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ひとり山歩記

現実逃避の為に映画観て、ポテチ食べながら映画観て、甘めの珈琲と炭酸飲料飲みながら映画観て、これではいかんと山歩き。

藤ノ木山二回分。

2024-01-07 17:51:48 | 山歩き
今日は良き雲海に巡り合える。そう思いながら二度寝。霧も晴れかけた頃、正気に戻り山歩きの準備を始めた。善防山手前の交差点で登山武装した20人前後の団体さんが信号待ち。善防公民館の駐車場は既に満車。今日の善防山登山道は参勤交代状態になると予想して素通り。静寂を求めて藤ノ木山へ向かう。


山茶花なのか椿なのか分からない。公園で中学生と高校生が喧嘩しているとしよう。あの中学生は田中さんちの子供か鈴木さんちの子供かなんてのはどうでもいい話。おいおい君達喧嘩なんてやめなさいなと仲裁してみたらどちらも知らない人でした、と。そういうことだ。山茶花なのか椿なのかは重要ではない。咲いている事実を受け止め、写真を撮る。それだけだ。

歩き慣れ、見慣れてきた道ですが、同じではないんですよね。季節が違い気温が違い歩く日の心境も違う。同じ山ではあるが同じ山ではない。ヘラクレイトスの川と同じ。いや、ここは東の山だけど。説明は割愛する。面倒臭いからだ。


靴の中に異物を感じた。棘なのか石なのか爪なのか兎に角、尖り野郎が足裏に刺さる。下山しようかと悩んでみる。靴を脱いで確認する選択肢はない。面倒臭いからだ。


藤ノ木山までの急登が始まる。落ち葉が絨毯のように足にかかる負荷を和らげてくれるが、足裏に刺さる異物の刺激を緩和してくれることはない。ここで靴を脱ぎ捨て異物除去作業することは敗北を意味する。面倒臭いからだ。


ここが人生の分岐点。靴底に鎮座する異物の除去作業を完了した。これは敗北ではない。藤ノ木山へ挑むにも下山するにも足裏の異物は快適な山歩きを阻害する。夜中誰もいないはずの廊下で物音がする。虫か獣か幽霊かと正体を確かめなければ安心して眠れない。そんな感じで靴底確かめた。棘でした。だから敗北ではない。そもそも靴の中に異物があるのを確かめることに勝利も敗北もあるものか、と。自分で決めておきながら最終的には白紙に戻す。面倒臭いだろ。


このブログは備忘録的日記であり山歩き成長記録であり自分の考えを客観的に観察する為のものであり語彙や表現力を増す為のものであり、だから山の情報は殆ど書かない悪しからず。


先日購入した軽量ザック。水と食料と着替え詰めてもまだ余る。僕が歩く山の殆どはこれで行けるかな。四時間以上歩ける自信はまだないけど。

ここまでが12月10日の山行記録。2024年1月6日再び藤ノ木山。

咲き乱れる山茶花の花。椿と山茶花の違いは把握した。愚生とて同じ山を歩き続けていれば少しは成長するもんだ。藤ノ木山に咲くのは山茶花だと。他の山で似たような花を見つけても分からん。

笠形山以来巨木が気になる。このパンダが張り付いていても不思議ではない巨木。実際パンダが居たら不思議だが、枝に張り付いてある姿は不思議ではない。二律背反か、違うのか。


小動物のうんちを発見。鹿か猪か犬か、小動物ではないけど熊と比べれば小動物。因みにパンダのうんちは緑色。

いつもの藤ノ木山。安定の安心感。誰もいない静寂。今日も善防公民館満車でしたので藤ノ木山に来ましたが、概ね満足です。正直物足りなさはありますが、概ね満足です。二回繰り返しましたが、概ね満足です。


枯れ木に咲く白い花、のようなゴミ。登山道から離れた場所にも咲いてるゴミ。今日の戦利品はこのふたつ。


これから暫く山を歩いた日は500円を能登半島地震義援金に寄付してみます。とりあえず笠形山と藤ノ木山二回分、少ないですが小市民の僕は地道に支援することにする。



キボウのカケハシ
能登半島地震災害義援金
https://kakehashi.kddi.com/




笠形山。

2024-01-07 16:00:00 | 山歩き
頭痛がするとか腹痛の気配があるとか準備不足や眠い寒い歩く気分ではない時は山歩きを断念する。そうした不安要素を極力取り除かないと僕は純粋に山を楽しめない。山で怪我はしたくない、山歩きなんかに命懸けられるかよと、ある意味山を舐めてると言えるかも知れない。


年末の人が少ないと思われる時に笠形山に来てみた。これで多可三山は登頂完了、の予定。しかし舗装道路が長い。このまま山頂までこの状態が続くなら蹄が割れてしまう。因みに今日は12月30日。


暑さや急登や羊歯道には慣れてきたのだけど舗装道路は慣れない。途中で犬連れの登山者と遭遇した。歩くたびに爪が削れるような音がする。肉球は大丈夫なのか。


休憩場所が多い。上着を脱ぎ捨て防寒手袋を放り投げ、禰豆子を床に下ろし上着を拾い手袋を回収し、小さく畳んで禰豆子に詰め込む。冬装備買い揃えたけど結局今日も夏服。


熊が乗ろうと折れそうにない太い枝。子供の頃の僕なら小躍りして登る。そして苔で滑り、しがみついてやがて落ちる。僕がパンダなら躊躇いなく枝の尖端目指してる。


40分歩いて登山道の雰囲気。そこから10分で笠形神社。駐車場が標高261m笠形神社が639m笠の丸が883m。間もなく山頂ではないか。笠形神社の御神木が姫路城の柱に使われているそうだ。テセウスの船を思い出した。思い出しただけなので説明は割愛する。


大きな岩に赤い褌。赤色はアドレナリンを分泌したり気分を高揚させる心理効果があるそうだ。血圧や脈拍を上昇させる。僕が闘牛なら迷いなく岩に頭突きしてる(二回目)。


笠形山名物無言坂。笠の丸かな。そもそも独り歩きだから無言なのだけど、妖言戯言独り言は稀に出る。


笠形神社を通り過ぎ笠の丸に着き笠形山を目指す。笠形山は笠形山、杉の丸、笠の丸の総称だそうだ。雪彦山のようなものか。労働法や風邪もそんな感じ。思い付きですので説明は割愛する(二回目)。

倒木から石が生えることもある。飛び越えることも可能だが先人達の軌跡を崩す恐れがあるので迂回する。

水分と豆を捕食して数十秒の休憩。仙人滝経由で下山する。ほうらい岩と仙人滝、ここから本気出す。


お洒落な門と至る所にある休憩場所。笠形山は登山者に優しい。勿論休憩した。


ほうらい岩の看板を辿り、それらしき岩を発見。数枚写真を撮り岩に乗る。なにか違う気がする。

見覚えのある岩。これがほうらい岩なのか。とりあえず数枚写真を撮り岩に乗る。なにか違う気がする(ニ回目)。そこに居合わせた小洒落た登山おじさんに聞いてみるとほうらい岩はまだ下のほうだと言う。あるようでない道を下る。


三度目のほうらい岩。数枚写真を撮り岩に乗る。


なかなかの絶景。苦労して辿り着いた甲斐がある。僕が鸚哥なら即断即決でここから飛び立つ(三回目)。


笠の丸からほうらい岩を経由して仙人滝まで下りてきたのだけど、逆に登りは過酷な修業となりそう。華奢な僕では千鳥足で山頂着くのに日が暮れる。そんな急登が続いてる。多可三山の妙見山に似ている気もするけど、あちらは愛想のない頑固店主の絶品拉麺のような雰囲気。多可三山それぞれ違う味を醸している。で、仙人滝。凍結してる写真を見たことがある。見たいのだけど、二度寝するし寒いしので精進する。


暫く舗装道路が続く。少し小走りで走り出すと止まれない速さに到達。仕方ないので力尽きるまで走り続けることにした。右膝を負傷したようだ。左足首を痛めたようだ。肩が壊れたようだ。ついでに右手首が痛い。ならばなぜ走るのか、そこに坂があるからDA。


相変わらず四時間以内の山歩き。丹波の妙見山や大坂山にも行きたいのだけど、しんどいやん。






二度目の角尾山。猪か熊か人間か分からんけど。

2023-12-09 22:31:28 | 山歩き
夏に山歩きを始めてから経験不足の秋になりました。雲海見れる時間帯は寒いし、お天道さんが頭上にある頃には重ね着暑いくらいだし、丁度良い感じの服がなく、最近は昼頃から近場の短時間歩きしかしていない。不器用なもので。二枚の重ね着は出来るんですけど、三枚目が二枚目と同じで二枚目が三枚目。大中小で言えば中がなく小と大と大になる感じ。衣食住のうち、衣に頓着しないので偏りがある。食にも執着なく、極端な話、壁と天井あれば暮らせる自信はあるので住にも拘りがない。ただ必要なのは独りの空間。山で暮らそうか。しかし服がないんだ、話は堂々巡りするので角尾山に来た。秋冬の服装に慣れるため近場の低山で経験を積む。


角尾山最大の難所、光明寺の駐車場から登山口までの登り坂。ここを登り切れば角尾山の登頂は目前と言える。舗装道路嫌いやねん。

前回は7月2日、気温29℃。今思うと正気の沙汰とは思えない苦行。それでも今日はあの日より登山者の気配がない。熊の影響かな。


これは猪かな。熊ではないよね。猪でもないことを願う。そう言えば今日は御食事中に読むには相応しくない内容となる予定。


うんち見つけた。猪か犬くらいの大きさ。研究者ではないから断言は出来ないが、ハム助やインコではないのは確か。ほくほくなら撤退するが、そうでないなら五感を研ぎ澄まして進んでく。


角尾山の魅力と言えば下界を見渡せる岩場。最も好きな山はどこかと聞かれたら、今居る山だと答える。紅山に居る時は紅山だし、黒木山なら黒木山。いや、黒木山は別格か。エンジン音と子供の声と虫や獣の雄叫びが良い具合に混ざり合う。静寂なんて求めるな。そこが良い。

トレラン用のザック購入した。15Lかな。両肩の帯に小袋ついてるのでペットボトルと携帯電話が入る。荷物は水と少しの行動食だけなのでこれでいい。満足している。

切り株の割れ目から、枝。これは生えてるのか。誰かが挿したのか。育つのか。また春に見に来なければならないではないか。


山頂手前の岩場で撮影。手が震える。高所恐怖症ではないのだけど、もし携帯電話を落とせば御陀仏だろうね。御陀仏なんて言葉なかなか使わないね。死語ではないけど、業界用語なのか方言なのか。知らんがな。

で、角尾山到着。伸ばし放題の髪を野球部入部で丸刈りにした感じ。今の野球部は丸刈りではないのかな。中学時代は部活動関係なく男子全員丸刈りでした。多様性なんて概念は微塵もなく郷に入れば郷に従うしかないのが学校でしたね。今のほうが正常だと思う。けど、極端に教師の権力が弱められてるとも思うんですよ。


夏の角尾山。蜂やら虻やら汗やらで、汗か。思い出した。綿100%の服で翌日腕に汗疹大量発生した角尾山の思い出。あの頃より成長したのか、今日の服装はポリエステルの夏服。暑いねん。


山頂手前の登山道で嫌なもの見たんです。うんち。鹿や猪のものではないと思う。結構大きいの。熊のうんち見たことないんだけど、結構大きいの。まさか人間様の、ではないと思うけど。どちらにしても怖いよね。熊は当然怖いけど、登山道の真ん中にうんち残す人間は或る意味熊より怖い。熊だと思う。そう信じる。いや、それはそれで怖いけど。


見えない影に怯えながら光明寺付近まで来た。黄色いのある。銀杏ですよね、知らんけど。花とか木とか星座とか人の名前とか覚えるの苦手でして、梅と桜の違いも分からない。分からないことを分からないと言える勇気がある。


ちょい長めの映画見終わるくらいの山歩き。ほんとは六時間とか七時間とか歩いてみたいんだけど、四時には下山するとして九時には現場到着しなきゃならん。そこまでの移動時間や寝起き数分の瞑想時間を計算すると、駄目かも知んない。そもそも四時間以上歩ける自信がまだない。


雲海見れずに善防山。

2023-11-05 17:47:00 | 山歩き
三連休のうちいつかは雲海を見に行こうかと気合い入れていましたけど二日連続二度寝で頓挫。三日目は徹夜で映画見鑑賞、五時半までは記憶がある。三度目の正直を期待したが二度あることは三度あるのほうが実現した。


14時半、善防公民館。英国なら五時半、英国に瞬間移動出来るなら今日をやり直して雲海見に行ける。しかし英国に紅山はない。人生は上手くいかないもんだ。腰巻きに水1Lと余り物の仙豆と行動食を詰めて善防山を目指す。


いつかは烏帽子岩登山口から歩き始めたいものですが、舗装道路は苦手。そもそも歩くの嫌い。ではなぜ山歩きをするのかと自分に問いかける。知らんがな。


腰巻きの位置を腰にするか肩から斜めに下げるか試行錯誤しながら善防山に到着。腰だな。しかし違和感がある。この重量ならザック背負う、いや、禰豆子背負うほうが楽ではないか。今日の失敗は明日の成功の糧となる。明日仕事やん。よだきいですこと。


畝る稜線、善防山から笠松山へ向かう下り坂で、ここがお気に入り。ヘラクレイトスの川だな。説明は割愛する。察せよ。


たまには馬の背から時計回りに歩くのもいい。時間にも余裕があるし、迷子にはなるまい。

意外と遠く感じた。いつもとは違う風景、いつも駆け下りてた場所が岩場であることに気付いた。

少し早いけどおやつ休憩。キリン堂で購入した半額商品。これで何が補給出来るか分からないが、そんなもんだろ僕は栄養士ではないんだから。飯盛山もこの腰巻きを使用。ペットボトル二本とおやつ、財布と鍵と単眼鏡入れても余裕がある。紅山用にはこれより小さい腰巻きがある。名前はまだない。


緩やかな階段から始まり次第に広く高い階段になる。蹴上50cm踏面70cm程度か。ここを軽やかに上るには股下2mは必要だろう。消滅する。


笠松山手前の東屋で隠し財宝を発見。ポテチは空箱、飲料水は半分残してある。捨てたのか忘れ物なのか定かではないが、ひとまず僕が預かることにする。心当たりある人は取りに来なさい。いや、ゴミなのか。


笠松山で日が暮れ始めた。少し焦る、あの信号が赤になれば仕事に遅刻する程度の焦り。そう考えれば大したことないな。日の入りまでまだ時間はある。善防山まで行く余裕はある。計画通りに歩けば日の入りと共に下山済となる筈。僕のくせに『計画』なんて言葉が出るのも烏滸がましいが。


ここは初めて通る。なにか焼けたような岩と地と木。帰宅して調べてみると二年前に火事が起きたそうだ。出火原因は分からないけど、煙草の不始末か焚火だとか人為的なものなのかな。ペットボトルで収れん火災なんてのも滅多に起こらないだろうけども可能性はなきにしもあらず。兎に角、ペットボトルを山に捨てるなと言いたい。


逆回りだと違う山だと錯覚する。太陽のほうへ進むのと太陽を背にして歩くのと、いつもは右へ登るのに今日は左へ下る。まるで道を間違えてるような新鮮味と言うか、

道を間違えてたようだ。強制下山状態。善防山から見たことあるんですけどね、あんなところにも道あるんだ。あれどこに続いてるんだろう、と。それがここ。解決した。七福神なのか。因みに日本出身の神様は恵比寿さんだけ。


紅葉か楓か区別出来ないが、紅生姜みたいな紅葉。この風景を上手く表現出来ない、伝えられないのは僕の語彙の乏しさのせいか、紅葉に興味がないせいか、どちらにせよ紅生姜みたいな紅葉としか説明出来ない、小学生の運動会でよく見る。赤帽とか玉入れの赤玉とか紅生姜とか。僕にはこれが限界。


舗装道路嫌いなので再び山へ還る。諦めない限り敗北はないと信じて登る。


吊橋まで這い上がりました。日没までに善防山経由で下山するか、ここで下山して舗装道路歩いて蛙化。蛙化現象なんて単語が流行語大賞の候補に挙げられてるそうだ。意味は知らないが、おたまじゃくしから蛙になるのか。尻尾取れるのか。手足生えて何処でも行けるようになるのか。ヤゴに捕食対象とされていたおたまじゃくしが蛙になればヤゴから成長したトンボを食べる。そういう下剋上みたいな意味なのか。


こんなのも落ちてました。山で花束贈る劇的物語を想像し、それが捨てられた衝撃の終幕を連想。しかし値札に仏花と書いてありました。袋とゴムは回収し、花は土に還れば良いと判断して放置した。 


善防山から降りる途中。太陽が沈み辺りが暗くなる。日没は17時03分、考えてみれば日没は消灯ではなく徐々に暗くなるもんだ。この時点で日没まで五分あるが、山ん中は暗闇だ。人は失敗を繰り返して成長する。


今日の戦利品。


途中で軌跡が消えましたが、これ吊橋のとこかな。



満身創痍でも歩けるならば。

2023-11-05 14:30:00 | 山歩き
右肩左肩腰右肘右手首が痛む為、先週は休んで二週間ぶりの山歩きとなりました。癒えたわけではないけど、考えてみれば足は動くのだから歩けるだろうよ。


歩けるけど禰豆子背負い長時間歩くことに不安はある。水1Lと行動食少しだけ詰め込んで短時間で、いつでも下山可能な場所を考えてみた結果、三度目の藤ノ木山。 


今日は25℃あるそうで長袖シャツ、重ね着なしで山歩き。東の山で岩に腰掛け休憩するおぢ様を発見。片手にピストル、心に花束、唇に火の酒、背中に人生を、ああああああ。
そんな雰囲気。


おぢ様が出発してから五分程遅れて僕も出発。追いついても気不味いかなと思いまして、そんなことないのかな。先々週の伊勢山駐車場で三人組の登山者と出会いましてね、僕が先に出発して三人組が後方から追い掛ける状態。追いつかれてもいいんだけど、追い越されてもいいんだけど、三人組が熊鈴鳴らしてたんですよ。彼等が今どこにいるのかが音で分かる。逃げるよね。本能に従うよね。追う者が登山者だろうと熊だとろう警察だろうと逃げ切るのが時間に追われる人間の宿命。


三度目なのになぜか懐かしく感じる。お祖母ちゃん家の階段もこれぐらいの角度があるかな。僕はお祖母ちゃん子らしい。覚えてないけど。



藤ノ木山手前で第二展望台を見つけた。山歩きに余裕が出てきたのか、これは御褒美として受け取る。

藤ノ木山、誰もいない。おぢ様ともすれ違うことなく登頂。途中で下山したのかな。僕も小野アルプス、紅山だけしか歩かないから東の山だけで下山する人もいるんだろう。小野アルプスか、いつかは縦走せねば。

桜だとか紅葉だとか山歩き始めるまで興味はありませんでした。夏の山が徐々に紅く染まる、これが秋と言うやつか。今も余り興味はない。


肩腰手首異常なし。折角文化の日ですからもうひとつどこか登る。時刻は14時。善防山なら移動時間も短いし、日の入りまでに下山は出来る。


が、平荘湖の相ノ山に到着。ここは腰巻きに水を携帯するだけの軽装で挑む。駐車場から徒歩数分で見晴らし良い岩場。極端な話、麓から山頂まで岩場のようなもの。岩と山と湖。湖岸の長椅子で居眠りするより、少しばかり汗を流して岩場で光合成するほうがお得感はある。

ここも三度目か。ここで下山するか飯盛山へ行くかを決める。忘れていたけど靴に中敷き入れていた。百均で購入したもの。足と靴の微妙な隙間を埋めてくれるような、跳ねたり下り坂での衝撃を吸収してくれるような、その存在を忘れるくらい足に馴染んでると言えるのか、ええねん、不具合あれば検討し直す。


恐る恐る飯盛山へ歩を進める。まだ引き返せる。躊躇うほど厳しい道程ではなく体力的に余裕もあるけど、この先の草叢に未知の恐怖がある。いや、既知か。既知の経験と未知の融合である。知らんけど。

夏に来た時は草に埋もれ禰豆子に尺取虫乗せるぐらいの道なき道でしたが、今日は草が刈られて快適な登山道。これは有り難い。山の所有者か管理人か電力会社の人か、誰のお陰なのか知らないけど感謝する。


鉄塔周辺は芝生並に短く刈られてる。お疲れ様です。無力で無意味で無価値で役立たずの僕はせめてゴミ拾いで貢献するしない。いや、そこまで酷くはない。無価値は撤回する。無意味も白紙に戻す。無力も嫌だな却下する。お役に立てれば幸いです。


鉄塔の先、数mは笹の道。これを越えれば再び快適な登山道になりました。ここまで水もお菓子も食べてない。飯盛山までお預け。


山頂手前でおぢ様とすれ違いました。藤ノ木山のおぢ様ではないけどね、おぢ様遭遇率高いな。でも意外とおぢ様は挨拶してくれるし返してくれる。山頂滞在時間は30秒。

山頂よりも道中が良い。飯盛山の山頂から少し降りた西の岩場。東にもある。角尾山にも似たような場所がある。と記憶している。また歩きたい山ではあるが、登山口までの舗装道路で半泣きで挫折考えたことは、よく覚えてる。


ゴミではない。仙豆です。人からは雑な印象を持たれがちな僕ですが、意外と計画的なんですよ。歩く山を直前に決めたりしますけど、生意気にもYamaReco有料会員なので付近の山は殆ど登山計画を保存してる。


山歩き始める時にちょろんと書き足すだけでコンパスにも登山届が提出出来る。有料会員じゃけん。


相ノ山まで降りてきた。紅く染まる葉はこれから訪れる長い冬を越す為の細胞死。次の休日まで心殺して息を殺して過酷で辛く厳しい五連勤に臨む人生のようだ。労働は生きる為のひとつの手段であり、働く為に生きているのではない。知らんけど。


75分の山歩き。少々物足りなさもあるけど腹八分目でいい。