そんな○○に魅せられて

熱い気持ち

昨日のたかじんさんの訃報。
一日経っても、まだ信じられません。
あのスパスパした語り口調で、また戻って来て下さりそうな気がずっとしています。

たかじんさんは私が日本にいた頃から、関東の番組にはほとんど出られませんでした。
それはずっと貫いていらしたのですね。

というのも、NYには大勢日本人がいるのですけれど、昨日、たかじんさんのニュースを知ってから
「た、たかじんさんが~っ!!」
と話を振ると、関西出身の人は
「そやねん!!信じられへんでしょ~!!めっちゃ悲しい!!」
ところが関東や東北出身の人は
「あ、ごめんなさい。そのかた、大阪ではとても有名なのかしら?」
とリアクションが全然違っていたのです。

動画サイトでたかじんさんの番組などもアップされているのに、
私の身近なサンプル数だけで結論付けるのも何ですが、ほんと関西と関東で知名度が雲泥の差でした。

たかじんさんは、ご自分の好き嫌いを公言されることでも有名でした。
「オレは○○が嫌い!」の○の部分に入る言葉やものも結構ありました。

でも「嫌い」と言えるのは少なくともそれに関心や興味があるからで、「嫌い」と言いながら、
その対象について、たかじんさんが語り始めるとまさに「立て板に水」の勢いでした。

私の拙い文章力で上手く伝えられなくて、たかじんさんには申し訳ありません。
なんというか、多方面の色々な物事にいつも興味を持っていらして、
嫌いになるにも、単に直感や上っ面で言ってらっしゃるのではなく、対象を議論し尽くし知り尽くした上で
「やっぱり嫌いやね、オレは」
みたいな深さを感じたのでした。

ちょっと嫌だな、と思ったら嫌なところだけをズームアップしたり、無知無関心のままでいるのでなく
嫌なものにも熱い気持ちで向かい合えるかたなのだなあ、と思っていました。

毒舌と言われるタレントさんは他にもいらっしゃいますが、
たかじんさんのスタイルは、口調はキツイけど、ちゃんと納得できる結論があるんですね。
私の母などは、自分が上手く表現できないことをズバズバわかりやすく言ってくださる、というので、
「晴れ時々~」を見ていた当時、たかじんさんに
大阪のおばはんが~
呼ばわりされる年齢であったにもかかわらず、
毎回番組を見るたびスカッとして、とてもいい気分だったようです。

たかじんさん、たくさんの面白い番組、楽しいトーク、素晴らしい歌を本当に有難うございました。
安らかに。
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