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英語の美貌録。

さとうひろしの受験英語ブログです。文字通りの備忘録で、よくいえば独自研究、悪し様に言えば妄想の類いです。

能格動詞

2010-03-28 03:27:42 | 動詞と語法
1. He opened the door.
2. The door opened.
3. He broke the vase.
4. The vase broke.

こういったカンジで他動詞にも自動詞にもなる動詞を能格動詞という。ウィキペディアには

状態変化を示す – break, burst, melt, tear
料理に関する – bake, boil, cook, fry
移動を示す – move, shake, sweep, turn
乗り物に関する – drive, fly, reverse, sail

があるといい、宮前先生の「英語と日本語の窓」(能格動詞)では

a. 移動を表わす動詞:drop, float, glide, swing, spin, turn, twist etc.
b. 形質の変化を表わす動詞:break, crack, shatter, smash, split, etc.
c. 変化を表わす動詞:age, burn, change, close, collapse, decrease, explode, etc.
d. 心理的変化を表わす動詞:cheer, delight, puzzle, sadden, thrill, tire, worry etc.

などうがそうであり、すべて「変化」を表すという。(ウィキペディアの説明も「変化」を表してるね)

んで、疑問なんだけど、proveとかcountはどうなんのかなって。

prove O (to be) C「OがCであるとはっきり示す」
S prove to be C「SがCであると判明する」
count O as C「OをCと考える」
S count as C「SはCとみなされる」

5. They proved the plan to be impractical.
6. The plan proved to be impractical.
7. I count him as kind.
8. He counts as kind.

なんつーか、ここで挙げたproveやcountは他動詞でも自動詞でもその中核的意味はあんま変わらんと思うんだが。でも、変化を表すようにはみえん。それともproveは認識の変化を表すのか。でもcountには変化の意味はないような気が。

いわゆる能格動詞は、第三文型と第一文型の交替が可能であり、変化の意味を持つ。管理人が挙げたproveとcountは、第五文型と第二文型の交替が可能であり、認識の意味を持ち、必ずしも変化の意味を持たない。能格動詞と似て非なるものよ。探せば他にもありそうである。

talkとsayについて。

2009-08-07 02:11:26 | 動詞と語法
ちょっと仲の良くない父と息子がいた。滅多に会うことはなく、会っても「元気か」とか何とか決まったセリフを互いにしゃべるだけだった。そんな内容の小説にこんな言葉があった。久々に会って食事をした晩に、息子がふと思ったことだった。

We talked to each other but didn't actually say anything.

talkとsayについて。