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ガチャ目の魚眼レンズ

己のレンズで世間を見回してみる。
独り言と映画とその他

ヴェネツィア・コード(ダ・ヴィンチとかコードとか その1)

2007年02月08日 | 映画
管理人註:本記事は映像作品に対する個人的な感想で、ネタバレを含みます。あらかじめご了承下さいませm(_ _)m





一本目は、ジャン!袋から取り出だしましたるは…ティム・ディズニー主演『ヴェネツィア・コード』
舞台はイタリアのベニス。経営難に陥っている美術館“アカデミア”所蔵の絵の真贋を確かめに来たアメリカの鑑定士ドノヴァンが主人公。
ジョルジョーネの名画“テンペスタ”を巡り、ベニスの贋作家 マフィア そして美術館長とその娘…それぞれの思惑が織り成す陰謀…ドノヴァンははからずも古都の因習と欲望に巻き込まれて行く…そんな筋書きでした☆

全然関係ねぇ!

鑑賞しているジャンルが、日本のバラエティやハリウッドで およそ8割という私の感想。まずは苦言から。

★入りが冗長。5分程度の導入部は、ツカミという概念を無意識に期待している僕としては、いささか退屈でした。
★次の展開が読めないダレ場がある…ベニスの街並みを映す観光案内的なシーンが何回か挿入されます。ムーディーな曲をまるまる一曲流して次の展開に至るのですが、なんか頭の整理がつきませんでした。そしてダレ場はやや唐突な感じでやってくる。おそらく3~4分程度でしょうが、それでも長く退屈だと感じてしまうのは、情報過多なハリウッド映画や日本の番組に慣れすぎたためでしょうか?
★物語の収束ポイントを『何かを取り戻す』『犯人を突き止める』とした時、さあ、いよいよだ!という期待値がかなり高めなのですが、期待に比して盛り上がりに欠けました。

良かったところ、勉強になったところをば。
☆映像がきれい。ベニスの風景と色づかいがなかなか。心に訴えるものがありました。
☆刺激的な設定…予想外の年の差カップルに意表を突かれました。流石はチョイ悪おやじの国だわ(笑)
☆状況を間接的に説明する手法…冒頭、水びたしの施設が出てきてオヤ?と思わせるのですが、そこが後の会話から主舞台となる美術館“アカデミア”だと分かる…この手法はスマートだなぁと感じました。
☆時間をかけて心情を表す手法…台詞一切ナシでBGMの中 主人公が花を買う→建物前で一度ゴミ箱に捨てる→戻ってきて もう一度拾い直し、建物に入る…ヒロイン(?)に会う時の心の葛藤を描く…このやり方も◎だなぁと。
☆それから、電話って人物説明に便利なツールだなぁって事がよく分かったです。

その他 お気に入りの台詞などを。

主人公『あいつ他人の事嫌いだろう?』
女『アメリカ人嫌いなのは確かね』
主『最近そういう人多い』

主『短剣が光ったんだ』
警察『目からまっすぐ脳に達しています。昔からの手口だ…』(←ベニス怖ぇ!)

チョイ悪おやじ『おお、誰かと思えばアメリカからやってきたヒーローじゃないか。真実を求め、女性を助け、誠実で魅力的な男の鑑…』

『よく言うわ、マドリッドの捨て猫が!』(←女同士の喧嘩)

えー。取り敢えず一作目からこんな感じのスタート。果たして『ダ・ヴィンチ コード』はいつ引けるのか!?ゆるゆるとレポートしていきます。予定としては一日おきを目安としております☆

余談ではありますが、予告篇を見て『ガリシアの獣』と『インタビュー ウィズ シリアルキラー』は見たいなと思いました☆


ダ・ヴィンチとかコードとか ~プロローグ~

2007年02月06日 | 映画
いつもお世話になっているTSUTAYAさんで、あの『ダ・ヴィンチ コード』が7泊8日レンタルになりました。
本作品は、一時期ものすげぇフィーバーしてて興味はあったのですが、作品から乗り遅れてしまいました。
そこで、一般的な大人にキャッチアップするためDVDを見ようかと。そして自分なりにまとめてみようかと。そんな風に思いついた訳です
ダ・ヴィンチ コード、世界的に大人気でしたからねぇ。どんな感じなのか…
という訳で、ガチャ魚初の長期連載企画
「ダ・ヴィンチもしくはコードと名の付くDVDを片っ端から借りてレポートする」
を開催いたします。
修行的要素を前面に押し出したいため、見る順番は@ランダム。
借りてきたのは、

☆ダ・ヴィンチ コード
☆ダ・ヴィンチ・コード ザ・トゥルース
☆バイブル・コード
☆ダ・ヴィンチ・コード ツアー
☆ダ・ヴィンチ・ウォー
☆ダ・ヴィンチ・トレジャー
☆ヴェネツィア・コード
☆ダ・ヴィンチ ファイル
☆決定版 ダ・ヴィンチ・コード
☆レオナルド・ダ・ヴィンチ・コード
☆決定版!ダ・ヴィンチ・コードの秘密
☆ダ・ヴィンチ・コード オプス・デイの秘密
☆ダ・ヴィンチ・コード・デコーデッド
☆ダ・ヴィンチ・コードの謎

計14本。
これで、貴方もダ・ヴィンチ通!略してダヴィ通!
大丈夫!ダヴィ通の攻略本だ(←だまれ)


映画『王の男』(ややネタバレ)

2007年01月11日 | 映画
映画『王の男』を見てきました。端的に言えば、穀潰しが破滅する話です。
同じ韓流なら『オールドボーイ』的なテイストです。悪い言い方をすればドンヨリする、イイ言い方をすれば心にズシンとくる…そんな作品でした。精神的な状態によって見たい時とそうでない時が分かれる…次回見るのに気合いが必要…そんな感じがしました。
以下覚え書き(ネタバレ)です。





☆コンビの大道芸人が、お互いに挑発しながら観客の注目を集める…マッチポンプ方式だがツカミとしてはアリだなぁと。冒頭にこのヤリトリを持ってくるのは感情移入させるやり方としてはスマート。

☆美しい自然。…花のほころぶ山の斜面を主人公の二人が駆け下りるシーンが印象的。
頂上から見下ろす斜面はなぜか喉が鳴ります。

☆韓国の文化的なもの…琴をバイオリン的に弓で弾いているシーンがあって興味深かった。


☆男たちの気概を見る…王朝を批判する芸で民衆の心を掴んだ主人公を宰相が捕らえ『不敬』をタテマエにして体罰を与えるのだが、実は主人公たちの気骨を試すため敢えて行っていたもの、という展開が印象的。
権力を持つものが執り行う 然るべき行動が、実は現状を打破するために仕組まれたものだった…そんな展開を暗に語る手法。

☆役者さん…物語の時代、王様は襲名したばかり。先王の時は良かったが、二代目は叩き上げでは無いため民の心が分からない。しかも宮廷の権力争いや保身のドロドロした部分を一身に浴びて育ったものだから、すっかり人を信じなくなってしまった。笑わなくなってしまった。そんな王様に対して、宮中批判の芸を見て笑ってもらおう!という無茶な話。
でも、王様は笑いのハードルが低かった(笑)
この王様をやってる役者さんが個人的にイチオシ。顔の表情がクルクル変わる。笑う前は目茶苦茶凛々しいのに、破顔一笑 一転してコロッケ顔に!
泣くシーンではちゃんと目が真っ赤になってるし(これは演出かもしれませんが)、細かいなぁ~って感心しきりでした。
『悪王』に生命を吹き込んでました。

☆『なりませぬ~国王様~』…宮中に芸人をすまわせる事など前代未聞。王様の決定事項に対して、重臣が全員声を揃えて諌めるシーンがありました。
海外の そして昔話だから、そんなのもあったんだなぁ~と思わせる切り口。
『それは絶対ナイ』とは思わせないところがニクい。

☆お気に入りの字幕…『儒学者から上書がたえませぬ』
『何卒お汲みとり下さい~』
『聖恩の限りでございます~』
『法を論じて余を侮辱するのか!』
使えるな~これら☆

☆王様の嫁…が、若い頃の松島トモ子に似ていました。
字幕で『同じだわ』と出た時の発音が『ドッカネ~』に聞こえたのが◎でした☆
後で気付いたのですが、王様以外の登場人物は全員表情が固定的なんですよね。
どんな時でも『あ、この人だ』って分かる感じ。王様だけは角度や感情によって顔が全然違う。そこにビックリ。

☆VFX…矢が飛んでくシーンは効果的だったですねぇ。
CGてのは緊迫感がある時に使うとインパクトありですね。
情緒を出す時使うと逆効果。
サイズは小さく 時間は短く、という使用方法がエエですなぁ。

☆泣きの演出…主人公の女形(というかどうか知りませんが)をかばって死んだ芸人を野辺送りする時、血まみれの腕をムシロの中に戻すシーン。
死者への気持ちが伝わって泣けました。自分は暗に示す手法に弱いです。


韓国映画を見ていつも思うのは、技術の勉強になるなぁという事。
それをどう捉えるかで評価は分かれると思いますが。
自分は、次につなげるものがあるのでお気に入りです。


まとまった休みには『鑑賞』

2006年12月17日 | 映画
もっともっと、色んな事に触れなきゃならんなぁ~と思い、手っ取り早く映画でも見てやろうとTSUTAYAへ向かいました。
今週は、割とスケジュールに余裕があるので、4枚ほどレンタル。
その作品と理由。

一.レモ 第1の挑戦…B級映画のスター的存在!との噂を聞きつけて。

二.ミリオンダラー・ベイビー…安倍総理が自らの著書で薦めていたから。ソーリの頭の中にちょっと触れてみたいと思って。

三.ナイト・ウォッチ…光の勢力と闇の勢力が今のロシアを舞台に抗争を繰り広げる!という漫画チックな筋立てが疲れた頭に効きそうだったから(笑)

四.尻怪獣アスラ…ジャケ借り(笑)だって、巨大なケツが街を襲ってるんだもの~双子の姉妹とかいるし。

特筆すべき点があれば、また記事を書きます☆


暗順応には時間がかかる(映画「武士の一分」)

2006年12月16日 | 映画
映画『武士の一分』を見てきました。
日本的情緒がそこかしこに見えていて良かったですよ。
四季の移り変わり、武家とそれに携わる人達の精神性、殺陣…などなど。
木村拓哉主演という話題性とのシンクロ具合も◎でした。むしろ相乗効果のイイ感じ。
撮り方が美しいので、『もう一度見ても良いなぁ』と思わせる作品です。

感じた事をば。
映画は、“日常”からゲートをくぐり、暗闇を介して“非日常”へと移る娯楽。
オープニングから映画の世界に没頭するまでには、暗闇を介しても冒頭部において なお時間を要します。
爆破とか異形のモノとか出してギュっと掴んでしまうやり方もありますが、本作品は穏やか~に始まります。
舞台とか人物を描写説明する段に、暗い照明で入るのは、ちと 取っつきづらいかなぁ~とか思いました。
あと、CGと情緒って相反するところがありますね。イヤな虫ほどハッキリ見せた方が効果的。逆にハッキリ見せてしまう事で風情を損なう事もある。
この国の様々な“美しさ”に主眼を置く作品であるならば、敢えてそこは言わせていただきたい。

そこをクリアすれば、作りの丁寧さに感心する事 受け合いです。
鳥の声、虫の声で季節の移ろいが感じられるし、木村拓哉の殺陣はなかなかのものです。
刃物の質感も僕にとってはリアリティ◎。

いつも通り映画評となるとまとまりませんが、そんな感じです。


映画というものについての個人的見解

2006年09月05日 | 映画
時々 映画を見ます。
まぁ、映画に限らず およそ芸術というものは、心の栄養補給だと思うのです。
中でも映画というものは、製作費用 スタッフ数 観客動員どれをとっても規模のデカい 総合芸術といってヨロシイかと存じます。

『人口に膾炙』するからこそ、色々な方と気持ちを共有出来るわけでして、そういった観点からも 映画と食事には共通点が多いよう思います。
まぁ、映画を見ずとも命が無くなる事はございませんが、心はひもじくなるのかなぁ…などと こう思うのでして。

所謂『大作』と謳われている作品は 様々な味覚を刺激する豪華なディナー、『〇〇ホラー』とか『爆笑☆ラブコメ』等ジャンルがハッキリしてるものは 一つの味覚を重点的に刺激するデザートでしょうか。『B級の良作』や『名作』は栄養をしっかりとってシャンとするための朝ご飯。
『ジブリ作品』はアニメーションという“ファーストフード”を世間に認めさせた…と言えないこともない。

飯の話で盛り上がる時って『こないだ食ったアレ、旨かったでぇ~』『クセあるけど ここはヤミツキやわ~』みたいな感じだと思うんですよ。
栄養素の話をズンダラされても『ふうん』としか思えないし、自分が旨いと思ってたモンをクソミソにケなされれば『この人とは合わへんな』とこう感じるのが人の心理というものでして。

主観が入りつつ共感を得る視点…なかなか難しいですな。それを文にするとなると さらにハードルが上がります。

時々このブログでも映画等の感想文をやらせてもらってますが、なかなか気の利いた記事は書けません。
『ヌーベルバーグやぁ~』くらいのグルメレポートが出来ればいいんですけど。
お目汚し程度です。

以上、独り言でしたm(_ _)m


ネバーランディングストーリー

2006年07月26日 | 映画
最近は忙しい週と比較的暇な週がハッキリしだしたので、時間のある時にはDVDを鑑賞しております。
返却日ギリギリに見たのが マイケル・ジャクソンの『ネバーランディングストーリー』(笑)
もうね~ イイですよ~ バカで☆
CGも やっすい感じだし、意味の分からないところでクロマキー合成まる分かりだし、メッセージを何も伝える気の無いところが むしろ潔い!

ストーリーとか敢えて書きません。
お金とか余裕がある時に一回見て下さい。世界の広さを実感できます☆


ウルトラヴァイオレット #3(辛口version)

2006年07月17日 | 映画
前回・前々回に引き続き、映画ウルトラヴァイオレットについて書きます。

注意:今回は、見ていて『残念だなぁ』とか『惜しいなぁ』と思ったことを中心に書いていきます。やや辛口ですm(_ _)m
注意:やはりネタバレを含みますので、これから楽しまれる方はご注意願います。




……これより本文……





〈プロットの変遷〉
最初の設定は『近未来バンパイアもの』でスタートした節があるのですが、何度か手を加えているうちに混乱してしまったのでは…と思うのです。
脚本を掘り下げていくうちに原形を忘れてしまったといいましょうか。
一度死んでしまった少年が ヴァイオレットの落とした涙で甦るシーンだとか、『ヴァイオレットはファージにしては光に強い』という設定など、バンパイアと絡めると納得がいくので、そういった類似性をもっと随所にちりばめた方が観客の想像をかきたてられたのでは、と感じました。


〈説明不足の美はあるか?〉
あまりにも親切設計のフィクションには『説明口調』が頻繁に出てきて、興ざめしてしまう事があります。
いかにさりげなく 新しいコンセプトやキャラクターを観客に伝えるかは 作り手の永遠のテーマであるのですが、この作品の匙加減には いささか疑問が残ります。
恐らく自分が字幕を見逃したきらいもあるでしょうが、本編のみを見て伝わりづらかった事がいくつかありました。
1.ヴァイオレットの髪の色が変わる根拠と強さの変わり具合。
2.ヴァイオレットの嘔吐シーン(余命いくばくも無い事のアピール?)
3.最終兵器シックス(子供)の最終兵器たる所以。
4.敵ボスの圧倒的強さの根拠。
…などなど。
事前のプロモーション不足なのかなぁ…。


個人的には、以下の条件に当てはまる方に この映画をお薦めします(あくまで主観ですので、あしからず)。
・アクション大好きな方
・少年漫画系のストーリーが好きな方、ノスタルジーを感じる方
・ミラ・ジョヴォビッチ大好きさん
・ラストがハッキリしてなくても 大丈夫な方
・細かい事は気にせずカタルシスを味わいたい方


レビュー書いてたら、また見たくなってきた…(笑)


ウルトラヴァイオレット #2(ネタバレversion)

2006年07月15日 | 映画
前回に引き続き、映画ウルトラヴァイオレットのなんちゃってレビューをば。

注意:激しくネタバレしております。これから作品を楽しまれる方はご注意願います。

注意:基本的に批評はしておりません。甘口です。




……これより 本文……







〈第一印象〉
映像の見せ方がとにかく格好いいな、と。
カート・ウィマー監督のアクション『リベリオン』を見た後に この映画をチョイスしたのですが、この監督は日本の漫画に相当影響受けてるんじゃ…という印象でした。
何しろ 見せ方が『動く漫画』。
今回のアクションはどうも3D格ゲーにヒントを得たのではないかと思う節があります(勝手な想像ですが)。


〈映像の見せ方〉
*冒頭の 多対一戦闘で、ヴァイオレットが“天井にいる”というギミックを使う場面があり、そこからグイグイ引き込まれました(アクションシーンは言葉では表しきれないので映像をご覧いただくしかないですが)。
しかも、ヴァイオレットの乗ってるバイクのモノ凄いこと!
ハットリくんかよっ!って心の中でツッコんでいました。
*ブラッド・シノワ一味(ファージにも政府にも与しないヤクザみたいな組織)との戦闘シーンにおいては、“飛び交う弾丸目線”が目新しくて気持ち良かった。なんか疾走感が◎でした。


〈お気に入りの台詞まわし〉
*最初の方でかぶせて使ってくる ヴァイオレットの口癖“WATCH ME...”に対する字幕『そうかしら?』にシビれました(笑)
『この目で確かめてみな…』と脳内で変換され、自分の中で無敵の主人公というキャラが際立ちました。
*地下鉄でヴァイオレットがシックス(最終兵器コドモ)にクレジットカードならぬクレジットブレスレットを渡す辺りの件…
『食事を与えないと児童虐待になっちゃうわ』が小ネタとしてはお気に入りです☆
SFが素に戻る瞬間とかアイロニーとか個人的にツボなんですよ(笑)
*シックスの命が尽きようとする瞬間。
シックスが目を閉じヴァイオレットに周りの状況を聞く台詞:『何の音?』
ヴァイオレット『ただの風よ…』
→映像ではヴァイオレットの背後に敵ヘリの姿が…
切ない感じがめいっぱい表現されてて印象に残っています。


〈エネミー〉
敵ボスは 衛生局の局長さんらしいのですが、詳しい設定は掴まえきれていませんm(_ _)m
しかし、登場時のインパクトたるや もう(笑)
だって鼻栓ですよ!(笑)
潔癖症をアピールするためか、何でもかんでも滅菌したものを使用し 滅菌済みのコーヒーを飲む漢(笑)
その実力を見せるため、ファージと直接対決するにあたり、持ってこさせたのがアルミホイルに包まれて滅菌された銃ですからね~
逆に愛を感じるわ!!(笑)


〈SFならではの小道具〉
前述したハットリくんバイクもさることながら、ハートを鷲掴みにされたのは

『使い捨て紙電話』

なんか、自販機で売ってるですよ!しかも、通話はもちろん、テレビ電話になって、さらに空中に「びゅいんっ」てホログラム出せるんですよ!!
このオシャレアイテムがぁ~!(笑)


〈パロディ?〉
教会でのヴァイオレット対ファージ多数は『ジョン・ウーかよ!』って感じの見せ方。ハトは出ないけど。
あと、囚われたシックスを殺そうとする仕掛けが、井戸。しかも落とされる床には無数の針が!(笑)
結局 シックスは助かるのですが、バトル終了シーンで一言、
『屍々累々だな オイ』


〈面白設定〉
ヴァイオレットは無敵の戦士。息も切らさずバッタバッタと敵をなぎ倒します。
敵ボス(鼻栓の君)がヴァイオレットを挑発する台詞に笑ってしまいました↓ナンカコンナカンジ

『私の所へくるがよい!700人の兵士が私を守っている!』

少な!
主人公の戦いっぷりなら なんか勝てそうだもの…


〈面白設定その2〉
ラストダンジョン?で、冒頭シーンの天丼みたいなのがあるのですが、流石に識別コンピュータ、二度は騙されません(笑)

『武器ヲ持ッテマス メニー』

その後 ヴァイオレット大暴れで館内放送がこんな感じでした↓

『イエロー警報!イエロー警報!』

ヴァイオレットは戦っているうちに真っ白なスーツが血で真っ赤に染まります。それですら有り得ないのに、場面転換での館内放送がサプライズ☆
『オレンジ警報!オレンジ警報!』
エーッ!?赤でなくてー!?


〈まとめ〉
全体的にパンキッシュだなぁと思ったりしました☆
悪を許さず 自分も傷つき 世界は変化の兆しを見せるけど、どう変わるかは分からない…
こんな感じ、好きです。


〈オマケ〉
オープニングがアメコミ調なんですが、YAKUZAとか書いてあってツボでした☆
それから、エンドロールのどこかに スタッフで

LEE KIMAN
LEE KIEMAN

てのがあります。
一文字違いの別人物?



ウルトラヴァイオレット #1(宣伝調)

2006年07月13日 | 映画
先日 ミラ・ジョヴォビッチ主演の映画・ウルトラヴァイオレットを見てきました。
今回はその感想というか『見たくなる風』の作文をしてみました。

時は近未来。
アメリカ政府が開発したウィルスがアウトブレイク(拡大感染)し、『ファージ』という 超進化を遂げた者達が現れた。
彼らは超人的な身体能力を得た代わりに 感染から12年で死を迎えてしまう。
その特殊性と感染力によりファージとなった者達は、非感染者=「通常の」人類から恐れられ、人間政府は彼等を「駆除」し始めた。
世界は衛生局が政治を牛耳る時代となり、専横がはびこっていたのだ。

その独裁と迫害に敢然と立ち向かうのが、地下に潜ったファージの中でも 無敵の能力を持つ女戦士・ヴァイオレット(ミラ・ジョヴォビッチ)である。
感染により中絶を強要されたヴァイオレットは、人間政府に並々ならぬ憎しみを抱いていた。
ファージ達の とある地下組織から“依頼”を受けたヴァイオレットは 政府のある施設に偽装して侵入する。
その施設には、ファージを根絶する「兵器」があり 近々政府がその兵器を「使用する」らしい。
情報を察知した地下組織は、政府の思惑を阻止するため ヴァイオレットに仕事を依頼したのだ。ボスは彼女にこう囁く。

『殺戮兵器を奪ったら、中身を見ずに破壊しろ…』

病に侵され 余命いくばくもないヴァイオレットは 単身施設に乗り込み、兵器の入ったアタッシュケースの奪取に成功する。しかし、ヴァイオレットは組織の意に背きアタッシュケースの中身を覗こうとする。

『私は命を懸けた。その代償はいただく…』

どうせ死ぬ身だが、自分を脅かすモノの正体を知らぬまま逝くなんて口惜しい…それに、何故 中を見てはならないのか…
せめて この目で見届けてから…

しかし、アタッシュケースの中に入っていたものとは…!


日本の漫画にインスパイアされたプロットとキャラクター!
歌舞伎を思わせるケレン味あふれる殺陣の数々!
これぞジャパニーズ・カルチャーの逆輸入!
我々の培ってきたものは、こんなにもカッコイイものなのだ!
そう胸に抱いて見るべし!

感想記事に続きます(笑)