チャップリンと並ぶ偉大なるコメディアン。
笑わない喜劇王ことバスター・キートンの代表作、邦題『キートンの大列車追跡』または『キートン将軍』が日本を代表する音楽家久石譲の新たなスコアでリマスターされた作品を観た。
1927年に作られたこの映画は当然のようにフィルムが経年劣化でひどい状態。それをデジタル処理で完璧にまで修正復元されたこの作品は映像も素晴らしい。
当然無声映画のサイレントな映画に命を吹き込む『音』。。。
感嘆です。一音で久石譲の音だとわかる久石メロディー。
全編を同じ元曲の別テイクが流れるだけなのに奥深い世界です。
中でもエンディングにかかるセルジュ・ムスタキとAnna Mouglalisのヴォーカルバージョンはため息です。
映画の話なのに音楽の話になっちゃった。。。
映画も凄いです。この時代にいったい幾らの制作費がかかっているの?って豪華。
是非!な作品でした。
『キートンの大列車追跡』
1927年アメリカ
監督主演:バスター・キートン