『おくりびと』

2008年06月11日 22時22分31秒 | Movie
完成披露試写会で一足早く見てきました。
本木雅弘さん主演の『おくりびと』。

上映前の舞台挨拶に登場した本木雅弘さんはとても美しくて
テレビで見るよりもずっと魅力的でビックリしました。
広末涼子さんはやわらかい雰囲気で、かわいらしい女性。
山崎努さんはインタビューのコメントも仕草もおもしろくて
会場中に笑いを巻き起こしていました。

最前列だったので舞台挨拶はバッチリでしたが
肝心の映画はちょっと見づらいかな、と思ったのですが
アクション映画のような大きい動きがないので全然問題ありませんでした。

公開が9月ということで、どんな映画なのかさっぱりわからず
正直、あまり期待はしていませんでした。

…が。

思いのほかとってもいい映画でした。

テーマとなっている職業は「納棺師」。
読んで字のごとく、遺体を棺に納める仕事。

葬儀屋さんをはじめとする「死」に携わる職業はあまりいいイメージがなく
そもそも「納棺師」という職業があることさえ知りませんでした。
しかし、この映画を見て
「死」は忌むべきものではないのかもしれないと思いました。
人として迎える最後の大切な節目なのではないかと。

作品にはあちこちにやわらかな笑いがちりばめられていて
会場からも何度も笑い声が聞こえていました。
あたたかい気持ちになる映画だと思います。

その映画を彩っているのが素敵な音楽。
手掛けたのは宮崎駿作品でもおなじみ、久石譲さん。
主人公が元はチェロの演奏家ということもあり
音楽はチェロを基調としたものなのですが
この音楽がまたせつなくて美しくて。

まだまだ先の公開ですが、おすすめの作品です。

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