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ひとり山歩記

現実逃避の為に映画観て、ポテチ食べながら映画観て、甘めの珈琲と炭酸飲料飲みながら映画観て、これではいかんと山歩き。

向山連山から伊勢山に予定変更。

2023-10-22 15:09:28 | 山歩き
土曜日は丹波市の向山連山に行く予定で水分れ公園までの道順、山と天候の情報を確認、行動食と飲料水の準備をして早めに就寝しました。早朝夏海のけたたましい叫び声で目が覚める。6時45分。平日なら夏海の朝ご飯時間。たいした体内時計だと感心しながら御飯を与えて二度寝する。


九時に起きて高速道路走り、辿り着いたのは姫路市打越こもれびの森。伊勢山登るぞね。


秋の低山とは言え、歩き始めると汗が出る。結局重ね着やめて夏服に戻る。山歩き用の秋冬服も買わねばならんのだけど金がない。金がないのに高速道路で移動してみた。と言うより、ここは向山連山ではないな。夏海の陰謀か。

登山にも中級者上級者なるものがあるそうだが、低山の山歩きを愛する僕には健脚者と言う称号のほうが憧れる。山頂ではないけど、こんな景色で足が止まる。


何箇所か設置されてる叩くやつ。獣避けなのか存在証明なのか、叩きたいけど我慢した。我慢する必要はないんだけどね、興味ないよと気取るのが痩我慢の真髄。バレンタインで女子からチョコ配られて『僕は無神論者なので』と断るような感じ。と言いつつ、軽く叩いてみた。ええやん。播州弁なら語尾にケがつく。ええやんケ。


突如現れた激下り。突如でもないんだけどね、激下りは僕が登る前から存在していたし、僕が生まれる前からも存在していたと思う。だから突如ではないよね。言い換えるなら激下り箇所に突如現れた全身黒尽くめの男。視点変えるとそうなる。因みに相変わらずの黒尽くめです。


岩と羊歯の登山道。羊歯、これ最近覚えました。人間は考える葦だとパスカルは言う。葦だ。この後、羊歯掻き分けて歩く。

羊歯の後の岩場は御褒美。羊歯好き岩場嫌いの人には御褒美にはならんけど、岩好きの僕には御褒美なんですよ。山登りより岩登りか。だけど垂直の岩は登らんよ。登れんし。


枯れ木と紅葉と緑の山と青空と雲。贅沢に詰め込んだ。おにぎりの中にチョコとバナナとポテチとラムネ菓子を混ぜたような贅沢品。食い合わせ悪いな。


平安時代の風景と称しても通用する。江戸時代でもいいけど。兎に角、文明の影なく自然だけが広がる。こんなところに住んでみたいと思うが、電気がない水がない食料がない。なら登山者から奪うか。山賊化しないと生きていけない自信が僕にはある。でも家でレタスは育ててる。


種は百均で購入。特に手間暇かけず愛情も注がず自然に任せて放置する。窮屈そうだけど、うちの庭は甲子園ではない。甲子園にレタスは植えんけどね。


神座の窟。ここを見るため伊勢山来ました。
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標高ン千米の絶景よりも絶景である。千ヶ峰以上の経験はないけどね。写真では表現出来ない、僕にはその撮影技術も知識もないけど、いや、それがいいんだ。僕も写真では神座の窟は見たことあるんですけどね、実際その場で見る風景は全く違う。紅山の傾斜を写真で表現出来ないようなもんだ。


最後の奥山へ向かう為、伊勢山山頂でパンとバナナを食し、暫く呆然とする。右肩に痛みを感じる。切り傷に塩を塗り込むような痛み。


右肩を庇うために左肩に重みを傾けなんとか奥山と下山の分岐点まで到達。体力的には問題ないけど右肩の痛みが気になるので下山することにした。これが複数人での山歩きなら自分だけが我慢するか不穏な空気になるのを覚悟で全員道連れに下山するかの選択になるのだろうけど、幸い僕は独り山歩き派。山頂に拘ることもなく他人に気を遣うこともなく下山出来る。


心残りなのは展望台で写真も撮らずおやつも手付かずで残したことくらい。この後、隣の通宝寺山も登る予定にしてたんですけどね。折角高速道路疾走してここまで来たのだから。いや、そもそも向山連山を予定していたはずなのに。


二時間ちょいの散歩道。夏海が悪いんだ。起床時間から予定が狂い出したのだよ。帰宅して籠掃除して粟の穂献上せねばならん。御機嫌損ねては寝てる間に籠から出て喰われるかも知れん。帰宅して鏡で肩を観察した。出血してる。蝨ではない。蛭でもない。熊か。



独り歩きの予定は未定。

2023-10-07 22:12:16 | 山歩き
次の三連休は何処の低山に行こうかと、候補地を数ヶ所検討しているのですが、今決めても当日になれば逆方向へ疾走している事も稀にある。先週は帝釈山を予定していたのに気付けば紅山で過ごしてた。雪彦山行く計画を立て、御飯おやつ飲料水を禰豆子に詰め込み辿り着いたのは斎藤山。雪彦山と言えば岩場、岩場と言えば斎藤山かんざし岩。そんなもんだ。

前回は携帯扇風機と携帯電話を落とし、捜索と回収の為に桶居山断念しましたので今回は貴重品は腰巻きに収納。同じ轍は踏まない。

最初の試練。前回は右から迂回したのだけど、少しは成長したのか難なく克服。紅山鍛錬の成果だろう。


第二の試練。これも克服。角度は紅山よりも急だけど足場は多く慎重に登れば大丈夫。


垂直な岩をよじ登る者がいる。僕は高所恐怖症ではないが、あれは無理だ。蜂が飛んできたら逃場がないではないか。


山歩き始めてから愛着が湧いてきた鉄塔。以前は興味もありませんでしたが、自然と文明の共演に感銘を受ける。建築技術と言うか鉄塔の支柱や角度の計算とか、僕はそういうのよく分かんないけど、足場が悪く狭い場所に垂直に立てて微動だにしない鉄塔立てるなんて神の御業かよとも思う。無神論者ですけどね。

落ちそうで落ちない巨岩。押してみる人は沢山いるようですが決して動かない岩。当然僕は押さない。こんなのを落とせば麓は大惨事ではないか。

桶居山を素通りして振り返る。あの頂上で休憩しようとしたんですけど、夫婦らしき先客居たので挨拶だけして通り過ぎました。狭い山頂。その先の岩場で休憩していると登山口で挨拶を交わしたおじさんと遭遇。日帰りとは思えない大きなザックで、あれでかんざし岩登れるのかなと心配していたのだけど、登る前に諦めて桶居山から来たそうだ。


遠くに百間岩。今日は行かないけど魅力的な角度だ。鷹ノ巣山辺りから人とよくすれ違うようになる。高御位山に行く人々だろう。これまで人気の山を避けていた僕も今日挨拶疲れと言うものを経験した。するけどね。三割程度は無視されるけど、僕は人語を解する獣と認識されたのだろう。これも宿命だ。


調子乗りすぎました。別所奥山辺りで右膝に違和感を覚えた。下りを走り岩場を跳ねてたら膝を痛めたようだ。中敷きの購入も検討せねばならん。右膝を庇うように歩いていると北宿山手前で左膝も痛み始めた。老いなのか、これが老いなのか。


帰宅して風呂入れば膝の痛みも消え、紅山駆け上るぐらいの体力は戻りました。いや、登らんよ。あと登頂断念して再挑戦予定の山は七種山と大坂山。大坂山は冬に行く予定だけど、来月行くかも来週行くかも明日は雨だから行かんけど。


善防公民館閉鎖で道筋変更。

2023-09-24 21:18:56 | 山歩き
硬貨を投げて表が出たら平荘湖周回、裏が出たら善防山、笠松山に行こうと決めました。結果は表、でも善防山、笠松山へ行くんです。誰かに決められるのではなく、自分の意思で決めるんです。それなら硬貨を投げる意味がないと思うだろうけど、これが独り歩きの特権。

なにかの行事があるようで善防公民館の駐車場が閉鎖されていました。これが硬貨占いの結末か。しかしいつも通りなのも面白くない。こういう突発的な問題に対処するのも意外と楽しめるもんだ。古法華自然公園駐車場に車を止め、吊り橋から歩き始めることにした。


善防山の木、だと思う。山に登る理由のひとつとして、そこに山があるからなんてのが定番ではあるが、ふと違和感を覚えた。僕も山歩き始めた理由が、そこに七種山があるから山歩き始めたもので、そこに七種山がなければ山歩きは始めていない。しかし『そこに山があるから』でいいのか。冷蔵庫にプリンがある。食べていいのか、食べていいんだ、そこにプリンがあるから。お金が落ちてる。頂戴してもいいのか、いいんだよ、そこにお金があるのだから。理性を持て。なんてことを考えながら休憩なしで笠松山展望台を素通りして馬の背に到着した。体が軽い。これが秋の山歩きなのか。

随分風が強い。吹き飛ばされそうにもなるけど、身も心もそこまで軽くない。ふと気付いた。ゴミが落ちてる。拾うか見過ごすか、拾うんだな。そこにゴミが落ちてるから。山に登る、そこに山があるから。そういうことか、本上まなみ。


馬の背で十数分下界見下ろし仙豆数粒噛み砕く。飲料水の消費は少ない。このまま紅山にも行けそうな時間だけど、帰宅して夏海様の籠掃除しなきゃならんのだ。


吊り橋から笠松山、馬の背を経て善防山に到着。いつもとは逆に善防公民館へ下山して舗装道路歩いて駐車場。こういうのも悪くない。

明神山と再挑戦予定。

2023-09-18 14:00:00 | 山歩き
日曜は山歩き休んで敬老の日に明神山。七種山にも再挑戦したいのだけどね、山頂手前で迷子になり下山した敗北感が未だ拭えない。


正面に見えるのが多分明神山。そういうのよく分かんないんですよ。今からあの山頂行くぞと登り始めても、数分後には『あの山頂』を背にして歩いてたり、山頂着いたら『あの山頂』を隣に見てたりする。

蜂が追いかけてくる。休憩しようとすると蜂がくる。彼から逃げ切れたとしても到着した場で違う奴がお出迎え。ここも駄目かと離れるとまた先の場所にはアレがいる。縄張りか。


気合いだけでなんとかなると思うなよ。昔はよく言われたものです。今は、今も大抵の事は気合いでなんとかなると考えてる。


山歩き初心者の僕でも気合いで明神山登頂出来ました。山頂にはおじさまおばさまの団体がお食事会の最中。

下山は分岐点で数回間違い十数分獣化して山中徘徊していたのだけど、順調かな。今回短距離の道筋で登頂したせいか、幾つも見所を逃したようだ。次は予め調べて明神山を堪能する。



千ヶ峰に再挑戦。

2023-09-16 12:44:00 | 山歩き
九月中旬なのにまだまだ暑い日が続くようなので前回挫折した千ヶ峰に再度挑むことにした。人の居ぬ間に千ヶ峰。今回は昨晩から凍らせた飲料水と国道沿のコンビニで不足分を補充。

天空を歩く。以前妙見山から見た千ヶ峰は雲の中。雲の中を歩くのか、雲の上に出るのか数時間後には分かる。霧も雲も同じ水滴なのだけど、家で食べるおにぎりと山頂で食べるおにぎりは違うようなものだ。同じだけど。


真新しい丸太橋。善防山と笠松山を繋ぐ吊橋ほどに揺れる。そう言えばあの吊橋近々改修工事で通行出来なくなるそうだ。善防山から馬の背経由で笠松山へ登り下山するしかないのか、いや当分行かんけど。確か15日迄か。


登山口から十数分、川沿いを歩く。山歩き経験の少ない僕にはこれが新鮮且つ刺激的なものである。山頂よりも山中のほうが落ち着く。登山より山歩きを目的とする僕には道中の景色が重要。花や蝶は撮らんけど。

足元の土が削れ登山者に根を踏みつけられても真直ぐ伸びる杉。杉花粉の発信源だ。いや、花粉症とは縁遠く、好んで杉材使う僕には杉の乱立するこの空間は杉の聖地と言える。因みに僕の部屋の扉と鳥籠置きと小物箱は杉で作製。

分岐点で小休止。ザックを下ろして熊を警戒しつつ仙豆を貪る。熊鈴は車の中に忘れたし、今日は戦える状態ではないし穏便に済ませる手土産もない。遭遇しないことを願うだけ。


初の1000m登頂。駐車場で既に標高400mあるのだから実際登るのは600m程度。


誰もいない。日陰はなし、風もなし、鉄の椅子はちと熱い。天空歩くとはそういうことだ。360°の景色をまとめて撮る。で、どうしようかと悩む。とりあえず飲料水の交換とおやつ食べ、どうしようかと考える。暑いし。下山するしかないようだ。

下山は順調、気付けば丸太橋まで下りていた。汗だくの前足を水で清めた。腰にぶら下げた飲料水より冷たい。さすがに飲むのは躊躇うが澄んだ水だ。そう言えば今年は阪神が優勝したそうで、今回も大阪道頓堀に飛び込む人が数人いたそうな。阪神優勝の恒例行事のように言われているけど、阪神の本拠地は兵庫県で、最初に飛び込んだのは「阪神優勝したら道頓堀飛び込む」と宣言した巨人ファンですからね。

道の駅で千ヶ峰バッジ購入。これであとは笠形山を残すのみ。