に「もう一度」越えなければならないのだ。
しかし、橋以上にキツラノ地区に入ってからの起伏のほうがある意味キツかったかもしれない。特に30km手前の上り坂は効いた。ここでだいぶ体力を消耗したという実感がある。
30km 27分07秒(2時間36分40秒)
少しペースは落ちたが、まだまだ自己新の範囲内なので、ここからが正念場となるし、いつもなら十分粘れるところだ。しかし思った以上に脚に来ている。こういう場面に備えて坂道練習はやったつもりだが、まだまだ足りなかったのだろう。
33km前後で折り返し、再びバラードブリッジの方向へ向かう。体感ではマイル9分台に落ちてきている。このあたりで3時間40分のペース軍団に抜かれる。必死でついていくが、自己新はちょっと厳しくなってきたか…という感覚になってきた。
35km 27分40秒(3時間04分20秒)
35kmを過ぎたらペースアップ、というのが最近のレース展開だが、今回はそこまでの余力は残っていなかった。気温は15℃程度のはずだが、快晴のせいか、かなり暑く感じるようにもなってくる。思考能力も低下してきたので、ただただひたすらに前に進むのみ。そんな中、時おり見える雪景色の山並みが、鮮明に印象に残った。
38kmを過ぎて、最後のバラードブリッジの上り坂に向かう。文字通り最後の山場。これを上れば、もうレースは終わりだ、そう自分に言い聞かせて橋の頂上に向かった。脚が上がらない、歩いているのとほとんど変わらないという感覚。最近のマラソンでは長らく忘れていた拷問のような苦しさ…
40km 29分08秒(3時間33分28秒)
ここからは下り坂。もう坂を上らなくていいという喜びと開放感に満たされながら、世界最大規模のドーム型屋内競技場、B.C.スタジアム近くのゴールに向かって走り続けた。歓声がこだまする。最後はできるかぎりの全力疾走で、通算31回目のフルマラソンのゴールに飛び込んだ。
Finish Time (自分の時計では)3時間44分59秒。
あとで公式サイトを見てみると3時間45分00秒だった。たぶん自分の時計のほうが正しいような気がするのだが、いずれにしても、想定タイムよりちょうど5分遅れた。
最近のフルマラソンはほぼイーブンで走ることが多かったが、今回は前半から攻める戦法を選んだこともあって、前半ハーフと後半ハーフの落差は6分44秒となった。おそらく前半抑えたとしても、どっちみち後半のペースダウンは免れなかっただろうから、前半に貯金をしておいて正解だったろう。それだけ後半のコースは厳しかったし、特に27km以降はNYCM以上の難コースだった。
レース後はいったんホテルに戻り、お風呂につかって、レストランの2階貸切りの宴会場へ。ランスマのメンバー、日本と米国各地からの遠征部隊、そしてクリール編集長も含めたおよそ50人ほどが集まり、ビール、ワインで数時間に及ぶ至福の時を楽しんだ。これだけ充実したアフターというのは、NYCMを別にすれば、今まで例がないだろう。
★第40回記念大会のオフィシャルTシャツは、なんとランスマのメンバーである「そのへん」さんによるデザインが選ばれた。躍動感のある図柄が素晴らしい。
★スタート前に集まった仲間たち。ミシガンJランナーのいっちいさん、サルコスでお馴染みのYoshiさん、地元ランスマのトップランナーDadomoさんとQtaさんご夫妻、日本から遠征のShoeHoeさん(年代別優勝)、今回は応援に大活躍した「そのへん」さんという豪華な顔ぶれ。
★ゴール後の1枚。B.C.スタジアムが背後に見える。
★ゴール後はmikaさん、鉄人さん、らっきさんたちとマクドナルドのコーヒーを飲み交わす。
★レース後の大宴会で最後まで残った16人で記念撮影。来年度の再会(?)を誓い合う。
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歴史的な快挙から2日を経た月曜日、オフィシャルサイトにアワードセレモニーの写真がアップされた。
左から2人目が1時間26分28秒という圧倒的なタイムで年代別1位に輝いたTom Zarra選手。
Athlinkで検索してみると、どうやらボストンに行きそびれたというのではなく、もともと短距離種目を得意とするランナーのようだ。中でも注目すべきはハーフマラソンの戦績で、54歳となった現在においても、すこしづつ記録を伸ばしているのである。このような実例を目の当たりにすると、自分もまだまだ年齢を気にする段階ではない、とも思えてくる。
■Asbury Park Half Marathon(4/16/2011) 覚え書き
総合順位 51位/630人中
男女別順位 35位/226人中
年代別順位 2位/25人中
Finish Time 1時間45分59秒(8:06/mile)
Loop1 35分41秒(1mile 7:55 - 2mile 7:57 - 4.4mile 19:49)
Loop2 35分43秒(1mile 7:56 - 2mile 7:56 - 4.4mile 19:51)
Loop3 34分35秒(1mile 7:48 - 2mile 7:46 - 4.4mile 19:01)
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4月16日(土曜日)、ニュージャージー州北海岸の老舗リゾート、Asbury Parkで開催されたハーフマラソン大会に出場する。
NYCのPenn Stationから電車で2時間近く。自宅から直接行くには遠いので、前日のうちに現地入りし、会場近くのホテルに1泊してレースに備えた。
雨が心配されたが、どうにか午前中は曇りのまま推移する見込みとなり、予想気温も6~7℃くらい。これだけを見ると絶好のコンディションのように思われるかもしれないが、難敵は強風だった。レース当日の朝8時、宿泊ホテルからレース会場に向かう途中、ものすごい突風にびっくりする。一瞬、ゼッケンが引きちぎられるのでは、と思ったほど。会場に着いても、ランナーたちは暖房の効いた屋内アーケードに集まったまま、誰も外に出ようとしない。ようやくスタート5分前になって、ぞろぞろとボードウォークに移動。とにかく寒い。体感温度は零℃以下だったのではあるまいか。
この大会はコースを2者択一できる。Asbury Parkをスタートし、Belmar、Spring Lakeなどの景勝地を経てSea Girtまで下って折り返す1Loopコースと、途中のBradley Beachで折り返す3Loopコース。どちらを選ぶかは自由で、事前に申告する必要もない。
当然1Loopのほうが良さそうだが、実はリスクがあるという。Bradley Beachを過ぎたところにあるBelmar Bridgeという跳ね橋が不定期に開閉するので、タイミング的に渡れないこともありうる、というのだ。もちろん主催者のコントロール外なので、それが原因でレースが中断しても文句は言えない。そこでセカンドチョイスとして3Loopコースを用意してある、というのである。
そういう事情なら、ということで、確実に完走できる3Loopコースを選ぶことを前提にレースをスタートした。ハーフマラソンの場合、ほとんど最初の1マイルで大勢が決まる。8分を切る滑り出しなら、大崩れをすることはまずない。思惑通り7分55秒。2マイル目も7分57秒と快調にラップを刻む。しばらくすると、例のコースを2者択一できる分岐点に来た。リスクを覚悟して、このまま真っ直ぐBelmar Bridgeに向かって行きたい誘惑もあり、一瞬考えたが、やはり当初の予定通り、3Loopコースのほうを選び、Asbury Parkの方向へ向きを変えた。と、その時、とんでもないことに気がつく。今までは追い風で気持ちよく走れていたのが、突然逆風になり、猛烈な向かい風と闘わなければならなくなったのだ。
折り返し後は、とてもマイル7分台は難しくなった。あとで時計を確認してみると、8分20秒前後かかってしまっている。1Loopの終了時点で35分41秒。単純に3倍すると1時間47分。自己ベストを狙うには厳しすぎるペースだ。
Loop2周目。南向きの追い風コースは快適。再びマイル7分台を快調に刻む。Bradley Beachに入って折り返すと、再び逆風との闘い。体が前に進まない。こうなるともはや走力ではなく、馬力が試されることになる。タイムよりも「勝負」に徹したほうがいい。とにかく前を行くランナーに食いついていき、チャンスがあれば追い抜く。そのことに集中した。
Loop3周目。最後の南向き追い風コースで、できる限り貯金すべく、マイル7分40秒台で突き進む。そして折り返し後の北向き逆風コース。リスクのある1Loopコースを無事戻ってきたランナーも加わって人数も多くなり、追いつ追われつの激烈な勝負となった。
残り1マイルあたりで、同年代とおぼしき男性ランナーを追い抜いた。これで年代別順位がひとつ上がったに違いない。ピンクウェアの30歳くらいの女性ランナーとの差はなかなか縮まらなかったが、最終的には並走し、追い抜いた。実力が同じ程度なら、気持ちの強い方が勝つ。先を行くやや若い世代の男性ランナー2人のうち1人は追い抜き、もう1人は追い抜くことはできなかったものの、最後の最後まで追いあげながら、ゴールゲイトに到達した。
Finish Time 1時間45分59秒。
ゴール後に待ち受けるスタッフに完走メダルを首にかけてもらい、記念写真を1枚。しばらくの間、後続ランナーが力走するのを見学していたが、あまりにも寒いので、いったんホテルに戻り、熱湯風呂につかってから、無料ビールと豊富なリフレッシュメントが用意されているアーケード内の会場へ向かった。
そして壁に貼り出されているリザルトを見る。なんと、年代別2位入賞!
アワードセレモニーで名前を呼ばれ、ステージに上がり、司会者から「おめでとう」と言われ、賞品を授与されるという、ミナコ王国史上初の記念すべき快挙が実現した。
実はゴールした時点では、内心「1位かもしれない」と思っていたのだが、どうやらボストンに行きそびれたエリートランナーが1人だけ紛れ込んでいたようだ。
★さびれた雰囲気が魅力と言えば魅力のAsbury Parkのボードウォークにあるアーケード。左に隣接するパラマウント劇場では定期的にライヴ・コンサートなどのイベントが行なわれる。
★アーケード内のコンヴェンション・ホール。ゼッケンの受け渡しとEXPO、そしてレース後はここで無料ビールと昼食に相当するリフレッシュメントがふるまわれ、アワードセレモニーが行なわれた。
★ゴールに向かうランナーたち。オフィシャル写真隊も待ち構えている。
★ゴール後の1枚。今回はブラック&グリーンのコーディネイト。
★年代別入賞の賞品は、寒い日のトレーニングに使えるフード付きパーカー。
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4月10日(日曜日)、今年初の10kmレース「Scotland Run」に参加する。
過去、セントラルパークの10kmレースには15回出走していて、2007~2008年にかけては46~47分台をマークしていたものだが、最近3回に関しては50分28秒(2009.12.06)、50分01秒(2010.5.15)、52分15秒(2010.7.10)と50分も切れなくなり、スピードの衰えを実感するようになってきた。フルと違って加齢の影響を受けやすく、馬力がなければどうにもならないというのが10kmの難しいところで、それだけに苦手意識も強いのだが、今回は何としても49分台に戻したい、という強い念願を持っていたのも事実だった。
幸い4月上旬の涼しい気候。曇り空で直射日光なしという好条件だったので、撃沈覚悟で最初から思い切り突っ込んでみる、という作戦に出た。
01mile 7分35秒
02mile 7分35秒(15分10秒)
03mile 7分32秒(22分42秒)
短距離の場合は最初の1マイルがすべての鍵を握る。ここは最低でも8分以内と思っていただけに、手元の時計で7分35秒のラップを見た瞬間に「行ける!」と思った。調子は悪くない、と本能的に感じたので、あとはそのペースを出来るだけ維持すべく、気合を込めて走った。
04mile 7分59秒(30分41秒)
05mile 7分26秒(38分07秒)
06mile 7分29秒(45分36秒)
最も起伏が多く、レース全体の山場とも言える4マイル目を8分以内に抑えた時点で、目標の49分台は間違いない、と確信した。いや、うまく行けば48分台に届くかもしれない。いや、それどころか47分台もありうる…と、スタート前には思いもしなかった展開に気持ちが高ぶってきた。
5マイル通過が38分07秒。最近の5マイルレースのタイムよりずっと速い。
ここから先は、最近お得意の変化球ではなく、久々に訪れた剛球勝負の醍醐味に酔いしれながら、ゴールゲートまで疾走した。
Finish Time 47分08秒。
自己歴代3位。なんと3年前ぶりの46分台にも手が届きそうなタイム。
年齢に逆行する、鮮やかな復活劇。
セントラルパークのレースとしては、久しぶりに気分のいい終わり方だった。何が良かったのか、よくわからない。もしかしたら最近取り入れている坂道調教が効いたのか、はたまた、最近毎晩のように摂取しているキムチの効能か。
少なくとも、自分が思うほどスピードが衰えているわけではない、というのは確かなようだ。
10kmがこれだけ走れるなら、6日後のハーフマラソンにも希望の光が見えてくる。
レース後は毎回この大会の名物となっている、スコットランド・バンドの演奏、そして美女ダンスチームによる華麗なパフォーマンスを楽しんだ。
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3月26日(土曜日)、今年3本目のフル、ワシントンDCのナショナルマラソンを走る。
有名なワシントン桜祭りが開催される前日。市内にはあちこちに桜が咲き誇っており、マラソンコース沿いにも満開の桜を楽しめるスポットがあった。おそらく、それが唯一、この大会で良かった点かもしれない。
レース当日。会場までのアクセスをどうするかで少し迷う。宿泊ホテルがジョージ・ワシントン大学の近くだったので、だいぶ距離がある。余裕を持って到着するならタクシーがベストだが、経費節約の意図もあって、あえてスタート1時間前に運行が開始されるというメトロを利用することにした。しかし実際に電車が来たのはスタート30分前。そんなことだろうとは思っていたけれども、大多数のランナーは同じメトロを利用しているはずなので、主催者側が気をきかせてスタート時間を遅らせてくれるに違いない、といったような楽観的な会話をアメリカ人ランナーと交わしながら目的地の駅に到着すると、すでにアメリカ国歌斉唱が始まっているのが聞こえた。
駆け足で荷物を預け、RFKスタジアム前の指定されたコラル3に整列したのはスタート時間の7時ちょうど。間一髪だったが、さすがに主催者側も考慮して多少スタートを待ってくれたようだ。
というわけで、無事にスタート。今回のコースはおおむねフラットと聞いていたので、あわよくば3時間40分切りを狙うべく、序盤はマイル8分20~30秒を想定して最初の1マイル目の表示を待った。しかしどうやら見逃したらしく、2マイル目の表示を探す。が、これも見つからない。隣りを走る男性ランナーに「マイル表示を見たか?」と聞いたが「いや、おれも探している」ということだったので、どうやら表示そのものがないらしい。これは困った。ペース配分が身上のミナコにとっては致命的な運営上の欠陥である。
やがて国会議事堂に行きあたると、スミソニアンモールの北側の通りを通過。左手にはワシントンモニュメントも見えてくる。18th Streetで右に折れ、ここでようやく5マイルの表示を発見。手元の時計では44分29秒。マイル8分50秒台で、想定よりもだいぶ遅いペースになってしまった。いくらなんでも5マイルまで表示がないのは痛い。仕方がないので、ここからは開き直って、体感のみを頼りに走ることにした。
推定6マイルがコネチカット・アヴェニューの上り坂。応援は比較的多くにぎやかだが、このあたりが序盤戦の山。それを過ぎるとやや下り勾配になり、North Capital Streetの途中で10マイルの表示を見つける。5マイルから10マイルまでが42分11秒。多少挽回してきたようだ。ここで第1回目のエナジーグミの補給。RFKスタジアムが見えてきたところで、ハーフのランナーたちと別れ、一気に寂しくなったフルのランナーのみでRFKスタジアムの外周を1回りする。
中間地点の通過タイム 1時間53分21秒。
たとえ後半をイーブンで走ったとしても3時間46分台になってしまうので、とても自己ベストには届かない状況になってきた。ここは気持ちの切り替えが大事。とにかく最後まであきらめずに今できる最善を尽くそう、と心に決める。
後半は17マイル目までは議事堂からスミソニアンモールの北側を通過する同じコース。9th Streetで左に折れ、長いトンネルに入る。ここで第2回目のエナジーグミの補給。トンネルを抜けるとアナコスティア・リバー沿いの風光明媚な通りに出た。おそらくここが全コース中で最も景色の良い区間。一度内陸に入ってから、South Capital Streetの橋を渡ってアナコスティア・リバーの対岸へ渡る。この橋を渡る手前で、道路に「20」という数字が書いてあったのが、20マイル通過のサインなのだろう。
このあたりまで来ると、おそらくマイル9分台まで落ちてきたと思われる。気がつくと3時間45分のペース軍団に飲み込まれていた。この一団に抜かれてしまうと、一気に3時間50分台まで落ちてしまうと本能的に感じ、気合を入れ直して頑張ることにした。正直、一度落ちたペースを引き上げるのはかなりキツかったが、これを命綱と思い、必死で頑張った。21マイル、22マイル、23マイルと粘る。24マイル目でさすがに引き離されてしまったが、多少は遅れたペースを挽回できたはずだ。ここから25マイル目までは、上ったり、下ったりの、なかなか起伏の厳しいコースが続く。脚が上がらなくなり、思うように体も前に進まなくなったが、とにかくあきらめるな、3時間40分台を絶対確保するのだ、「東北人2世」の粘りを見せろ、と自分に言い聞かせているうちに、25マイルの表示を越えた。
あとはEast Capital Streetの橋を下り、RFKスタジアムのゴールに向かっていく最後の1マイル。この1マイルも異様に長く感じた。全力で走っているのに全然スピードが出ないもどかしさと闘いながら、やっとの思いでゴールゲートにたどり着いた。
Finish Time 3時間49分28秒。
どうにか3時間40分台を確保。少しでも気を抜いていれば、3時間50分を切れなかっただろう。
想像していたより、ずっとタフなコース。ここは二度と走りたくない。つくづくそう思った。
それでも、前半ハーフ(1:53:21)と後半ハーフ(1:56:07)の落差は2分46秒に抑えた。
あきらめずに、よく粘った、と自分をほめていいかもしれない。
これで通算30回目のフルマラソンを完走。年5~6回コンスタントにフルを走ることができれば、還暦には70回に到達できるという計算になる・・・
★RFKスタジアム前のスタート地点。コラル3の青い旗が見える。
★ゴール直後。今年走ったディズニー(1月)、マルディグラ(2月)に比べて、格段にキツかった。
★荷物を受け取る会場で、まっく王子、かなぶん姫、きゆさんと出会う。
★メディカルで点滴を受けていた(?)はるたぱぱも加わって記念撮影。
★フィニッシャーTシャツとホワイトハウスをデザインした完走メダル。
★EXPO会場では往年の名ランナー、ビル・ロジャースのサイン会も行なわれていた。
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早朝5時半頃だったろうか。まだホテルの部屋にいる時から、カーニバルの楽隊の演奏が聞こえてくる。レース会場までは徒歩10分ほどの距離。スタートは7時なので、まだ十分余裕があったが、気分も乗ってきたので早目にホテルを出ることにした。
2月13日(日曜日)、ニューオリンズで迎えた誕生日の朝。ほとんど雲のない快晴。気温は推定5℃前後という絶好のコンディション。
肝心の体調は・・・というと必ずしも万全ではなかった。1月のグーフィーズ・チャレンジのあとは、雪の多い天候の影響もあって思うように走り込めなかったし、2007年6月以来3年半ぶりに風邪の症状にも悩まされた。すでにほぼ回復しているものの、とても前半から飛ばしていける状態ではない。あくまでその時の調子に合わせた適正ペースを守り、後半に向けて余力を残しながらフィニッシュするレース展開をイメージしてスタートコラルに入った。
01mile 8分37秒
02mile 8分45秒(17分22秒)
03mile 8分32秒(25分54秒)
04mile 8分32秒(34分26秒)
05mile 8分30秒(42分56秒)
06mile 9分04秒(52分00秒)…怪しい距離表示・その1
序盤戦はガーデン・ディストリクトの閑静な街並みを西→東→西に折れ曲がって進みながらオーディポン公園に向かっていくコース。マイル8分30秒台を目安に無理のないペースで進む。早朝なので応援に出ている人は多くないが、その静けさが冷静な気持ちを維持するのに役立った。
5マイルまでは順調。6マイル目のラップがなぜか9分台に落ちているが、上り坂にさしかかったわけでもなく、体感ではずっとイーブンを保っているはずなので、ここはきっと距離表示がずれているに違いない、と自分に言い聞かせて切り抜けることにする。
07mile 8分19秒(1時間00分19秒)
08mile 8分21秒(1時間08分40秒)
09mile 8分28秒(1時間17分08秒)
10mile 8分26秒(1時間25分34秒)
11mile 8分27秒(1時間34分01秒)
12mile 8分27秒(1時間42分28秒)
13mile 8分32秒(1時間51分00秒)
7~8マイルはオーデュポン公園内の美しい並木道。実に気持ち良くジョギングできそうな公園だ。速く走ってしまうのはもったいない、と思いながらも、ここでややペースを上げ、マイル8分20秒台に引き上げる。
9~12マイルは前半のハイライト。『欲望という名の電車』で有名な世界最古の路面電車、セント・チャールズ・ストリートカーの線路沿いをダウンタウンに向かって東に進む。この通りは前日、電車に乗って下見をしていたのだが、歴史を感じさせる建物が多く並び、実に風情ある雰囲気。ここも速く通り過ぎてしまうのは惜しいが、マイル8分20秒台を目安にイーブンペースを保つことに専念する。
14mile 7分48秒(1時間58分48秒)…怪しい距離表示・その2
15mile 8分33秒(2時間07分21秒)
16mile 8分30秒(2時間15分51秒)
17mile 8分34秒(2時間24分25秒)
18mile 8分35秒(2時間33分00秒)
19mile 8分45秒(2時間41分45秒)
20mile 9分00秒(2時間50分45秒)
ハーフの通過タイムは1時間51分56秒。最近のマラソンとしては比較的ゆっくりしたペースだが、十分想定の範囲内。ここから、いよいよマルディグラマラソン最大のハイライト、フレンチ・クウォーターに突入する。ここを気持ち良く走るために、ニューオリンズに来たのだ、と言っても過言ではない。
キャナル通りを越え、North Peters通りを経て、異国風なレストランやショップが並ぶディケーター通りに突入。応援も一層にぎやかになる。そしてフレンチ・クウォーターの心臓部、有名なジャクソン広場を通過する直前に、奇跡は起こった。
なんと! 午前9時を知らせるセントルイス大聖堂の鐘が高々と鳴り響いたのである。
つまり、7時のスタートから2時間ちょうど。狙っていたわけではなかったのだが、絶妙のタイミングだった。自分の耳には、まるで誕生日を祝福する神の恩寵のように聞こえ、しばらく感動が止まらなかった。
14マイル通過ラップは7分48秒。いやいや、これはあり得ないだろう。いくらフレンチ・クウォーターの素晴らしい情景に感動して舞い上がっていたとしても、急に7分台に突入することはないはずだ。それとも本当にこんなスピードで走ったのだろうか?
15マイル以降は再びマイル8分30秒台に落ち着く。ディケーター通りからエスプラナード通りに左折し、シティパークの西側の通りを北上していくコース。このあたりはハリケーン・カトリーナの浸水の被害が大きかった地域だが、少なくとも走っている間は、そんな大災害を想像できるような痕跡は見当たらない。平和な市民のオアシス、に見える。
21mile 9分02秒(2時間59分47秒)
22mile 9分00秒(3時間08分47秒)
23mile 8分29秒(3時間17分16秒)
24mile 8分53秒(3時間26分09秒)
25mile 8分47秒(3時間34分56秒)
26mile 8分37秒(3時間43分33秒)
20マイル目あたりから体全体に微妙な疲れを感じ、マイル9分まで落ちてきた。ただし脚はまだ生きているし、極端な大失速というわけではないので、あせる必要はないと自分に言い聞かせる。勝負どころの23マイル(35km過ぎ)で挽回すべく、あえて急がずにエネルギーを温存する作戦を選んだ。
21~22マイルの区間は、ポンチャード湖畔のレイクショア公園内を走るコース。ヤシの木なども並び、いかにも南国のリゾートという雰囲気。やや気温が上がってきたように感じたが、体力を消耗させるほどではない。そして23マイル過ぎ、再びシティパークに戻るタイミングで溜めていた力を解き放ち、起死回生の逆襲に出る。なんとマイル8分20秒台に回復。次の24マイル目で多少力を抜いた後、25~26マイルは全力でビルドアップ。大歓声の中、何人ものランナーを抜き去り、最後の直線コースを駆け抜けた。
Finish Time 3時間45分09秒。
自己歴代6位。だが、内容はそれ以上に良かったと思う。
前半ハーフ(1:51:56)と後半ハーフ(1:53:13)の落差が、わずか1分17秒。
レース運びとしては、ほとんど非の打ちどころがなかったのではないだろうか。
もちろん、全体的にスピードの底上げができれば理想的で、それが目下のところ一番の課題でもあるのだが、正直、体がついていかない。今の自分の体力では、これが精一杯という気がする。
レース後は、ロックンロールシリーズ恒例のコンサートを聴きながらガールハント、というわけではないけれども、おしゃれな女の子たちを見つけては、一緒に記念写真を撮りましょう、という感じで楽しいひとときを過ごした。
これで通算29回のフルマラソンを完走。
新たにルイジアナ州を加え、アメリカ国内でのフルマラソン制覇は13州となった。
★夜明け前から賑やかな演奏を繰り広げる、カーニバルの楽隊の面々。
★空が明るくなる時分には、ランナーたちもスタートコラルに集まってきた。
★お揃いのコスチュームで登場のお姉さん2人組。
★ゴール直後。シティパークの木漏れ日が心地良かった。
★レース後のロック・コンサート。テキサス出身の4人組バンドが登場。
★熱狂的ファンとおぼしき女の子たちが声援を送る。
★地元ルイジアナ州のスーザンさんと1枚。マルディグラ・カラー(紫・緑・金色)のビーズと髪飾りが素敵。
★お揃いのフェザーとタイツでおしゃれを決めたパトリシアさん(中央)とメーガンさん(右)の2人組。
★赤で揃えたデザインTシャツがよく目立つ5人組の女の子たちと1枚。
★花飾りのついたマスクが可愛い女の子たちと1枚。という感じで、ガールハントは続く…?
★ゴールに向かうランナーを1人1人迎える謎の美ジョガー。その正体は…?
★ラスヴェガスのレースでも同じ光景を見たような気がする。…ということは、ロックンロール・シリーズ専属の女子アナか?
★最後に、ゴールゲイトの前で1枚。
★2100番という切りのいい数字のゼッケンと、ビーズ付き完走メダル。
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2月11日(金曜日)、EWR発のコンティネンタル航空516便でニューオリンズに到着。ダウンタウン行きの乗合バスも出ていたが、時間を節約したかったので、タクシー(片道33ドル+TIP)で宿泊先、Residence Innに向かった。キッチン、冷蔵庫付き、インターネット無料の快適なホテル。社員旅行で訪れた1998年以来13年ぶりに、念願のニューオリンズ再訪が実現した。
今回参加するロックンロール・マルディグラマラソンは「ロックンロール・シリーズ」の傘下に入ってからは2年目だが、それ以前に40年以上の歴史があるアメリカ南部を代表する人気マラソン大会。しかも、今年は誕生日当日の2月13日開催ということで、人生初の「誕生日記念マラソン」を走るという、願ってもない巡り合わせになった。
EXPO会場はホテルから徒歩10分のコンヴェンションセンター内。ゼッケンを受け取り、オフィシャルスポンサーBrooksのアイテムをはじめとして、お馴染みの出店が並ぶ会場内をしばしの間、散策した。やはりマルディグラのお祭りにちなんだ大会だけあって、華やいだ雰囲気。サザン・ホスピタリティにあふれた南部特有の穏やかな空気が好ましい。
★カーニバルの仮面をつけて走るランナー。マラソンは「走るパレード」とも言う?
★色とりどりの巨大ビーズが目を惹く、Brooksのオフィシャルグッズ売り場。
★マルディグラ・パレードで主役を演じる巨大フロートも登場。
★ロックンロール・シリーズの大会でゴール後にふるまわれるドラフトビール「MGD 64」の出店。
もちろんEXPO会場でも試飲自由。
★マジシャン登場? と思いきや、Brooksシューズのデモンストレーションが始まった。
★美人インストラクターにシューズを選んでもらうこともできる。
★マルディグラマラソンの完走メダル。左がフルマラソン、右がハーフマラソン。
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