神の義は

「なぜなら、人はだれも、律法を行うことによっては神の前に義と認められないからです。
律法を通して生じるのは罪の意識です。
しかし今や、律法とは関わりなく、律法と預言者たちの書によって証しされて、神の義が示されました。
すなわち、イエス・キリストを信じることによって、信じるすべての人に与えられる神の義です。
そこに差別はありません。」
ローマ人への手紙3.20－22


どんなに自分の人生を律し、正しく生きようと努力しても、完全には程遠いのが私たちの実情です。
旧約聖書の律法は613項目あると言われていますが、それを完全に守ることのできた人はいません。
私たちの日常の歩みをほんの短時間でもつぶさに観察すれば、罪ある者と認めざるを得ません。
神の義は自分で勝ち取るのではなく（それは不可能です）、上から、神から与えられるしかありません。
それはただ恵みによるのです。
注がれる恵みをただイエス・キリストへの信仰によって受け取るのです。
それは信じるすべての人に、何の差別もなく与えられます。

主の御名はほむべきかな。
主はまことにいつくしみ深い。
その恵みはとこしえまで。