遠州のかめの『山へ行かまい』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

ボンジ山・京丸山(北遠) 2011-05-21

2011年05月24日 | ・春野・岩岳山

 ボンジ山・京丸山(ぼんじやま、きょうまるさん) 1292m・1469m 天気:晴れ

 石切川沿いの細い林道は、石切バンガローを過ぎるとダートになるが、路面の状態はそれほど悪くは無い。林道はどんどん高度を上げて行き、10km表示の手前で上下にゲートが有る林道の分岐に着く。京丸山は下の林道、ボンジ山へは上の林道を進む。手前の路肩に車を停めて準備をしていると、ジムニーの単独者が到着した。単独者は先に下のゲートをくぐっていった。

 ↓ゲート

 上の林道を少し進むと作業小屋が有る。そのすぐ先の則面に細い作業道があり、それを登る。古い道跡をジグザグにたどって枝尾根に登れば、道は薄いが尾根上に踏み跡が有り、ピンクテープも時々見られる。

 ↓下部は道が有る

 尾根が消えて右に枯れた沢を見ながら、踏み跡を辿って急斜面を登りきれば、ボンジ山へ続く広い尾根に出る。ここは二重山稜になっており、降り口には古いテープが有るだけで、下って来た場合は見落としそうなところだ。ここまで1時間15分。

 ↓尾根に登り着く

 尾根上には杣道が通っている。はっきりした尾根を進むと最後に倒木の有る植林帯の急斜面を登り、標高点の様な標柱がある平らな尾根に出る。上の場所からほぼ1時間だ。そこの左側の木にテープが貼ってある。地形的にもボンジ山への分岐点マークだろう。左の斜面を下るがこちらへ向かう道は無い。

 ↓標柱から左へ入ってボンジ山へ向かう

 この先は地図の通りの広い尾根だが、道はほとんど無いに等しい。右の尾根が高くなり、そっちに行きたくなるが、そのまま左よりを行った方が歩きやすい。真ん中のくぼ地には枯れ枝が散乱し、バイケイソウが芽を出している。

 ↓この先にバイケイソウの畑が有る

 登りになるとやがて道が現れて、そのままボンジ山まで続いている。分岐から20分でボンジ山に到着した。

 ↓ボンジ山

 さて、ここで今日のミッションを遂行する。今日のミッション=ボンジ山で跳び上がれ、これが噂の「ボンジージャンプ」。いや、それはバンジージャンプって、あれ~また駄洒落か~い!!!

 ↓ボンジージャンプ。何回も跳んだら、、疲れた・・・

 ミッションを完遂したら分岐まで戻り、京丸山へ向かう。尾根の右が植林帯で左が自然林だ。その境目の尾根上にははっきりした道が続く。道脇には少しだがシロヤシオが花を付けている。道は小さな登り下りが続くが、一回だけ尾根の右側に巻き道が付いている。その巻き道が終わるとブナとカエデの広い尾根に出る。地図上1363前の尾根だ。ここで道は見えなくなるが下草も無いので方向を見極めて先に進む。

 ↓1363高地の森

 林を抜けると尾根が狭くなり、枯れた笹が現れシロヤシオの木が有るコルに下る。ここのヤシオは花付きが良いが、残念ながら全て開花直前のつぼみだった。咲いたら見事だろうな。道はガレの渕の枯れた笹原の中を登る。ガレの向こうに見えるピークは灰縄山だろうか。この斜面は急だが少の登りで灰縄山との稜線に上りつく。灰縄山へ続く尾根は肩高くらいの枯れた笹が深く、道は見えない。

 ↓京丸山への尾根道

 尾根を右へ京丸山へ向かう。この稜線は気持ちの良い道が続いている。のんびりと少し下って少し登れば京丸山に到着した。山頂には山犬の段からのピストンだという、すごい中高年ご夫婦が出発されるところだった。山頂は開けてはいるが展望は無い。そろそろ虫のうるさい季節になってきた。

 ↓京丸山

 山頂で昼食にする。直ぐに犬連れの方と単独者が登って来たが、どちらも昼食を取られたら降りて行かれた。少しだけだが一人だけの山頂を満喫したら下山しよう。山頂から枯れた笹の中を下る。こちらの道はかなりの急登だ。少し下れば登山路脇に満開のシロヤシオが現れた。これは素晴らしいシロヤシオのトンネルだ(それはちょっとオーバーだな)。その下にはさらにミツバツツジも満開だった。

 ↓シロヤシオの道

 ↓満開のシロヤシオ。花自体は三合山より小さい様な感じがする。

 こちらの道ははっきりしているが結構な急斜面が続く。岩のヤセ尾根やロープもあって予想外にワイルドな道だ。山頂から40分ほど下れば、林道の終点部に降り立つ。

 ↓林道の最上部

 ここから林道を進むが、こいつはずいぶんと傾斜がキツイ林道だ。左手尾根上にも山道の続きが有る様で、少し先で合流する。道幅も広くなって路面も良くなると左側の高みに木のベンチが設置された展望の良い広場が有る。ここから目の前に岩岳山から竜馬ヶ岳、高塚山が並んでいるのが望まれる。

 ↓展望台。竜馬ヶ岳~岩嶽神社ピーク。写真の左に高塚山。

 この林道がなかなか曲者で、分岐がいくつか有るし、標識なんか無いし、だいいち地図にも載っていない。登りなら良いが、下りだとチョット考えてから道を選びましょう。尾根通しの道はフェイクだし、戻る様に下る分岐はアウトです。尾根の右を巻いて下る林道は「姫娑羅のみち」なる場所を過ぎると「山の神」の小さな祠の前に着く。林道歩きは30分位いだった。

 ↓山の神の祠

 祠の直ぐ先の植林帯の標識も何も無い山道を下る。狭くて暗い激下りの道だ。35分かかって林道に降りた。ここが京丸山の登り口だが、小さな手製の「山の神入り口」の札が下がっているだけだ。林道を1.5km戻って下のゲートに帰り着いた。

 ↓京丸山登山口                     ↓ゲート

 ボンジ山で何回もやったジャンプが効いたのか、、足が痛い。いや~単純に体力の低下でしょう。梅雨の前にロングコースへ挑戦したいが、、ん~悩む、、

  TIME   カシミール

ゲート前駐車スペース(7:00)→枝尾根(8:15)→ボンジ山分岐(9:15)→(9:35)ボンジ山(9:45)→ボンジ山分岐(10:05)→(11:45)京丸山(12:40)→山神社(14:05)→(14:40)林道出会京丸山登山口→(15:08)ゲート前駐車スペース


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