受動態について考えてみる。
1) They took care of her.
2) They took good care of her.
この2つの文では、以下のように、それぞれ二通りの受動文への書き換えが考えられる。
3) She was taken care of by them.
4) She was taken good care of by them.
5) Care was taken of her by them.
6) Good care was taken of her by them.
3)と4)は問題ないが、ふつうは、5)は不適切であって6)は適切である。何故だろうか。
一般に、英文においては主語は目立ちの度合いが高いものが好まれる。あるいは、情報の伝え手の視点からして、目立って見えるものが主語となる。
7) Tom married Mary.
8) Mary married Tom.
9) Tom and Mary married.
10) Mary and Tom married.
7)は、おそらくはトムの友人か家族あたりの発した文であって、トムは目立ちの度合いが高く、トムに視点がある。8)は、その反対にメアリーに視点があって目だっている。
9)は、トムとメアリー双方の友人であり、双方に視点があるのだが、どちらかというと、トムに重点がある。10)はメアリーである。
11) They speak English in the area.
12) English is spoken in the area.
11)の文では、主語Theyよりも目的語Englishのほうが、重みがあって目立ちの度合いが高いので、どちらかと言えば、12)の受動文のほうが自然である。
13) The chair was often sat by him.
14) The chair was often sat by Shakespeare.
一般には、無名の「彼」の座ったイスよりも、歴史的有名人である「シェイクスピア」の座ったイスのほうが、目立ちの度合いは高い。だから、13)は不自然な文であるが、14)は不自然な文ではない。
以上のことを考えれば、
5) Care was taken of her by them.
6) Good care was taken of her by them.
この2つの文において、5)よりも6)のほうが、形容詞goodがついている分だけ、情報として重要であり、重要であるので目立ちの度合いが高く、そのために5)よりも6)のほうが、主語として相応しい。
つらつら書いたが、正しいかどうか、わからない。
1) They took care of her.
2) They took good care of her.
この2つの文では、以下のように、それぞれ二通りの受動文への書き換えが考えられる。
3) She was taken care of by them.
4) She was taken good care of by them.
5) Care was taken of her by them.
6) Good care was taken of her by them.
3)と4)は問題ないが、ふつうは、5)は不適切であって6)は適切である。何故だろうか。
一般に、英文においては主語は目立ちの度合いが高いものが好まれる。あるいは、情報の伝え手の視点からして、目立って見えるものが主語となる。
7) Tom married Mary.
8) Mary married Tom.
9) Tom and Mary married.
10) Mary and Tom married.
7)は、おそらくはトムの友人か家族あたりの発した文であって、トムは目立ちの度合いが高く、トムに視点がある。8)は、その反対にメアリーに視点があって目だっている。
9)は、トムとメアリー双方の友人であり、双方に視点があるのだが、どちらかというと、トムに重点がある。10)はメアリーである。
11) They speak English in the area.
12) English is spoken in the area.
11)の文では、主語Theyよりも目的語Englishのほうが、重みがあって目立ちの度合いが高いので、どちらかと言えば、12)の受動文のほうが自然である。
13) The chair was often sat by him.
14) The chair was often sat by Shakespeare.
一般には、無名の「彼」の座ったイスよりも、歴史的有名人である「シェイクスピア」の座ったイスのほうが、目立ちの度合いは高い。だから、13)は不自然な文であるが、14)は不自然な文ではない。
以上のことを考えれば、
5) Care was taken of her by them.
6) Good care was taken of her by them.
この2つの文において、5)よりも6)のほうが、形容詞goodがついている分だけ、情報として重要であり、重要であるので目立ちの度合いが高く、そのために5)よりも6)のほうが、主語として相応しい。
つらつら書いたが、正しいかどうか、わからない。